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真・最終章 七魔将編
父との決別
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「き、貴様!!何て事を!!」
「アマネは見ての通り、魚人族じゃない。だから魚人王にはなれない」
「そ、そんな……」
「俺達を騙していたのか!?」
「だいたいアマネは正真正銘の女の子」
「な、何だって!?」
「なんで本人が一番驚いてるんだ……」
魚人族はアマネの正体を知って衝撃の表情を浮かべ、一方でアマネは自分が魚人族ではない事、そして男でもない事を知らされて一番驚いていた。先王は仲間達にアマネの正体を暴かれて焦るが、そんな彼にコトミンは畳みかける。
「大方、アマネを自分の子供だと思い込ませて手駒にしようとしてたんでしょ?」
「ち、違う!!儂はアマネの父親だ!!そうだろう、アマネ!?」
「ですが父上、私は父上と全然似ていない……」
「何を言うか!!お前は……そう、母親の血を濃く注いでいるだけだ!!お前の母は人魚族で……」
「お待ちください!!それならば何故我々にも魚人族だと嘘をついていたのですか!?」
「そうだそうだ!!」
「確かに今までアマネ様の外見は魚人族らしくないとは思っていたが……」
先王に対して他の魚人族も懐疑の目を向けると、先王は孤立してしまう。そんな彼に対してスイレンは投稿するように呼び掛ける。
「もう終わりです、魚人族の王よ……そこにいるのはアマネではなく、私達の妹のミズカです」
「ち、違う!!それは私の娘で……」
「娘をそれとは何ですか~?失礼な人ですね~」
「う、ううっ……」
「父上、本当に私は父上の子供ではないのですか!?」
どんどんと追い詰められる事で先王は顔色を変え、一方で信じていた父親が偽物だと知ってアマネは衝撃を受けた。そんな二人のやり取りを見ていたレナは先王が動揺している隙にスイレンを救い出す方法を考える。
この時にレナは右手に魔力を込めると、先王が手にした鮫の牙を見た。退魔刀や鏡刀で武器を破壊する事はできなくもないが、その場合だと人質に取られているスイレンが危ない。そこでレナは掌に魔力を込めて氷塊の魔法で小さな氷の礫を作り出す。
「もう降参しろ、お前の負けだ!!」
「だ、黙れ!!この女がどうなってもいいのか!?」
「うっ……」
レナの怒鳴り声に先王はスイレンの首元に牙を構えるが、それに対してレナは掌の中に隠していた氷の礫を放つ。この際に手の形を「ピストル」のように変え、先王が握りしめる鮫の牙に弾丸の如く加速させた氷の礫を放つ。
「氷弾!!」
「ぐあっ!?」
「きゃっ!?」
「今よ、取り押さえなさい!!」
鮫の牙を氷の弾丸が弾き飛ばすと、先王に掴まっていたスイレンは解放された。その隙を逃さずに他の者が動き出し、真っ先に先王を捕まえたのはハンゾウだった。
「せいやっ!!」
「ぐへぇっ!?」
『ふんっ!!大人しくしろっ!!』
動きの素早いハンゾウが先王の懐に潜り込み、クナイを逆手に持った状態で腹部に叩き込む。流石に鮫の魚人族という事で肌も硬く、彼女のクナイは貫く事はなかったが衝撃を受けた先王は苦し気な表情を浮かべる。その間に全身に甲冑を纏ったゴウライが先王を抑え付け、そんな父親に対してアマネは涙を流しながら近付く。
「父上……」
「アマネ……た、助けてくれ。私はお前の……」
「ミズネ!!思い出しなさい、私達の事を!!」
「ミズネちゃん……」
アマネに助けを乞う先王だったが、ゴウライに抑えつけられた父親の姿にアマネは戸惑い、一方でスイレンとリュウスイがアマネの元に近付く。彼女は二人の姉に抱きしめられ、過去の記憶を思い出す。
人魚族であるアマネはスイレンとリュウスイと同じく、聖剣を守護する立場の人魚族だった。しかし、彼女は幼い時に魚人王(先王)に攫われ、この時にアマネは頭を強く打たれて記憶を失う。その後は魚人王に育てられ、自らを魚人族だと思い込む。
「そ、そうだ……私の名前は、ミズネ……」
「ミズネ!!」
「ミズネちゃん!!」
「姉上……う、うわぁあああっ!!」
記憶を思い出したミズネは二人に抱きつき、その様子を見ていた先王は愕然とした。そんな彼に対してハンゾウは首元にクナイを構え、せめて最後は潔く娘と騙して育てていた相手に謝罪する様に促す。
「何か言う事はないのでござるか?あの者を娘のように育てていたのでござろう」
「う、ううっ……」
『答えんかっ!!』
「……黙れ!!儂は、儂は魚人族の王だぞ!?この海を統べる王となる存在だ!!誰も儂に逆ら……」
「はっ!!」
「がはぁっ!?」
最後まで言葉を言わせずにリンダが先王の腹部に掌底を叩き込むと、内部に衝撃が広がって先王は白目を剥いて気絶した。そんな彼に対してシズネは冷たい視線を向け、マリアでさえも呆れた表情を浮かべる。
「愚かな男ね……」
「最低の父親ね」
「…………」
レナは先王の姿を見ても何も言わず、彼にとって父親はあまりなじみのない存在だった。レナの父親は赤ん坊だった彼を捨て、最終的には王妃にそそのかされて暗殺者を送り込んだ。しかし、最期の時はレナの名前を語って死んでしまう。彼が何を思ってレナの名前を語ったのかは不明だが、今更考えても仕方のない事だった。
「アマネは見ての通り、魚人族じゃない。だから魚人王にはなれない」
「そ、そんな……」
「俺達を騙していたのか!?」
「だいたいアマネは正真正銘の女の子」
「な、何だって!?」
「なんで本人が一番驚いてるんだ……」
魚人族はアマネの正体を知って衝撃の表情を浮かべ、一方でアマネは自分が魚人族ではない事、そして男でもない事を知らされて一番驚いていた。先王は仲間達にアマネの正体を暴かれて焦るが、そんな彼にコトミンは畳みかける。
「大方、アマネを自分の子供だと思い込ませて手駒にしようとしてたんでしょ?」
「ち、違う!!儂はアマネの父親だ!!そうだろう、アマネ!?」
「ですが父上、私は父上と全然似ていない……」
「何を言うか!!お前は……そう、母親の血を濃く注いでいるだけだ!!お前の母は人魚族で……」
「お待ちください!!それならば何故我々にも魚人族だと嘘をついていたのですか!?」
「そうだそうだ!!」
「確かに今までアマネ様の外見は魚人族らしくないとは思っていたが……」
先王に対して他の魚人族も懐疑の目を向けると、先王は孤立してしまう。そんな彼に対してスイレンは投稿するように呼び掛ける。
「もう終わりです、魚人族の王よ……そこにいるのはアマネではなく、私達の妹のミズカです」
「ち、違う!!それは私の娘で……」
「娘をそれとは何ですか~?失礼な人ですね~」
「う、ううっ……」
「父上、本当に私は父上の子供ではないのですか!?」
どんどんと追い詰められる事で先王は顔色を変え、一方で信じていた父親が偽物だと知ってアマネは衝撃を受けた。そんな二人のやり取りを見ていたレナは先王が動揺している隙にスイレンを救い出す方法を考える。
この時にレナは右手に魔力を込めると、先王が手にした鮫の牙を見た。退魔刀や鏡刀で武器を破壊する事はできなくもないが、その場合だと人質に取られているスイレンが危ない。そこでレナは掌に魔力を込めて氷塊の魔法で小さな氷の礫を作り出す。
「もう降参しろ、お前の負けだ!!」
「だ、黙れ!!この女がどうなってもいいのか!?」
「うっ……」
レナの怒鳴り声に先王はスイレンの首元に牙を構えるが、それに対してレナは掌の中に隠していた氷の礫を放つ。この際に手の形を「ピストル」のように変え、先王が握りしめる鮫の牙に弾丸の如く加速させた氷の礫を放つ。
「氷弾!!」
「ぐあっ!?」
「きゃっ!?」
「今よ、取り押さえなさい!!」
鮫の牙を氷の弾丸が弾き飛ばすと、先王に掴まっていたスイレンは解放された。その隙を逃さずに他の者が動き出し、真っ先に先王を捕まえたのはハンゾウだった。
「せいやっ!!」
「ぐへぇっ!?」
『ふんっ!!大人しくしろっ!!』
動きの素早いハンゾウが先王の懐に潜り込み、クナイを逆手に持った状態で腹部に叩き込む。流石に鮫の魚人族という事で肌も硬く、彼女のクナイは貫く事はなかったが衝撃を受けた先王は苦し気な表情を浮かべる。その間に全身に甲冑を纏ったゴウライが先王を抑え付け、そんな父親に対してアマネは涙を流しながら近付く。
「父上……」
「アマネ……た、助けてくれ。私はお前の……」
「ミズネ!!思い出しなさい、私達の事を!!」
「ミズネちゃん……」
アマネに助けを乞う先王だったが、ゴウライに抑えつけられた父親の姿にアマネは戸惑い、一方でスイレンとリュウスイがアマネの元に近付く。彼女は二人の姉に抱きしめられ、過去の記憶を思い出す。
人魚族であるアマネはスイレンとリュウスイと同じく、聖剣を守護する立場の人魚族だった。しかし、彼女は幼い時に魚人王(先王)に攫われ、この時にアマネは頭を強く打たれて記憶を失う。その後は魚人王に育てられ、自らを魚人族だと思い込む。
「そ、そうだ……私の名前は、ミズネ……」
「ミズネ!!」
「ミズネちゃん!!」
「姉上……う、うわぁあああっ!!」
記憶を思い出したミズネは二人に抱きつき、その様子を見ていた先王は愕然とした。そんな彼に対してハンゾウは首元にクナイを構え、せめて最後は潔く娘と騙して育てていた相手に謝罪する様に促す。
「何か言う事はないのでござるか?あの者を娘のように育てていたのでござろう」
「う、ううっ……」
『答えんかっ!!』
「……黙れ!!儂は、儂は魚人族の王だぞ!?この海を統べる王となる存在だ!!誰も儂に逆ら……」
「はっ!!」
「がはぁっ!?」
最後まで言葉を言わせずにリンダが先王の腹部に掌底を叩き込むと、内部に衝撃が広がって先王は白目を剥いて気絶した。そんな彼に対してシズネは冷たい視線を向け、マリアでさえも呆れた表情を浮かべる。
「愚かな男ね……」
「最低の父親ね」
「…………」
レナは先王の姿を見ても何も言わず、彼にとって父親はあまりなじみのない存在だった。レナの父親は赤ん坊だった彼を捨て、最終的には王妃にそそのかされて暗殺者を送り込んだ。しかし、最期の時はレナの名前を語って死んでしまう。彼が何を思ってレナの名前を語ったのかは不明だが、今更考えても仕方のない事だった。
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