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外伝 ~ヨツバ王国編~
人虎の恐怖
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「へへへっ……久しぶりに骨のありそうな奴等が来たな。おい、他の奴等が気付く前にこいつら全員をぶちのめそうぜ!!特に東聖将を捕まえたと知ればレイビ将軍も大喜びだ!!」
「そうだな!!あの人は気前がいいからな、ご褒美もたんまり貰えるだろうぜ!!」
「よし、なら邪魔なてめえ等は寝てろ!!」
「ギャンッ!?」
「ヒヒンッ!?」
「な、何て事をっ!!」
抑えつけていたウルとユニコを人虎たちは蹴飛ばして地面に倒すと、それを見た者達が怒りを抱いて人虎に向かおうとしたが、先に人虎たちは鍵爪のように長く研ぎ澄ませた自分達の爪を剥き出しにして倒れた魔獣達を抑えつける。
「おっと!!動くんじゃねえぞ……一歩でも動いたらこいつらの命はねえ!!」
「キュロロッ……」
「くうっ……なんて卑怯な!!」
アインの頭部を鷲掴み、一つしかない彼女の眼に爪を構えた人虎を見てギンタロウ達は立ち止まり、下手に動けば魔獣達の身が危ない。攻撃を仕掛けるにしても距離があるため、縮地などのスキルを発動させて接近したとしても先に人虎の鋭利な爪が魔獣達に襲いかかるだろう。
「へへへ、東聖将がお人好しだという噂は本当だったな。まさか、こんな獣にまで情をかけるとはな!!」
「こいつはいたぶりがいがありそうだぜ……偶には人間の女も抱くのは悪くねえな」
「下衆な奴等ね……恥を知りなさい」
「あん?なんだそこの青髪の坊主、お前女だったのか?胸がないから男だと思い込んでいたぜ……」
「……あっ?」
「し、シズネさん?落ち着いて下さい、敵の挑発です!!」
人虎の言葉にシズネは虚ろな瞳で雪月花を引き抜こうとするのをジャンヌが抑えつけ、彼女の気迫に一瞬だけ人虎は怖気づいたが、気を取り直してギンタロウに振り返る。
「ま、まあいいだろう……おい、ギンタロウさんよ?忘れたわけじゃないだろうな、俺達はお前の兵士500人を預かってるんだぜ?ここで暴れよう物ならあいつらの命はないぜ?」
「ぬうっ……!!」
「ひひひっ!!頑張ってここまで侵入してきたようだが、お前等如きが俺達には勝てねえよ!!何しろここには白虎さんもいるからな、あの人は過去に剣聖の称号を持つ野郎を3人も殺してる御方だからな!!」
「剣聖を3人も……!?」
「馬鹿な、有り得ん!!」
剣聖の称号を持つ剣士は滅多に存在せず、世界中でも50人にも満たないと言われている。人虎の話を聞いたジャンヌとロウガは信じられない表情を浮かべるが、ギンタロウの側近のキンが冷や汗を掻きながら人虎の話を肯定した。
「いえ、奴の言う事は本当だと思います……レイビの元には白虎と呼ばれる人虎が存在し、この男はかつて獣人族、人族の領地を渡り歩き、3人の剣聖を殺したらしいのです。俄には信じがたい話ですが、殺された剣聖の死因は全員が腹部に風穴の如く抉られて死亡しています」
「ば、馬鹿な……それほどの猛者がこの地に居るだと!?」
「そういえばあたしが現役だった時に隻腕の剣聖が誰かに殺されたという話は聞いたことがあるけど……まさか、その白虎とやらの仕業だったのかい?」
「へへへっ……どうやら驚いたようだな」
人虎の話す白虎という人物が過去に剣聖を殺害したという話は事実らしく、ギンタロウ達に戦慄が走る。剣聖を上回る存在が人虎の後に控えていると知れば緊張感も高まり、冷や汗を流す。そんな彼を見て3体の人虎は笑い声をあげる。
「安心しろ、お前等が白虎さんに会う事はねえ……何しろ俺達3人で全員ここで半殺しにしてレイビ様の元へ送り込んでやるからな!!」
「半殺しにされるのはお前達でござる」
「何!?」
アインを人質に取る人虎の背後から声が響き、咄嗟に人虎は後ろを振り返って裏拳を繰り出すが、そこには誰も存在せず、頭上に影が差す。人虎は視線を向けると、そこには両手に抱えた短刀を振り翳すハンゾウの姿が存在し、彼女は容赦なく人虎の顔面切り裂く。
「辻斬り!!」
「ぎゃああっ!?」
「何!?」
顔を切り裂かれた人虎は悲鳴をあげて両手で顔面を抑えて倒れ込み、その光景を確認した他の2体は動揺する。その隙にハンゾウと同様に人虎たちの元へ接近していたカゲマルが姿を現し、人虎たちの背後から切りかかった。
「旋風!!」
「うぎゃっ!?」
「いでぇっ!?」
カゲマルは人虎の後頭部に向けて刃を振り払うと、人虎たちは悲鳴をあげて頭を抑え込み、膝を崩す。その姿を見た他の者達も反撃の好機だと判断し、全員が一斉に動く。
「喰らえっ!!シャドウ・バインド・スペシャル!!」
「うおっ!?な、何だこれは……!?」
「身体が言う事を聞かねえ!?」
ダインの影魔法によって3体の人虎は身体を拘束され、その隙にシズネとジャンヌとロウガが動き、人虎たちに戦技を繰り出す。
「牙斬!!」
「回転!!」
「刺突!!」
『ぎゃああああっ!?』
