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S級冒険者編
水竜の経験石
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「ふうっ……どうにか倒す事は出来たわね」
「さ、流石はレナとシズネだな……ゴンゾウも凄かったぞ」
「いや、ダインの援護があったからこそだ」
「僕はあんまり役に立てなくてごめんね……」
「そんな事はない、十分に役立った」
『それを言ったら私なんてこうして戦闘の後のマッサージぐらいしか役に立てませんからね』
「あ~そこそこ……」
戦闘が終了して全員が水浸しになったため、身体を乾かしてレナが空間魔法を発動して事前に詰め込んでいた予備の服に着替えた後、身体を休める事にした。戦闘では生き延びるのに必死で役に立てなかったという理由でホネミンはマッサージを施し、聖剣を作り出した影響で身体に大きな負担を掛けたレナを癒す。
『それにしてもレナさんがまさか聖剣を作り出すなんて驚きましたよ。いったいなんですかあのふざけた威力は?』
「本気を出せばもっと凄いよ。けど、聖剣を作り出すときはいちいち魔力が消耗するから回復に時間が掛かるんだよ」
「前に聖剣を作り出したときは死にかけたとか言ってたけど……大丈夫なのか?」
「平気平気、聖痕のお陰で大分魔力も回復したよ」
「聖痕ね……便利な物ね」
かつてのレナは自分の魔力だけで聖剣を作り出したときはアイリスに二度と使用しないように注意されていた。聖剣を作り出すだけでも身体に負担が掛かるのに膨大な魔力を消費する聖剣を扱えばレナの命が危うかったからだ。しかし、現在のレナは風の聖痕のお陰で魔力を精霊の力で回復させることが出来る。そのお陰で聖剣を使用するときに失う魔力は短時間で回復できた。
ホネミンの指圧によって身体がほぐされたレナは起き上がると、湖の惨状を見て頭を掻く。水竜を倒す事に成功したが、水面には大量の水竜の残骸が浮かび、残念ながらこの状態での回収は難しそうだった。
「それよりも水竜はどうしようか……こんな状態だと持ち帰るのも大変そうだな」
「鱗とか肉とかはいっぱい取れそう。ウルの餌に持って帰る?」
『竜種の素材を餌にするなんて……本当にレナさんたちは規格外ですね』
「骨だけの状態で何百年も生きたお前がそれを言うのかよ!?」
『あ、言われてみれば確かに……おや、私の魔力感知が何かを捉えました?』
会話の最中、ホネミンは湖の方から強力な魔力を感じ取り、彼女はそのまま湖の中に入り込む。ちなみに魔鎧術で全身が覆われているホネミンの本体が濡れる事はなく、そもそも魔力で構成されている肉体は水を弾く性質もあるのか濡れる事はない。彼女は湖の中に潜り込んで魔力を発する物を回収すると、レナ達の元へ戻る。
『皆さん、やりましたよ!!水竜の経験石です!!』
「おおっ!?よくやったホネミン!!」
「また竜種の経験石ね……でも、今回のは随分と小さいわね」
「本当だ。火竜の時はあんなにでかかったのに……」
「九尾の経験石より小さい」
「こ、これが竜種の経験石……僕、初めて見たよ」
「綺麗だな」
ホネミンが回収した経験石は掌で簡単に隠し通せるほどの大きさの水晶玉を想像させ、火竜の経験石と比べると随分と小さかった。九尾の経験石よりも一回りは小さいが、それでも竜種の経験石である事には変わりはなく、ホネミンは経験石をレナに差し出す。
『はい、どうぞ。これはレナさんたちの物ですから』
「いや、最終的に止めを刺したのはゴンちゃんだと思うし……ゴンちゃんにあげるよ」
「待て、レナが水竜の顔面を聖剣で消し飛ばしたときに勝負はついていた。だから水竜を倒したのはレナだ、俺は受け取れない」
「それを言い出したら水竜を拘束したのはシズネだし……」
「私はあくまでも動きを封じ込めただけよ。最終的に止めを刺したのは貴方でしょう?」
「じゃあ、ダインの影魔法が今回も役に立ってたし、ダインにあげようかな?」
「マジで!?やった、ありがとうレナ!!お前のそういうところは大好きだ!!」
「……ここで素直に受け取るのがダインらしい」
「だ、ダイン君……」
レナの言葉にゴンゾウとシズネは遠慮したにも関わらず、ダインは真っ先に喜び勇んで水竜の経験石を受け取り、その場で小躍りをする。そんなダインにコトミンとミナは呆れてしまうが、ホネミンは他に回収した代物を取り出す。
『そうそう、ついでにこいつも捕まえてきましたよ』
「ぷるるるっ……?」
「うわ、なんだこいつ!?」
「あれ、この子って……」
ホネミンは背中に張り付いていた「緑色のスライム」を取り出すと、ダインが驚いた声を上げる。しかし、レナの場合は緑色のスライムに見覚えがあり、かつて監獄都市に送り込まれた時に見かけたスライムで間違いなかった。この緑色のスライムは水中のあらゆる汚れを吸収し、水を綺麗にする存在だった。
「誰かと思えばセイソウミンじゃないか!!お前、こんなところにもいたのか!!」
「ぷるるっ?」
『セイソウミン?よく分かりませんけど、このスライムは水質を綺麗にする珍しい種なんです。川の底に徘徊していたのでついでに回収してきました』
「ぷるるるっ!!」
「なんか電話の受信音みたいな喋り方をするんだな」
「か、可愛い……」
まさかのセイソウミンの登場にレナは懐かしさを覚え、シズネに至ってはそのかわいらしさに胸を打たれる。
