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真・最終章 七魔将編
炎の海
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「――今のは嬢ちゃんだな。派手にやったな……まあ、仕方ないか」
「す、凄い……あれが大魔導士の魔法なのですか!?」
レミアはシュンと同行した状態で空を見上げ、この二人は既に目標地点に到達していた。二人は他の者よりも一番近い地点を任され、合図が送られるまで待機していた。しかし、待機している場合も危険がないわけではなく、マグマゴーレムの大群が迫っていた。
『ゴアアアッ!!』
「ちっ、また来やがったか……ここは俺が何とかする!!そっちも油断するなよ!!」
「分かっています!!」
シュンは接近してくるマグマゴーレムの大群を確認すると、剣を抜いて風の斬撃を放つ。彼の繰り出す風の斬撃は師であるハヤテと比べると威力は劣るが、その代わりに連発する事ができた。
マグマゴーレムの大群に対して無数の風の斬撃が繰り出され、次々とマグマゴーレムの肉体が斬り裂かれていく。しかし、幾ら切り付けようとマグマゴーレムは切りつけられた箇所が塞がり、瞬時に再生してしまう。相手がロックゴーレムなどの岩で構成された敵ならばともかく、マグマで構成されたマグマゴーレムには足止め程度の効果しかない。
(くそっ!!こいつらの核を破壊しないと無理か……こんな事なら心眼の修行も怠らなければ良かったな)
生憎とシュンはリンダのように心眼で敵の弱点を見抜く程の技量はなく、彼はマグマゴーレムが近付かないように斬撃を繰り出し続ける事しかできない。レミアも戦闘態勢に入ろうとするが、彼女の場合は聖剣による攻撃を行わなければならないので無駄な魔力は消耗できない。
「ちっ、数が多すぎるな……もっと人数を連れてくるべきだったな」
「聖剣を使えれば一掃できるのですが……」
「それは駄目だ。聖剣なんて使ったら居場所がバレちまう」
聖剣による攻撃ならばマグマゴーレムの大群を一掃する事は容易い。しかし、その代償として居場所が敵に知られてしまう。もしもラストが炎龍を従えて向かってきたら計画は失敗して敗北は免れない。
「ここは俺が何とかするしかないか……こんな事なら新技でも作っとけばよかったな」
「シュンさん!!」
「安心しろ、俺だって剣聖だ。こんな程度の攻撃で……」
「違います、あれを見てください!!」
レミアに対してシュンは格好つけようとしたが、彼女の視線は火山の跡地に向けられていた。何事だとシュンは振り返ると、火山が崩壊した場所から再び火柱が上がっていた。それを見たシュンは驚き、何が起きているのか理解できなかった。
「な、何だありゃ!?」
「分かりません!!分かりませんが……嫌な予感がします!!」
「俺もだよ!!ちくしょう……とにかく伏せろ!!」
『ゴアッ……!?』
火柱が上がった光景を見てシュンは嫌な予感を覚えて身を伏せると、大地に強烈な振動が襲った。その影響でマグマゴーレムの大群も体勢を崩す――
――火山跡地に火柱が上がったのをウルに乗り込んだレナとホネミンも確認した。火柱は間違いなく炎龍の仕業である事は確かだが、この状況下で炎龍が火柱を生み出した理由は分からない。
「どうなってるんだ!?」
「凄い魔力です!!あの火柱はただの炎じゃありません、火属性の魔力その物なんです!!」
「グルルルッ……!!」
ウルは立ち止まって火山の方向へ唸り声をあげ、レナとホネミンも火山から放たれる熱気を浴びて緊張する。火柱はただの火山の噴火ではなく、炎龍の生み出す火属性の魔力である。聖剣が繰り出す攻撃の何倍もの威力と規模を誇り、マリアの最上級魔法さえも上回る魔力を感じさせる。
どうしてこの状況で炎龍が火柱を生み出したのかは不明だが、レナは嫌な予感がして空を見上げる。この時に彼は火柱が天高くまで伸びている事に気付き、次の瞬間に炎龍を操るラストの目的に気付いた。
「まさか……そう言う事か!?」
「どうしたんですか!?」
「ラストの奴、この周辺を火の海に帰るつもりだ!!」
「ウォンッ!?」
天空へ放たれた火柱は四散し、辺り一面に火属性の魔力の塊が降り注ぐ。一つ一つの大きさは大したことはないが、放たれるのはただの炎の塊ではなく、高密度に圧縮された火属性の魔力の塊である。地面に衝突した瞬間、炎は吹き飛んで広範囲に拡散されていく。
大地に徐々に炎が燃え広がり、このままだと火山の周辺地域が焼け野原どころか炎の海と化す。そんな事になれば全員の死亡は免れず、即座にホネミンは風の精霊を呼び寄せて連絡を取ろうとした。
「レナさん、精霊を呼び集めました。これで連絡は通じるはずです」
「分かった……皆!!今すぐに作戦の第二段階に移行して!!俺達がどうにか炎龍を例の場所に送り込む!!」
ホネミンは電話の形にした手をレナの顔に押し当てると、彼女が集めた風の精霊にレナは語り掛ける。これで待機中に存在する他の風の精霊を通して全員に連絡が伝わるはずだが、直後にレナ達の元にひときわ大きな炎塊が降り注ぐ。
