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砂漠の脅威
第929話 ガオウとフィルの意地
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負傷したナイを背負ったリンは木々を潜り抜け、霧を風の魔法剣で振り払いながら湖へと向かう。時折、ポイズンタートルの暴れる音が聞こえるがガオウとフィルが上手く足止めしているのか追いかけてくる様子はない。
「うっ……」
『ナイ、しっかりしろ!!あと少しで着くぞ!!』
湖に戻ってきたリンは自分達が乗ってきた小舟を確認すると、彼女は小舟に乗り込んで急いで船が浮かんでいる湖の中央へ向かおうとした。霧のせいで船は岸辺に移動する暇もなかったため、小舟で船のある場所まで漕がなければならない。
外に出向く事ができるのは仮面を身に付けている者達だけのため、船から救援が訪れる事はない。ナイが身に付けていた仮面は何処かに吹き飛ばされて消えてしまったため、これ以上に毒霧に晒すとナイの身が危ない。
『あともう少しだ、頑張るんだぞ……何だっ!?』
リンはナイを小舟に乗せてスカイシャーク号の元へ向かおうとした時、木々が倒れる轟音が鳴り響く。やがて霧の中に巨大な影が映し出されると、ポイズンタートルが遂にマル湖にまで姿を現す。
――フゴォオオオオッ!!
背中の甲羅から大量の毒霧を噴出しながらポイズンタートルは湖に到着すると、リンは急いで小舟を動かして船の元へ向かう。足止めを任せていたはずのガオウとフィルは気がかりであったが、彼女は一刻も早く船に戻らなければならなかった。
(くそ、あの二人はやられたのか!?)
必死にリンは小舟を漕いで船の元へ向かうが、ポイズンタートルは湖に浮かぶ小舟に視線を向けると、自分を傷つけたナイの姿を確認して怒りの咆哮を放つ。
「フガァアアアッ……!!」
『ちぃっ……ここまでか!?』
湖に乗り込んできたポイズンタートルに対してリンは魔剣を構えようとした時、霧の中から鎖に繋がれた剣が跳んできてポイズンタートルの背中の甲羅に突き刺さる。
甲羅に突き刺さった剣の鎖に引き寄せられるように霧の中から人影が現れると、頭から血を流したフィルと彼の身体にしがみつくガオウの姿があった。どちらも血塗れになりながらもポイズンタートルに目掛けて突っ込み、フィルの身体に抱きついていたガオウは勢いを付けてポイズンタートルの顔面に飛び掛かる。
「うおおおおっ!!」
「行けぇえええっ!!」
「フガァッ――!?」
ガオウもフィルも戦闘中に仮面を失ってしまったが、それでも毒霧で身体が動かなくなる前にポイズンタートルに最後の攻撃を仕掛ける。ガオウは空中で身体を回転させながらポイズンタートルに向けて両腕の鉤爪を放つ。
「和風牙!!」
「フギャアアアッ!?」
今度は瞼を閉じる暇もなく、ポイズンタートルの右目にガオウの振り下ろした鉤爪が的中し、右目の眼球が切り裂かれて血が飛び散る。その光景を見てフィルは笑みを浮かべると、ガオウは攻撃を終えた直後に地上へと落下した。
動けなくなる前に最後に一矢を報いた二人は意識を失ったのか、フィルもガオウの後に続いて鎖の魔剣を手放して地面に倒れ込む。その様子を見ていたリンは呆気に取られるが、ポイズンタートルの方は攻撃を受けて悲鳴を上げる。
「フガァッ……アアアアッ!?」
『あの化物に攻撃を与えるとは……だが、よくやったぞ』
「うむ、本当によくやったな」
リンは二人の行動を褒め称えた時、彼女の背後から思いもよらぬ声が聞こえてきた。驚いたリンは振り返ると、そこには杖を手にしたマホがいつの間にか小舟の上に立っていた。
『マホ魔導士!?どうしてここに!?』
「外が騒がしくて気になって出てみれば亀の化物がこちらに近付いておってな。あれがポイズンタートルという魔物か?儂も始めて見るが大きいのう……」
『いや、それよりも魔導士!!その姿で外に出るのは……』
マホは仮面を身に付けていないので毒霧を吸い込めば大変な事態に陥るかと思われたが、よくよく観察すると彼女の身体の周りには風属性の魔力で構成された膜のような物が構成されて霧を近づけさせなかった。
「儂は大丈夫じゃ、この程度の霧など簡単に振り払える。それよりも奴をどう始末するかじゃが……」
『魔導士、ここは任せていいですか?私はナイを船に移動させなければ……』
「おおっ、これは酷い怪我ではないか。待っていろ、儂が二人とも連れて行こう」
マホは小舟に横たわるナイを見て怪我を負っている事に気付き、彼女はリンとナイの身体を掴んで空を飛ぶ。風属性の魔法を極めたマホは飛行魔法で空を飛ぶ事もできた。
二人を抱えたマホは甲板へと移動すると、彼女は杖を振り払って船に覆い込んでいた霧を一斉に吹き飛ばす。これでしばらくの間は甲板は大丈夫だが、ポイズンタートルの方は既に湖に乗り込んで船に迫っていた。
「フガァアアアッ――!!」
「ほう、奴は泳げるのか……外見も亀に似ておるし、もしかしたら本当に亀の仲間かもしれんな」
『言っている場合ですか!?このままでは船が……』
「うむ、分かっておる。それよりも仮面を外したらどうじゃ?儂の傍に居る限りは毒霧の影響は受けんぞ」
マホの言葉を聞いてナイを抱えていたリンは仮面を取り外す。その一方でマホはポイズンタートルの位置と船の向きを確認し、丁度ポイズンタートルが船の正面から迫ってくる形になっている事に気付く。
「ふむ、これは都合がいいな……リンよ、ナイを早く船内に移動させよ。そしてイリアに伝えてくれ、準備は整った」とな」
「え?それはどういう……」
「考えている暇はないぞ、儂が時間を稼ぐから早く報告に迎え……流石にこれだけの大物が相手だと儂も長くは持たん」
「は、はい……」
杖を握りしめたマホは船の船首へ移動すると、彼女は杖を掲げて魔法の準備を行う。それを見たリンはマホに何か考えがあるのだと判断して船内へ移動する。
リンが船内に移動したのを確認すると、マホは改めてポイズンタートルと向かい合い、彼女はポイズンタートルが船に迫るまで時間を稼ぐために魔法を放つ。
「さて……何処まで時間を稼げるか」
杖の先端に風属性の魔力で築き上げた渦巻を構えると、彼女は杖を振り下ろす――
――その一方で船内の方では慌ただしくイリアとハマーンが動いていた。二人とも窓から迫りくるポイズンタートルの姿を確認しており、二人は船に搭載していた大砲のような形をした兵器の準備を行う。
「砲弾の装填は完了したぞ!!」
「よし、後は狙いを定めるだけですね。後は照準を定めて撃ち込むだけです!!」
「イリア魔導士!!それにハマーン技師、ここにいたのか……な、何をしているんだ!?」
船内に戻ったリンはナイを抱えた状態でイリアとハマーンを発見すると、二人が船の先端部にて大砲のような形をした兵器を前に佇んでいる姿に驚く。
二人がいる場所は丁度船の外側から見たら「鮫の紋様の口元」の部分に位置しており、砲門を開いて大砲が出現すると外側から見たら鮫の口から大砲が出てきたように見える。
「見ての通り、新型の「魔導大砲」を発射する準備ですよ!!」
「ま、魔導大砲?それはまだ実験段階のはずでは……」
