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真・最終章 七魔将編
残るは5人
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――魔眼将メドゥーサ、竜人将ガイアはレナの手で討たれた。これで残された七魔将は五人となるが、その内の紅血将アルドラは呪詛に侵され、鬼人将オウガは姿を消した。死人将ブラクは姿を消し、牙人将は消息不明、その中で最強の将にしてヨツバ王国の西聖将を捉えた魔人将ラストは炎龍が封印された地で待機していた。
ラストは火属性の聖痕を宿すホムラから魔力を奪い取り、それを炎龍に送り込む作業を繰り返す。普通の人間ならば魔力を奪い取られれば弱体化するが、ホムラの場合は聖痕を所有していた事で普通の人間よりも魔力の回復が早い。
レナ達が訪れた時とは違い、現在の炎龍が封印されている鉱山はまるで火山の如く熱気を放っていた。これは炎龍が完全復活する予兆であり、同時に熱気のせいで火属性の精霊が集まってくる。そのお陰でホムラは火属性の精霊の力を借りて急速的に魔力を回復させていた。
「ぐうっ……」
「流石だな、まだ生きているか」
磔にされたホムラの元にラストが赴き、いつも通りに彼女から魔力を奪おうとした。しかし、魔力を奪い続けてから既に何日も経過しているが、ホムラは飲まず食わずで過ごしているにも関わらずに今だに反抗的な目を向ける。肉体の方も弱っている様子はなく、隙を見せればラストに噛みついてでも殺そうとしてくる。
聖痕のお陰で精霊を吸収してホムラは魔力を補っており、魔力は生命力その物なので火属性の精霊が溢れる場所では彼女は死ぬ事はない。しかし、空腹や喉の渇きは抑えられるわけではなく、死ぬ事はないが辛い状況な事に変わりはない。
それでもホムラはラストに対して屈せず、常に敵意を抱き続ける。普通の人間ならば心が折れていてもおかしくはないが、彼女の心は何があろうと折れない。その姿にラストは感心を抱き、彼女の顔に手をやる。
「捕まってなおもその反抗的な目つき……大した女だ」
「……殺してやる」
「やれるもならな」
ホムラはラストを睨みつけて殺気を向けるが、そんな彼女にラストは今日も魔力を奪い続ける――
――その頃、監獄都市のダインはミイネと共に地下の通路を駆けていた。二人の周りには大量の鼠型の魔獣が追跡し、その後ろから監獄所長の声が響く。
「待つんだ!!ミイネちゃん!!」
「嫌ですよ、僕は外に出るんです!!」
「駄目だ!!それだけはやっぱり駄目だ!!」
「ひいいっ!?」
二人の後を追いかけるのは鬼気迫る表情を浮かべた監獄所長であり、彼はダインと共に地下の秘密の通路から外へ逃げ出そうとするダインとミイネを追いかける。鼠達は主人であるミイネを救うために監獄所長に襲い掛かった。
『チュチュチュッ!!』
「うわぁっ!?や、止めろっ!!」
「今です、今のうちに上へ!!」
「ああ、くそっ!!どうしてこんな事になるんだよ!?」
ダインはミイネと共に地上へ繋がる梯子を登ると、それを見送るように鼠達は二人を見上げる。別れ際にミイネは地下の鼠達に寂し気な表情を浮かべるが、彼女はもう監獄都市を抜ける覚悟はできていた。
外へ抜け出すと既にそこには他の囚人も待機しており、その中にはミイネの母親の姿もあった。ダインとミイネが現れると囚人たちは二人を引き上げ、早く逃げる様に促す。
「おう、ダイン!!やっと来たか!!」
「待ちくたびれたぞ」
「お、おっさん!?それに爺さんまで……見送りに来てくれたのか?」
「当たり前じゃ、お主等のお陰で儂の立場も上がったからな」
「へへへっ……俺も今ではギルさんの右腕だぜ」
監獄に居た頃は色々と世話になったマサルとギルもダイン達の脱走に協力し、彼等は看守が扱う馬を用意してくれていた。二人以外にもミイネの母親であるパールも彼女の見送りに訪れ、ミイネを抱きしめて最後の別れの挨拶を行う。
「よく頑張ったわね、ミイネちゃん……約束通り、銀貨1000枚を集めるなんてすごいわ」
「ダインさんのお陰ですよ……まあ、7割は僕のお陰ですけど」
「おい!?」
「うふふっ……たまには顔を見せに来るのよ」
実は少し前にダインとミイネは監獄都市を抜けるために必要な銀貨1000枚を集めきったが、約束を保護して監獄所長がミイネを引き留めようとした。そのためにダインとミイネは地下通路を利用して脱走し、監獄所長が地下で足止めしている間に二人は抜け出すつもりだった。
馬にミイネは乗り込むとダインも後ろに乗り込み、馬を操る事ができるのはミイネだった。ここから先は二人は環濠都市の外を目指して行動する。そして他の者たちは一緒に行けないため、ここで本当に別れを迎える。
「それじゃあな、皆!!色々とありがとう!!」
「おう!!また来いよ!!」
「ははは、また来るという事は犯罪を犯すという事になるがな!!」
「もうここへは来ないよ!!でも、手紙ぐらいは送るからな!!」
「ミイネちゃん、外の世界が辛くなったら何時でも戻ってきていいのよ」
