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エルフの師弟
第29話 魔人族ミノタウロス
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――ブモォオオオッ!!
山中に牛のような鳴き声が響き渡り、それを聞いたナイは赤毛熊と遭遇した時以上の圧迫感を感じ取る。ナイとビャクの前に体長が二メートルを超える牛と人間が合わさったような怪物が現れた。
先日にナイが倒したホブゴブリンと身長自体は大差はないが、ホブゴブリン以上に筋骨隆々とした体型をしており、白狼種を想像させる美しい毛皮を羽織っていた。それを見るとビャクは唸り声をあげ、ナイはいち早く毛皮が白狼種の物だと気が付く。
(こいつが身に着けているのはまさか……ビャクの同族か!?)
どうやら牛の怪物は白狼種を倒して毛皮を剥ぎ取り、防寒具かあるいは戦利品のつもりなのか身に纏っていた。ビャクは同族の毛皮を纏う怪物に敵意を剥き出しにする。
「グルルルッ!!」
「ビャク……お前、こいつの事を知ってたんだな」
「ブモォッ……!!」
ビャクがナイを山の麓まで案内した理由、それは目の前に現れた牛の怪物と戦わせるためだと判明する。どうやらビャクは牛の怪物と因縁があるらしく、自分一人では敵わないと判断してナイを連れてきたらしい。
(この怪物、前に師匠が言っていた魔人族か?)
今まで遭遇したどの魔物とも異なる雰囲気を放つミノタウロスに対し、以前にナイはクロウから教わったとある種族を思い出す。その種族とは魔物と人間の性質を併せ持つ種族であり、名前は「魔人族」と呼ばれている。
魔人族は魔物と人間が合わさったような外見をしており、中には人間にも劣らぬ高い知能と、人間と瓜二つの容姿の種も存在すると聞いている。しかし、今回ナイ達の前に現れたのは人間ではなく魔物よりの外見をした魔人族なのは間違いない。名前は「ミノタウロス」クロウが遭遇した魔人族の中でも厄介な相手だとナイは聞いていた。
(ミノタウロス……魔人族の中でも一、二を誇る腕力を持つ怪物だと言ってたな)
クロウはかつてミノタウロスを退治した事もあり、その話をナイに聞かせた事がある。魔人族の中でもミノタウロスは指折りの強さを誇り、それでいながら誇り高い生き物だとも語っていた。
(ミノタウロスは強敵と認めた相手の死骸を剥いで、それを生涯身に着ける習性を持つとか言ってたな。それならこいつが着ている毛皮は……まさか、ビャクの家族か!?)
ミノタウロスが纏う白色の毛皮がビャクの家族の物だとした場合、ビャクがミノタウロスに敵意を抱くのも無理はない。彼がナイをここへ連れてきたのは家族の仇を討つために主人の力を借りるためだと判明した。
「ビャク、敵討ちがしたいなら最初から説明してよ点tね」
「クゥ~ンッ……」
「たくっ、しょうがない相棒だな……よし、やるぞ!!」
「ウォンッ!!」
自分に敵討ちを手伝わせようとするビャクにナイは文句を告げるが、ミノタウロスに見つかった以上は逃げるという選択肢はない。こんな怪物が山にいたら安心して暮らす事もできず、ビャクの敵討ちに付き合う事にした。
――ブモォオオオッ!!
二人が臨戦態勢に入ると、ミノタウロスは敵意を滲ませた咆哮を放つ。赤毛熊が可愛く思えるほどの圧倒的な威圧感にナイは両足がすくむが、ビャクは家族の仇を討つために負けじと咆哮を放つ。
「ウォオオンッ!!」
「ビャク……そうだな、気合で負けてたまるか!!うおおおおっ!!」
「ブモォッ!?」
ミノタウロスに対抗するようにビャクとナイは声を張り上げると、恐怖を打ち消したナイは全身から放出される魔力を体内に抑え、右手を伸ばして左手で支える。最初から手加減抜きで「石弾」をミノタウロスに目掛けて撃ちこむ。
「喰らえっ!!」
「ブフゥッ!?」
ナイの指先に黒渦が誕生した途端、ミノタウロスは野生の本能で危険を察知して頭を下げた。その直後に黒渦から小石が発射され、拳銃の弾丸の如く高速回転しながらミノタウロスの頭上を通り過ぎた。
もしもミノタウロスが頭を下げていなければ額を撃ち抜かれ、致命傷とまではいかずとも重傷は避けられなかった。予想外の攻撃を繰り出したナイにミノタウロスは焦るが、その一方で初弾を躱されたナイも動揺する。
(嘘だろ!?この距離で避けるなんて……くそっ、それなら連射だ!!)
