50 / 73
2 真相解明! 砂漠の行き倒れ
2-20.ふたりの受難
しおりを挟む
「昨日、空気の膜が途切れたのは、ここだ」
西の壁沿いに街を歩く。壁は、人の背丈の何倍もありそうな、高いものだ。
「この辺りなのかしら」
私は辺りを見回す。王都の門側から、中央部に差し掛かる、ちょうど境目の辺り。右を見れば小さな家が並び、道を挟んで反対側には、家々だけでなく、中流層向けの、書籍を扱う店などが建っている。
「……来てみたけど、何もわからないね」
「そうね。普通の街だわ」
とりあえず、歩き始めてみる。王都の他の通りと、何も変わらない。すれ違う人も、何ら変わりはない。派手な色の服を纏い、軽やかに、あるいは忙しく、あるいはのんびりと移動している。
「アルはきっと、閉じ込められるか何か、していたのね。大人の男の人に」
「どうして?」
「神父様を見たとき、すごく怖がっていたから。男の人に、ひどい目に遭わされたんじゃないかしら」
「よく見てるね」
そういうわけでもない。
何か手がかりがないかと気にして見ていたから、そんな気がしただけだ。
「そういう場所を、見つければいいのか」
「ひとつの目安にはなるわね」
「うーん、全然イメージできないけど……」
「隠し部屋みたいなのがあれば、わかりやすいんだけどね」
脳裏に浮かんだのは、研究仲間のひとり。
妻子持ちで、魔法の研究にばかり取り組んでいるのを、家族にはよく思われていなかった。
研究はほどほどにしているふりをして、高価な素材や、書物を、隠し部屋に溜め込んでいた。あるときそれが白日のもとに晒され、彼は奥さんから大目玉をくらった。
「地下室、とか」
そうそう、彼は家に地下室を作り、そこに種々のものを保管していたのだった。
「地下室、かあ……俺、地下室の有無なら、空気の膜を張ればわかる気がする」
「別に地下室があるからって、怪しいとは限らないわ」
地下室くらい、普通の家にも、ある場合がある。そもそも、家の間取りは個人的な情報だ。
「むやみに覗くのは、おすすめしないわよ」
「あれ、あの家、ずいぶん地下が広いな」
「どこ?」
「あの、青い屋根」
ニコが指差すのは、白壁に青い屋根の、清潔そうな色合いの一軒家。他の住宅と比べても何の遜色もない、普通の家だ。
「ああ、あれです」
「……あなたが、ニコラウス・ホワイト殿ですか」
顔を寄せ合って確認していた私たちの後ろから、声がかかる。振り向くとそこには、スミスと、見知らぬ男性。
「スミスさん、どうしたんですか?」
「いやー、朝なら宿にいるかと思ったんだけど、もう出かけてるって聞いて、探しに来たよ。ラルドさん、だっけ? あの主人に、居場所を聞いてさ」
見つからないかと思ったー、と、語尾を伸ばして言う。私が聞きたいのは、そういう説明ではない。
「この方は?」
スミスの隣にいる、壮年の男性。鼻の下のひげをねじって整えながら、彼は口を開いた。
「王都警備隊長、モリス・ハーベスター。そこにいるニコラウス殿に、詳しい話を聞きに参りました」
「俺に?」
「パトロール隊から、話は伺っています。わざわざ壁を越えて、外に出られたそうで」
スミスたちの報告を受け、わざわざ事情聴取に来たようだ。
モリスが動くと、厚手の警備隊のジャケットが、ぎち、と軋む。
「あなたを探している方がいるそうです。戯れはやめて、ご同行願いますよ」
モリスは強引に、ニコの腕を取る。そのまま引っ張られそうになって、ニコは足を踏ん張った。
「どういうことです? 俺を探している人がいる?」
「ええ。ここでは名前を出せませんので、警備隊の方へ」
おかしい。ニコは、田舎から出てきたはずだ。そんな彼を、わざわざ警備隊長を使って、誰が探すというのか。
「とりあえず、引っ張るのはやめていただけませんかね」
「大人しく来ていただければ、私も乱暴はいたしませんよ」
睨み合い。まとう雰囲気が、剣呑なものに変わる。
