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エルフの師弟
第37話 盗賊の襲撃
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――ナイの故郷であり、ダテムネが用心棒として守ってきた村に盗賊が現れた。ダテムネは村を守ろうとしたが、村の子供を人質にされて捕まってしまう。盗賊は村の中で好き勝手に暴れ、女子供は人質として村長の屋敷に閉じ込め、男達は奴隷のようにこき使われる。
ダテムネは盗賊の隙をついて村から脱走し、最初は他の街に助けを求めようとしたが、村から一番近い街まで馬で移動するにも二日は掛かる。そこで彼は村長と親交があったクロウに助けを求めに山に向かう事にした。だが、山に辿り着くまでは良かったが、道中で魔物に襲われて怪我した所を偶々発見したエリナに助けてもらい、彼女の力を借りてクロウが暮らす山小屋に辿り着いたという。
「魔術師様、俺の事はどうでもいい。だが、村だけは……どうか村の皆を助けてくれ!!」
「し、師匠……」
「…………」
ダテムネは自分の怪我を治療するクロウに涙ながらに頼み込むが、そんな彼に対してクロウは冷めた視線を向ける。
「断る」
「師匠!?」
まさかクロウがダテムネの頼みを断るとは思わず、ナイは衝撃を受けた。話を聞いていたマリアは黙り込み、エリナも戸惑った表情を浮かべる。ダテムネはクロウの返事に絶望の表情を浮かべた。
「ど、どうして……」
「お前等は儂の事を勘違いしておるようだからはっきりと言ってやろう。確かに前の村長の時は困りごとが合ったら儂は力を貸した。だが、それは善意からではない。あくまでも取引をしていたからだ」
「と、取引?」
「そうだ。村で困った事があれば儂が力を貸す代わりに、儂が欲するものを村長が用意してくれると取引した。儂の小屋にある日用品は全て村長が調達したものだ。しかし、その村長はもうおらん。この数年は儂は村の人間に世話になった覚えもないぞ」
「そ、それは……」
村長が存命の時はクロウは彼に色々と力を貸したが、それはあくまでも取引を結んでいたからに過ぎず、困っている村人を助けるためにやったわけではない事を伝える。村長が死んだ時点でクロウは村の人間を助ける義理はない。
ナイを助けたのは長年の付き合いである村長の息子であり、村から追放されて行き場がない子供の彼を放置できなかった。だが、他の村の人間を助ける理由はない。
「怪我が治ったら山の外まで送ってやる。もうここへは来るなよ」
「ま、待ってくれ!!貴方なら助けてくれると思ってここへ来たんだ!!どうか力を……」
「ふざけた事を抜かすな!!だいたいお前は子供のナイをこんな危険な山に男ではないか!?」
クロウは個人的にもダテムネに怒りを抱いており、四年前に子供のナイを村に送り込んだのは彼である。この山には危険な魔物が生息しており、普通ならば子供を送り込むはずがない。それなのにダテムネはナイをわざわざ山まで運んでいった。
「お前の魂胆は分かっているぞ!!ナイを逃がすふりをして山の魔物に殺させようとしたな!?」
「えっ!?」
「ち、違う!!俺はこの子が山に行きたいというから連れてきただけで……」
「ふざけるな!!この山に魔物が生息している事は村長から伝わっているはずだ!!そんな危険な場所に子供一人送り込むなど何を考えている!?」
「あの時は……仕方なかったんだ。この子にはあなた以外に頼れる人なんていなかった!!それに貴方なら救ってくれると思って……」
「ふんっ!!随分と都合がいい話だな!!ナイから話を聞いているぞ?お前は自分の子供を危険に晒したくないから、ナイだけを外に連れ出したんだろう!!」
ダテムネはナイを危険な山に送り込んだのは彼と仲がいい「ハル」を守るためだとクロウは見抜いていた。ハルはナイを助けてくれないのであれば自分も村から出ていく覚悟はあったが、ダテムネはクロウの存在を明かす事でナイも村の外に出ても生きられると伝えた。
表向きはナイを助けるためにダテムネは動いたように見えるが、実際は自分の子供が危険な真似をさせない様にナイを引き離した。結果から言えばダテムネはナイを村の外に追いやり、ハルを村に残す事に成功している。その事がクロウは彼を信用できない一因だった。
「おじさん……ハルは?ハルはどうなったの?」
「だ、大丈夫だ。ハルは今は村を離れてるから奴等に捕まってはいない……だが、俺は君よりもハルを守るために動いたのも事実だ」
「ふん、やはりな」
「だが、あの時にナイ君を助けるには他の方法もなかったんだ!!そしてあなたはナイ君を救ってくれた!!どうかこの子の故郷を見捨てないでくれ!!」
「ふざけるな!!村から追い出しておいてその言いぐさは何だ!!」
「そ、村長の事なら俺が何とかする!!この子を村に戻せるように説得してみせる!!だからどうか……村だけは助けてください!!」
「こ、この……恥知らずがっ!!」
ダテムネの言葉にクロウは今までにないほど怒りを抱き、今の今までナイを放置していたくせに、村が危険に晒された途端に救いを求めにきた村の人間にクロウが怒るのも無理はない。だが、ナイは村が危険に晒されていると聞いて最初に幼馴染のハルを心配する。
「おじさん、ハルは本当に無事なんだね?」
「ああ、それは本当だ。あの子は君との約束を果たすために街へ移り住んでいる」
「約束って……まさか?」
「ハルは冒険者になるために街に行ったんだ。一流の冒険者になって村に戻ってくると言ってな」
「ハルが冒険者に……」
村から出ていくときにナイはハルと約束した事を思い出す。お互いに大人になる前にナイは「魔術師」ハルは「冒険者」になって再会すると誓う。
(ハルも約束を守ろうと頑張ってるんだ……)
ハルの事を思い出したナイは嬉しく思い、自分は一応は魔法を覚えて魔術師を名乗れる資格は手に入れた。後はハルが冒険者になって戻って来るのを待つだけだが、肝心の村が盗賊に乗っ取られたままではハルを迎える事もできない。ナイはクロウに振り返って告げる。
「師匠、俺が行くよ」
「な、何だと!?」
「ナイ君!?いきなり何を言い出すんだ!?」
「兄貴!?」
「ウォンッ!?」
「俺が……村の皆を助けに行く!!」
ナイの言葉に全員が衝撃の表情を浮かべ、真っ先に反対したのは師匠であるクロウだった。
「馬鹿を言うな!!お前一人で村を救うだと!?少しばかり魔法が使えるようになったからといって調子に乗るな!!」
「でも、師匠は助けてくれないんでしょ!?だったら俺が行くしかないじゃないか!!あの村は……俺の故郷なんだ!!」
「故郷だと!?お前は村を追い出されたんだぞ!!」
「追い出されたんじゃない!!俺から出ていったんだ!!それに俺に酷い事をしたのは叔父さんの家族だけだよ!!」
話を聞いている限りではクロウは村の人間がナイを追い出したと思っているが、実際の所はナイに危害を加えたのは叔父と彼の妻と子供だけであり、他の村人からはひどい仕打ちをされた覚えはない。
ナイの父親の村長が亡くなった後、他の村人は子供の彼を色々と気遣ってくれた。村長がわざわざ自分の遺産を他の村人にも分け与えるように遺言を残した理由、それは村人同士が一つの家族のように仲が良かったからである。もしも叔父が来なければナイは平穏に村で暮らせていた。
自分が世話になった人たちが危険に晒されているのにじっとなどしていられず、クロウが助けてくれないのであれば自分一人で助けに向かう事をナイは決めた。
ダテムネは盗賊の隙をついて村から脱走し、最初は他の街に助けを求めようとしたが、村から一番近い街まで馬で移動するにも二日は掛かる。そこで彼は村長と親交があったクロウに助けを求めに山に向かう事にした。だが、山に辿り着くまでは良かったが、道中で魔物に襲われて怪我した所を偶々発見したエリナに助けてもらい、彼女の力を借りてクロウが暮らす山小屋に辿り着いたという。
「魔術師様、俺の事はどうでもいい。だが、村だけは……どうか村の皆を助けてくれ!!」
「し、師匠……」
「…………」
ダテムネは自分の怪我を治療するクロウに涙ながらに頼み込むが、そんな彼に対してクロウは冷めた視線を向ける。
「断る」
「師匠!?」
まさかクロウがダテムネの頼みを断るとは思わず、ナイは衝撃を受けた。話を聞いていたマリアは黙り込み、エリナも戸惑った表情を浮かべる。ダテムネはクロウの返事に絶望の表情を浮かべた。
「ど、どうして……」
「お前等は儂の事を勘違いしておるようだからはっきりと言ってやろう。確かに前の村長の時は困りごとが合ったら儂は力を貸した。だが、それは善意からではない。あくまでも取引をしていたからだ」
「と、取引?」
「そうだ。村で困った事があれば儂が力を貸す代わりに、儂が欲するものを村長が用意してくれると取引した。儂の小屋にある日用品は全て村長が調達したものだ。しかし、その村長はもうおらん。この数年は儂は村の人間に世話になった覚えもないぞ」
「そ、それは……」
村長が存命の時はクロウは彼に色々と力を貸したが、それはあくまでも取引を結んでいたからに過ぎず、困っている村人を助けるためにやったわけではない事を伝える。村長が死んだ時点でクロウは村の人間を助ける義理はない。
ナイを助けたのは長年の付き合いである村長の息子であり、村から追放されて行き場がない子供の彼を放置できなかった。だが、他の村の人間を助ける理由はない。
「怪我が治ったら山の外まで送ってやる。もうここへは来るなよ」
「ま、待ってくれ!!貴方なら助けてくれると思ってここへ来たんだ!!どうか力を……」
