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蛇足編
巨大スライム
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「はあっ……結局、自分達でご飯を用意するしかないんですね」
「大丈夫、魚釣りは得意だから」
「ウォンッ」
これ以上の揉め事を避けるためにレナ達は冒険都市の外に移動し、食事のために魚釣りを開始する。釣りに必要な道具はレナが作り出し、皮の中に釣り糸を垂らす。魚釣りは森で暮らしていた時にも良くしており、それなりに釣りの腕には自信があった。
「レナさんならわざわざ釣りなんてしなくても魔法で魚を捕まえられるんじゃないですか?電撃を送り込めば簡単に魚を取れますよ」
「その方法だと、とんでもない数の魚を巻き込むだろ。それに人魚族が泳いでたらどうするんだ」
「コトミンさんじゃあるまいし、川を泳ぐ人魚なんて滅多にいませんよ」
人魚族は基本的には海や大きな湖に暮らすため、滅多に川を泳ぐ人魚族はいない。昔にレナはコトミンを奴隷商人から助けた後、二度目の再会の時に川で出会った事を思い出す。転移魔法の暴走で別れた時も獣人国の川でコトミンと再会しているため、こうして釣りをしていると彼女が出てきそうな気がする。
「懐かしいな、こうやって釣りをしていると昔を思い出す。元気にしてるかな、あの魚人族……」
「ちょっとその話気になるんですけど、何を釣ったんですか?」
「ウォンッ(イキのいい奴だった)」
魚釣りをしていた時にレナは謝って魚人族を釣った事もあり、正確は温厚な魚人族だったので事なきを得た。魚釣りの間はウルは寝そべり、その横でプルミンも昼寝する。
「ZZZ」
「こいつ、寝るのか……」
「これでも生物ですからね。でも、日向ぼっこの途中で眠ると大変です。水分が蒸発して死にかけますからね」
「怖いな!!」
ただの昼寝でもスライムにとっては命の危機に陥る事態もあり、ホネミンは眠っているプルミンを日影に移動する。魚が釣れるまではレナはホネミンと雑談を行うが、中々釣れる気配はない。
このまま魚が釣れなければ適当に食用になりそうな魔物を探して狩った方が効率的かと考えかけた時、いきなり竿が引っ張られた。大物の予感を感じたレナは力尽くで竿を引き寄せる。
「来た!!こいつは大物だぞ!!」
「やっとですか!!もうお腹ぺこぺこですよ!!」
「うおりゃあっ!!」
気合を込めてレナは魚を釣り上げようとすると、派手な水飛沫と共に川の中から出てきたのは巨大なマグロだった。川にマグロが泳いでいた事にレナは驚くが、とりあえずは陸上に釣り上げる。
「マグロ!?なんでマグロが泳いでるんだ!?」
「いえ、待ってください。このマグロはもしかして……」
陸に討ちあがったマグロはじたばたと跳ねるが、レナ達が近付くとマグロは青色に変色して形を変える。そして巨大なスライムへと変貌した。
「ぷる~んっ」
「うわっ!?馬鹿でかいスライム!?」
「マグロに擬態して泳いでいたみたいですね。流石に食べれそうにないですね」
「ぷるんっ!?」
マグロの正体は巨大スライムだと判明し、ホネミンはぺちぺちと叩くとスライムは怯えた様子でつぶらな瞳を向けてきた。僕を食べないでという風に見つめてくる巨大スライムにレナはため息を吐き出し、早く立ち去るように促す。
「仕方ないな、もうマグロなんかに変身するんじゃないぞ。変身するなら鮫にしなさい」
「ぷる~んっ(←頷く)」
「それはそれで問題になりそうですけどね。川を泳ぐ鮫なんて他の人間に知られたらちょっとした事件ですよ」
巨大スライムは川の中に戻るとそのまま姿を消し、もしかしたらスラミンの親戚かもしれないが今はスライムと愛でる暇はない。魚釣りを再開しようとレナは釣り道具に手を伸ばすと、巨大スライムが打ちあがった場所に何か煌めく物が落ちている事に気付く。
不思議に思ってレナは拾い上げると、それは水色の宝石が嵌め込まれた指輪だった。価値はかなり高い物だと思われ、どうしてこんな物が落ちているのかと不思議に思う。
「この指輪、あのスライムのかな?」
「スライムが指輪なんてするはずないですよ。マグロに変身していた時に川に落ちていた指輪を間違って飲み込んでいたんじゃないですか?」
「これどうしよう?かなり価値が高そうだけど……」
「さっきのスライムは上流から流れてきたようですし、もしかしたら川を遡れば落とし主が見つかるかもしれませんね。でも、それをするとまた食事が遅く……」
「ぷる~んっ!!」
会話の際中に先ほど川に帰ったはずの巨大スライムが出現し、岸に向けて口から大量の水を放つ。放たれた水の中には魚が数匹紛れ込んでおり、見逃してくれた代わりに魚を捕まえてくれたらしい。
「ぷるる~んっ」
「……これを食べろという事ですかね?」
「律儀な奴だな……まあ、有難く貰おうか」
「いや、これスライムが口に含んだ……」
「贅沢言うんじゃありません!!さあ、焼くぞ!!」
「ええっ……」