今のニコなら、魔法を使えば、あの二人なんて簡単に吹き飛ばせる。まずい。警備隊長に魔法なんて使ったら、ニコの立場は、一気に悪いものになる。
ひやっとしたけれど、ニコはさすがで、いきなり魔法を使うことはしなかった。代わりに私に、手を差し出す。
「行こう、イリス」
「あ、ごめん、イリスちゃんは俺が見とくから」
その手を取ろうとしたら、横から腕を引かれた。スミスだ。彼は私の手首を掴み上げ、ぐらぐらと揺らして手を振らせた。
「ほら、イリスちゃんも、いってらっしゃいってさ。大丈夫、ちゃんと宿まで送っておくから」
「行きますよ」
モリスはぐっとニコの腕を引く。ニコの表情には迷いが見えるが、振り返りながら、向こうへ歩いて行った。
ニコだけ連れて行くなんて、なんだか、おかしい。
やっぱり、一緒に行かないと。
そう思って駆け寄ろうとすると、スミスに腕を後ろに引かれる。
「……イリスちゃんは、彼のこと、知ってた?」
「どういうこと?」
ニコの姿が角を曲がって、見えなくなってから。スミスが声を落として、そう話しかけてくる。
「本当は、言うなって言われたんだけどさ。……あの人、王都の奥から逃げてきた、名家の坊ちゃんらしいぜ」
「は……?」
ニコが、「名家の坊ちゃん」であるはずがない。彼は田舎から出稼ぎのために王都へきた、一般人だ。疑いの眼差しを向けるも、スミスは大真面目な顔をしていた。
「遊ばれたんだよ。妻なんて言って、イリスちゃんのこと」
「そんなはずないわ」
「信じてたんだよな……同情するぜ。俺でよければ、いつでも話を聞くから」
悲痛な表情で私の頭を撫でる、スミスの手を、払いのける。
「じゃあニコはこれから、警備隊長から、その『名家』の人に引き渡されるってこと?」
「らしいぜ。もう、迎えが来てるってさ」
何も知らないニコは、そのまま連れていかれてしまうだろう。縁もゆかりもない人間を、嘘を並べて引き取ろうとする「名家」など、絶対に、信用できるものじゃない。
歩き始めようとすると、再度、スミスに手を引かれた。
「行くのは、やめな。妻なんて名乗ったら、どんな目に遭わせられるかわからねえぞ」
「なんでよ」
「名家の坊ちゃんが、家出ついでに外で女作ってたなんてことになったら、大変だからだよ」
もしそれが事実なら、確かにそうだ。事実なら。
タイミングから考えて、ニコが壁を越えた話が、スミス達を通じて上に上がったからだろう。ニコの魔法を当てにしている誰かが、仕組んだのだ。私は、そう思う。
「ニコのところに行かせて」
「わかる、わかるよ。信じられないよな。なあ、イリスちゃん。今日は宿に帰ってゆっくりして、身の振り方を考えなよ」
スミスの言葉は、おそらく、完全に善意だ。名家の人間が、わざわざニコを身内だと言ってきたものを、彼が嘘だと疑う道理もなかろう。
「痛いわ。離して。大声を出すわよ」
「……俺は、心配してるんだよ、イリスちゃん」
「わかってるわ、ありがとう。だけど私は、ニコが心配なの」
今度は、スミスは追おうとしなかった。警備隊の詰所へ向かおう。ニコがまだ、いることを願って。
背後で、砂を踏む音がする。彼は諦めて、去ったのだ。
嫌な予感しか、しない。大きな力を持つものを悪用しようとする人は、どこにでもいる。私も散々、そうした思惑に晒されたものだが、ニコはそうした悪意への対処法を知らない。
「お嬢さん、お待ちなさい」
ずんずん歩いていると、不意に声をかけられる。
「え?」
顔を向けると、杖をついた老人がいた。家の前で、何をするでもなく、佇んでいる。つばの広い帽子をかぶっていて、顔はよく見えない。
「ちょっとこれを、見てくれんかね」
細長いものが、差し出される。時間の無駄だとは思ったが、立ち止まり、顔を寄せて確認する。すると老人は、思いもかけぬ俊敏な動きをした。細長いものが、しゅる、と首に巻かれる。
言葉も出なかった。瞬時に、目の前が、真っ暗になる。
そこは、ニコが先ほど言っていた、青い屋根の家の前であった。