※何故かピク〇ン2のコッ〇チャッピーを思い出しました。
「さ、流石はレナとシズネだな……ゴンゾウも凄かったぞ」
「いや、ダインの援護があったからこそだ」
「僕はあんまり役に立てなくてごめんね……」
「そんな事はない、十分に役立った」
『それを言ったら私なんてこうして戦闘の後のマッサージぐらいしか役に立てませんからね』
「あ~そこそこ……」
戦闘が終了して全員が水浸しになったため、身体を乾かしてレナが空間魔法を発動して事前に詰め込んでいた予備の服に着替えた後、身体を休める事にした。戦闘では生き延びるのに必死で役に立てなかったという理由でホネミンはマッサージを施し、聖剣を作り出した影響で身体に大きな負担を掛けたレナを癒す。
『それにしてもレナさんがまさか聖剣を作り出すなんて驚きましたよ。いったいなんですかあのふざけた威力は?』
「本気を出せばもっと凄いよ。けど、聖剣を作り出すときはいちいち魔力が消耗するから回復に時間が掛かるんだよ」
「前に聖剣を作り出したときは死にかけたとか言ってたけど……大丈夫なのか?」
「平気平気、聖痕のお陰で大分魔力も回復したよ」
「聖痕ね……便利な物ね」
かつてのレナは自分の魔力だけで聖剣を作り出したときはアイリスに二度と使用しないように注意されていた。聖剣を作り出すだけでも身体に負担が掛かるのに膨大な魔力を消費する聖剣を扱えばレナの命が危うかったからだ。しかし、現在のレナは風の聖痕のお陰で魔力を精霊の力で回復させることが出来る。そのお陰で聖剣を使用するときに失う魔力は短時間で回復できた。
ホネミンの指圧によって身体がほぐされたレナは起き上がると、湖の惨状を見て頭を掻く。水竜を倒す事に成功したが、水面には大量の水竜の残骸が浮かび、残念ながらこの状態での回収は難しそうだった。
「それよりも水竜はどうしようか……こんな状態だと持ち帰るのも大変そうだな」
「鱗とか肉とかはいっぱい取れそう。ウルの餌に持って帰る?」
『竜種の素材を餌にするなんて……本当にレナさんたちは規格外ですね』
「骨だけの状態で何百年も生きたお前がそれを言うのかよ!?」
『あ、言われてみれば確かに……おや、私の魔力感知が何かを捉えました?』
会話の最中、ホネミンは湖の方から強力な魔力を感じ取り、彼女はそのまま湖の中に入り込む。ちなみに魔鎧術で全身が覆われているホネミンの本体が濡れる事はなく、そもそも魔力で構成されている肉体は水を弾く性質もあるのか濡れる事はない。彼女は湖の中に潜り込んで魔力を発する物を回収すると、レナ達の元へ戻る。
『皆さん、やりましたよ!!水竜の経験石です!!』
「おおっ!?よくやったホネミン!!」
「また竜種の経験石ね……でも、今回のは随分と小さいわね」
「本当だ。火竜の時はあんなにでかかったのに……」
「九尾の経験石より小さい」
「こ、これが竜種の経験石……僕、初めて見たよ」
「綺麗だな」
ホネミンが回収した経験石は掌で簡単に隠し通せるほどの大きさの水晶玉を想像させ、火竜の経験石と比べると随分と小さかった。九尾の経験石よりも一回りは小さいが、それでも竜種の経験石である事には変わりはなく、ホネミンは経験石をレナに差し出す。
『はい、どうぞ。これはレナさんたちの物ですから』
「いや、最終的に止めを刺したのはゴンちゃんだと思うし……ゴンちゃんにあげるよ」
「待て、レナが水竜の顔面を聖剣で消し飛ばしたときに勝負はついていた。だから水竜を倒したのはレナだ、俺は受け取れない」
「それを言い出したら水竜を拘束したのはシズネだし……」
「私はあくまでも動きを封じ込めただけよ。最終的に止めを刺したのは貴方でしょう?」
「じゃあ、ダインの影魔法が今回も役に立ってたし、ダインにあげようかな?」
「マジで!?やった、ありがとうレナ!!お前のそういうところは大好きだ!!」
「……ここで素直に受け取るのがダインらしい」
「だ、ダイン君……」
レナの言葉にゴンゾウとシズネは遠慮したにも関わらず、ダインは真っ先に喜び勇んで水竜の経験石を受け取り、その場で小躍りをする。そんなダインにコトミンとミナは呆れてしまうが、ホネミンは他に回収した代物を取り出す。
『そうそう、ついでにこいつも捕まえてきましたよ』
「ぷるるるっ……?」
「うわ、なんだこいつ!?」
「あれ、この子って……」
ホネミンは背中に張り付いていた「緑色のスライム」を取り出すと、ダインが驚いた声を上げる。しかし、レナの場合は緑色のスライムに見覚えがあり、かつて監獄都市に送り込まれた時に見かけたスライムで間違いなかった。この緑色のスライムは水中のあらゆる汚れを吸収し、水を綺麗にする存在だった。
「誰かと思えばセイソウミンじゃないか!!お前、こんなところにもいたのか!!」
「ぷるるっ?」
『セイソウミン?よく分かりませんけど、このスライムは水質を綺麗にする珍しい種なんです。川の底に徘徊していたのでついでに回収してきました』
「ぷるるるっ!!」
「なんか電話の受信音みたいな喋り方をするんだな」
「か、可愛い……」
まさかのセイソウミンの登場にレナは懐かしさを覚え、シズネに至ってはそのかわいらしさに胸を打たれる。
※何故かピク〇ン2のコッ〇チャッピーを思い出しました。
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