「だから今から実験するんです!!ほら、リンさんも手伝ってください!!砲門から毒霧が流れ込まないように風で吹き飛ばしてください!!」
「私も!?」
「今は説明している暇はない、どうせこのままだと船は沈められるんじゃ……協力してくれ!!」
ハマーンは大砲を固定して照準を定めている間、イリアは発射の準備を整えてリンは彼女の言う通りに砲門から毒霧が入り込まないように魔剣を扱う。
「こ、これでいいのか!?」
「そうです!!その調子でお願いします!!」
リンは魔剣を抜いて風圧を発生させると、砲門から突風が発生して毒霧を吹き飛ばす。その間にイリアとハマーンは魔導大砲の準備を整え、遂に全ての準備が終わった。
「よし、後はこれを撃ち込むだけです!!これが当たればあんなデカブツ、一発でぶっ倒せますよ!!何しろ対竜種用に開発した新兵器ですからね!!」
「ほ、本当か!?」
「ですけどこの魔導大砲は試作品なので一発撃てばしばらくは使い物にならなくなります!!だから外したら終わりだと思ってください!!」
「そういわれると緊張して上手く撃てんわい!!」
イリアが開発した新型の魔導大砲と呼ばれる兵器は、国内で開発された戦闘用の魔道具の中でも絶大な威力を誇り、元々は竜種に対抗するために最強の兵器である。
しかし、まだ試作段階の兵器なので一発撃ちこめば大砲が過熱して次の弾はすぐには撃ち込む事ができず、もう一度撃ち込む場合は一定の時間を置かなければならない。そんな時間をポイズンタートルが与えるはずがなく、最初の一発で当てなければ船は確実に沈められてしまう。
「一発です!!確実に一発で仕留めてください!!」
「だ、だからそう急かすな!!儂だって撃つのは初めてじゃぞ!?」
「初めて!?今までに撃った事はないのか!?」
「実験の時は私が撃ってましたけど、狙いがぶれて一度も当てた事がありません。ですけど、あれだけの巨体なら狙いが少しずれようと当たるはずです……多分」
「多分なのか!?」
「仕方ないでしょう!!まさかポイズンタートルがあんな化物だとは思わなかったんですよ!!」
魔導大砲を開発したハマーン自身も大砲を狙い通りに当てた事はなく、上手くいくかどうかは分からないとの事だった。だが、魔導大砲以外にポイズンタートルを倒す可能性がある兵器は存在しないため、ここは一か八かでも賭けに出るしかなかった
「うっ……」
『ナイ、しっかりしろ!!あと少しで着くぞ!!』
湖に戻ってきたリンは自分達が乗ってきた小舟を確認すると、彼女は小舟に乗り込んで急いで船が浮かんでいる湖の中央へ向かおうとした。霧のせいで船は岸辺に移動する暇もなかったため、小舟で船のある場所まで漕がなければならない。
外に出向く事ができるのは仮面を身に付けている者達だけのため、船から救援が訪れる事はない。ナイが身に付けていた仮面は何処かに吹き飛ばされて消えてしまったため、これ以上に毒霧に晒すとナイの身が危ない。
『あともう少しだ、頑張るんだぞ……何だっ!?』
リンはナイを小舟に乗せてスカイシャーク号の元へ向かおうとした時、木々が倒れる轟音が鳴り響く。やがて霧の中に巨大な影が映し出されると、ポイズンタートルが遂にマル湖にまで姿を現す。
――フゴォオオオオッ!!
背中の甲羅から大量の毒霧を噴出しながらポイズンタートルは湖に到着すると、リンは急いで小舟を動かして船の元へ向かう。足止めを任せていたはずのガオウとフィルは気がかりであったが、彼女は一刻も早く船に戻らなければならなかった。
(くそ、あの二人はやられたのか!?)
必死にリンは小舟を漕いで船の元へ向かうが、ポイズンタートルは湖に浮かぶ小舟に視線を向けると、自分を傷つけたナイの姿を確認して怒りの咆哮を放つ。
「フガァアアアッ……!!」
『ちぃっ……ここまでか!?』
湖に乗り込んできたポイズンタートルに対してリンは魔剣を構えようとした時、霧の中から鎖に繋がれた剣が跳んできてポイズンタートルの背中の甲羅に突き刺さる。
甲羅に突き刺さった剣の鎖に引き寄せられるように霧の中から人影が現れると、頭から血を流したフィルと彼の身体にしがみつくガオウの姿があった。どちらも血塗れになりながらもポイズンタートルに目掛けて突っ込み、フィルの身体に抱きついていたガオウは勢いを付けてポイズンタートルの顔面に飛び掛かる。
「うおおおおっ!!」
「行けぇえええっ!!」
「フガァッ――!?」
ガオウもフィルも戦闘中に仮面を失ってしまったが、それでも毒霧で身体が動かなくなる前にポイズンタートルに最後の攻撃を仕掛ける。ガオウは空中で身体を回転させながらポイズンタートルに向けて両腕の鉤爪を放つ。
「和風牙!!」
「フギャアアアッ!?」
今度は瞼を閉じる暇もなく、ポイズンタートルの右目にガオウの振り下ろした鉤爪が的中し、右目の眼球が切り裂かれて血が飛び散る。その光景を見てフィルは笑みを浮かべると、ガオウは攻撃を終えた直後に地上へと落下した。
動けなくなる前に最後に一矢を報いた二人は意識を失ったのか、フィルもガオウの後に続いて鎖の魔剣を手放して地面に倒れ込む。その様子を見ていたリンは呆気に取られるが、ポイズンタートルの方は攻撃を受けて悲鳴を上げる。
「フガァッ……アアアアッ!?」
『あの化物に攻撃を与えるとは……だが、よくやったぞ』
「うむ、本当によくやったな」
リンは二人の行動を褒め称えた時、彼女の背後から思いもよらぬ声が聞こえてきた。驚いたリンは振り返ると、そこには杖を手にしたマホがいつの間にか小舟の上に立っていた。
『マホ魔導士!?どうしてここに!?』
「外が騒がしくて気になって出てみれば亀の化物がこちらに近付いておってな。あれがポイズンタートルという魔物か?儂も始めて見るが大きいのう……」
『いや、それよりも魔導士!!その姿で外に出るのは……』
マホは仮面を身に付けていないので毒霧を吸い込めば大変な事態に陥るかと思われたが、よくよく観察すると彼女の身体の周りには風属性の魔力で構成された膜のような物が構成されて霧を近づけさせなかった。
「儂は大丈夫じゃ、この程度の霧など簡単に振り払える。それよりも奴をどう始末するかじゃが……」
『魔導士、ここは任せていいですか?私はナイを船に移動させなければ……』
「おおっ、これは酷い怪我ではないか。待っていろ、儂が二人とも連れて行こう」
マホは小舟に横たわるナイを見て怪我を負っている事に気付き、彼女はリンとナイの身体を掴んで空を飛ぶ。風属性の魔法を極めたマホは飛行魔法で空を飛ぶ事もできた。
二人を抱えたマホは甲板へと移動すると、彼女は杖を振り払って船に覆い込んでいた霧を一斉に吹き飛ばす。これでしばらくの間は甲板は大丈夫だが、ポイズンタートルの方は既に湖に乗り込んで船に迫っていた。
「フガァアアアッ――!!」
「ほう、奴は泳げるのか……外見も亀に似ておるし、もしかしたら本当に亀の仲間かもしれんな」
『言っている場合ですか!?このままでは船が……』
「うむ、分かっておる。それよりも仮面を外したらどうじゃ?儂の傍に居る限りは毒霧の影響は受けんぞ」
マホの言葉を聞いてナイを抱えていたリンは仮面を取り外す。その一方でマホはポイズンタートルの位置と船の向きを確認し、丁度ポイズンタートルが船の正面から迫ってくる形になっている事に気付く。
「ふむ、これは都合がいいな……リンよ、ナイを早く船内に移動させよ。そしてイリアに伝えてくれ、準備は整った」とな」
「え?それはどういう……」
「考えている暇はないぞ、儂が時間を稼ぐから早く報告に迎え……流石にこれだけの大物が相手だと儂も長くは持たん」
「は、はい……」
杖を握りしめたマホは船の船首へ移動すると、彼女は杖を掲げて魔法の準備を行う。それを見たリンはマホに何か考えがあるのだと判断して船内へ移動する。
リンが船内に移動したのを確認すると、マホは改めてポイズンタートルと向かい合い、彼女はポイズンタートルが船に迫るまで時間を稼ぐために魔法を放つ。
「さて……何処まで時間を稼げるか」
杖の先端に風属性の魔力で築き上げた渦巻を構えると、彼女は杖を振り下ろす――
――その一方で船内の方では慌ただしくイリアとハマーンが動いていた。二人とも窓から迫りくるポイズンタートルの姿を確認しており、二人は船に搭載していた大砲のような形をした兵器の準備を行う。
「砲弾の装填は完了したぞ!!」
「よし、後は狙いを定めるだけですね。後は照準を定めて撃ち込むだけです!!」
「イリア魔導士!!それにハマーン技師、ここにいたのか……な、何をしているんだ!?」
船内に戻ったリンはナイを抱えた状態でイリアとハマーンを発見すると、二人が船の先端部にて大砲のような形をした兵器を前に佇んでいる姿に驚く。
二人がいる場所は丁度船の外側から見たら「鮫の紋様の口元」の部分に位置しており、砲門を開いて大砲が出現すると外側から見たら鮫の口から大砲が出てきたように見える。
「見ての通り、新型の「魔導大砲」を発射する準備ですよ!!」
「ま、魔導大砲?それはまだ実験段階のはずでは……」
「だから今から実験するんです!!ほら、リンさんも手伝ってください!!砲門から毒霧が流れ込まないように風で吹き飛ばしてください!!」
「私も!?」
「今は説明している暇はない、どうせこのままだと船は沈められるんじゃ……協力してくれ!!」
ハマーンは大砲を固定して照準を定めている間、イリアは発射の準備を整えてリンは彼女の言う通りに砲門から毒霧が入り込まないように魔剣を扱う。
「こ、これでいいのか!?」
「そうです!!その調子でお願いします!!」
リンは魔剣を抜いて風圧を発生させると、砲門から突風が発生して毒霧を吹き飛ばす。その間にイリアとハマーンは魔導大砲の準備を整え、遂に全ての準備が終わった。
「よし、後はこれを撃ち込むだけです!!これが当たればあんなデカブツ、一発でぶっ倒せますよ!!何しろ対竜種用に開発した新兵器ですからね!!」
「ほ、本当か!?」
「ですけどこの魔導大砲は試作品なので一発撃てばしばらくは使い物にならなくなります!!だから外したら終わりだと思ってください!!」
「そういわれると緊張して上手く撃てんわい!!」
イリアが開発した新型の魔導大砲と呼ばれる兵器は、国内で開発された戦闘用の魔道具の中でも絶大な威力を誇り、元々は竜種に対抗するために最強の兵器である。
しかし、まだ試作段階の兵器なので一発撃ちこめば大砲が過熱して次の弾はすぐには撃ち込む事ができず、もう一度撃ち込む場合は一定の時間を置かなければならない。そんな時間をポイズンタートルが与えるはずがなく、最初の一発で当てなければ船は確実に沈められてしまう。
「一発です!!確実に一発で仕留めてください!!」
「だ、だからそう急かすな!!儂だって撃つのは初めてじゃぞ!?」
「初めて!?今までに撃った事はないのか!?」
「実験の時は私が撃ってましたけど、狙いがぶれて一度も当てた事がありません。ですけど、あれだけの巨体なら狙いが少しずれようと当たるはずです……多分」
「多分なのか!?」
「仕方ないでしょう!!まさかポイズンタートルがあんな化物だとは思わなかったんですよ!!」
魔導大砲を開発したハマーン自身も大砲を狙い通りに当てた事はなく、上手くいくかどうかは分からないとの事だった。だが、魔導大砲以外にポイズンタートルを倒す可能性がある兵器は存在しないため、ここは一か八かでも賭けに出るしかなかった
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