西の壁沿いに街を歩く。壁は、人の背丈の何倍もありそうな、高いものだ。
「この辺りなのかしら」
私は辺りを見回す。王都の門側から、中央部に差し掛かる、ちょうど境目の辺り。右を見れば小さな家が並び、道を挟んで反対側には、家々だけでなく、中流層向けの、書籍を扱う店などが建っている。
「……来てみたけど、何もわからないね」
「そうね。普通の街だわ」
とりあえず、歩き始めてみる。王都の他の通りと、何も変わらない。すれ違う人も、何ら変わりはない。派手な色の服を纏い、軽やかに、あるいは忙しく、あるいはのんびりと移動している。
「アルはきっと、閉じ込められるか何か、していたのね。大人の男の人に」
「どうして?」
「神父様を見たとき、すごく怖がっていたから。男の人に、ひどい目に遭わされたんじゃないかしら」
「よく見てるね」
そういうわけでもない。
何か手がかりがないかと気にして見ていたから、そんな気がしただけだ。
「そういう場所を、見つければいいのか」
「ひとつの目安にはなるわね」
「うーん、全然イメージできないけど……」
「隠し部屋みたいなのがあれば、わかりやすいんだけどね」
脳裏に浮かんだのは、研究仲間のひとり。
妻子持ちで、魔法の研究にばかり取り組んでいるのを、家族にはよく思われていなかった。
研究はほどほどにしているふりをして、高価な素材や、書物を、隠し部屋に溜め込んでいた。あるときそれが白日のもとに晒され、彼は奥さんから大目玉をくらった。
「地下室、とか」
そうそう、彼は家に地下室を作り、そこに種々のものを保管していたのだった。
「地下室、かあ……俺、地下室の有無なら、空気の膜を張ればわかる気がする」
「別に地下室があるからって、怪しいとは限らないわ」
地下室くらい、普通の家にも、ある場合がある。そもそも、家の間取りは個人的な情報だ。
「むやみに覗くのは、おすすめしないわよ」
「あれ、あの家、ずいぶん地下が広いな」
「どこ?」
「あの、青い屋根」
ニコが指差すのは、白壁に青い屋根の、清潔そうな色合いの一軒家。他の住宅と比べても何の遜色もない、普通の家だ。
「ああ、あれです」
「……あなたが、ニコラウス・ホワイト殿ですか」
顔を寄せ合って確認していた私たちの後ろから、声がかかる。振り向くとそこには、スミスと、見知らぬ男性。
「スミスさん、どうしたんですか?」
「いやー、朝なら宿にいるかと思ったんだけど、もう出かけてるって聞いて、探しに来たよ。ラルドさん、だっけ? あの主人に、居場所を聞いてさ」
見つからないかと思ったー、と、語尾を伸ばして言う。私が聞きたいのは、そういう説明ではない。
「この方は?」
スミスの隣にいる、壮年の男性。鼻の下のひげをねじって整えながら、彼は口を開いた。
「王都警備隊長、モリス・ハーベスター。そこにいるニコラウス殿に、詳しい話を聞きに参りました」
「俺に?」
「パトロール隊から、話は伺っています。わざわざ壁を越えて、外に出られたそうで」
スミスたちの報告を受け、わざわざ事情聴取に来たようだ。
モリスが動くと、厚手の警備隊のジャケットが、ぎち、と軋む。
「あなたを探している方がいるそうです。戯れはやめて、ご同行願いますよ」
モリスは強引に、ニコの腕を取る。そのまま引っ張られそうになって、ニコは足を踏ん張った。
「どういうことです? 俺を探している人がいる?」
「ええ。ここでは名前を出せませんので、警備隊の方へ」
おかしい。ニコは、田舎から出てきたはずだ。そんな彼を、わざわざ警備隊長を使って、誰が探すというのか。
「とりあえず、引っ張るのはやめていただけませんかね」
「大人しく来ていただければ、私も乱暴はいたしませんよ」
睨み合い。まとう雰囲気が、剣呑なものに変わる。
今のニコなら、魔法を使えば、あの二人なんて簡単に吹き飛ばせる。まずい。警備隊長に魔法なんて使ったら、ニコの立場は、一気に悪いものになる。
