1 / 73
1 砂出しの働き方改革
1-1.生まれ変わった大魔導士
しおりを挟む
大魔導士イリス・ステンキル・ブロット。女ながらに王都で、否、国中で一番の魔導士として、その名を轟かせた。
永久に振り続ける雪に悩んだ北の領に、春を呼んだ。全く水が降らず、領土が砂漠化して困っていた西の領に、雨を降らせて肥沃な大地とした。雨続きで洪水が頻繁に起き、人が生きていくのすら困難であった南の領に、風を呼んで雨雲を吹き散らした。地が揺れ、家々が崩れる災害に遭った東の領に、地揺れを防ぐ魔法を施して人々を救った。
そんな、眉唾物の逸話には、必ず、その名前が登場する。
この国の歴史の中でも、群を抜いた実力と、奉仕精神を持ち合わせた、伝説の魔導師。魔法が巧みな者は皆憧れ、少年少女が皆目指す。そんな、国家の英雄。
成し遂げた偉業は、まるでおとぎ話のようにも思えるが、全て事実。本当に起きたこと、である。
なぜ、そう言い切れるか、って?
私こそが、イリス・ステンキル・ブロットだからだ。
私は魔導士として国中を巡り、数々の悩める人々を救ってきた。魔法について追求する日々は、素晴らしく充実したものだった。
そんな私の旅は、病によって終わった。魔法の仕組みを解明し、その有効な使い方について研究した私であっても、肉体を若返らせたり傷を癒したりする術は、発見できなかったのだ。
肌は水分を失い、皺になっていった。手足が衰え、内臓が萎えていくと、魔法の力を借りても活動するのが難しくなった。そうして私は、自らの肉体の限界を感じーー策を練った。
具体的な話はややこしくなるので避けるが、要するに私は、未来のどこかで自らの精神を、新たな身体を借りることで、復活させることを目論んだ。持てる知識を全て動員し、自らの体を使って、実験した。
実験は成功であり、失敗であった。私の精神は、今まさに、この体の中で目覚めた。精神の復活が叶ったという点では、この実験は成功である。
では、何が失敗なのか。それはこの体の、状態にある。なんだか頭ががんがんして、燃えるように熱いのだ。関節は痛いし、目の奥はじんじんする。視界がぐらぐら揺れ、今何を見ているのかも、よくわからない。他者の体に精神を宿した、副作用であろうか。
こんな状態では、魔法を使うどころか、歩くこともできない。事実、私の体は倒れ伏したようになっている。後頭部に、地面を感じる。
「おい。大丈夫か?」
ぼんやりと、遠くで、男の声がする。肩が揺らされたような気がした。揺れに合わせて、鈍痛が走る。吐き気もする。
「……揺らさないで」
声は出た。出たが、喉ががさがさしていて、苦しい。
「すまない。どうしたんだ?」
揺れが収まる。私はその問いに答えるため、改めて、自分の体調を把握し直した。
「頭が痛いの。熱があるみたいで……全身痛いし、特に関節が……」
頭が痛い。発熱。関節の痛み。自分の言葉によって、それぞれの症状が繋がり、ひとつの可能性に思い至った。
私は病気や怪我を治すことはできなかったが、唯一、治療法を発見できた病があった。
症状としては、高熱や関節痛といった、重い風邪の症状と変わらない。しかし病が起こる理由は、魔力にあるのだ。
肉体の魔力排出機能が正常に機能しなくなり、体の中に魔力が溜まりすぎたことが原因で、そうした症状が現れる場合がある。
そしてそれは、魔力を解放することで、治すことができる。
「……できない」
体内に、魔力を全く感じない。高熱のせいかもしれない。
とにかく私は魔力を放出しようと意識し、そして何もできなかった。魔法を使うことなど、私にとっては、呼吸をするのと変わらない。なのに「魔法を使う」という感覚が、全く掴めなかった。
歳をとり、魔力を排出しにくくなった老人が、稀にこうした症状を訴えることがある。その場合は、外部から魔力を抜いてやることで、症状が緩和された。他者によって強引に魔力を抜くことは、多大なる苦痛を覚えるそうだが、そうしないと、魔力が溢れていつか死んでしまう。
私は、魔力を抜くたびに苦悶の表情を浮かべる老人たちに罪悪感を覚えながらも、彼らの命を救うため、心を鬼にして魔力を抜いていたのだった。
「……手を貸して」
