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ダイン 監獄都市編
爺キャラはもういらないんだよ!!
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「貴様が扱う影魔法……闇魔導士か死霊使いしか扱えない希少魔法ではあるが、その性質を知る人間からすれば脅威にはなりえない。何しろ、強い光を浴びれば影は維持できずに消えてしまうからな。それこそ初級魔法の光球で簡単に掻き消せるぐらいにな」
「うっ!?」
「そ、そうなのか若いの?」
「お、おい……まずいんじゃないのか?」
「弱点、ですか……」
グシャスの言葉を聞いてダインは冷や汗を流し、その反応から他の者達もグシャスが影魔法の弱点を言い当てた事を知る。グシャスは余裕を取り戻したかのように笑みを浮かべると、やがて彼の周りに暗殺者の職業を持つ囚人が集まると、彼等は本物の短剣を取り出す。
「お遊びはここまでにしておこう……お前達、一人残らず殺してしまえ」
「なっ!?そ、そんな……何処から武器なんて持ち出しやがった!?」
「囚人が武器を所持するのは禁止されているはずでは……」
「簡単な話よ、言っておくがこの武器は看守から盗み出した物ではない。ギルの奴と取引を行い、手に入れた代物じゃ」
「えっ!?ど、どういう意味だよ!?」
「……三巨頭のギルは作業区を完全に掌握しています。作業区で働く囚人の殆どは彼に従い、作業区内の設備を使って内密に武器を作り出し、それを囚人に流してるんですよ。勿論、バレれば懲罰房送りでは済みませんけどね」
三巨頭のギルを頭にした派閥は作業区で働く囚人達で構成され、彼等は看守の目を盗んで武器の密造を行い、それを囚人に売り払う。同じく三巨頭のグシャスはギルの派閥から武器を買い取り、部下たちに常備させているという。
囚人が武器を所有する所を看守に見つかったら懲罰房送り所か、その場で殺されてもおかしくはない。だからこそ普通の囚人は武器を手にした状態で看守に接する機会があれば動揺を隠しきれず、気づかれる可能性も高い。だが、暗殺者の職業として生まれ、更にグシャスの指導を受けてきた囚人達は武器を看守に見つかるようなへまなどせず、常に常備していた。
グシャスの配下達は暗殺者としての力量は高く、武器を手にすれば最強の暗殺者集団へと変貌する。武闘派集団であるガルルの配下よりも危険な存在と化し、先ほどはダインの奇策でどうにか切り抜けたが今度は相手も本気で殺しにかかる。
「さあ、ミイネよ。今ならまだ間に合うぞ、その小僧を引き渡せばお主の命だけは助けてやろう。但し、他の者はこの場で殺すがな」
「な、何だと!?」
「何を驚いている、儂等が武器を所持している所を見られた以上は放ってはおけん。3人仲良く、あの世に行かせてやろう」
「ぐうっ……」
「ダインといったな……言っておくが、お主の影魔法はもう儂等には通じんぞ。油断しなければお主の影程度に儂の配下は捉えきれん」
「…………」
事前にグシャスはダインに対して影魔法は通じない事を強調すると、その言葉を聞いたダインは黙り込み、やがて杖を握りしめた。性懲りもなく自分達に影魔法で反抗するつもりなのかとグシャスは内心呆れると、配下に指示を出す。
「お前達、あの小僧が魔法を発動させようとすれば全員でかかれ。流石にこの人数が一度に襲えば自慢の影魔法でも対処できまい?」
「……爺さん、何を勘違いしてるんだ?あんた、影魔法の事を多少は知っているみたいだけど……重要な事は知らないようだな」
「何じゃと……?」
「ダインさん?」
ダインの言葉にグシャスは眉を顰め、ただのはったりかと思ったが、ミイネの方もダインの言葉を聞いて何か考えがあるのかと不思議に思う。他の者達もダインの言葉を聞いて戸惑っていると、彼は周囲を見渡す。
「へへっ……ここにはいい感じに色々と使えそうな物があるな」
「小僧……虚言もそこまでにしておけ。お主の影魔法は儂等には通じんぞ」
「笑わせんな、くそ爺!!僕の影魔法を他の奴が扱う影魔法と一緒にするなと言ってんだよ!!」
「ぬうっ!?」
杖を構えたダインは勢いよく床に突き立てると、影が黒色の触手のように変化を果たし、周囲へと広がっていく。その光景を見てグシャスは自分達に攻撃を仕掛けてきたのかと思ったが、影の触手はグシャス達が立っている場所を見当違いの方へと移動を行う。
「何処を狙っておる!?これは何の真似じゃ!?」
「僕の影魔法はな……こういう使い方も出来るんだよ!!」
周囲に影の触手を伸ばしたダインは杖を動かした瞬間、裏口に存在した靴箱や植木鉢、更には壁に設置されていた黒板などに絡みつくと、驚くべき事にそれらを引き寄せてグシャス達の元へ投げ飛ばす。