石弾よりも威力は大きく落ちるが、ミノタウロスに攻撃を当てるためにナイは五本指から黒渦を出現させると、今度は石礫を連射した。
「石散弾!!」
「ブモォオオッ!?」
五つの黒渦から矢継ぎ早に小石が発射され、流石のミノタウロスも避け切れずに防御の姿勢を取った。石弾よりも威力は大分落ちるが、それでもゴブリン程度の魔物ならば一発で倒せる威力を誇る石礫がミノタウロスの身体にめり込む。
「どうだ!!少しは堪えた……よね?」
「ク、クゥ~ンッ……」
「……ブモォオオオッ!!」
数十発の小石を撃ちこまれたにも関わらず、ミノタウロスは両腕を振り払うと身体に食い込んでいた小石が膨張した筋肉によって弾き飛ばされる。その光景を見てナイとビャクは愕然とした。
ミノタウロスの頑強な肉体に石礫は一切通じておらず、それを見てナイは石弾でなければ通用しないと確信した。しかし、下手に石弾を撃ってもまた避けられる恐れがあり、確実に急所を貫かなければ勝ち目はない。
(くそっ、全然効いてないのか!?やっぱり石弾じゃないと仕留めきれないか!!)
ナイは右手の人差し指のみに黒渦を展開すると、それを見たミノタウロスは最初に放たれた攻撃が来ると予測し、ナイが行動に移す前に反撃に出た。
ミノタウロスは右腕の筋肉を膨張させ、丸太のように太くなった腕を近くの樹木に叩き込む。樹木がへし折れると、両腕で倒木を掴んでナイとビャクに目掛けて振り下ろす。
「ブモォオオッ!!」
「嘘ぉっ!?」
「キャインッ!?」
樹木を棍棒代わりに利用して自分達に振り下ろしてきたミノタウロスに対し、慌ててナイとビャクは左右に回避した。だが、ミノタウロスの狙いはナイであり、樹木を地面に叩きつけると、今度はナイに目掛けて横向きに振り払う。
「フンッ!!」
「くぅっ!?」
「ウォンッ!?」
迫りくる樹木に対してナイは魔法を解除すると肉体強化を発動させた。身体能力を上昇させる事で上空に跳んで攻撃を躱す。しかし、それがミノタウロスの狙いだった。空中に浮かんだナイは逃げ場がなく、それを見逃さずにミノタウロスは樹木を手放して跳躍する。
「ブモォオオッ!!」
「うわあああっ!?」
「危ないっす!!」
「ウォンッ!?」
空中に浮かんだナイにミノタウロスは突っ込もうとしたが、何処からか飛んできた矢がミノタウロスの顔面に迫る。自分に迫りくる矢を見てミノタウロスは目を見開き、空中で体勢を崩して落下する。
「ブフゥッ!?」
「うわぁっ!?」
「ウォンッ!!」
ミノタウロスが地面に叩きつけられたのに対し、ナイは地面に落ちる前にビャクが落下地点に滑り込み、全身の毛皮を利用して着地の衝撃を抑える。白狼種の柔らかな毛皮のお陰でナイは怪我をせずに済み、相棒にお礼を言う。
「あ、ありがとうビャク……重くない?」
「ウォンッ!!」
自分よりも大きいナイを受け止めたにも関わらず、ビャクは特に怪我はなかった。子供とはいえ白狼種であるビャクの肉体は見た目以上に頑丈で筋肉も強く、彼のお陰で無事に着地に成功したナイは先ほど飛んできた矢を放った主を探す。
「さっきの矢は……もしかしてエリナさん!?」
「ナイさん、こっちこっち!!」
「ウォンッ!?」
声が聞こえた方に顔を向けると、木の上で弓を構えたエリナの姿があった。ミノタウロスから救ってくれたのは彼女だと知り、ナイはお礼を告げる。
「あ、ありがとう……でも、どうしてここに?」
「狩猟の途中で二人を見かけて、山から下りようとしているのか気になって後を付けてたんですよ。それにしてもまさかミノタウロスがこの山にも住んでいたなんて……」
「そ、そうなんだ……」
「クゥ~ンッ……」
色々と突っ込みたいと事はあるが、エリナのお陰で命拾いしたのは間違いなく、ナイは彼女の矢を受けて地面に倒れたミノタウロスに視線を向ける。エリナの放った矢は確実にミノタウロスの頭部を貫いているはずだった。
ビャクは家族の仇を自分の手で討てなかった事に落ち込むが、死んだと思われたミノタウロスが突然に立ち上がる。その口元にはエリナの矢を加えており、信じがたい事にミノタウロスは矢を噛み砕いて生き延びていた事が判明する。
山中に牛のような鳴き声が響き渡り、それを聞いたナイは赤毛熊と遭遇した時以上の圧迫感を感じ取る。ナイとビャクの前に体長が二メートルを超える牛と人間が合わさったような怪物が現れた。
先日にナイが倒したホブゴブリンと身長自体は大差はないが、ホブゴブリン以上に筋骨隆々とした体型をしており、白狼種を想像させる美しい毛皮を羽織っていた。それを見るとビャクは唸り声をあげ、ナイはいち早く毛皮が白狼種の物だと気が付く。
(こいつが身に着けているのはまさか……ビャクの同族か!?)
