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真・最終章 七魔将編
その頃の王都では……
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――レナ達が3体の牙竜を倒した時、王都の城下町では騒動が起きていた。レミアは帰還した後、すぐに冒険都市の状況を伝えて対策会議を行われた。その後、王都の守備軍を動かす準備をしていた時に竜人将のガイアが乗り込み、騒動を引き起こす。
「ガアアッ!!」
「ひいいっ!?ま、魔人族だ!?」
「なんだこいつ、見た事がないぞ!?」
「お、おらの店がぁっ!?」
城下町にてボアの串刺し肉を販売していた屋台を破壊し、竜人将のガイアはボアの肉を丸ごと嚙り付く。その様子を見ていた人々は悲鳴を上げて逃げ去るが、すぐに警備兵が駆けつけてガイアを取り押さえようとした。
「お、おのれ!!この魔人族め!!」
「レミア様に報告しろ!!」
「捕まえろ!!」
「ふんっ……そんな鈍らで俺を倒せると思っているのか!!」
ガイアは自分に対して槍を向けてくる警備兵に対して鼻で笑うと、口元に肉を貪りながら彼等と向き合い、やがて胸元を膨らませる。その行為に警備兵は驚愕するが、更に膨らんだ胸元は赤く発行し、ガイアの口元から火炎が迸る。
警備兵達はガイアの異変に気付いて顔色を青ざめ、慌ててその場を離れるために駆け出す。それに対してガイアは顎が外れるのではないかという程に口を開き、火炎の塊を放つ。
「アガァアアアッ!!」
「ひいいっ!?」
「ぶ、吐息《ブレス》だ!!こいつ、火竜のように吐息が吐けるのか!?」
「ば、化物だぁっ!!」
直射線状に存在した建物に向かってガイアが吐き出した火炎が燃え移り、一気に燃え広がる。建物の中にいた人間達は悲鳴を上げ、慌てて逃げ出そうとするが炎はすぐに消えてしまう。
「ちぃっ……まだ、力は完全に復活してはいないか」
忌々し気にガイアは胸元に掲げた髑髏のペンダントに視線を向け、力ずくで引き剥がそうとするが、ペンダントは千切れる事はなかった。一方で警備兵達はガイアに対して恐れを抱き、迂闊に近づく事もできなかった。
「た、隊長!!いったいどうすれば……」
「ひ、怯むな!!レミア様が駆けつけるまで時間を稼ぐのだ!!」
「軟弱者どもが……来ないのならばこちらから行くぞ!!」
『ひいいっ!?』
ガイアは自分に怯えて近付こうとしない警備兵達に対し、自ら出向こうとした瞬間、顔面に予想外の衝撃が走って派手に吹き飛ぶ。
「拳打!!」
「ぐはぁっ!?」
『えっ!?』
予想外の攻撃を受けて吹き飛んだガイアは街道に転がり込み、最初は何が起きたのか理解できなかった。だが、すぐに自分が殴りつけられたという事実に気付き、動揺を隠せない。
長い歴史の中でガイアは貧弱な人間に殴りつけられた事など一度もなく、自分が人間如きに殴り飛ばされたという事実に怒りを抱く。すぐにガイアは自分を殴りつけた人間に顔を向けようとしたが、その人物は既に眼前に迫っていた。
「おいたは……いけません!!」
「ぶふぅっ!?」
『あ、アイラ様!?』
ガイアの頭部に踵落としを繰り出して地面にめり込ませた人物、それはこのくに王母であるアイラだと知って警備兵は度肝を抜かす。ちなみに現在のアイラは王族として復帰しており、今は亡きナオの母親代わりに彼女が養母になっている。
踵落としを受けたガイアは人間とは到底思えない程の攻撃に怯み、必死に顔面を地面から抜くと、アイラは既に距離を置いていた。彼女を見てガイアは非常に戸惑い、見た目は人間にしか見えないが、仮にも七魔将である自分を一方的に殴りつける彼女にガイアは困惑した。
「き、貴様……何者だ!?」
「それはこちらの台詞よ、トカゲさん」
「トカゲだと……おのれ、この俺をトカゲ呼ばわりする気か!!」
アイラの言葉にガイアは怒りのあまりに胸元を膨らませ、再び火炎の吐息を放とうとした。しかし、それに対してアイラはガイアが口を開きかける瞬間に移動を行い、彼の顎を掌底で下から叩き付ける。
「ふんっ!!」
「ガフゥッ!?」
アイラの攻撃を受けたガイアは目を見開き、顎を閉じた事で火炎を吐き出せず、そのまま地面に倒れ込むと同時に上空へ向けて火炎の塊を放つ。しばらくの間は塊は上空を飛んだが、やがて100メートルほど離れると爆発して消えてしまう。
「お、おのれぇっ……」
「あら、結構頑丈なのね……」
「当たり前だ!!人間如きの攻撃など喰らうか!!」
先ほどからアイラは全力の攻撃を繰り出しているが、ガイアは衝撃を受けて怯む事はあっても肉体は傷つかず、致命傷どころか怪我にも至らない。それを確認したアイラは攻撃方法を変えようとした時、ここで街道から白馬に跨ったレミアが姿を現す。
「アイラ様!!ご無事ですか!?」
「あら、レミアちゃん。ええ、私は大丈夫よ」
「レミアだと……この国の大将軍か!?」
レミアが駆けつけたのを見るとアイラは呑気そうに腕を振り、その声を聞いてガイアは振り返る。レミアはガイアを見て以前に闘技場で見かけた相手だと気付き、即座に彼女は白馬に跨った状態で「聖鎧」を纏い、両手に魔鎧術で構成した槍を作り出す。
「ガアアッ!!」
「ひいいっ!?ま、魔人族だ!?」
「なんだこいつ、見た事がないぞ!?」
「お、おらの店がぁっ!?」
城下町にてボアの串刺し肉を販売していた屋台を破壊し、竜人将のガイアはボアの肉を丸ごと嚙り付く。その様子を見ていた人々は悲鳴を上げて逃げ去るが、すぐに警備兵が駆けつけてガイアを取り押さえようとした。
「お、おのれ!!この魔人族め!!」
「レミア様に報告しろ!!」
「捕まえろ!!」
「ふんっ……そんな鈍らで俺を倒せると思っているのか!!」
ガイアは自分に対して槍を向けてくる警備兵に対して鼻で笑うと、口元に肉を貪りながら彼等と向き合い、やがて胸元を膨らませる。その行為に警備兵は驚愕するが、更に膨らんだ胸元は赤く発行し、ガイアの口元から火炎が迸る。
警備兵達はガイアの異変に気付いて顔色を青ざめ、慌ててその場を離れるために駆け出す。それに対してガイアは顎が外れるのではないかという程に口を開き、火炎の塊を放つ。
「アガァアアアッ!!」
「ひいいっ!?」
「ぶ、吐息《ブレス》だ!!こいつ、火竜のように吐息が吐けるのか!?」
「ば、化物だぁっ!!」
直射線状に存在した建物に向かってガイアが吐き出した火炎が燃え移り、一気に燃え広がる。建物の中にいた人間達は悲鳴を上げ、慌てて逃げ出そうとするが炎はすぐに消えてしまう。
「ちぃっ……まだ、力は完全に復活してはいないか」
忌々し気にガイアは胸元に掲げた髑髏のペンダントに視線を向け、力ずくで引き剥がそうとするが、ペンダントは千切れる事はなかった。一方で警備兵達はガイアに対して恐れを抱き、迂闊に近づく事もできなかった。
「た、隊長!!いったいどうすれば……」
「ひ、怯むな!!レミア様が駆けつけるまで時間を稼ぐのだ!!」
「軟弱者どもが……来ないのならばこちらから行くぞ!!」
『ひいいっ!?』
ガイアは自分に怯えて近付こうとしない警備兵達に対し、自ら出向こうとした瞬間、顔面に予想外の衝撃が走って派手に吹き飛ぶ。
「拳打!!」
「ぐはぁっ!?」
『えっ!?』
予想外の攻撃を受けて吹き飛んだガイアは街道に転がり込み、最初は何が起きたのか理解できなかった。だが、すぐに自分が殴りつけられたという事実に気付き、動揺を隠せない。
長い歴史の中でガイアは貧弱な人間に殴りつけられた事など一度もなく、自分が人間如きに殴り飛ばされたという事実に怒りを抱く。すぐにガイアは自分を殴りつけた人間に顔を向けようとしたが、その人物は既に眼前に迫っていた。
「おいたは……いけません!!」
「ぶふぅっ!?」
『あ、アイラ様!?』
ガイアの頭部に踵落としを繰り出して地面にめり込ませた人物、それはこのくに王母であるアイラだと知って警備兵は度肝を抜かす。ちなみに現在のアイラは王族として復帰しており、今は亡きナオの母親代わりに彼女が養母になっている。
踵落としを受けたガイアは人間とは到底思えない程の攻撃に怯み、必死に顔面を地面から抜くと、アイラは既に距離を置いていた。彼女を見てガイアは非常に戸惑い、見た目は人間にしか見えないが、仮にも七魔将である自分を一方的に殴りつける彼女にガイアは困惑した。
「き、貴様……何者だ!?」
「それはこちらの台詞よ、トカゲさん」
「トカゲだと……おのれ、この俺をトカゲ呼ばわりする気か!!」
アイラの言葉にガイアは怒りのあまりに胸元を膨らませ、再び火炎の吐息を放とうとした。しかし、それに対してアイラはガイアが口を開きかける瞬間に移動を行い、彼の顎を掌底で下から叩き付ける。
「ふんっ!!」
「ガフゥッ!?」
アイラの攻撃を受けたガイアは目を見開き、顎を閉じた事で火炎を吐き出せず、そのまま地面に倒れ込むと同時に上空へ向けて火炎の塊を放つ。しばらくの間は塊は上空を飛んだが、やがて100メートルほど離れると爆発して消えてしまう。
「お、おのれぇっ……」
「あら、結構頑丈なのね……」
「当たり前だ!!人間如きの攻撃など喰らうか!!」
先ほどからアイラは全力の攻撃を繰り出しているが、ガイアは衝撃を受けて怯む事はあっても肉体は傷つかず、致命傷どころか怪我にも至らない。それを確認したアイラは攻撃方法を変えようとした時、ここで街道から白馬に跨ったレミアが姿を現す。
「アイラ様!!ご無事ですか!?」
「あら、レミアちゃん。ええ、私は大丈夫よ」
「レミアだと……この国の大将軍か!?」
レミアが駆けつけたのを見るとアイラは呑気そうに腕を振り、その声を聞いてガイアは振り返る。レミアはガイアを見て以前に闘技場で見かけた相手だと気付き、即座に彼女は白馬に跨った状態で「聖鎧」を纏い、両手に魔鎧術で構成した槍を作り出す。
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