「ウォンッ(食べられればなんでもいい)」
指輪を落とした主を探す前にレナは手早く魚の調理を行い、腹ごしらえを済ませると川の上流へ向けて移動し、指輪の落とし主を探す事にした。
「大丈夫、魚釣りは得意だから」
「ウォンッ」
これ以上の揉め事を避けるためにレナ達は冒険都市の外に移動し、食事のために魚釣りを開始する。釣りに必要な道具はレナが作り出し、皮の中に釣り糸を垂らす。魚釣りは森で暮らしていた時にも良くしており、それなりに釣りの腕には自信があった。
「レナさんならわざわざ釣りなんてしなくても魔法で魚を捕まえられるんじゃないですか?電撃を送り込めば簡単に魚を取れますよ」
「その方法だと、とんでもない数の魚を巻き込むだろ。それに人魚族が泳いでたらどうするんだ」
「コトミンさんじゃあるまいし、川を泳ぐ人魚なんて滅多にいませんよ」
人魚族は基本的には海や大きな湖に暮らすため、滅多に川を泳ぐ人魚族はいない。昔にレナはコトミンを奴隷商人から助けた後、二度目の再会の時に川で出会った事を思い出す。転移魔法の暴走で別れた時も獣人国の川でコトミンと再会しているため、こうして釣りをしていると彼女が出てきそうな気がする。
「懐かしいな、こうやって釣りをしていると昔を思い出す。元気にしてるかな、あの魚人族……」
「ちょっとその話気になるんですけど、何を釣ったんですか?」
「ウォンッ(イキのいい奴だった)」
魚釣りをしていた時にレナは謝って魚人族を釣った事もあり、正確は温厚な魚人族だったので事なきを得た。魚釣りの間はウルは寝そべり、その横でプルミンも昼寝する。
「ZZZ」
「こいつ、寝るのか……」
「これでも生物ですからね。でも、日向ぼっこの途中で眠ると大変です。水分が蒸発して死にかけますからね」
「怖いな!!」
ただの昼寝でもスライムにとっては命の危機に陥る事態もあり、ホネミンは眠っているプルミンを日影に移動する。魚が釣れるまではレナはホネミンと雑談を行うが、中々釣れる気配はない。
このまま魚が釣れなければ適当に食用になりそうな魔物を探して狩った方が効率的かと考えかけた時、いきなり竿が引っ張られた。大物の予感を感じたレナは力尽くで竿を引き寄せる。
「来た!!こいつは大物だぞ!!」
「やっとですか!!もうお腹ぺこぺこですよ!!」
「うおりゃあっ!!」
気合を込めてレナは魚を釣り上げようとすると、派手な水飛沫と共に川の中から出てきたのは巨大なマグロだった。川にマグロが泳いでいた事にレナは驚くが、とりあえずは陸上に釣り上げる。
「マグロ!?なんでマグロが泳いでるんだ!?」
「いえ、待ってください。このマグロはもしかして……」
陸に討ちあがったマグロはじたばたと跳ねるが、レナ達が近付くとマグロは青色に変色して形を変える。そして巨大なスライムへと変貌した。
「ぷる~んっ」
「うわっ!?馬鹿でかいスライム!?」
「マグロに擬態して泳いでいたみたいですね。流石に食べれそうにないですね」
「ぷるんっ!?」
マグロの正体は巨大スライムだと判明し、ホネミンはぺちぺちと叩くとスライムは怯えた様子でつぶらな瞳を向けてきた。僕を食べないでという風に見つめてくる巨大スライムにレナはため息を吐き出し、早く立ち去るように促す。
「仕方ないな、もうマグロなんかに変身するんじゃないぞ。変身するなら鮫にしなさい」
「ぷる~んっ(←頷く)」
「それはそれで問題になりそうですけどね。川を泳ぐ鮫なんて他の人間に知られたらちょっとした事件ですよ」
巨大スライムは川の中に戻るとそのまま姿を消し、もしかしたらスラミンの親戚かもしれないが今はスライムと愛でる暇はない。魚釣りを再開しようとレナは釣り道具に手を伸ばすと、巨大スライムが打ちあがった場所に何か煌めく物が落ちている事に気付く。
不思議に思ってレナは拾い上げると、それは水色の宝石が嵌め込まれた指輪だった。価値はかなり高い物だと思われ、どうしてこんな物が落ちているのかと不思議に思う。
「この指輪、あのスライムのかな?」
「スライムが指輪なんてするはずないですよ。マグロに変身していた時に川に落ちていた指輪を間違って飲み込んでいたんじゃないですか?」
「これどうしよう?かなり価値が高そうだけど……」
「さっきのスライムは上流から流れてきたようですし、もしかしたら川を遡れば落とし主が見つかるかもしれませんね。でも、それをするとまた食事が遅く……」
「ぷる~んっ!!」
会話の際中に先ほど川に帰ったはずの巨大スライムが出現し、岸に向けて口から大量の水を放つ。放たれた水の中には魚が数匹紛れ込んでおり、見逃してくれた代わりに魚を捕まえてくれたらしい。
「ぷるる~んっ」
「……これを食べろという事ですかね?」
「律儀な奴だな……まあ、有難く貰おうか」
「いや、これスライムが口に含んだ……」
「贅沢言うんじゃありません!!さあ、焼くぞ!!」
「ええっ……」
「ウォンッ(食べられればなんでもいい)」
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