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真・最終章 七魔将編
お前なんかもう怖くない!!
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「待て待て待てぇええっ!!」
「その声は……まさか!?」
「ダイン!?」
後方から聞こえてきた声に驚いて振り返ると、そこには屋根の上を跳び回るダインの姿があった。彼が屋根を飛び越えて移動する姿に誰もが驚き、何時の間にそれほどの身体能力を身に着けたのかと混乱する。
「す、凄いっす!!ダインさん、何時の間にそんなに身軽になったんですか!?」
「影魔法で無理やり飛んでるだけだよ!!それより、そこ退いて!!」
「えっ!?は、はい!!」
走りながらもエリナの質問に律儀に答え、現在のダインの肉体には彼の影が纏っていた。ダインは影を操作する事で本来の自分の限界以上の力を生み出し、無理やりに身体を動かして屋根の上を跳び回る。
当然だがこんな無茶な影魔法の使い方をすれば肉体の損傷も大きい。それでもダインは冒険都市に迫る黒雲を見て居ても立っても居られず、城壁に向けて飛び込む。
「くそ爺っ!!いい加減にしろぉおおおっ!!」
『ナニィッ!?』
冒険都市に迫っていた漆黒の塊に対してダインは影人形を作り出し、巨人族の如く影を巨大化させて正面から受け止める。まさか自分の攻撃を止められるとは思わなかったブラクの人面は驚愕の表情を浮かべた。
「おい、ガキ!!それを破壊したら……」
「分かってるよ!!壊したら闇属性の魔力が溢れるんだろ!?けど、こんなの僕の影魔法には効かないんだよ!!」
「おおっ!?」
ダインの作り出した影人形はブラクの生み出した闇属性の魔力の塊を抱き留め、間違っても都市の近くで暴発させないように抑え込む。ダインは意識を集中させて影人形が受け止めた漆黒の塊を感じ取り、それを自分の影に吸収させる。
(闇属性の魔力なら僕だって何とかできるはず……!!)
意識を集中させてダインは闇属性の聖痕の力を発動させると、それを見た全員が慌てて距離を取る。ダインの身体から闇属性の魔力が溢れ、彼は受け止めた漆黒の塊を影人形を通して吸収を行う。
「これで……どうだ!!」
『バカナッ!?キ、キサマァッ!!ソノチカラハワシノ……!!』
「はっ……あんたの闇属性の聖痕はもう僕の物なんだよ」
影人形の中に漆黒の塊が飲み込まれるように消え去り、完全に魔力を吸収したダインは脂汗を流しながらも笑みを浮かべた。ブラクは自分が所有していた闇属性の聖痕を使いこなすダインに対して怒りの表情を浮かべる。ブラクの本体が死んだ今となっては聖痕を操る者はもうダインしかいない。
自分の攻撃をよりにもよって見下していたダインに無効化された事にブラクは怒りを抱くが、彼が城壁に現れた事で状況は一変した。仮にブラクが攻撃を行おうとダインの影人形が魔力を吸収し、そうなればブラクに対抗手段はない。ダインに吸収された魔力は彼を殺さない限りは取り戻す事はできず、完全に立場が一変した。
「どうした爺!?そんな姿になった癖に僕一人にも勝てないのか!?これじゃあ、どっちが落ちこぼれなのか分からないな!!」
「ダインさん、無暗に挑発するのは……」
『オノレッ……ズニノルナ、ガキガァッ!!』
ダインの挑発を受けたブラクは怒りで我を忘れ、今度は黒雲の至る所に人面を作り上げる。複数の人面を築き上げて多方向から攻撃を仕掛けるつもりらしく、ダインの力では一か所しか守る事はできない。
『シヌガイイ、ニンゲンドモ!!』
「うわわっ!?さっきより顔が増えましたよ!!」
「おい、これどうにかできるのか!?」
「いや、流石にこの数は無理……うわわっ!?」
「ちょっと!!しっかりしなさい!!」
多数の人面が浮き上がったのを見て城壁の人間達は慌てふためき、勇ましく駆けつけたダインも流石に人面の数を見て守り切れない事を悟って焦ってしまう。しかし、ブラクが攻撃を仕掛ける前に城壁に駆けつける3つの影が現れた。
『ふはははっ!!面白い事になっているな!!』
「ゴ、ゴウライ!?」
「よっ、何か凄い事になってるな」
「貴女は……ハルナ!?」
「遅れてごめん!!ちょっと皆を探すのに時間が掛かって……」
「あ、兄貴~!!遅いっすよ!!」
城壁にゴウライ、ハルナ、レナの3人が現れると全員が驚きながらも喜び、この状況下で頼りになる面子が集まってくれた。しかし、再会の喜びを分かち合う暇もなく、ブラクは人面からいくつもの漆黒の塊を吐き出す。
『シネエエエエッ!!』
「うわっ!?」
「まずい、あれをどうにか防げ!!街の人間が被害を受けるぞ!!」
『ん?よく分からんが、あれをどうにかすればいいんだな?』
「あの黒い球みたいなのを壊せばいいわけか……よし、誰が一番多く壊せるか競争だ!!」
「あ、こら!?」
迫りくる無数の漆黒の塊に視線を向けたハルナは笑みを浮かべ、彼女は全身から電流を迸らせながら城壁の上を駆け出す。彼女は雷属性の聖痕の所有者であり、電流を生み出す力と生まれ持った時から持ち合わせていた。その力を利用して彼女は自分の身体能力を限界以上に引き上げて戦う事ができた。