「ありがとうございます、お母さん……お父さんの事、よろしくお願いします!!」
二人を乗せた馬は駆け出し、遂にダインとミイネは監獄都市を脱出した。ここから先は二人はバルトロス王国へ向けて旅に出る――
※投稿が遅れて申し訳ありません(;´・ω・)
ラストは火属性の聖痕を宿すホムラから魔力を奪い取り、それを炎龍に送り込む作業を繰り返す。普通の人間ならば魔力を奪い取られれば弱体化するが、ホムラの場合は聖痕を所有していた事で普通の人間よりも魔力の回復が早い。
レナ達が訪れた時とは違い、現在の炎龍が封印されている鉱山はまるで火山の如く熱気を放っていた。これは炎龍が完全復活する予兆であり、同時に熱気のせいで火属性の精霊が集まってくる。そのお陰でホムラは火属性の精霊の力を借りて急速的に魔力を回復させていた。
「ぐうっ……」
「流石だな、まだ生きているか」
磔にされたホムラの元にラストが赴き、いつも通りに彼女から魔力を奪おうとした。しかし、魔力を奪い続けてから既に何日も経過しているが、ホムラは飲まず食わずで過ごしているにも関わらずに今だに反抗的な目を向ける。肉体の方も弱っている様子はなく、隙を見せればラストに噛みついてでも殺そうとしてくる。
聖痕のお陰で精霊を吸収してホムラは魔力を補っており、魔力は生命力その物なので火属性の精霊が溢れる場所では彼女は死ぬ事はない。しかし、空腹や喉の渇きは抑えられるわけではなく、死ぬ事はないが辛い状況な事に変わりはない。
それでもホムラはラストに対して屈せず、常に敵意を抱き続ける。普通の人間ならば心が折れていてもおかしくはないが、彼女の心は何があろうと折れない。その姿にラストは感心を抱き、彼女の顔に手をやる。
「捕まってなおもその反抗的な目つき……大した女だ」
「……殺してやる」
「やれるもならな」
ホムラはラストを睨みつけて殺気を向けるが、そんな彼女にラストは今日も魔力を奪い続ける――
――その頃、監獄都市のダインはミイネと共に地下の通路を駆けていた。二人の周りには大量の鼠型の魔獣が追跡し、その後ろから監獄所長の声が響く。
「待つんだ!!ミイネちゃん!!」
「嫌ですよ、僕は外に出るんです!!」
「駄目だ!!それだけはやっぱり駄目だ!!」
「ひいいっ!?」
二人の後を追いかけるのは鬼気迫る表情を浮かべた監獄所長であり、彼はダインと共に地下の秘密の通路から外へ逃げ出そうとするダインとミイネを追いかける。鼠達は主人であるミイネを救うために監獄所長に襲い掛かった。
『チュチュチュッ!!』
「うわぁっ!?や、止めろっ!!」
「今です、今のうちに上へ!!」
「ああ、くそっ!!どうしてこんな事になるんだよ!?」
ダインはミイネと共に地上へ繋がる梯子を登ると、それを見送るように鼠達は二人を見上げる。別れ際にミイネは地下の鼠達に寂し気な表情を浮かべるが、彼女はもう監獄都市を抜ける覚悟はできていた。
外へ抜け出すと既にそこには他の囚人も待機しており、その中にはミイネの母親の姿もあった。ダインとミイネが現れると囚人たちは二人を引き上げ、早く逃げる様に促す。
「おう、ダイン!!やっと来たか!!」
「待ちくたびれたぞ」
「お、おっさん!?それに爺さんまで……見送りに来てくれたのか?」
「当たり前じゃ、お主等のお陰で儂の立場も上がったからな」
「へへへっ……俺も今ではギルさんの右腕だぜ」
監獄に居た頃は色々と世話になったマサルとギルもダイン達の脱走に協力し、彼等は看守が扱う馬を用意してくれていた。二人以外にもミイネの母親であるパールも彼女の見送りに訪れ、ミイネを抱きしめて最後の別れの挨拶を行う。
「よく頑張ったわね、ミイネちゃん……約束通り、銀貨1000枚を集めるなんてすごいわ」
「ダインさんのお陰ですよ……まあ、7割は僕のお陰ですけど」
「おい!?」
「うふふっ……たまには顔を見せに来るのよ」
実は少し前にダインとミイネは監獄都市を抜けるために必要な銀貨1000枚を集めきったが、約束を保護して監獄所長がミイネを引き留めようとした。そのためにダインとミイネは地下通路を利用して脱走し、監獄所長が地下で足止めしている間に二人は抜け出すつもりだった。
馬にミイネは乗り込むとダインも後ろに乗り込み、馬を操る事ができるのはミイネだった。ここから先は二人は環濠都市の外を目指して行動する。そして他の者たちは一緒に行けないため、ここで本当に別れを迎える。
「それじゃあな、皆!!色々とありがとう!!」
「おう!!また来いよ!!」
「ははは、また来るという事は犯罪を犯すという事になるがな!!」
「もうここへは来ないよ!!でも、手紙ぐらいは送るからな!!」
「ミイネちゃん、外の世界が辛くなったら何時でも戻ってきていいのよ」
「ありがとうございます、お母さん……お父さんの事、よろしくお願いします!!」
二人を乗せた馬は駆け出し、遂にダインとミイネは監獄都市を脱出した。ここから先は二人はバルトロス王国へ向けて旅に出る――
※投稿が遅れて申し訳ありません(;´・ω・)
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