3人の剣聖が繰り出した戦技によって人虎たちの肉体は血に染まり、オロナ鉱山に悲鳴が響き渡った――
※ちなみにシズネが攻撃を仕掛けた個体は彼女を馬鹿にした奴です(笑)
「そうだな!!あの人は気前がいいからな、ご褒美もたんまり貰えるだろうぜ!!」
「よし、なら邪魔なてめえ等は寝てろ!!」
「ギャンッ!?」
「ヒヒンッ!?」
「な、何て事をっ!!」
抑えつけていたウルとユニコを人虎たちは蹴飛ばして地面に倒すと、それを見た者達が怒りを抱いて人虎に向かおうとしたが、先に人虎たちは鍵爪のように長く研ぎ澄ませた自分達の爪を剥き出しにして倒れた魔獣達を抑えつける。
「おっと!!動くんじゃねえぞ……一歩でも動いたらこいつらの命はねえ!!」
「キュロロッ……」
「くうっ……なんて卑怯な!!」
アインの頭部を鷲掴み、一つしかない彼女の眼に爪を構えた人虎を見てギンタロウ達は立ち止まり、下手に動けば魔獣達の身が危ない。攻撃を仕掛けるにしても距離があるため、縮地などのスキルを発動させて接近したとしても先に人虎の鋭利な爪が魔獣達に襲いかかるだろう。
「へへへ、東聖将がお人好しだという噂は本当だったな。まさか、こんな獣にまで情をかけるとはな!!」
「こいつはいたぶりがいがありそうだぜ……偶には人間の女も抱くのは悪くねえな」
「下衆な奴等ね……恥を知りなさい」
「あん?なんだそこの青髪の坊主、お前女だったのか?胸がないから男だと思い込んでいたぜ……」
「……あっ?」
「し、シズネさん?落ち着いて下さい、敵の挑発です!!」
人虎の言葉にシズネは虚ろな瞳で雪月花を引き抜こうとするのをジャンヌが抑えつけ、彼女の気迫に一瞬だけ人虎は怖気づいたが、気を取り直してギンタロウに振り返る。
「ま、まあいいだろう……おい、ギンタロウさんよ?忘れたわけじゃないだろうな、俺達はお前の兵士500人を預かってるんだぜ?ここで暴れよう物ならあいつらの命はないぜ?」
「ぬうっ……!!」
「ひひひっ!!頑張ってここまで侵入してきたようだが、お前等如きが俺達には勝てねえよ!!何しろここには白虎さんもいるからな、あの人は過去に剣聖の称号を持つ野郎を3人も殺してる御方だからな!!」
「剣聖を3人も……!?」
「馬鹿な、有り得ん!!」
剣聖の称号を持つ剣士は滅多に存在せず、世界中でも50人にも満たないと言われている。人虎の話を聞いたジャンヌとロウガは信じられない表情を浮かべるが、ギンタロウの側近のキンが冷や汗を掻きながら人虎の話を肯定した。
「いえ、奴の言う事は本当だと思います……レイビの元には白虎と呼ばれる人虎が存在し、この男はかつて獣人族、人族の領地を渡り歩き、3人の剣聖を殺したらしいのです。俄には信じがたい話ですが、殺された剣聖の死因は全員が腹部に風穴の如く抉られて死亡しています」
「ば、馬鹿な……それほどの猛者がこの地に居るだと!?」
「そういえばあたしが現役だった時に隻腕の剣聖が誰かに殺されたという話は聞いたことがあるけど……まさか、その白虎とやらの仕業だったのかい?」
「へへへっ……どうやら驚いたようだな」
人虎の話す白虎という人物が過去に剣聖を殺害したという話は事実らしく、ギンタロウ達に戦慄が走る。剣聖を上回る存在が人虎の後に控えていると知れば緊張感も高まり、冷や汗を流す。そんな彼を見て3体の人虎は笑い声をあげる。
「安心しろ、お前等が白虎さんに会う事はねえ……何しろ俺達3人で全員ここで半殺しにしてレイビ様の元へ送り込んでやるからな!!」
「半殺しにされるのはお前達でござる」
「何!?」
アインを人質に取る人虎の背後から声が響き、咄嗟に人虎は後ろを振り返って裏拳を繰り出すが、そこには誰も存在せず、頭上に影が差す。人虎は視線を向けると、そこには両手に抱えた短刀を振り翳すハンゾウの姿が存在し、彼女は容赦なく人虎の顔面切り裂く。
「辻斬り!!」
「ぎゃああっ!?」
「何!?」
顔を切り裂かれた人虎は悲鳴をあげて両手で顔面を抑えて倒れ込み、その光景を確認した他の2体は動揺する。その隙にハンゾウと同様に人虎たちの元へ接近していたカゲマルが姿を現し、人虎たちの背後から切りかかった。
「旋風!!」
「うぎゃっ!?」
「いでぇっ!?」
カゲマルは人虎の後頭部に向けて刃を振り払うと、人虎たちは悲鳴をあげて頭を抑え込み、膝を崩す。その姿を見た他の者達も反撃の好機だと判断し、全員が一斉に動く。
「喰らえっ!!シャドウ・バインド・スペシャル!!」
「うおっ!?な、何だこれは……!?」
「身体が言う事を聞かねえ!?」
ダインの影魔法によって3体の人虎は身体を拘束され、その隙にシズネとジャンヌとロウガが動き、人虎たちに戦技を繰り出す。
「牙斬!!」
「回転!!」
「刺突!!」
『ぎゃああああっ!?』
3人の剣聖が繰り出した戦技によって人虎たちの肉体は血に染まり、オロナ鉱山に悲鳴が響き渡った――
※ちなみにシズネが攻撃を仕掛けた個体は彼女を馬鹿にした奴です(笑)
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