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真・最終章 七魔将編
七魔将の実力
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「行くぞおらぁっ!!」
「ほうっ……雷の聖痕か」
ハルナが全身から電流を迸らせると、オウガは即座に彼女の能力を見抜き、鍛錬器具を置いて向かい合う。ハルナは最初から全力で挑み、凄まじい速度で駆け抜ける。
雷属性の魔力を放出する状態の彼女の攻撃を受ければ感電は免れず、竜種であろうと彼女の攻撃を受ければ無事では済まない。肉体の限界まで身体能力を強化させ、更に電撃を帯びた彼女の攻撃を受けて平気な相手は今までに一人もいなかった。
「だだだだっ!!」
「ぐぅっ!?」
オウガの腹部に向けてハルナの拳が何発も叩き込まれ、オウガは苦痛の表情を浮かべながらも後退る。その光景を見てハルナは笑みを浮かべたが、すぐに違和感を抱いた。オウガを殴りつけた際にハルナは彼の皮膚が異様なまでに硬く、殴りつけた自分の拳の方が痛めてしまう。
「いたっ……!?」
「ふんっ!!」
「うわぁっ!?」
殴りつけたはずの自分の方が拳を痛めた事にハルナは驚き、そんな彼女に対してオウガは容赦なく腕を伸ばす。それに対してハルナは咄嗟に身を反らして回避するが、即座に加速して距離を置く。
オウガの皮膚は異様なまでに硬く、頑丈な鱗に覆われた黒龍にさえもハルナの打撃は通じるが、彼の皮膚はそれに匹敵する硬さを誇る。まるで全身が筋肉の塊その物であり、巨人族や牛人族以上の筋肉質を誇る。
(なんだこいつ……だったらこれでどうだ!!)
生半可な攻撃は通じないと判断したハルナはオウガに向けて全速力で駆け出し、顔面に向けて飛び膝蹴りを叩き込む。いくら身体を鍛えた所で顔面までは鍛えられず、この攻撃ならば通じるとハルナは判断して仕掛ける。
「どりゃあああっ!!」
「ぐふぅっ!?」
オウガはハルナの膝を顔面に受けると、後ろに数歩後退る。しかし、攻撃を仕掛けたハルナの方も膝を抑え付け、まるでアダマンタイトのような頑丈な金属に膝蹴りを叩き込んだ感覚に陥る。
「あいたたたっ!?痛い痛い痛い!?」
「……所詮、この程度か」
鼻血を噴き出しながらもオウガはハルナに視線を向け、彼女は膝を抑えながら地面を転がり回る。確実に膝に罅が入り、この状態ではまともに動く事もできない。そんな彼女にオウガは言い放つ。
「お前は聖痕の力に頼り過ぎている……どんなに優れた能力であろうと、それに頼り過ぎるようでは二流だな」
「な、何だと……」
「もうこれ以上、ガキの相手はしていられん」
「うわっ!?」
ハルナに対してオウガは彼女の無事な方の足を掴むと、そのまま無造作に放り投げる。しかし、あまりの怪力にハルナは訓練場の壁際まで飛ばされ、派手に床に転がり込む。
「あいたぁっ!?」
「……そこで大人しくしていろ」
「ま、待てっ……くそっ!!」
オウガは上の階段に向けて歩み、その様子を見たハルナは他の仲間の所へ行かせないために止めようとしたが、足が思うように動けない。いくら回復力が高いハルナと言えども骨に罅が入ればすぐに治る事はなく、彼女はオウガを止める事ができなかった――
