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S級冒険者編
ホネミン、死す……?
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『ひゃっはぁあああっ!!』
「わあっ!?びっくりした!!」
『あ、すいません。滑り台感覚で楽しんでました』
「驚かせないで頂戴っ!!」
レナが最初に利用した出入口からホネミンが現れると、彼女は空洞内の様子を伺い、感激の表情を浮かべながら飛び跳ねる。
『それよりも皆さん、見てくださいよ!!ほら、やっぱりここが勇者が残した研究所だったんですね!!さあさあ、立ち止まってないで進みますよ……?』
「どうしたホネミン?」
『いえ、何故かここにいると力が出ないというか……何というか、力が抜けているというか……うっ!?』
「ホネミン!?」
意気揚々と建造物に近づこうとしたホネミンだったが、近づくにつれてホネミンの肉体を維持する魔鎧術が薄まっていき、やがてある程度の距離に近づくとホネミンは倒れてしまう。それを見たレナ達は慌てて彼女の元に駆け寄ると、途中でレナもダインもコトミンも異変に気付く。
「くっ!?こ、これは……」
「な、何だ……」
「あううっ……ち、力が抜けていく」
「いったいどうしたの貴方達!?」
「大丈夫か!?」
「ホネミンさん、しっかりして!!」
建造物に近づこうとしたレナ達の身体に異変が発生し、唐突に脱力感に襲われ、その場に膝を崩す。その間にミナがホネミンの元に駆け寄り、どうにかホネミンの身体を引っ張っていくが、既に肉体を維持する魔鎧術は切れかかっていた。
ゴンゾウがレナとダインを抱え、コトミンはシズネが背負ってひとまずは建造物から距離を取ると、全員にひとまずは持参していた精霊薬を飲ませた。その結果、魔力と体力が急速に回復した事でレナ達は身体の感覚を取り戻す。
「ほら、飲みなさい……どう?」
「ぶはぁっ!!し、死ぬかと思った……」
「生き返った……」
「な、何が起きたんだ……?」
『…………』
レナ達はどうにか精霊薬を飲み込んで持ち直すが、ホネミンの方は既に身体全体を覆っていた魔鎧術が解除され、骨だけの状態で壁に背中を預ける。その様子を見てミナが涙目で必死に皆に助けを求める。
「た、大変だよ!!ホネミンさんが動かない、まるで白骨死体になったみたいだよ!!」
「ええっ!?」
「いや、白骨なのは元からだろ……なんて言っている場合じゃない、こいつから魔力を感じないぞ!?」
「まずいわ、早く精霊薬をふりかけなさい!!」
「起きろホネミン!!」
反応がないホネミンに対してレナは精霊薬を頭から浴びせ、何度か頭蓋骨を揺らすが反応はなく、本当に死体になってしまったのかと焦りを抱く。だが、アイリスと交信できないのでホネミンが辛うじてだが生きている事は間違いなく、どうにか彼女の意識を取り戻すためにレナは空間魔法を発動させてある物を取り出す。
「そうだ、こいつなら!!」
「何をする気だレナ!?」
「うおおおおっ!!」
頭蓋骨の顎を開いてレナは九尾から回収した経験石を取り出すと、そのまま口の中に放り込む。そのレナの行動に仲間達は驚くが、九尾の経験石が体内に入り込んだ瞬間にホネミンの身体に膨大な魔力が流れ込み、彼女は目元を光らせて立ち上がる。
『ぶるぁあああああっ!!』
「わあっ!?何々っ!?」
『はあっ、はっ……し、死ぬかと思いました。あの世にいるアイリス様に右足を掴まれて危うく三途の川を渡りきるところでしたよ……』
「いや、アイリスはあの世にいないから!!」
どうにか持ち直す事に成功したのかホネミンは魔鎧術を発動させて再び肉体の形成すると、汗も流れないのに額を拭う動作を行う。彼女が復活した事にレナ達は安堵する一方、ホネミンの方は自分の肉体の異変の考察を行い、結果として建造物が原因だと悟る。
「とりあえず、皆さんのおかげで助かりました。ありがとうございます、だけど近づいただけで死にかけるとは……恐らく、あの建造物は入ろうとする人間の魔力を吸い上げるようですね」
「魔力を吸い上げる」
「はい、そのせいで魔鎧術で肉体を維持している私では入る事が出来ません。いえ、そもそも私自身が近づこうとすれば魔力を根こそぎ奪われて今度こそ昇天します。レナさんのような魔術師の方も危ないですよ、尋常ではない速度で魔力が吸収されて瞬く間にミイラと化しますからね」
「魔力を吸収する……なるほど、だからここには精霊も魔物もいないのか」
ホネミンの説明を受けてレナはこの場所に生物や精霊が存在しない理由を悟った。魔力とはいってみれば生命力その物であるため、この場所にいるだけで魔力を奪われ続けるとしたら生き物が寄り付かず、魔力の源である精霊さえも吸収されて消えてしまう。
魔術師であるレナ達は特に他の人間よりも魔力を保有する量が多いため影響が強く受けるらしく、建造物に近づくだけで魔力を奪われ、意識を保つのも難しい。特にホネミンに至っては魔力で肉体を維持しているため、魔力を奪われれば逃げる事も出来ず、レナ達が助けなければ死んでいたのは間違いなかった。