「ふざけた事を抜かすな!!だいたいお前は子供のナイをこんな危険な山に男ではないか!?」
クロウは個人的にもダテムネに怒りを抱いており、四年前に子供のナイを村に送り込んだのは彼である。この山には危険な魔物が生息しており、普通ならば子供を送り込むはずがない。それなのにダテムネはナイをわざわざ山まで運んでいった。
「お前の魂胆は分かっているぞ!!ナイを逃がすふりをして山の魔物に殺させようとしたな!?」
「えっ!?」
「ち、違う!!俺はこの子が山に行きたいというから連れてきただけで……」
「ふざけるな!!この山に魔物が生息している事は村長から伝わっているはずだ!!そんな危険な場所に子供一人送り込むなど何を考えている!?」
「あの時は……仕方なかったんだ。この子にはあなた以外に頼れる人なんていなかった!!それに貴方なら救ってくれると思って……」
「ふんっ!!随分と都合がいい話だな!!ナイから話を聞いているぞ?お前は自分の子供を危険に晒したくないから、ナイだけを外に連れ出したんだろう!!」
ダテムネはナイを危険な山に送り込んだのは彼と仲がいい「ハル」を守るためだとクロウは見抜いていた。ハルはナイを助けてくれないのであれば自分も村から出ていく覚悟はあったが、ダテムネはクロウの存在を明かす事でナイも村の外に出ても生きられると伝えた。
表向きはナイを助けるためにダテムネは動いたように見えるが、実際は自分の子供が危険な真似をさせない様にナイを引き離した。結果から言えばダテムネはナイを村の外に追いやり、ハルを村に残す事に成功している。その事がクロウは彼を信用できない一因だった。
「おじさん……ハルは?ハルはどうなったの?」
「だ、大丈夫だ。ハルは今は村を離れてるから奴等に捕まってはいない……だが、俺は君よりもハルを守るために動いたのも事実だ」
「ふん、やはりな」
「だが、あの時にナイ君を助けるには他の方法もなかったんだ!!そしてあなたはナイ君を救ってくれた!!どうかこの子の故郷を見捨てないでくれ!!」
「ふざけるな!!村から追い出しておいてその言いぐさは何だ!!」
「そ、村長の事なら俺が何とかする!!この子を村に戻せるように説得してみせる!!だからどうか……村だけは助けてください!!」
「こ、この……恥知らずがっ!!」
ダテムネの言葉にクロウは今までにないほど怒りを抱き、今の今までナイを放置していたくせに、村が危険に晒された途端に救いを求めにきた村の人間にクロウが怒るのも無理はない。だが、ナイは村が危険に晒されていると聞いて最初に幼馴染のハルを心配する。
「おじさん、ハルは本当に無事なんだね?」
「ああ、それは本当だ。あの子は君との約束を果たすために街へ移り住んでいる」
「約束って……まさか?」
「ハルは冒険者になるために街に行ったんだ。一流の冒険者になって村に戻ってくると言ってな」
「ハルが冒険者に……」
村から出ていくときにナイはハルと約束した事を思い出す。お互いに大人になる前にナイは「魔術師」ハルは「冒険者」になって再会すると誓う。
(ハルも約束を守ろうと頑張ってるんだ……)
ハルの事を思い出したナイは嬉しく思い、自分は一応は魔法を覚えて魔術師を名乗れる資格は手に入れた。後はハルが冒険者になって戻って来るのを待つだけだが、肝心の村が盗賊に乗っ取られたままではハルを迎える事もできない。ナイはクロウに振り返って告げる。
「師匠、俺が行くよ」
「な、何だと!?」
「ナイ君!?いきなり何を言い出すんだ!?」
「兄貴!?」
「ウォンッ!?」
「俺が……村の皆を助けに行く!!」
ナイの言葉に全員が衝撃の表情を浮かべ、真っ先に反対したのは師匠であるクロウだった。
「馬鹿を言うな!!お前一人で村を救うだと!?少しばかり魔法が使えるようになったからといって調子に乗るな!!」
「でも、師匠は助けてくれないんでしょ!?だったら俺が行くしかないじゃないか!!あの村は……俺の故郷なんだ!!」
「故郷だと!?お前は村を追い出されたんだぞ!!」
「追い出されたんじゃない!!俺から出ていったんだ!!それに俺に酷い事をしたのは叔父さんの家族だけだよ!!」
話を聞いている限りではクロウは村の人間がナイを追い出したと思っているが、実際の所はナイに危害を加えたのは叔父と彼の妻と子供だけであり、他の村人からはひどい仕打ちをされた覚えはない。
ナイの父親の村長が亡くなった後、他の村人は子供の彼を色々と気遣ってくれた。村長がわざわざ自分の遺産を他の村人にも分け与えるように遺言を残した理由、それは村人同士が一つの家族のように仲が良かったからである。もしも叔父が来なければナイは平穏に村で暮らせていた。
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