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蛇足編
親近感を抱く魔道具
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「……どうやらあの二人がやられたようだな」
「なんだと!?くそっ、話が違うぞ!?」
「落ち着け、声が大きい……」
冒険都市にはミヤの部下が二名残っており、ダイン達に捕まった仲間が戻ってくることはないことを察した。彼等の身体にも死霊石が埋め込まれており、任務に失敗したらミヤに殺されてしまう。だからこれまでどんな任務を受ける時も失敗は許されなかったが、ダインを捕縛する前に二人の仲間を失ってしまう。
「これからどうする!?奴を捕まえなければ我々の命が……」
「落ち着けと言ってるだろう。焦った所でなにも変わらない……忘れるな、俺達の立場を」
「そ、そうだな……」
焦る相方に対してもう一人の男は胸元を指差し、自分達の体内に埋め込まれた死霊石を指摘する。この死霊石がある限りは彼等はミヤに常に監視されており、不用意な発言は控えなければならない。男達はダインを捕縛する前に冷静にならなければいけなかった。
「ふうっ……それで作戦はあるのか?」
「俺達二人だけでできることは限られている。ここは開発中のあの魔道具を利用するぞ」
「待て、あれはまだ試作段階だぞ!?」
「他に方法はあるのか?」
男の一人が髑髏の形をした水晶を取り出すと、それを見た相方は顔色を真っ青にした。この水晶の正体は新帝国が作り出した魔道具の一種であり、これを利用すると高濃度の闇属性の魔力が噴き出し、普通の人間がこれを吸えばたちまちに体調を崩して動けなくなる。
この魔道具は高レベルの武人対策に作り上げた代物であり、新帝国に所属する人間はミヤによって死霊石を埋め込まれた結果、肉体に闇属性の魔力の耐性を持っている。だから彼等は髑髏の水晶が吐き出す高濃度の魔力を吸い込んでも平気だが、普通の人間がこれを吸えば死にはしないが当分の間は意識を失って動けなくなってしまう。
「これを使えばどれだけの人数だろうと関係ない。動けなくなったところを攫えばいい」
「だが、もしも失敗したら……」
「俺達にはもう時間がないんだ。やるしかない!!」
危険は覚悟の上でミヤの配下の二人は髑髏の形をした水晶を取り出す。ダインはまだ冒険者ギルドにいるはずであり、これを利用してギルド内にいる全員を巻き込んでも捕縛を実行する。
「行くぞ!!覚悟はいいな!?」
「お、おう!!」
「あの~ちょっといいですか?」
二人組は冒険者ギルドに向かおうとした瞬間、何者かに背後から声をかけられた。驚いた二人は振り返るとそこには見知らぬ女が立っていた。何時の間にか自分達の後方に立っていた女に二人組は警戒する。
「な、何者だ!?」
「いったい何時の間に!?」
「何者と言われてましても……それよりも貴方達の持っているそれ、ちょっと見せて貰えますか?」
女は二人組が手にしている髑髏の水晶に興味を抱いたらしく、こんな時に一般人に絡まれるのは面倒だが作戦を実行する前に新しい魔道具の実験を行ういい機会だった。
『おい、どうする?この女を始末した方がいいんじゃないか?』
『顔を見られたからな……仕方ない、やるぞ』
『くくく……中々可愛い顔をしているから勿体ない気もするがな』
『馬鹿がっ!!さっさとやれ!!』
男の一人が髑髏の水晶を女に構えると、髑髏の開け開かれた口元から黒煙が噴き出す。黒煙の正体は高濃度の闇属性の魔力であり、これを浴びれば普通の人間ならば耐え切れずに倒れてしまう。
「喰らえっ!!」
「わぷっ!?」
「おい、出し過ぎだぞ!!もう十分だ!!」
髑髏の吐き出した黒煙に女は包み込まれ、すぐに相方の男が止めた。黒煙が晴れるまでの間は二人は女が倒れたと思った。だが、黒煙が晴れると中から現れたのは全身に光を帯びた女が立っていた。
『もう、いきなり何をするんですか。びっくりするじゃないですか』
「な、何だと!?」
「ば、馬鹿な!?何故立っている!?」
女の正体はホネミンであり、彼女は黒煙を浴びる寸前に魔鎧術を発動して闇属性の魔力を防いだ。全身を魔鎧で覆い込めばどんな魔力も通さず、男達は光り輝くホネミンを前にして動揺する。
どうしてホネミンが冒険都市にいるのかというと、彼女はリーリスに頼まれて素材調達のために冒険都市に赴いていた。冒険都市は数多くの冒険者が毎日のように魔物を討伐して帰ってくるので様々な素材が集い、リーリスは必要な素材を集めるためにわざわざ冒険都市に出向いていた。
「親近感を抱く魔道具を持っているから話しかけたのに、いきなり変な物をぶっかけるなんていい度胸ですね!!その変な魔道具で私のような美少女をエロ同人のように凌辱するつもりでしたか!?」
「何を言ってるんだこいつ!?」
「き、気味が悪い……始末しろ!!」