「す、凄い……あれが大魔導士の魔法なのですか!?」
レミアはシュンと同行した状態で空を見上げ、この二人は既に目標地点に到達していた。二人は他の者よりも一番近い地点を任され、合図が送られるまで待機していた。しかし、待機している場合も危険がないわけではなく、マグマゴーレムの大群が迫っていた。
『ゴアアアッ!!』
「ちっ、また来やがったか……ここは俺が何とかする!!そっちも油断するなよ!!」
「分かっています!!」
シュンは接近してくるマグマゴーレムの大群を確認すると、剣を抜いて風の斬撃を放つ。彼の繰り出す風の斬撃は師であるハヤテと比べると威力は劣るが、その代わりに連発する事ができた。
マグマゴーレムの大群に対して無数の風の斬撃が繰り出され、次々とマグマゴーレムの肉体が斬り裂かれていく。しかし、幾ら切り付けようとマグマゴーレムは切りつけられた箇所が塞がり、瞬時に再生してしまう。相手がロックゴーレムなどの岩で構成された敵ならばともかく、マグマで構成されたマグマゴーレムには足止め程度の効果しかない。
(くそっ!!こいつらの核を破壊しないと無理か……こんな事なら心眼の修行も怠らなければ良かったな)
生憎とシュンはリンダのように心眼で敵の弱点を見抜く程の技量はなく、彼はマグマゴーレムが近付かないように斬撃を繰り出し続ける事しかできない。レミアも戦闘態勢に入ろうとするが、彼女の場合は聖剣による攻撃を行わなければならないので無駄な魔力は消耗できない。
「ちっ、数が多すぎるな……もっと人数を連れてくるべきだったな」
「聖剣を使えれば一掃できるのですが……」
「それは駄目だ。聖剣なんて使ったら居場所がバレちまう」
聖剣による攻撃ならばマグマゴーレムの大群を一掃する事は容易い。しかし、その代償として居場所が敵に知られてしまう。もしもラストが炎龍を従えて向かってきたら計画は失敗して敗北は免れない。
「ここは俺が何とかするしかないか……こんな事なら新技でも作っとけばよかったな」
「シュンさん!!」
「安心しろ、俺だって剣聖だ。こんな程度の攻撃で……」
「違います、あれを見てください!!」
レミアに対してシュンは格好つけようとしたが、彼女の視線は火山の跡地に向けられていた。何事だとシュンは振り返ると、火山が崩壊した場所から再び火柱が上がっていた。それを見たシュンは驚き、何が起きているのか理解できなかった。
「な、何だありゃ!?」
「分かりません!!分かりませんが……嫌な予感がします!!」
「俺もだよ!!ちくしょう……とにかく伏せろ!!」
『ゴアッ……!?』
火柱が上がった光景を見てシュンは嫌な予感を覚えて身を伏せると、大地に強烈な振動が襲った。その影響でマグマゴーレムの大群も体勢を崩す――
――火山跡地に火柱が上がったのをウルに乗り込んだレナとホネミンも確認した。火柱は間違いなく炎龍の仕業である事は確かだが、この状況下で炎龍が火柱を生み出した理由は分からない。
「どうなってるんだ!?」
「凄い魔力です!!あの火柱はただの炎じゃありません、火属性の魔力その物なんです!!」
「グルルルッ……!!」
ウルは立ち止まって火山の方向へ唸り声をあげ、レナとホネミンも火山から放たれる熱気を浴びて緊張する。火柱はただの火山の噴火ではなく、炎龍の生み出す火属性の魔力である。聖剣が繰り出す攻撃の何倍もの威力と規模を誇り、マリアの最上級魔法さえも上回る魔力を感じさせる。
どうしてこの状況で炎龍が火柱を生み出したのかは不明だが、レナは嫌な予感がして空を見上げる。この時に彼は火柱が天高くまで伸びている事に気付き、次の瞬間に炎龍を操るラストの目的に気付いた。
「まさか……そう言う事か!?」
「どうしたんですか!?」
「ラストの奴、この周辺を火の海に帰るつもりだ!!」
「ウォンッ!?」
天空へ放たれた火柱は四散し、辺り一面に火属性の魔力の塊が降り注ぐ。一つ一つの大きさは大したことはないが、放たれるのはただの炎の塊ではなく、高密度に圧縮された火属性の魔力の塊である。地面に衝突した瞬間、炎は吹き飛んで広範囲に拡散されていく。
大地に徐々に炎が燃え広がり、このままだと火山の周辺地域が焼け野原どころか炎の海と化す。そんな事になれば全員の死亡は免れず、即座にホネミンは風の精霊を呼び寄せて連絡を取ろうとした。
「レナさん、精霊を呼び集めました。これで連絡は通じるはずです」
「分かった……皆!!今すぐに作戦の第二段階に移行して!!俺達がどうにか炎龍を例の場所に送り込む!!」
ホネミンは電話の形にした手をレナの顔に押し当てると、彼女が集めた風の精霊にレナは語り掛ける。これで待機中に存在する他の風の精霊を通して全員に連絡が伝わるはずだが、直後にレナ達の元にひときわ大きな炎塊が降り注ぐ。
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