ひやっとしたけれど、ニコはさすがで、いきなり魔法を使うことはしなかった。代わりに私に、手を差し出す。
「行こう、イリス」
「あ、ごめん、イリスちゃんは俺が見とくから」
その手を取ろうとしたら、横から腕を引かれた。スミスだ。彼は私の手首を掴み上げ、ぐらぐらと揺らして手を振らせた。
「ほら、イリスちゃんも、いってらっしゃいってさ。大丈夫、ちゃんと宿まで送っておくから」
「行きますよ」
モリスはぐっとニコの腕を引く。ニコの表情には迷いが見えるが、振り返りながら、向こうへ歩いて行った。
ニコだけ連れて行くなんて、なんだか、おかしい。
やっぱり、一緒に行かないと。
そう思って駆け寄ろうとすると、スミスに腕を後ろに引かれる。
「……イリスちゃんは、彼のこと、知ってた?」
「どういうこと?」
ニコの姿が角を曲がって、見えなくなってから。スミスが声を落として、そう話しかけてくる。
「本当は、言うなって言われたんだけどさ。……あの人、王都の奥から逃げてきた、名家の坊ちゃんらしいぜ」
「は……?」
ニコが、「名家の坊ちゃん」であるはずがない。彼は田舎から出稼ぎのために王都へきた、一般人だ。疑いの眼差しを向けるも、スミスは大真面目な顔をしていた。
「遊ばれたんだよ。妻なんて言って、イリスちゃんのこと」
「そんなはずないわ」
「信じてたんだよな……同情するぜ。俺でよければ、いつでも話を聞くから」
悲痛な表情で私の頭を撫でる、スミスの手を、払いのける。
「じゃあニコはこれから、警備隊長から、その『名家』の人に引き渡されるってこと?」
「らしいぜ。もう、迎えが来てるってさ」
何も知らないニコは、そのまま連れていかれてしまうだろう。縁もゆかりもない人間を、嘘を並べて引き取ろうとする「名家」など、絶対に、信用できるものじゃない。
歩き始めようとすると、再度、スミスに手を引かれた。
「行くのは、やめな。妻なんて名乗ったら、どんな目に遭わせられるかわからねえぞ」
「なんでよ」
「名家の坊ちゃんが、家出ついでに外で女作ってたなんてことになったら、大変だからだよ」
もしそれが事実なら、確かにそうだ。事実なら。
タイミングから考えて、ニコが壁を越えた話が、スミス達を通じて上に上がったからだろう。ニコの魔法を当てにしている誰かが、仕組んだのだ。私は、そう思う。
「ニコのところに行かせて」
「わかる、わかるよ。信じられないよな。なあ、イリスちゃん。今日は宿に帰ってゆっくりして、身の振り方を考えなよ」
スミスの言葉は、おそらく、完全に善意だ。名家の人間が、わざわざニコを身内だと言ってきたものを、彼が嘘だと疑う道理もなかろう。
「痛いわ。離して。大声を出すわよ」
「……俺は、心配してるんだよ、イリスちゃん」
「わかってるわ、ありがとう。だけど私は、ニコが心配なの」
今度は、スミスは追おうとしなかった。警備隊の詰所へ向かおう。ニコがまだ、いることを願って。
背後で、砂を踏む音がする。彼は諦めて、去ったのだ。
嫌な予感しか、しない。大きな力を持つものを悪用しようとする人は、どこにでもいる。私も散々、そうした思惑に晒されたものだが、ニコはそうした悪意への対処法を知らない。
「お嬢さん、お待ちなさい」
ずんずん歩いていると、不意に声をかけられる。
「え?」
顔を向けると、杖をついた老人がいた。家の前で、何をするでもなく、佇んでいる。つばの広い帽子をかぶっていて、顔はよく見えない。
「ちょっとこれを、見てくれんかね」
細長いものが、差し出される。時間の無駄だとは思ったが、立ち止まり、顔を寄せて確認する。すると老人は、思いもかけぬ俊敏な動きをした。細長いものが、しゅる、と首に巻かれる。
言葉も出なかった。瞬時に、目の前が、真っ暗になる。
そこは、ニコが先ほど言っていた、青い屋根の家の前であった。
10
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる