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真・最終章 七魔将編
アルドラの秘策
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「ほら、弱音を言ってる場合じゃないよ!!頑張りな!!全部終わったらいくらでも食べさせてやるよ!!」
「本当か!?よし、なら元気出てきた!!約束だからな、これが終わったら牛肉食わせろよ!!」
「共食い……?」
種族的にはミノタウロスにも関わらずにハルナは牛肉が好きらしく、バルの言葉を聞いて彼女はやる気を取り戻すと先導するティナを追い抜いて闘技場の試合会場へと辿り着く。
「アルドラ!!何処だぁっ!?」
「馬鹿、大声を出すんじゃないよ!?わざわざここまで来たのに逃げられたらどうするんだい!?」
「……待って、もうあっちも逃げるつもりはないみたい」
「あ、あそこにいるよ!?」
大声を放ちながら試合場会場に乗り込んだハルナにバルは焦るが、コトミンとティナは試合場の中央に人影がある事を指摘する。バルとハルナも視線を向けると、そこにはオオツチトカゲに跨るアルドラの姿が存在した。
吸血鬼であるアルドラは人間よりも遥かに高い回復能力を備えているが、レナとの戦闘で負った傷はまだ完治はしていないらしく、それでも立ち上がれる程には回復したのか彼女はオオツチトカゲの背中から降りる。その様子を見てハルナは全身に電流を迸らせ、アルドラへ向けて怒鳴りつける。
「アルドラ!!」
「……やっぱり、ここまで来たわね。どうやって私の居場所に気付いたのかしら?」
「はんっ、いつまでも余裕こいてるんじゃねえよ!!」
「あ、おい!?」
ハルナは試合場に立つアルドラとオオツチトカゲに向けて駆け出し、勢いよく観客席から試合場へと飛び降りる。しかし、それを予測していたかのようにアルドラは笑みを浮かべると、彼女は右手を地面に付けて命じる。
「そうね、どうでもいい事だったわ……なら、出てきなさい!!」
「何をして……うわっ!?」
「ハルナちゃん!?」
「な、何だいこれは!?」
「まさか……!?」
試合場の地面が盛り上がると、やがて人型の岩石のような生物が出現する。それを見たハルナは驚愕の表情を浮かべ、彼女の前に現れたのは数体の「ロックゴーレム」だった。
『ゴォオオオッ!!』
「な、何だこいつ等!?」
「さあ、あなたのお得意の電撃を喰らわせて見たらどう?」
ハルナは目の前に現れたゴーレムの集団に戸惑うが、アルドラの言葉を聞いて挑発だと判断した彼女はお望み通りに全身に電流を迸らせる。彼女は拳を握りしめるとロックゴーレムの1体に目掛けて拳を繰り出す。
「うらぁっ!!」
「ゴアアッ!?」
「やった!!」
ハルナの攻撃を受けたロックゴーレムの1体は吹き飛び、地面に崩れ落ちる光景を見てバルはロックゴーレムを倒したと思った。しかし、攻撃を仕掛けたハルナの方は何故か違和感を抱いた表情を浮かべ、彼女は自分の手元を見つめる。
「何だ、今の……?」
「ちょっと何してんだい!?新しいのが来てるよ!!」
「えっ……うわっ!?」
「ゴオオッ!!」
違和感を抱いて呆けていたハルナに対して別のロックゴーレムが迫り、彼女に目掛けて両手を握りしめた状態で勢いよくハルナの頭上に向けて振り下ろす。その攻撃に対してハルナは咄嗟に腕を交差してロックゴーレムの攻撃を受け止めた。
外見は人間同然ではあるがハルナはれっきとした牛人族であるため、ロックゴーレムの怪力に対しても彼女は素の身体能力だけでも渡り合える。ロックゴーレムの攻撃を受けたハルナは今度は電流を帯びた前蹴りを放つ。
「どらぁっ!!」
「ゴアッ!?」
「よし、その調子だよ!!あたし達もすぐに行くよ!!」
「ええっ!?ここから飛び降りるの!?」
「ウルも連れて来ればよかった……」
ハルナがロックゴーレムと戦っているのを見てバルは自分達も試合場に降りる事を提案する。ちなみにウルはアンジュとサーシャの守護のためにこの場から離れておらず、仕方なくバルはしり込みするティナとコトミンを両脇に抱きかかえて飛び降りる。
「ほら、行くよ!!」
「わああっ!?」
「せめて水を……はうっ!?」
二人を連れてバルは試合場に飛び降りると、その間にもハルナはロックゴーレムを相手に戦っていた。彼女は3体目のロックゴーレムと力比べを行い、両手を掴んでお互いに押し合う。
「ぐぎぎぎ……うらぁっ!!」
「ゴアアッ!?」
「流石ね……ロックゴーレム程度では相手にならないようね。それなら貴方も行きなさい」
力ずくでハルナはロックゴーレムを投げ飛ばすと、その様子を見ていたアルドラは自分をここまで運んできたオオツチトカゲに視線を向ける。彼女はオオツチトカゲに命じる様に指を鳴らすと、今度はオオツチトカゲがハルナに目掛けて突っ込んできた。
「シャアアッ!!」
「ちっ、いい加減にしつこいんだよ……はあっ、はあっ」