――同時刻、ゴウライの方はバル、リンダ、アンジュ、サーシャの4人と向かい合っていた。バルは元S級冒険者、リンダはヨツバ王国の王国騎士筆頭、アンジュとサーシャはダークエルフの戦士長を務める実力者だが、彼女達を相手にゴウライはたった一人で優位に立っていた。
「ぬぅんっ!!」
「また来る!?」
「私に合わせろ、デカ女!!」
「誰がデカ女だい!!」
「くっ……!!」
ゴウライはデュランダルを振りかざすと、その気迫だけでバルたちは気圧されそうになるが、即座にアンジュとバルが大剣を振りかざして重ね合うように叩き込む。ゴウライの放ったデュランダルの刃にバルとアンジュの大剣が同時に衝突し、金属音と衝撃波が周囲に放たれる。
バルとアンジュも剛剣を得意とする剣士ではあるが、ゴウライとは地力に差があり過ぎて彼女の攻撃を受け止め切れず、二人がかりでもゴウライの攻撃を受けて後退る。しかし、そんな二人の背中から支えるのはリンダであり、3人掛かりでゴウライの攻撃を抑えつけてその間にサーシャが攻撃を仕掛けた。
「剣舞!!」
「ぬおっ!?」
3人が攻撃を抑えている間にサーシャが空中に跳ぶと双剣を放つ。ゴウライは今は生身の状態なので切りつけられたら無事では済まず、咄嗟に彼女は全ての斬撃を回避する。流石に鎧無しの状態で切りつけられればゴウライも避ける以外に選択肢はなく、その間に他の3人も動き出す。
「撃剣!!」
「勁撃!!」
「回転!!」
「ぬううっ!?」
バルは渾身の一撃を繰り出し、リンダは掌底を繰り出して触れた瞬間に衝撃波を放ち、アンジュは身体を回転させて加速した大剣を放つ。それらの攻撃にゴウライはデュランダルで受け止めるが、勢いを完全には殺しきれずに後方へと吹き飛ぶ。
戦闘が開始されてからまだ数分だが、バルたちは既に汗を流して息を切らせていた。それほどまでに彼女達は全力でゴウライに挑み、体力が切れる事など考えずに戦っていた。しかし、一方でゴウライの方は思わぬ苦戦に追い詰められるどころか、むしろ彼女は喜んでいた。
「ほうっ……雷の聖痕か」
ハルナが全身から電流を迸らせると、オウガは即座に彼女の能力を見抜き、鍛錬器具を置いて向かい合う。ハルナは最初から全力で挑み、凄まじい速度で駆け抜ける。
雷属性の魔力を放出する状態の彼女の攻撃を受ければ感電は免れず、竜種であろうと彼女の攻撃を受ければ無事では済まない。肉体の限界まで身体能力を強化させ、更に電撃を帯びた彼女の攻撃を受けて平気な相手は今までに一人もいなかった。
「だだだだっ!!」
「ぐぅっ!?」
オウガの腹部に向けてハルナの拳が何発も叩き込まれ、オウガは苦痛の表情を浮かべながらも後退る。その光景を見てハルナは笑みを浮かべたが、すぐに違和感を抱いた。オウガを殴りつけた際にハルナは彼の皮膚が異様なまでに硬く、殴りつけた自分の拳の方が痛めてしまう。
「いたっ……!?」
「ふんっ!!」
「うわぁっ!?」
殴りつけたはずの自分の方が拳を痛めた事にハルナは驚き、そんな彼女に対してオウガは容赦なく腕を伸ばす。それに対してハルナは咄嗟に身を反らして回避するが、即座に加速して距離を置く。
オウガの皮膚は異様なまでに硬く、頑丈な鱗に覆われた黒龍にさえもハルナの打撃は通じるが、彼の皮膚はそれに匹敵する硬さを誇る。まるで全身が筋肉の塊その物であり、巨人族や牛人族以上の筋肉質を誇る。
(なんだこいつ……だったらこれでどうだ!!)