※アイリス「ちぇっ……やりそこねましたか」|д゚)
「わあっ!?びっくりした!!」
『あ、すいません。滑り台感覚で楽しんでました』
「驚かせないで頂戴っ!!」
レナが最初に利用した出入口からホネミンが現れると、彼女は空洞内の様子を伺い、感激の表情を浮かべながら飛び跳ねる。
『それよりも皆さん、見てくださいよ!!ほら、やっぱりここが勇者が残した研究所だったんですね!!さあさあ、立ち止まってないで進みますよ……?』
「どうしたホネミン?」
『いえ、何故かここにいると力が出ないというか……何というか、力が抜けているというか……うっ!?』
「ホネミン!?」
意気揚々と建造物に近づこうとしたホネミンだったが、近づくにつれてホネミンの肉体を維持する魔鎧術が薄まっていき、やがてある程度の距離に近づくとホネミンは倒れてしまう。それを見たレナ達は慌てて彼女の元に駆け寄ると、途中でレナもダインもコトミンも異変に気付く。
「くっ!?こ、これは……」
「な、何だ……」
「あううっ……ち、力が抜けていく」
「いったいどうしたの貴方達!?」
「大丈夫か!?」
「ホネミンさん、しっかりして!!」
建造物に近づこうとしたレナ達の身体に異変が発生し、唐突に脱力感に襲われ、その場に膝を崩す。その間にミナがホネミンの元に駆け寄り、どうにかホネミンの身体を引っ張っていくが、既に肉体を維持する魔鎧術は切れかかっていた。
ゴンゾウがレナとダインを抱え、コトミンはシズネが背負ってひとまずは建造物から距離を取ると、全員にひとまずは持参していた精霊薬を飲ませた。その結果、魔力と体力が急速に回復した事でレナ達は身体の感覚を取り戻す。
「ほら、飲みなさい……どう?」
「ぶはぁっ!!し、死ぬかと思った……」
「生き返った……」
「な、何が起きたんだ……?」
『…………』
レナ達はどうにか精霊薬を飲み込んで持ち直すが、ホネミンの方は既に身体全体を覆っていた魔鎧術が解除され、骨だけの状態で壁に背中を預ける。その様子を見てミナが涙目で必死に皆に助けを求める。
「た、大変だよ!!ホネミンさんが動かない、まるで白骨死体になったみたいだよ!!」
「ええっ!?」
「いや、白骨なのは元からだろ……なんて言っている場合じゃない、こいつから魔力を感じないぞ!?」
「まずいわ、早く精霊薬をふりかけなさい!!」
「起きろホネミン!!」
反応がないホネミンに対してレナは精霊薬を頭から浴びせ、何度か頭蓋骨を揺らすが反応はなく、本当に死体になってしまったのかと焦りを抱く。だが、アイリスと交信できないのでホネミンが辛うじてだが生きている事は間違いなく、どうにか彼女の意識を取り戻すためにレナは空間魔法を発動させてある物を取り出す。
「そうだ、こいつなら!!」
「何をする気だレナ!?」
「うおおおおっ!!」
頭蓋骨の顎を開いてレナは九尾から回収した経験石を取り出すと、そのまま口の中に放り込む。そのレナの行動に仲間達は驚くが、九尾の経験石が体内に入り込んだ瞬間にホネミンの身体に膨大な魔力が流れ込み、彼女は目元を光らせて立ち上がる。
『ぶるぁあああああっ!!』
「わあっ!?何々っ!?」
『はあっ、はっ……し、死ぬかと思いました。あの世にいるアイリス様に右足を掴まれて危うく三途の川を渡りきるところでしたよ……』
「いや、アイリスはあの世にいないから!!」
どうにか持ち直す事に成功したのかホネミンは魔鎧術を発動させて再び肉体の形成すると、汗も流れないのに額を拭う動作を行う。彼女が復活した事にレナ達は安堵する一方、ホネミンの方は自分の肉体の異変の考察を行い、結果として建造物が原因だと悟る。
「とりあえず、皆さんのおかげで助かりました。ありがとうございます、だけど近づいただけで死にかけるとは……恐らく、あの建造物は入ろうとする人間の魔力を吸い上げるようですね」
「魔力を吸い上げる」
「はい、そのせいで魔鎧術で肉体を維持している私では入る事が出来ません。いえ、そもそも私自身が近づこうとすれば魔力を根こそぎ奪われて今度こそ昇天します。レナさんのような魔術師の方も危ないですよ、尋常ではない速度で魔力が吸収されて瞬く間にミイラと化しますからね」
「魔力を吸収する……なるほど、だからここには精霊も魔物もいないのか」
ホネミンの説明を受けてレナはこの場所に生物や精霊が存在しない理由を悟った。魔力とはいってみれば生命力その物であるため、この場所にいるだけで魔力を奪われ続けるとしたら生き物が寄り付かず、魔力の源である精霊さえも吸収されて消えてしまう。
魔術師であるレナ達は特に他の人間よりも魔力を保有する量が多いため影響が強く受けるらしく、建造物に近づくだけで魔力を奪われ、意識を保つのも難しい。特にホネミンに至っては魔力で肉体を維持しているため、魔力を奪われれば逃げる事も出来ず、レナ達が助けなければ死んでいたのは間違いなかった。
※アイリス「ちぇっ……やりそこねましたか」|д゚)
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