どうやら牛の怪物は白狼種を倒して毛皮を剥ぎ取り、防寒具かあるいは戦利品のつもりなのか身に纏っていた。ビャクは同族の毛皮を纏う怪物に敵意を剥き出しにする。
「グルルルッ!!」
「ビャク……お前、こいつの事を知ってたんだな」
「ブモォッ……!!」
ビャクがナイを山の麓まで案内した理由、それは目の前に現れた牛の怪物と戦わせるためだと判明する。どうやらビャクは牛の怪物と因縁があるらしく、自分一人では敵わないと判断してナイを連れてきたらしい。
(この怪物、前に師匠が言っていた魔人族か?)
今まで遭遇したどの魔物とも異なる雰囲気を放つミノタウロスに対し、以前にナイはクロウから教わったとある種族を思い出す。その種族とは魔物と人間の性質を併せ持つ種族であり、名前は「魔人族」と呼ばれている。
魔人族は魔物と人間が合わさったような外見をしており、中には人間にも劣らぬ高い知能と、人間と瓜二つの容姿の種も存在すると聞いている。しかし、今回ナイ達の前に現れたのは人間ではなく魔物よりの外見をした魔人族なのは間違いない。名前は「ミノタウロス」クロウが遭遇した魔人族の中でも厄介な相手だとナイは聞いていた。
(ミノタウロス……魔人族の中でも一、二を誇る腕力を持つ怪物だと言ってたな)
クロウはかつてミノタウロスを退治した事もあり、その話をナイに聞かせた事がある。魔人族の中でもミノタウロスは指折りの強さを誇り、それでいながら誇り高い生き物だとも語っていた。
(ミノタウロスは強敵と認めた相手の死骸を剥いで、それを生涯身に着ける習性を持つとか言ってたな。それならこいつが着ている毛皮は……まさか、ビャクの家族か!?)
ミノタウロスが纏う白色の毛皮がビャクの家族の物だとした場合、ビャクがミノタウロスに敵意を抱くのも無理はない。彼がナイをここへ連れてきたのは家族の仇を討つために主人の力を借りるためだと判明した。
「ビャク、敵討ちがしたいなら最初から説明してよ点tね」
「クゥ~ンッ……」
「たくっ、しょうがない相棒だな……よし、やるぞ!!」
「ウォンッ!!」
自分に敵討ちを手伝わせようとするビャクにナイは文句を告げるが、ミノタウロスに見つかった以上は逃げるという選択肢はない。こんな怪物が山にいたら安心して暮らす事もできず、ビャクの敵討ちに付き合う事にした。
――ブモォオオオッ!!
二人が臨戦態勢に入ると、ミノタウロスは敵意を滲ませた咆哮を放つ。赤毛熊が可愛く思えるほどの圧倒的な威圧感にナイは両足がすくむが、ビャクは家族の仇を討つために負けじと咆哮を放つ。
「ウォオオンッ!!」
「ビャク……そうだな、気合で負けてたまるか!!うおおおおっ!!」
「ブモォッ!?」
ミノタウロスに対抗するようにビャクとナイは声を張り上げると、恐怖を打ち消したナイは全身から放出される魔力を体内に抑え、右手を伸ばして左手で支える。最初から手加減抜きで「石弾」をミノタウロスに目掛けて撃ちこむ。
「喰らえっ!!」
「ブフゥッ!?」
ナイの指先に黒渦が誕生した途端、ミノタウロスは野生の本能で危険を察知して頭を下げた。その直後に黒渦から小石が発射され、拳銃の弾丸の如く高速回転しながらミノタウロスの頭上を通り過ぎた。
もしもミノタウロスが頭を下げていなければ額を撃ち抜かれ、致命傷とまではいかずとも重傷は避けられなかった。予想外の攻撃を繰り出したナイにミノタウロスは焦るが、その一方で初弾を躱されたナイも動揺する。
(嘘だろ!?この距離で避けるなんて……くそっ、それなら連射だ!!)