「その声は……まさか!?」
「ダイン!?」
後方から聞こえてきた声に驚いて振り返ると、そこには屋根の上を跳び回るダインの姿があった。彼が屋根を飛び越えて移動する姿に誰もが驚き、何時の間にそれほどの身体能力を身に着けたのかと混乱する。
「す、凄いっす!!ダインさん、何時の間にそんなに身軽になったんですか!?」
「影魔法で無理やり飛んでるだけだよ!!それより、そこ退いて!!」
「えっ!?は、はい!!」
走りながらもエリナの質問に律儀に答え、現在のダインの肉体には彼の影が纏っていた。ダインは影を操作する事で本来の自分の限界以上の力を生み出し、無理やりに身体を動かして屋根の上を跳び回る。
当然だがこんな無茶な影魔法の使い方をすれば肉体の損傷も大きい。それでもダインは冒険都市に迫る黒雲を見て居ても立っても居られず、城壁に向けて飛び込む。
「くそ爺っ!!いい加減にしろぉおおおっ!!」
『ナニィッ!?』
冒険都市に迫っていた漆黒の塊に対してダインは影人形を作り出し、巨人族の如く影を巨大化させて正面から受け止める。まさか自分の攻撃を止められるとは思わなかったブラクの人面は驚愕の表情を浮かべた。
「おい、ガキ!!それを破壊したら……」
「分かってるよ!!壊したら闇属性の魔力が溢れるんだろ!?けど、こんなの僕の影魔法には効かないんだよ!!」
「おおっ!?」
ダインの作り出した影人形はブラクの生み出した闇属性の魔力の塊を抱き留め、間違っても都市の近くで暴発させないように抑え込む。ダインは意識を集中させて影人形が受け止めた漆黒の塊を感じ取り、それを自分の影に吸収させる。
(闇属性の魔力なら僕だって何とかできるはず……!!)
意識を集中させてダインは闇属性の聖痕の力を発動させると、それを見た全員が慌てて距離を取る。ダインの身体から闇属性の魔力が溢れ、彼は受け止めた漆黒の塊を影人形を通して吸収を行う。
「これで……どうだ!!」
『バカナッ!?キ、キサマァッ!!ソノチカラハワシノ……!!』
「はっ……あんたの闇属性の聖痕はもう僕の物なんだよ」
影人形の中に漆黒の塊が飲み込まれるように消え去り、完全に魔力を吸収したダインは脂汗を流しながらも笑みを浮かべた。ブラクは自分が所有していた闇属性の聖痕を使いこなすダインに対して怒りの表情を浮かべる。ブラクの本体が死んだ今となっては聖痕を操る者はもうダインしかいない。
自分の攻撃をよりにもよって見下していたダインに無効化された事にブラクは怒りを抱くが、彼が城壁に現れた事で状況は一変した。仮にブラクが攻撃を行おうとダインの影人形が魔力を吸収し、そうなればブラクに対抗手段はない。ダインに吸収された魔力は彼を殺さない限りは取り戻す事はできず、完全に立場が一変した。
「どうした爺!?そんな姿になった癖に僕一人にも勝てないのか!?これじゃあ、どっちが落ちこぼれなのか分からないな!!」
「ダインさん、無暗に挑発するのは……」
『オノレッ……ズニノルナ、ガキガァッ!!』
ダインの挑発を受けたブラクは怒りで我を忘れ、今度は黒雲の至る所に人面を作り上げる。複数の人面を築き上げて多方向から攻撃を仕掛けるつもりらしく、ダインの力では一か所しか守る事はできない。
『シヌガイイ、ニンゲンドモ!!』
「うわわっ!?さっきより顔が増えましたよ!!」
「おい、これどうにかできるのか!?」
「いや、流石にこの数は無理……うわわっ!?」
「ちょっと!!しっかりしなさい!!」
多数の人面が浮き上がったのを見て城壁の人間達は慌てふためき、勇ましく駆けつけたダインも流石に人面の数を見て守り切れない事を悟って焦ってしまう。しかし、ブラクが攻撃を仕掛ける前に城壁に駆けつける3つの影が現れた。
『ふはははっ!!面白い事になっているな!!』
「ゴ、ゴウライ!?」
「よっ、何か凄い事になってるな」
「貴女は……ハルナ!?」
「遅れてごめん!!ちょっと皆を探すのに時間が掛かって……」
「あ、兄貴~!!遅いっすよ!!」
城壁にゴウライ、ハルナ、レナの3人が現れると全員が驚きながらも喜び、この状況下で頼りになる面子が集まってくれた。しかし、再会の喜びを分かち合う暇もなく、ブラクは人面からいくつもの漆黒の塊を吐き出す。
『シネエエエエッ!!』
「うわっ!?」
「まずい、あれをどうにか防げ!!街の人間が被害を受けるぞ!!」
『ん?よく分からんが、あれをどうにかすればいいんだな?』
「あの黒い球みたいなのを壊せばいいわけか……よし、誰が一番多く壊せるか競争だ!!」
「あ、こら!?」
迫りくる無数の漆黒の塊に視線を向けたハルナは笑みを浮かべ、彼女は全身から電流を迸らせながら城壁の上を駆け出す。彼女は雷属性の聖痕の所有者であり、電流を生み出す力と生まれ持った時から持ち合わせていた。その力を利用して彼女は自分の身体能力を限界以上に引き上げて戦う事ができた。
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