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真・最終章 七魔将編
竜人将ガイアの驚愕
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聖属性の聖痕を宿すレミアは常人よりも魔力量が多く、彼女は魔鎧術を発動させる事で魔力を実体化させ、鎧と槍を作り出す。この時の彼女はエクスカリバーを所持しているが、市街地で聖剣の力を解放すれば住民に被害を与える可能性もあるため、聖剣は使用せずにガイアに攻撃を仕掛ける。
「刺突!!」
「ちぃっ!!」
「あら、逃がさないわよ」
魔力で作り出した聖槍でレミアは攻撃を仕掛けると、ガイアは舌打ちしながら攻撃を回避する。そんなガイアに対してアイラは先回りして両手を構えると、ガイアの胸元に目掛けて掌を合わせる。
「発勁!!」
「ガハァッ!?」
発勁の戦技は内部に衝撃を直接伝える技であり、どれだけ金属のように硬い鱗で覆われていようと防ぐ事は出来ない。心臓に直接衝撃を伝えられたガイアは目を見開き、動きが一瞬だが止まる。その隙を逃さずにレミアは踏み込むと、彼女は聖槍を繰り出す。
「乱れ突き!!」
「ぐはぁああっ!?」
レミアの繰り出した聖槍はガイアの身体を幾度も突き刺し、貫通には至らなかったが動けなくて無防備な所を攻撃されたガイアは派手に吹き飛ぶ。レミアもアイラモ王都内では3本指に入る程の実力者であり、戦闘の相性の問題もあってガイアは不利に陥る。
しかし、吹き飛ばされながらもガイアの肉体には傷一つ存在せず、彼は起き上がると胸元を抑えながらも二人を睨みつけ、今度こそ火炎の吐息を放とうと胸元を膨らませる。
「アガァアアアッ!!」
「レミアちゃん」
「はい、御下がりください!!聖盾!!」
火炎の塊を吐き出したガイアに対して即座にアイラが指示を出すと、レミアは瞬時に両手に纏っていた聖槍の形状を変化させ、今度は大盾へと変化させる。彼女の魔鎧術で作り出す武器は自由自在に形状を変化できるため、防具に変化させる事も容易い。
正面から放たれた火炎の塊に対してレミアはアイラを守る様に攻撃を防ぐ。敢えて回避せずに攻撃を受けたのは周囲の建物の被害を避けるためであり、聖盾でレミアは火炎の塊を防ぐと爆炎が襲い掛かる。
「くぅうっ……やあっ!!」
「流石ね、今のを耐えるなんて……また腕を上げた様ね」
「な、何だと……!?」
レミアは爆炎を振り払うと、その様子を彼女の後ろから見ていたアイラは腕を下ろす。もしもレミアが受け切れなかった場合はアイラが何とかするつもりだったが、見事にレミアはガイアの火炎の吐息を防ぐ事に成功した。ガイアは自分の攻撃を受けられた事に衝撃を受けた表情を浮かべる。
ガイアからすれば人間など非力な存在だと思い込んでいたが、自分の攻撃を受け止める相手など過去に一人しか存在しなかった。ガイアは自分をここまで追い詰めるアイラとレミアに対して危機感を抱く。
(くっ……ここは退くしかないか)
忌々しいがガイアが王都へ来た目的は自分の真の姿を取り戻すためであり、そのためには彼は身に付けている「呪具」を取り外す必要があった。この呪具を取り外す方法は同じ七魔将のある男から聞いており、魔道具の中には呪いの類を解除する道具があるという。
王都にガイアが訪れた理由はこの場所に呪詛の類を取り除く魔道具が存在するという情報を聞き出したからであり、彼はそれを探すために王都へ乗り込んだ。しかし、潜伏中は目立たないようにしていたが、あまりの空腹に耐え切れずに姿を出してしまい、丁度城下町に尋ねていたアイラに見つかってしまった。
「さあ、観念しなさいトカゲさん」
「ぐぐっ……図に乗るな、人間がぁっ!!」
「その言葉、聞き捨てなりませんね。人間差別は許しません!!」
「ぐふぅっ!?」
ガイアに対してレミアは踏み込むと、彼女は聖盾を別の武器へと変化させ、今度は槍ではなく鎌のように変化させて攻撃を行う。その攻撃に対してガイアは避け切れず、鎌を受けて身体が吹き飛ぶ。
レミアは聖属性の魔力の使い手でもあり、聖属性の魔力を持つ人間は身体能力も高く、実際にティナも見た目とは裏腹に凄まじい怪力を誇る。レミアの場合も魔鎧術を発動させた状態だと並大抵の巨人族でも敵わない力を発揮する。
鎌で切り付けられたガイアは吹き飛ぶが、やはり鱗には傷一つなく、刃物による攻撃は無意味に等しい。しかし、攻撃を受けた時の衝撃を無効化はできず、先ほどから攻撃を受け続けたガイアは苦し気な表情を浮かべる。
(こいつらの攻撃をこれ以上に受けたらまずい……くそっ、この俺が人間如きにっ!!)
ガイアは今の状態で戦うのはまずいと判断すると、再び胸元を膨らませる。またもや火炎の吐息を放つのかと思われたが、ガイアは二人に向けて放つのではなく、自分の足元に向けて火炎の塊を吐き出す。
「アガァアアッ!!」
「えっ!?」
「なっ……レミアちゃん、気を付けて!!」
地面に向けて火炎の塊が衝突すると、当然だが爆発してガイアの身体が爆炎と煙によって掻き消される。その光景を見たレミアは呆気にとられるが、アイラの方は警戒して身構える。
「刺突!!」
「ちぃっ!!」
「あら、逃がさないわよ」
魔力で作り出した聖槍でレミアは攻撃を仕掛けると、ガイアは舌打ちしながら攻撃を回避する。そんなガイアに対してアイラは先回りして両手を構えると、ガイアの胸元に目掛けて掌を合わせる。
「発勁!!」
「ガハァッ!?」
発勁の戦技は内部に衝撃を直接伝える技であり、どれだけ金属のように硬い鱗で覆われていようと防ぐ事は出来ない。心臓に直接衝撃を伝えられたガイアは目を見開き、動きが一瞬だが止まる。その隙を逃さずにレミアは踏み込むと、彼女は聖槍を繰り出す。
「乱れ突き!!」
「ぐはぁああっ!?」
レミアの繰り出した聖槍はガイアの身体を幾度も突き刺し、貫通には至らなかったが動けなくて無防備な所を攻撃されたガイアは派手に吹き飛ぶ。レミアもアイラモ王都内では3本指に入る程の実力者であり、戦闘の相性の問題もあってガイアは不利に陥る。
しかし、吹き飛ばされながらもガイアの肉体には傷一つ存在せず、彼は起き上がると胸元を抑えながらも二人を睨みつけ、今度こそ火炎の吐息を放とうと胸元を膨らませる。
「アガァアアアッ!!」
「レミアちゃん」
「はい、御下がりください!!聖盾!!」
火炎の塊を吐き出したガイアに対して即座にアイラが指示を出すと、レミアは瞬時に両手に纏っていた聖槍の形状を変化させ、今度は大盾へと変化させる。彼女の魔鎧術で作り出す武器は自由自在に形状を変化できるため、防具に変化させる事も容易い。
正面から放たれた火炎の塊に対してレミアはアイラを守る様に攻撃を防ぐ。敢えて回避せずに攻撃を受けたのは周囲の建物の被害を避けるためであり、聖盾でレミアは火炎の塊を防ぐと爆炎が襲い掛かる。
「くぅうっ……やあっ!!」
「流石ね、今のを耐えるなんて……また腕を上げた様ね」
「な、何だと……!?」
レミアは爆炎を振り払うと、その様子を彼女の後ろから見ていたアイラは腕を下ろす。もしもレミアが受け切れなかった場合はアイラが何とかするつもりだったが、見事にレミアはガイアの火炎の吐息を防ぐ事に成功した。ガイアは自分の攻撃を受けられた事に衝撃を受けた表情を浮かべる。
ガイアからすれば人間など非力な存在だと思い込んでいたが、自分の攻撃を受け止める相手など過去に一人しか存在しなかった。ガイアは自分をここまで追い詰めるアイラとレミアに対して危機感を抱く。
(くっ……ここは退くしかないか)
忌々しいがガイアが王都へ来た目的は自分の真の姿を取り戻すためであり、そのためには彼は身に付けている「呪具」を取り外す必要があった。この呪具を取り外す方法は同じ七魔将のある男から聞いており、魔道具の中には呪いの類を解除する道具があるという。
王都にガイアが訪れた理由はこの場所に呪詛の類を取り除く魔道具が存在するという情報を聞き出したからであり、彼はそれを探すために王都へ乗り込んだ。しかし、潜伏中は目立たないようにしていたが、あまりの空腹に耐え切れずに姿を出してしまい、丁度城下町に尋ねていたアイラに見つかってしまった。
「さあ、観念しなさいトカゲさん」
「ぐぐっ……図に乗るな、人間がぁっ!!」
「その言葉、聞き捨てなりませんね。人間差別は許しません!!」
「ぐふぅっ!?」
ガイアに対してレミアは踏み込むと、彼女は聖盾を別の武器へと変化させ、今度は槍ではなく鎌のように変化させて攻撃を行う。その攻撃に対してガイアは避け切れず、鎌を受けて身体が吹き飛ぶ。
レミアは聖属性の魔力の使い手でもあり、聖属性の魔力を持つ人間は身体能力も高く、実際にティナも見た目とは裏腹に凄まじい怪力を誇る。レミアの場合も魔鎧術を発動させた状態だと並大抵の巨人族でも敵わない力を発揮する。
鎌で切り付けられたガイアは吹き飛ぶが、やはり鱗には傷一つなく、刃物による攻撃は無意味に等しい。しかし、攻撃を受けた時の衝撃を無効化はできず、先ほどから攻撃を受け続けたガイアは苦し気な表情を浮かべる。
(こいつらの攻撃をこれ以上に受けたらまずい……くそっ、この俺が人間如きにっ!!)
ガイアは今の状態で戦うのはまずいと判断すると、再び胸元を膨らませる。またもや火炎の吐息を放つのかと思われたが、ガイアは二人に向けて放つのではなく、自分の足元に向けて火炎の塊を吐き出す。
「アガァアアッ!!」
「えっ!?」
「なっ……レミアちゃん、気を付けて!!」
地面に向けて火炎の塊が衝突すると、当然だが爆発してガイアの身体が爆炎と煙によって掻き消される。その光景を見たレミアは呆気にとられるが、アイラの方は警戒して身構える。
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