近くに、誰かいる。人間ならば、魔法が使えるはずだ。
私が宿った肉体には、どうやら、魔法を使うほどの活力も残っていないらしい。人の手を借りるしかない。
「えっと……」
「視界が揺れて、何も見えないの。私の手に、手を触れて」
喋るのも、苦しい。
私の喉を震わせる声は、この熱のせいか、異常なほどに掠れている。今にも消え入りそうな声ではあったが、彼はそれを聞き取ってくれたようだ。
私の手に、ひんやりとしたものが触れる。その手をぐっと掴み、なんとか持ち上げた。腕に全力を注ぎ、掴んだ手を引き寄せる。ちょうど、このあたりだ。胸元に触れたところで手を離した。
「魔法を使って」
「え……」
「なんでもいいから。お願い」
溢れすぎた魔力を取り出す方法は、私の見つけた限りでは、ただひとつ。胸元にある、魔孔と呼ばれる器官から、魔力を強引に取り出すのだ。
私ぐらい熟練すると、取り出した魔力を自分のものに換えて溜めることもできるのだが、素人がやるには危険だ。魔力を吸い上げながら魔法を使い、それをそのまま放出する。その方法であれば、一般人でも、身の危険なく魔力を取り出すことができた。
「……早く」
魔法を使うときに生じる、空気の揺れを感じない。早く魔法を使ってくれと願った瞬間、強い風が吹き荒れた。魔法で風を起こしたのだろう。魔力の揺らぎを感じさせないほど素早く魔法を使うなんて、なかなかの手練れだ。
私の記憶は、実験を終え、魔力を使い果たして意識が遠のいたところで終わっている。あれからどのくらい経ったのか、皆目見当もつかないが、目覚めて早々、優秀な魔導士に出会えたようだ。
みるみるうちに体が楽になり、呼吸が楽になる。痛みも引いてきた。まだ頭の芯がぼんやりとしているが、これもそのうち治るだろうと思える。
魔力の暴走とはこれほどに苦しく、魔力を抜くとこれほどに楽になるのか。苦悶の表情を浮かべていた老人が、「また頼む」と必ず口にするのは、これほどの落差があるからなのだとわかった。
ぴしぴしと頬に砂つぶが当たる。旋風が起きたかのような、激しい風。これほどの風は、よほどの魔力を消費しないと起こせない。この肉体には、かなりの魔力が溜まっていたと見える。
目を開ける。
ぐらぐらに揺れていた視界がクリアになり、空の青が目に差し込んだ。こちらを見下ろし、影になっている青年の顔は、明らかに困惑の色を浮かべていた。
「あり……うぇっ」
礼を言おうと口を開いた瞬間、ざりっとした嫌な感触が走った。先ほどの強風で、口内に砂が入り込んだらしい。顔を横に向け、ぺっと唾を吐く。
「……ゆすぐかい?」
青年に手渡された水筒を、受け取った。上半身を起こしてみる。思っていたより数段楽に、すっと体が持ち上がった。
腕はだるいが、水筒を持ち上げることはできた。ひんやりとした水の温度が心地よい。
ぐちゅぐちゅ。念入りに口をゆすぎ、地面に吐き出した。ここは砂漠だ。吐き出した水はすぐにすっと消え、何もなかったかのように乾いた。
「ありがとう」
声にも、心なしか力が入った。先ほどの苦しさは、もうない。
助けてくれたのは、黒髪の青年。ほんのり日焼けした肌が、なんとも健康的だ。私の頃は、魔導士といえば室内にこもりきりで、肌が抜けるように白い者が多かった。その中であちこち飛び回る私は珍しい存在だったのだが、彼も似たようなものなのだろうか。
「どう、いたしまして」
ぎこちなく答える青年は、まだどこか、困惑を脱し切れていない様子だった。
永久に振り続ける雪に悩んだ北の領に、春を呼んだ。全く水が降らず、領土が砂漠化して困っていた西の領に、雨を降らせて肥沃な大地とした。雨続きで洪水が頻繁に起き、人が生きていくのすら困難であった南の領に、風を呼んで雨雲を吹き散らした。地が揺れ、家々が崩れる災害に遭った東の領に、地揺れを防ぐ魔法を施して人々を救った。
そんな、眉唾物の逸話には、必ず、その名前が登場する。
この国の歴史の中でも、群を抜いた実力と、奉仕精神を持ち合わせた、伝説の魔導師。魔法が巧みな者は皆憧れ、少年少女が皆目指す。そんな、国家の英雄。
成し遂げた偉業は、まるでおとぎ話のようにも思えるが、全て事実。本当に起きたこと、である。
なぜ、そう言い切れるか、って?
