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蛇足編
僕だって成長したんだ!!
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「さあ、まずは邪魔者から消えて貰おうか!!」
「うおっ!?」
「こ、これは!?」
「ちっ、影魔法かい!?」
ミヤの足元の影が実体化して黒色の触手へと変化すると、ゴンゾウ、ミイナ、バルの足元に伸びる。三人は咄嗟に避けようとしたが、その前にダインが杖を床に突き刺して影魔法を繰り出す。
「させるか!!シャドウ・ウィップ!!」
「ちっ!!」
迫りくる触手に対してダインは自分の影を鞭のように変化させて薙ぎ払う。影魔法は闇魔導士のダインの方が優れており、ミヤは舌打ちを行いながら胸元に手を伸ばす。
「少しは成長したようだね。だが、こいつは防げないだろう!?」
「何だって!?」
ミヤが取り出したのは黄色の髑髏の水晶だった。この水晶は雷属性の魔力を魔道具であり、強い衝撃を受けると電流が発生して相手を感電させる。仮に影魔法で防ごうとしても光に弱い性質を持つ影では防ぎきれない。
「これで終いだよ!!」
「舐めるなっ!!レナ直伝、マイナリーグボール一号!!」
『はっ!?』
投げつけられた魔道具に対してダインは杖を振りかざすと、見事にミヤに撃ち返した。そのダインの行為に全員が驚く中、ミヤはいち早くダインの杖の変化に気が付く。
(このガキ!?杖に影を纏わせて衝撃を跳ね返した!?)
影魔法で実体化した影はあらゆる物理攻撃を無効化し、使い方によっては衝撃を跳ね返すこともできる。本来ならば強い衝撃を受けると発動するはずの魔道具をダインは杖に影を纏わせることで魔道具を撃ち返す。
思いがけぬ形で魔道具を跳ね返されたミヤは咄嗟に自分のマントを脱ぎ去り、魔道具をマントで払いのけた。その彼女の動作を見てバルは意外に思う。まるで武人のような身のこなしに彼女は驚いた。
「何だいあいつの動きは……武人みたいだね」
「ふん、私をただの死霊魔術師と一緒にするんじゃないよ。他人の肉体を操ることなら誰よりも得意だから……ね!!」
「何!?」
俊敏な動作でミヤはゴンゾウの元に向かい、自分に向かってきた相手にゴンゾウは咄嗟に拳を繰り出そうとした。だが、ゴンゾウの拳はミヤに当たることはなく、寸前で彼女は跳躍してゴンゾウの拳を交わすと膝蹴りを繰り出そうとした。
「はあっ!!」
「ぐうっ!?」
「何だって!?」
「ゴンゾウさん!?」
まるで格闘家のような身のこなしでミヤはゴンゾウの顔面に膝を繰り出すが、咄嗟にゴンゾウは反対の腕で攻撃を防いだ。ミヤはゴンゾウから離れると今度はバルに目掛けて杖を振りかざす。
「死ねっ!!」
「このっ!!」
「バル、避けろっ!?」
ミヤはバルに目掛けて杖を振り下ろすと見せかけ、本命は彼女の足元の影だった。バルが大剣を構えようとするとミヤは自分の影を実体化させてバルの片足を振り払う。体勢を崩したバルは膝を付いてしまった。
「うわっ!?」
「はああっ!!」
「危ない!?」
「チュチュッ!?」
バルは片膝を付くとミヤは彼女の顔面に杖の先端を貫こうとするが、それに対してミイネが前に出て彼女を庇う。ミイネの懐にミヤの繰り出した杖が突き刺さり、それを見たダインは大声をあげた。
「がはぁっ!?」
「ミイネ!?この野郎!!」
「おっと」
ミイネは腹部を杖で突かれて苦悶の表情を浮かべ、それを見たダインは杖を振り払う。ミヤは即座に後方へ跳躍して距離を取ると、倒れかかったミイネをダインが受け止めた。
「ミイネ!!大丈夫か!?」
「くぅうっ……大丈夫です。鎖帷子を着ていたので」
「よ、良かった……」
「ちっ、用心深いガキだね」
服の下に特製の鎖帷子を着込んでいたお陰でミイネは怪我をせずに済み、それでも腹部に強い衝撃を受けた彼女は立っているのもやっとだった。ミイネの傷ついた姿を見てダインはこれまでにない怒りを抱き、彼女をバルに任せてダインはミヤと向き合う。
呪術師であるミヤは死霊魔術師と違って生物に乗っ取っている。そのために死霊人形と違って生きている人間の肉体の身体能力を限界まで引き出して戦うことができた。分かりやすく言えば常に火事場の馬鹿力を引き出して戦っていることに等しく、ゴンゾウの鬼人化と似通っていた。
(想像はしてたけどやっぱり強い……けど、もっと怖い奴を僕は何人も知ってるんだ!!)
認めたくはないがミヤが強いことはダインが一番知っており、いつもならば仲間と共に戦いたいと思う場面だが、ダインは傷ついたミイネを見て覚悟を決める。ミヤを倒すために彼は一人で挑む。
「皆は下がってろ。ここは僕がやる!!」
「ダインさん!?」
「大丈夫か?」
「へっ、珍しく男前のことを言うじゃないか」
「う、うるさいな!!こんな時に茶化すなよ!!」
ダインは前に出ると杖を構え、それに対してミヤも同じ構えを取った。ミヤはダインが一人だけで挑もうとする姿に小馬鹿にするように鼻を鳴らす。
「うおっ!?」
「こ、これは!?」
「ちっ、影魔法かい!?」
ミヤの足元の影が実体化して黒色の触手へと変化すると、ゴンゾウ、ミイナ、バルの足元に伸びる。三人は咄嗟に避けようとしたが、その前にダインが杖を床に突き刺して影魔法を繰り出す。
「させるか!!シャドウ・ウィップ!!」
「ちっ!!」
迫りくる触手に対してダインは自分の影を鞭のように変化させて薙ぎ払う。影魔法は闇魔導士のダインの方が優れており、ミヤは舌打ちを行いながら胸元に手を伸ばす。
「少しは成長したようだね。だが、こいつは防げないだろう!?」
「何だって!?」
ミヤが取り出したのは黄色の髑髏の水晶だった。この水晶は雷属性の魔力を魔道具であり、強い衝撃を受けると電流が発生して相手を感電させる。仮に影魔法で防ごうとしても光に弱い性質を持つ影では防ぎきれない。
「これで終いだよ!!」
「舐めるなっ!!レナ直伝、マイナリーグボール一号!!」
『はっ!?』
投げつけられた魔道具に対してダインは杖を振りかざすと、見事にミヤに撃ち返した。そのダインの行為に全員が驚く中、ミヤはいち早くダインの杖の変化に気が付く。
(このガキ!?杖に影を纏わせて衝撃を跳ね返した!?)
影魔法で実体化した影はあらゆる物理攻撃を無効化し、使い方によっては衝撃を跳ね返すこともできる。本来ならば強い衝撃を受けると発動するはずの魔道具をダインは杖に影を纏わせることで魔道具を撃ち返す。
思いがけぬ形で魔道具を跳ね返されたミヤは咄嗟に自分のマントを脱ぎ去り、魔道具をマントで払いのけた。その彼女の動作を見てバルは意外に思う。まるで武人のような身のこなしに彼女は驚いた。
「何だいあいつの動きは……武人みたいだね」
「ふん、私をただの死霊魔術師と一緒にするんじゃないよ。他人の肉体を操ることなら誰よりも得意だから……ね!!」
「何!?」
俊敏な動作でミヤはゴンゾウの元に向かい、自分に向かってきた相手にゴンゾウは咄嗟に拳を繰り出そうとした。だが、ゴンゾウの拳はミヤに当たることはなく、寸前で彼女は跳躍してゴンゾウの拳を交わすと膝蹴りを繰り出そうとした。
「はあっ!!」
「ぐうっ!?」
「何だって!?」
「ゴンゾウさん!?」
まるで格闘家のような身のこなしでミヤはゴンゾウの顔面に膝を繰り出すが、咄嗟にゴンゾウは反対の腕で攻撃を防いだ。ミヤはゴンゾウから離れると今度はバルに目掛けて杖を振りかざす。
「死ねっ!!」
「このっ!!」
「バル、避けろっ!?」
ミヤはバルに目掛けて杖を振り下ろすと見せかけ、本命は彼女の足元の影だった。バルが大剣を構えようとするとミヤは自分の影を実体化させてバルの片足を振り払う。体勢を崩したバルは膝を付いてしまった。
「うわっ!?」
「はああっ!!」
「危ない!?」
「チュチュッ!?」
バルは片膝を付くとミヤは彼女の顔面に杖の先端を貫こうとするが、それに対してミイネが前に出て彼女を庇う。ミイネの懐にミヤの繰り出した杖が突き刺さり、それを見たダインは大声をあげた。
「がはぁっ!?」
「ミイネ!?この野郎!!」
「おっと」
ミイネは腹部を杖で突かれて苦悶の表情を浮かべ、それを見たダインは杖を振り払う。ミヤは即座に後方へ跳躍して距離を取ると、倒れかかったミイネをダインが受け止めた。
「ミイネ!!大丈夫か!?」
「くぅうっ……大丈夫です。鎖帷子を着ていたので」
「よ、良かった……」
「ちっ、用心深いガキだね」
服の下に特製の鎖帷子を着込んでいたお陰でミイネは怪我をせずに済み、それでも腹部に強い衝撃を受けた彼女は立っているのもやっとだった。ミイネの傷ついた姿を見てダインはこれまでにない怒りを抱き、彼女をバルに任せてダインはミヤと向き合う。
呪術師であるミヤは死霊魔術師と違って生物に乗っ取っている。そのために死霊人形と違って生きている人間の肉体の身体能力を限界まで引き出して戦うことができた。分かりやすく言えば常に火事場の馬鹿力を引き出して戦っていることに等しく、ゴンゾウの鬼人化と似通っていた。
(想像はしてたけどやっぱり強い……けど、もっと怖い奴を僕は何人も知ってるんだ!!)
認めたくはないがミヤが強いことはダインが一番知っており、いつもならば仲間と共に戦いたいと思う場面だが、ダインは傷ついたミイネを見て覚悟を決める。ミヤを倒すために彼は一人で挑む。
「皆は下がってろ。ここは僕がやる!!」
「ダインさん!?」
「大丈夫か?」
「へっ、珍しく男前のことを言うじゃないか」
「う、うるさいな!!こんな時に茶化すなよ!!」
ダインは前に出ると杖を構え、それに対してミヤも同じ構えを取った。ミヤはダインが一人だけで挑もうとする姿に小馬鹿にするように鼻を鳴らす。
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