生半可な攻撃は通じないと判断したハルナはオウガに向けて全速力で駆け出し、顔面に向けて飛び膝蹴りを叩き込む。いくら身体を鍛えた所で顔面までは鍛えられず、この攻撃ならば通じるとハルナは判断して仕掛ける。
「どりゃあああっ!!」
「ぐふぅっ!?」
オウガはハルナの膝を顔面に受けると、後ろに数歩後退る。しかし、攻撃を仕掛けたハルナの方も膝を抑え付け、まるでアダマンタイトのような頑丈な金属に膝蹴りを叩き込んだ感覚に陥る。
「あいたたたっ!?痛い痛い痛い!?」
「……所詮、この程度か」
鼻血を噴き出しながらもオウガはハルナに視線を向け、彼女は膝を抑えながら地面を転がり回る。確実に膝に罅が入り、この状態ではまともに動く事もできない。そんな彼女にオウガは言い放つ。
「お前は聖痕の力に頼り過ぎている……どんなに優れた能力であろうと、それに頼り過ぎるようでは二流だな」
「な、何だと……」
「もうこれ以上、ガキの相手はしていられん」
「うわっ!?」
ハルナに対してオウガは彼女の無事な方の足を掴むと、そのまま無造作に放り投げる。しかし、あまりの怪力にハルナは訓練場の壁際まで飛ばされ、派手に床に転がり込む。
「あいたぁっ!?」
「……そこで大人しくしていろ」
「ま、待てっ……くそっ!!」
オウガは上の階段に向けて歩み、その様子を見たハルナは他の仲間の所へ行かせないために止めようとしたが、足が思うように動けない。いくら回復力が高いハルナと言えども骨に罅が入ればすぐに治る事はなく、彼女はオウガを止める事ができなかった――
――同時刻、ゴウライの方はバル、リンダ、アンジュ、サーシャの4人と向かい合っていた。バルは元S級冒険者、リンダはヨツバ王国の王国騎士筆頭、アンジュとサーシャはダークエルフの戦士長を務める実力者だが、彼女達を相手にゴウライはたった一人で優位に立っていた。
「ぬぅんっ!!」
「また来る!?」
「私に合わせろ、デカ女!!」
「誰がデカ女だい!!」
「くっ……!!」
ゴウライはデュランダルを振りかざすと、その気迫だけでバルたちは気圧されそうになるが、即座にアンジュとバルが大剣を振りかざして重ね合うように叩き込む。ゴウライの放ったデュランダルの刃にバルとアンジュの大剣が同時に衝突し、金属音と衝撃波が周囲に放たれる。
バルとアンジュも剛剣を得意とする剣士ではあるが、ゴウライとは地力に差があり過ぎて彼女の攻撃を受け止め切れず、二人がかりでもゴウライの攻撃を受けて後退る。しかし、そんな二人の背中から支えるのはリンダであり、3人掛かりでゴウライの攻撃を抑えつけてその間にサーシャが攻撃を仕掛けた。
「剣舞!!」
「ぬおっ!?」
3人が攻撃を抑えている間にサーシャが空中に跳ぶと双剣を放つ。ゴウライは今は生身の状態なので切りつけられたら無事では済まず、咄嗟に彼女は全ての斬撃を回避する。流石に鎧無しの状態で切りつけられればゴウライも避ける以外に選択肢はなく、その間に他の3人も動き出す。
「撃剣!!」
「勁撃!!」
「回転!!」
「ぬううっ!?」
バルは渾身の一撃を繰り出し、リンダは掌底を繰り出して触れた瞬間に衝撃波を放ち、アンジュは身体を回転させて加速した大剣を放つ。それらの攻撃にゴウライはデュランダルで受け止めるが、勢いを完全には殺しきれずに後方へと吹き飛ぶ。
戦闘が開始されてからまだ数分だが、バルたちは既に汗を流して息を切らせていた。それほどまでに彼女達は全力でゴウライに挑み、体力が切れる事など考えずに戦っていた。しかし、一方でゴウライの方は思わぬ苦戦に追い詰められるどころか、むしろ彼女は喜んでいた。
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