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真・闘技祭 本選編
決勝トーナメント
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――試合場が崩壊するという緊急事態に陥り、4名の選手はすぐに救助される。その後、闘技会の協議の結果、4名全員が水に落ちたが、一番最後に水に落ちたゴウライの勝利が決まった。だが、彼女は試合場を破壊した事でこれ以上の試合の続行は難しいと判断される。
すぐに試合場の修復が行われ、準決勝から決勝の試合に関しては夜に行われる事が決まった。崩壊した試合場の修復を行う際はレナも協力し、錬金術師の能力を利用して破壊された瓦礫を「修復」の能力で修理を行い、形を元に戻していく。
「これでよし、とりあえずは元に戻したよ」
「いや、すいませんね。それにしても本当に完璧に治すなんて……錬金術師としても腕を上げましたね」
「大分魔力は使ったけどね……」
試合場の瓦礫をかき集め、完璧に修復させたレナにホネミンは感謝すると、とりあえずはこれで試合の準備は整った。精霊薬を飲み干して身体を回復させながらレナは試合場の周囲に用意された石柱を確認する。
「あれは?」
「万が一の場合を想定して用意した代物です。また破壊されたら困りますからね、次の試合からは場外負けは無くなりますので急遽用意させたんです」
「へえっ……結界石か」
石柱の頂上部には大きな緑色の魔石が搭載されている事に気付き、試しにレナが指先に火球の魔法を発動させて放つと、魔法に反応したように石柱が光り輝き、緑色の障壁が誕生して試合場を取り囲む。火球は緑色の壁に触れた途端に消失した。
「なるほど、結界で試合場を取り囲んだ状態で戦わせるのか。これなら簡単に壊されないか」
「はい、仮に先ほどのように試合場を砕こうとしても作動しますので水が流れ込む事はありません。ですけど、レナさんの鏡刀は結界を切り裂く事は出来ますが、故意に結界を破壊したら反則負けになるのでご注意ください」
「分かったよ。それで次の試合の組み合わせの発表は?」
「本当は試合が始まる直前にお伝えする予定ですが……まあ、試合場を直して貰いましたからね。お答えしますよ」
残された選手はレナ、ハルナ、シズネ、ゴウライの4名であり、この4人の誰がどのように戦うのかは既に決まっている。ホネミンは試合場の修復をしてくれたレナにお礼の意味も込めて教えてくれた。
「次の試合の選手はレナさんと――」
――それから1時間後、時刻は夕方を迎えて遂に準決勝が始まろうとしていた。試合の方式は一回戦と同様に一対一で戦う。観客席には緊張した面持ちの観衆が待ち構え、その中には試合で敗退した選手も戻っていた。
「……負けるんじゃねえぞ坊主、この俺を負かせたんだ。絶対に優勝しやがれ」
「レナ、頑張れ……お前なら優勝できる」
「レナさん……」
赤の組でレナに敗退した3人はレナが優勝する事を託し、一方で青の組に出場したホムラは無言のまま観客席の一番後ろにて立ち尽くしていた。その隣にはツバサとゴウライの姿も存在し、六聖将の中でも実力者の3人が揃って試合場を見下ろす。
「お前達は誰が勝ち残ると思う」
「そうですね……個人的にはレナ様に駆って貰いたい所です」
「ゴウライだな……奴の力は異常だ」
「そうか……」
この3人の中では共通しているのは自分に勝利した人間が勝ち残る事を願う。一方で和国の出身であるヨシテル、カンエン、ヨクヒ、他にもハンゾウやカゲマルは特等席で試合場の様子を伺う。
準決勝からは試合場の周囲に石柱が配置された事を知り、場外負けの規則は無くなる。つまり、相手を倒すか降伏に追い込む以外に勝利する方法は無くなり、完全な決着を迎えられる。
「ヨシテル様、誰が勝ち残ると思いますか?」
「分かりません。流石に私でも優勝者を予測する事は出来ませんが……ですが、これだけは言えます。誰が勝ち残ろうと何もおかしくはない。それほどに勝ち残った4人の実力は拮抗しています」
「へっ、どうせレナの奴が優勝するに決まってんだろ」
「おろ?以外でござるな、ヨクヒ殿はレナ殿の事が嫌いだと思っていたのでござるが……」
「ハンゾウ……おろ、とはなんだ?そんな口癖があったのか?」
ヨクヒがレナの勝利を確信したような言い回しに意外に思えるが、彼女としては自分が勝った相手が負ける事は認めず、心の中ではレナの事を認めていた。一方でヨシテルは勝ち残った4人の実力を把握し、レナもシズネもハルナも決してゴウライには劣らない実力を持っていると確信した。
「姐さん、マリア……レナとシズネ、どっちに優勝してほしいと思ってます?」
「レナね」
「ん~……シズネちゃんかしら?どっちも応援したいけど……」
マリアはレナが優勝する事を即答し、一方でアイラはシズネに分があると判断した。彼女としてはシズネの事も気に入っており、同時にシズネの実力を高く評価していた。あの年齢で魔剣を扱いこなし、しかも魔刀術を極めるなど有り得ない。
バルの方は個人的にはレナを応援したい所だが、やはりゴウライが有利だと考えていた。世界最強の剣士の称号は伊達ではなく、レナ、シズネ、ハルナの3人の中でゴウライに勝つ姿を想像できなかった。
すぐに試合場の修復が行われ、準決勝から決勝の試合に関しては夜に行われる事が決まった。崩壊した試合場の修復を行う際はレナも協力し、錬金術師の能力を利用して破壊された瓦礫を「修復」の能力で修理を行い、形を元に戻していく。
「これでよし、とりあえずは元に戻したよ」
「いや、すいませんね。それにしても本当に完璧に治すなんて……錬金術師としても腕を上げましたね」
「大分魔力は使ったけどね……」
試合場の瓦礫をかき集め、完璧に修復させたレナにホネミンは感謝すると、とりあえずはこれで試合の準備は整った。精霊薬を飲み干して身体を回復させながらレナは試合場の周囲に用意された石柱を確認する。
「あれは?」
「万が一の場合を想定して用意した代物です。また破壊されたら困りますからね、次の試合からは場外負けは無くなりますので急遽用意させたんです」
「へえっ……結界石か」
石柱の頂上部には大きな緑色の魔石が搭載されている事に気付き、試しにレナが指先に火球の魔法を発動させて放つと、魔法に反応したように石柱が光り輝き、緑色の障壁が誕生して試合場を取り囲む。火球は緑色の壁に触れた途端に消失した。
「なるほど、結界で試合場を取り囲んだ状態で戦わせるのか。これなら簡単に壊されないか」
「はい、仮に先ほどのように試合場を砕こうとしても作動しますので水が流れ込む事はありません。ですけど、レナさんの鏡刀は結界を切り裂く事は出来ますが、故意に結界を破壊したら反則負けになるのでご注意ください」
「分かったよ。それで次の試合の組み合わせの発表は?」
「本当は試合が始まる直前にお伝えする予定ですが……まあ、試合場を直して貰いましたからね。お答えしますよ」
残された選手はレナ、ハルナ、シズネ、ゴウライの4名であり、この4人の誰がどのように戦うのかは既に決まっている。ホネミンは試合場の修復をしてくれたレナにお礼の意味も込めて教えてくれた。
「次の試合の選手はレナさんと――」
――それから1時間後、時刻は夕方を迎えて遂に準決勝が始まろうとしていた。試合の方式は一回戦と同様に一対一で戦う。観客席には緊張した面持ちの観衆が待ち構え、その中には試合で敗退した選手も戻っていた。
「……負けるんじゃねえぞ坊主、この俺を負かせたんだ。絶対に優勝しやがれ」
「レナ、頑張れ……お前なら優勝できる」
「レナさん……」
赤の組でレナに敗退した3人はレナが優勝する事を託し、一方で青の組に出場したホムラは無言のまま観客席の一番後ろにて立ち尽くしていた。その隣にはツバサとゴウライの姿も存在し、六聖将の中でも実力者の3人が揃って試合場を見下ろす。
「お前達は誰が勝ち残ると思う」
「そうですね……個人的にはレナ様に駆って貰いたい所です」
「ゴウライだな……奴の力は異常だ」
「そうか……」
この3人の中では共通しているのは自分に勝利した人間が勝ち残る事を願う。一方で和国の出身であるヨシテル、カンエン、ヨクヒ、他にもハンゾウやカゲマルは特等席で試合場の様子を伺う。
準決勝からは試合場の周囲に石柱が配置された事を知り、場外負けの規則は無くなる。つまり、相手を倒すか降伏に追い込む以外に勝利する方法は無くなり、完全な決着を迎えられる。
「ヨシテル様、誰が勝ち残ると思いますか?」
「分かりません。流石に私でも優勝者を予測する事は出来ませんが……ですが、これだけは言えます。誰が勝ち残ろうと何もおかしくはない。それほどに勝ち残った4人の実力は拮抗しています」
「へっ、どうせレナの奴が優勝するに決まってんだろ」
「おろ?以外でござるな、ヨクヒ殿はレナ殿の事が嫌いだと思っていたのでござるが……」
「ハンゾウ……おろ、とはなんだ?そんな口癖があったのか?」
ヨクヒがレナの勝利を確信したような言い回しに意外に思えるが、彼女としては自分が勝った相手が負ける事は認めず、心の中ではレナの事を認めていた。一方でヨシテルは勝ち残った4人の実力を把握し、レナもシズネもハルナも決してゴウライには劣らない実力を持っていると確信した。
「姐さん、マリア……レナとシズネ、どっちに優勝してほしいと思ってます?」
「レナね」
「ん~……シズネちゃんかしら?どっちも応援したいけど……」
マリアはレナが優勝する事を即答し、一方でアイラはシズネに分があると判断した。彼女としてはシズネの事も気に入っており、同時にシズネの実力を高く評価していた。あの年齢で魔剣を扱いこなし、しかも魔刀術を極めるなど有り得ない。
バルの方は個人的にはレナを応援したい所だが、やはりゴウライが有利だと考えていた。世界最強の剣士の称号は伊達ではなく、レナ、シズネ、ハルナの3人の中でゴウライに勝つ姿を想像できなかった。
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