石弾よりも威力は大きく落ちるが、ミノタウロスに攻撃を当てるためにナイは五本指から黒渦を出現させると、今度は石礫を連射した。
「石散弾!!」
「ブモォオオッ!?」
五つの黒渦から矢継ぎ早に小石が発射され、流石のミノタウロスも避け切れずに防御の姿勢を取った。石弾よりも威力は大分落ちるが、それでもゴブリン程度の魔物ならば一発で倒せる威力を誇る石礫がミノタウロスの身体にめり込む。
「どうだ!!少しは堪えた……よね?」
「ク、クゥ~ンッ……」
「……ブモォオオオッ!!」
数十発の小石を撃ちこまれたにも関わらず、ミノタウロスは両腕を振り払うと身体に食い込んでいた小石が膨張した筋肉によって弾き飛ばされる。その光景を見てナイとビャクは愕然とした。
ミノタウロスの頑強な肉体に石礫は一切通じておらず、それを見てナイは石弾でなければ通用しないと確信した。しかし、下手に石弾を撃ってもまた避けられる恐れがあり、確実に急所を貫かなければ勝ち目はない。
(くそっ、全然効いてないのか!?やっぱり石弾じゃないと仕留めきれないか!!)
ナイは右手の人差し指のみに黒渦を展開すると、それを見たミノタウロスは最初に放たれた攻撃が来ると予測し、ナイが行動に移す前に反撃に出た。
ミノタウロスは右腕の筋肉を膨張させ、丸太のように太くなった腕を近くの樹木に叩き込む。樹木がへし折れると、両腕で倒木を掴んでナイとビャクに目掛けて振り下ろす。
「ブモォオオッ!!」
「嘘ぉっ!?」
「キャインッ!?」
樹木を棍棒代わりに利用して自分達に振り下ろしてきたミノタウロスに対し、慌ててナイとビャクは左右に回避した。だが、ミノタウロスの狙いはナイであり、樹木を地面に叩きつけると、今度はナイに目掛けて横向きに振り払う。
「フンッ!!」
「くぅっ!?」
「ウォンッ!?」
迫りくる樹木に対してナイは魔法を解除すると肉体強化を発動させた。身体能力を上昇させる事で上空に跳んで攻撃を躱す。しかし、それがミノタウロスの狙いだった。空中に浮かんだナイは逃げ場がなく、それを見逃さずにミノタウロスは樹木を手放して跳躍する。
「ブモォオオッ!!」
「うわあああっ!?」
「危ないっす!!」
「ウォンッ!?」
空中に浮かんだナイにミノタウロスは突っ込もうとしたが、何処からか飛んできた矢がミノタウロスの顔面に迫る。自分に迫りくる矢を見てミノタウロスは目を見開き、空中で体勢を崩して落下する。
「ブフゥッ!?」
「うわぁっ!?」
「ウォンッ!!」
ミノタウロスが地面に叩きつけられたのに対し、ナイは地面に落ちる前にビャクが落下地点に滑り込み、全身の毛皮を利用して着地の衝撃を抑える。白狼種の柔らかな毛皮のお陰でナイは怪我をせずに済み、相棒にお礼を言う。
「あ、ありがとうビャク……重くない?」
「ウォンッ!!」
自分よりも大きいナイを受け止めたにも関わらず、ビャクは特に怪我はなかった。子供とはいえ白狼種であるビャクの肉体は見た目以上に頑丈で筋肉も強く、彼のお陰で無事に着地に成功したナイは先ほど飛んできた矢を放った主を探す。
「さっきの矢は……もしかしてエリナさん!?」
「ナイさん、こっちこっち!!」
「ウォンッ!?」
声が聞こえた方に顔を向けると、木の上で弓を構えたエリナの姿があった。ミノタウロスから救ってくれたのは彼女だと知り、ナイはお礼を告げる。
「あ、ありがとう……でも、どうしてここに?」
「狩猟の途中で二人を見かけて、山から下りようとしているのか気になって後を付けてたんですよ。それにしてもまさかミノタウロスがこの山にも住んでいたなんて……」
「そ、そうなんだ……」
「クゥ~ンッ……」
色々と突っ込みたいと事はあるが、エリナのお陰で命拾いしたのは間違いなく、ナイは彼女の矢を受けて地面に倒れたミノタウロスに視線を向ける。エリナの放った矢は確実にミノタウロスの頭部を貫いているはずだった。
ビャクは家族の仇を自分の手で討てなかった事に落ち込むが、死んだと思われたミノタウロスが突然に立ち上がる。その口元にはエリナの矢を加えており、信じがたい事にミノタウロスは矢を噛み砕いて生き延びていた事が判明する。
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