ダインの影魔法は敵に拘束して捉える事だけではなく、物体に絡みついて操作する事も可能だった。影の触手によって周囲に存在したあらゆる物が暗殺者達に向けて放り込まれ、それに対してグシャスと彼の囚人達は対応できずに攻撃を受ける。
「うっ!?」
「そ、そうなのか若いの?」
「お、おい……まずいんじゃないのか?」
「弱点、ですか……」
グシャスの言葉を聞いてダインは冷や汗を流し、その反応から他の者達もグシャスが影魔法の弱点を言い当てた事を知る。グシャスは余裕を取り戻したかのように笑みを浮かべると、やがて彼の周りに暗殺者の職業を持つ囚人が集まると、彼等は本物の短剣を取り出す。
「お遊びはここまでにしておこう……お前達、一人残らず殺してしまえ」
「なっ!?そ、そんな……何処から武器なんて持ち出しやがった!?」
「囚人が武器を所持するのは禁止されているはずでは……」
「簡単な話よ、言っておくがこの武器は看守から盗み出した物ではない。ギルの奴と取引を行い、手に入れた代物じゃ」
「えっ!?ど、どういう意味だよ!?」
「……三巨頭のギルは作業区を完全に掌握しています。作業区で働く囚人の殆どは彼に従い、作業区内の設備を使って内密に武器を作り出し、それを囚人に流してるんですよ。勿論、バレれば懲罰房送りでは済みませんけどね」
三巨頭のギルを頭にした派閥は作業区で働く囚人達で構成され、彼等は看守の目を盗んで武器の密造を行い、それを囚人に売り払う。同じく三巨頭のグシャスはギルの派閥から武器を買い取り、部下たちに常備させているという。
囚人が武器を所有する所を看守に見つかったら懲罰房送り所か、その場で殺されてもおかしくはない。だからこそ普通の囚人は武器を手にした状態で看守に接する機会があれば動揺を隠しきれず、気づかれる可能性も高い。だが、暗殺者の職業として生まれ、更にグシャスの指導を受けてきた囚人達は武器を看守に見つかるようなへまなどせず、常に常備していた。
グシャスの配下達は暗殺者としての力量は高く、武器を手にすれば最強の暗殺者集団へと変貌する。武闘派集団であるガルルの配下よりも危険な存在と化し、先ほどはダインの奇策でどうにか切り抜けたが今度は相手も本気で殺しにかかる。
「さあ、ミイネよ。今ならまだ間に合うぞ、その小僧を引き渡せばお主の命だけは助けてやろう。但し、他の者はこの場で殺すがな」
「な、何だと!?」
「何を驚いている、儂等が武器を所持している所を見られた以上は放ってはおけん。3人仲良く、あの世に行かせてやろう」
「ぐうっ……」
「ダインといったな……言っておくが、お主の影魔法はもう儂等には通じんぞ。油断しなければお主の影程度に儂の配下は捉えきれん」
「…………」
事前にグシャスはダインに対して影魔法は通じない事を強調すると、その言葉を聞いたダインは黙り込み、やがて杖を握りしめた。性懲りもなく自分達に影魔法で反抗するつもりなのかとグシャスは内心呆れると、配下に指示を出す。
「お前達、あの小僧が魔法を発動させようとすれば全員でかかれ。流石にこの人数が一度に襲えば自慢の影魔法でも対処できまい?」
「……爺さん、何を勘違いしてるんだ?あんた、影魔法の事を多少は知っているみたいだけど……重要な事は知らないようだな」
「何じゃと……?」
「ダインさん?」
ダインの言葉にグシャスは眉を顰め、ただのはったりかと思ったが、ミイネの方もダインの言葉を聞いて何か考えがあるのかと不思議に思う。他の者達もダインの言葉を聞いて戸惑っていると、彼は周囲を見渡す。
「へへっ……ここにはいい感じに色々と使えそうな物があるな」
「小僧……虚言もそこまでにしておけ。お主の影魔法は儂等には通じんぞ」
「笑わせんな、くそ爺!!僕の影魔法を他の奴が扱う影魔法と一緒にするなと言ってんだよ!!」
「ぬうっ!?」
杖を構えたダインは勢いよく床に突き立てると、影が黒色の触手のように変化を果たし、周囲へと広がっていく。その光景を見てグシャスは自分達に攻撃を仕掛けてきたのかと思ったが、影の触手はグシャス達が立っている場所を見当違いの方へと移動を行う。
「何処を狙っておる!?これは何の真似じゃ!?」
「僕の影魔法はな……こういう使い方も出来るんだよ!!」
周囲に影の触手を伸ばしたダインは杖を動かした瞬間、裏口に存在した靴箱や植木鉢、更には壁に設置されていた黒板などに絡みつくと、驚くべき事にそれらを引き寄せてグシャス達の元へ投げ飛ばす。
ダインの影魔法は敵に拘束して捉える事だけではなく、物体に絡みついて操作する事も可能だった。影の触手によって周囲に存在したあらゆる物が暗殺者達に向けて放り込まれ、それに対してグシャスと彼の囚人達は対応できずに攻撃を受ける。
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