私こそが、イリス・ステンキル・ブロットだからだ。
私は魔導士として国中を巡り、数々の悩める人々を救ってきた。魔法について追求する日々は、素晴らしく充実したものだった。
そんな私の旅は、病によって終わった。魔法の仕組みを解明し、その有効な使い方について研究した私であっても、肉体を若返らせたり傷を癒したりする術は、発見できなかったのだ。
肌は水分を失い、皺になっていった。手足が衰え、内臓が萎えていくと、魔法の力を借りても活動するのが難しくなった。そうして私は、自らの肉体の限界を感じーー策を練った。
具体的な話はややこしくなるので避けるが、要するに私は、未来のどこかで自らの精神を、新たな身体を借りることで、復活させることを目論んだ。持てる知識を全て動員し、自らの体を使って、実験した。
実験は成功であり、失敗であった。私の精神は、今まさに、この体の中で目覚めた。精神の復活が叶ったという点では、この実験は成功である。
では、何が失敗なのか。それはこの体の、状態にある。なんだか頭ががんがんして、燃えるように熱いのだ。関節は痛いし、目の奥はじんじんする。視界がぐらぐら揺れ、今何を見ているのかも、よくわからない。他者の体に精神を宿した、副作用であろうか。
こんな状態では、魔法を使うどころか、歩くこともできない。事実、私の体は倒れ伏したようになっている。後頭部に、地面を感じる。
「おい。大丈夫か?」
ぼんやりと、遠くで、男の声がする。肩が揺らされたような気がした。揺れに合わせて、鈍痛が走る。吐き気もする。
「……揺らさないで」
声は出た。出たが、喉ががさがさしていて、苦しい。
「すまない。どうしたんだ?」
揺れが収まる。私はその問いに答えるため、改めて、自分の体調を把握し直した。
「頭が痛いの。熱があるみたいで……全身痛いし、特に関節が……」
頭が痛い。発熱。関節の痛み。自分の言葉によって、それぞれの症状が繋がり、ひとつの可能性に思い至った。
私は病気や怪我を治すことはできなかったが、唯一、治療法を発見できた病があった。
症状としては、高熱や関節痛といった、重い風邪の症状と変わらない。しかし病が起こる理由は、魔力にあるのだ。
肉体の魔力排出機能が正常に機能しなくなり、体の中に魔力が溜まりすぎたことが原因で、そうした症状が現れる場合がある。
そしてそれは、魔力を解放することで、治すことができる。
「……できない」
体内に、魔力を全く感じない。高熱のせいかもしれない。
とにかく私は魔力を放出しようと意識し、そして何もできなかった。魔法を使うことなど、私にとっては、呼吸をするのと変わらない。なのに「魔法を使う」という感覚が、全く掴めなかった。
歳をとり、魔力を排出しにくくなった老人が、稀にこうした症状を訴えることがある。その場合は、外部から魔力を抜いてやることで、症状が緩和された。他者によって強引に魔力を抜くことは、多大なる苦痛を覚えるそうだが、そうしないと、魔力が溢れていつか死んでしまう。
私は、魔力を抜くたびに苦悶の表情を浮かべる老人たちに罪悪感を覚えながらも、彼らの命を救うため、心を鬼にして魔力を抜いていたのだった。
「……手を貸して」
近くに、誰かいる。人間ならば、魔法が使えるはずだ。
私が宿った肉体には、どうやら、魔法を使うほどの活力も残っていないらしい。人の手を借りるしかない。
「えっと……」