男達は光り輝くホネミンを見て不気味に思い、隠し持っていた短剣を取り出す。それを見たホネミンは両手を伸ばして男達に構えると、魔鎧を変形させてとある武器の形に変化させた。
「なんだと!?くそっ、話が違うぞ!?」
「落ち着け、声が大きい……」
冒険都市にはミヤの部下が二名残っており、ダイン達に捕まった仲間が戻ってくることはないことを察した。彼等の身体にも死霊石が埋め込まれており、任務に失敗したらミヤに殺されてしまう。だからこれまでどんな任務を受ける時も失敗は許されなかったが、ダインを捕縛する前に二人の仲間を失ってしまう。
「これからどうする!?奴を捕まえなければ我々の命が……」
「落ち着けと言ってるだろう。焦った所でなにも変わらない……忘れるな、俺達の立場を」
「そ、そうだな……」
焦る相方に対してもう一人の男は胸元を指差し、自分達の体内に埋め込まれた死霊石を指摘する。この死霊石がある限りは彼等はミヤに常に監視されており、不用意な発言は控えなければならない。男達はダインを捕縛する前に冷静にならなければいけなかった。
「ふうっ……それで作戦はあるのか?」
「俺達二人だけでできることは限られている。ここは開発中のあの魔道具を利用するぞ」
「待て、あれはまだ試作段階だぞ!?」
「他に方法はあるのか?」
男の一人が髑髏の形をした水晶を取り出すと、それを見た相方は顔色を真っ青にした。この水晶の正体は新帝国が作り出した魔道具の一種であり、これを利用すると高濃度の闇属性の魔力が噴き出し、普通の人間がこれを吸えばたちまちに体調を崩して動けなくなる。
この魔道具は高レベルの武人対策に作り上げた代物であり、新帝国に所属する人間はミヤによって死霊石を埋め込まれた結果、肉体に闇属性の魔力の耐性を持っている。だから彼等は髑髏の水晶が吐き出す高濃度の魔力を吸い込んでも平気だが、普通の人間がこれを吸えば死にはしないが当分の間は意識を失って動けなくなってしまう。
「これを使えばどれだけの人数だろうと関係ない。動けなくなったところを攫えばいい」
「だが、もしも失敗したら……」
「俺達にはもう時間がないんだ。やるしかない!!」
危険は覚悟の上でミヤの配下の二人は髑髏の形をした水晶を取り出す。ダインはまだ冒険者ギルドにいるはずであり、これを利用してギルド内にいる全員を巻き込んでも捕縛を実行する。
「行くぞ!!覚悟はいいな!?」
「お、おう!!」
「あの~ちょっといいですか?」
二人組は冒険者ギルドに向かおうとした瞬間、何者かに背後から声をかけられた。驚いた二人は振り返るとそこには見知らぬ女が立っていた。何時の間にか自分達の後方に立っていた女に二人組は警戒する。
「な、何者だ!?」
「いったい何時の間に!?」
「何者と言われてましても……それよりも貴方達の持っているそれ、ちょっと見せて貰えますか?」
女は二人組が手にしている髑髏の水晶に興味を抱いたらしく、こんな時に一般人に絡まれるのは面倒だが作戦を実行する前に新しい魔道具の実験を行ういい機会だった。
『おい、どうする?この女を始末した方がいいんじゃないか?』
『顔を見られたからな……仕方ない、やるぞ』
『くくく……中々可愛い顔をしているから勿体ない気もするがな』
『馬鹿がっ!!さっさとやれ!!』
男の一人が髑髏の水晶を女に構えると、髑髏の開け開かれた口元から黒煙が噴き出す。黒煙の正体は高濃度の闇属性の魔力であり、これを浴びれば普通の人間ならば耐え切れずに倒れてしまう。
「喰らえっ!!」
「わぷっ!?」
「おい、出し過ぎだぞ!!もう十分だ!!」
髑髏の吐き出した黒煙に女は包み込まれ、すぐに相方の男が止めた。黒煙が晴れるまでの間は二人は女が倒れたと思った。だが、黒煙が晴れると中から現れたのは全身に光を帯びた女が立っていた。
『もう、いきなり何をするんですか。びっくりするじゃないですか』
「な、何だと!?」
「ば、馬鹿な!?何故立っている!?」
女の正体はホネミンであり、彼女は黒煙を浴びる寸前に魔鎧術を発動して闇属性の魔力を防いだ。全身を魔鎧で覆い込めばどんな魔力も通さず、男達は光り輝くホネミンを前にして動揺する。
どうしてホネミンが冒険都市にいるのかというと、彼女はリーリスに頼まれて素材調達のために冒険都市に赴いていた。冒険都市は数多くの冒険者が毎日のように魔物を討伐して帰ってくるので様々な素材が集い、リーリスは必要な素材を集めるためにわざわざ冒険都市に出向いていた。
「親近感を抱く魔道具を持っているから話しかけたのに、いきなり変な物をぶっかけるなんていい度胸ですね!!その変な魔道具で私のような美少女をエロ同人のように凌辱するつもりでしたか!?」
「何を言ってるんだこいつ!?」
「き、気味が悪い……始末しろ!!」
男達は光り輝くホネミンを見て不気味に思い、隠し持っていた短剣を取り出す。それを見たホネミンは両手を伸ばして男達に構えると、魔鎧を変形させてとある武器の形に変化させた。
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