ハルナは額の汗を拭って迫りくるオオツチトカゲに拳を構えるが、この時にバルはハルナが異様なまでに汗をかいている事に気付き、違和感を抱いた彼女はハルナが倒したロックゴーレムに視線を向ける。そこで彼女はハルナの身に起きている異変の正体に気付く。
「本当か!?よし、なら元気出てきた!!約束だからな、これが終わったら牛肉食わせろよ!!」
「共食い……?」
種族的にはミノタウロスにも関わらずにハルナは牛肉が好きらしく、バルの言葉を聞いて彼女はやる気を取り戻すと先導するティナを追い抜いて闘技場の試合会場へと辿り着く。
「アルドラ!!何処だぁっ!?」
「馬鹿、大声を出すんじゃないよ!?わざわざここまで来たのに逃げられたらどうするんだい!?」
「……待って、もうあっちも逃げるつもりはないみたい」
「あ、あそこにいるよ!?」
大声を放ちながら試合場会場に乗り込んだハルナにバルは焦るが、コトミンとティナは試合場の中央に人影がある事を指摘する。バルとハルナも視線を向けると、そこにはオオツチトカゲに跨るアルドラの姿が存在した。
吸血鬼であるアルドラは人間よりも遥かに高い回復能力を備えているが、レナとの戦闘で負った傷はまだ完治はしていないらしく、それでも立ち上がれる程には回復したのか彼女はオオツチトカゲの背中から降りる。その様子を見てハルナは全身に電流を迸らせ、アルドラへ向けて怒鳴りつける。
「アルドラ!!」
「……やっぱり、ここまで来たわね。どうやって私の居場所に気付いたのかしら?」
「はんっ、いつまでも余裕こいてるんじゃねえよ!!」
「あ、おい!?」
ハルナは試合場に立つアルドラとオオツチトカゲに向けて駆け出し、勢いよく観客席から試合場へと飛び降りる。しかし、それを予測していたかのようにアルドラは笑みを浮かべると、彼女は右手を地面に付けて命じる。
「そうね、どうでもいい事だったわ……なら、出てきなさい!!」
「何をして……うわっ!?」
「ハルナちゃん!?」
「な、何だいこれは!?」
「まさか……!?」
試合場の地面が盛り上がると、やがて人型の岩石のような生物が出現する。それを見たハルナは驚愕の表情を浮かべ、彼女の前に現れたのは数体の「ロックゴーレム」だった。
『ゴォオオオッ!!』
「な、何だこいつ等!?」
「さあ、あなたのお得意の電撃を喰らわせて見たらどう?」
ハルナは目の前に現れたゴーレムの集団に戸惑うが、アルドラの言葉を聞いて挑発だと判断した彼女はお望み通りに全身に電流を迸らせる。彼女は拳を握りしめるとロックゴーレムの1体に目掛けて拳を繰り出す。
「うらぁっ!!」
「ゴアアッ!?」
「やった!!」
ハルナの攻撃を受けたロックゴーレムの1体は吹き飛び、地面に崩れ落ちる光景を見てバルはロックゴーレムを倒したと思った。しかし、攻撃を仕掛けたハルナの方は何故か違和感を抱いた表情を浮かべ、彼女は自分の手元を見つめる。
「何だ、今の……?」
「ちょっと何してんだい!?新しいのが来てるよ!!」
「えっ……うわっ!?」
「ゴオオッ!!」
違和感を抱いて呆けていたハルナに対して別のロックゴーレムが迫り、彼女に目掛けて両手を握りしめた状態で勢いよくハルナの頭上に向けて振り下ろす。その攻撃に対してハルナは咄嗟に腕を交差してロックゴーレムの攻撃を受け止めた。
外見は人間同然ではあるがハルナはれっきとした牛人族であるため、ロックゴーレムの怪力に対しても彼女は素の身体能力だけでも渡り合える。ロックゴーレムの攻撃を受けたハルナは今度は電流を帯びた前蹴りを放つ。
「どらぁっ!!」
「ゴアッ!?」
「よし、その調子だよ!!あたし達もすぐに行くよ!!」
「ええっ!?ここから飛び降りるの!?」
「ウルも連れて来ればよかった……」
ハルナがロックゴーレムと戦っているのを見てバルは自分達も試合場に降りる事を提案する。ちなみにウルはアンジュとサーシャの守護のためにこの場から離れておらず、仕方なくバルはしり込みするティナとコトミンを両脇に抱きかかえて飛び降りる。
「ほら、行くよ!!」
「わああっ!?」
「せめて水を……はうっ!?」
二人を連れてバルは試合場に飛び降りると、その間にもハルナはロックゴーレムを相手に戦っていた。彼女は3体目のロックゴーレムと力比べを行い、両手を掴んでお互いに押し合う。
「ぐぎぎぎ……うらぁっ!!」
「ゴアアッ!?」
「流石ね……ロックゴーレム程度では相手にならないようね。それなら貴方も行きなさい」
力ずくでハルナはロックゴーレムを投げ飛ばすと、その様子を見ていたアルドラは自分をここまで運んできたオオツチトカゲに視線を向ける。彼女はオオツチトカゲに命じる様に指を鳴らすと、今度はオオツチトカゲがハルナに目掛けて突っ込んできた。
「シャアアッ!!」
「ちっ、いい加減にしつこいんだよ……はあっ、はあっ」
ハルナは額の汗を拭って迫りくるオオツチトカゲに拳を構えるが、この時にバルはハルナが異様なまでに汗をかいている事に気付き、違和感を抱いた彼女はハルナが倒したロックゴーレムに視線を向ける。そこで彼女はハルナの身に起きている異変の正体に気付く。
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