「視界が揺れて、何も見えないの。私の手に、手を触れて」
喋るのも、苦しい。
私の喉を震わせる声は、この熱のせいか、異常なほどに掠れている。今にも消え入りそうな声ではあったが、彼はそれを聞き取ってくれたようだ。
私の手に、ひんやりとしたものが触れる。その手をぐっと掴み、なんとか持ち上げた。腕に全力を注ぎ、掴んだ手を引き寄せる。ちょうど、このあたりだ。胸元に触れたところで手を離した。
「魔法を使って」
「え……」
「なんでもいいから。お願い」
溢れすぎた魔力を取り出す方法は、私の見つけた限りでは、ただひとつ。胸元にある、魔孔と呼ばれる器官から、魔力を強引に取り出すのだ。
私ぐらい熟練すると、取り出した魔力を自分のものに換えて溜めることもできるのだが、素人がやるには危険だ。魔力を吸い上げながら魔法を使い、それをそのまま放出する。その方法であれば、一般人でも、身の危険なく魔力を取り出すことができた。
「……早く」
魔法を使うときに生じる、空気の揺れを感じない。早く魔法を使ってくれと願った瞬間、強い風が吹き荒れた。魔法で風を起こしたのだろう。魔力の揺らぎを感じさせないほど素早く魔法を使うなんて、なかなかの手練れだ。
私の記憶は、実験を終え、魔力を使い果たして意識が遠のいたところで終わっている。あれからどのくらい経ったのか、皆目見当もつかないが、目覚めて早々、優秀な魔導士に出会えたようだ。
みるみるうちに体が楽になり、呼吸が楽になる。痛みも引いてきた。まだ頭の芯がぼんやりとしているが、これもそのうち治るだろうと思える。
魔力の暴走とはこれほどに苦しく、魔力を抜くとこれほどに楽になるのか。苦悶の表情を浮かべていた老人が、「また頼む」と必ず口にするのは、これほどの落差があるからなのだとわかった。
ぴしぴしと頬に砂つぶが当たる。旋風が起きたかのような、激しい風。これほどの風は、よほどの魔力を消費しないと起こせない。この肉体には、かなりの魔力が溜まっていたと見える。
目を開ける。
ぐらぐらに揺れていた視界がクリアになり、空の青が目に差し込んだ。こちらを見下ろし、影になっている青年の顔は、明らかに困惑の色を浮かべていた。
「あり……うぇっ」
礼を言おうと口を開いた瞬間、ざりっとした嫌な感触が走った。先ほどの強風で、口内に砂が入り込んだらしい。顔を横に向け、ぺっと唾を吐く。
「……ゆすぐかい?」
青年に手渡された水筒を、受け取った。上半身を起こしてみる。思っていたより数段楽に、すっと体が持ち上がった。
腕はだるいが、水筒を持ち上げることはできた。ひんやりとした水の温度が心地よい。
ぐちゅぐちゅ。念入りに口をゆすぎ、地面に吐き出した。ここは砂漠だ。吐き出した水はすぐにすっと消え、何もなかったかのように乾いた。
「ありがとう」
声にも、心なしか力が入った。先ほどの苦しさは、もうない。
助けてくれたのは、黒髪の青年。ほんのり日焼けした肌が、なんとも健康的だ。私の頃は、魔導士といえば室内にこもりきりで、肌が抜けるように白い者が多かった。その中であちこち飛び回る私は珍しい存在だったのだが、彼も似たようなものなのだろうか。
「どう、いたしまして」
ぎこちなく答える青年は、まだどこか、困惑を脱し切れていない様子だった。
1
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる