53 / 73
2 真相解明! 砂漠の行き倒れ
2-23.過保護なニコは看病する
しおりを挟む
「イリス、喉渇いてない?」
「イリス、果物たべる?」
「寒くない?」
「暑くない?」
「寝なくて大丈夫?」
「喉渇いてない?」
これは、私の傍にいるニコが、ほんの数刻の間に、口にした言葉である。その都度私は「大丈夫」とか「ありがとう」とか、「水飲みたい」とか返しているわけだが、ニコの心配は、一向に収まる気配を見せない。
「ニコ……私も、子供じゃないから、大丈夫だよ。そこまで世話焼かなくても」
「そういう問題じゃない。三日三晩死んだように寝ていた人は、大丈夫じゃないよ。イリスは自分のことを、わかってなさすぎる。いつもそうでしょ。銭湯でも、よく倒れるし」
「そうよね、そうよね。ごめんなさい」
たしかに私は、衰弱していた。今だって、全く本調子ではない。そもそも長いこと監禁され、ニコとは離れ離れになっていた。心配する要素がたくさんあるのは、自覚している。心配してくれるニコに、感謝もしている。ニコには二度も命を救われてしまった。感謝どころか、感謝してもしきれないほどだ。
それでも、である。
「ニコ、そこまでしなくても……」
「魔封じ、とかいう器具で、脚を萎えさせられてたんでしょ? 動かさなきゃだめだと思う」
横たわる私の、脚を畳み、ニコはぐぐ…と腹側に寄せる。脚を伸ばす。反対の脚で、また屈伸運動をさせる。
「それなら私、起きて屈伸するから。自分で」
「だめ。まだ微熱があるんだから」
老人に捕らわれていたときも、片腕、片脚ずつではあるが、動かすことはできていた。
たくさん寝て、調子も戻ってきたから、多少の運動はできる。というか、寝てばかりではさらに衰えるので、ニコが見ていない隙に少しだけ体を動かしている。見ていない隙がほとんどないので、本当に、たまにだ。
「イリス、喉渇いてない?」
「さっき飲んだから、大丈夫」
「そう」
差し出した水を、ニコは自分で飲む。
「汗かいてない? 体拭くタオル持ってこようか」
「さっきもらって、拭いたから」
「でも、冷えると風邪ひくよ」
「うん、ありがとう。大丈夫」
言いながら、ニコは薄手の布団をかけてくれる。
「ニコ、今任されてるお仕事は、いいの?」
「うん、いい」
詳しいことは元気になってから相談すると言って、ニコはあまり自分の話をしてくれない。ここは王都の奥にある家の一角らしいが、カーテンが閉められていて、開けに行こうと立ち上がるとニコに怒られる。
この家は、ニコが雇われている王都の魔導士が貸してくれているものだそうだ。
いろいろ思うところはあるとのことだが、とりあえず生活のために、ニコはその魔導士に雇われ続けている。それにはそれなりの、理由があるらしい。
今回の件で実感した。魔法の使えない私は、完全に無力だ。ニコといれば、魔法を教えることもできれば、自分の魔力を提供することで強力な魔法を使うこともできる。しかし、ひとりでは何もできない。
王都お抱えの魔導士とやらに狙われたら、ニコと離れた瞬間を見計らって、何をされるかわからない。私はそれに対抗するすべを持たないだろう。
私はこんな風に、ニコの足手まといになることを恐れていた。魔法によって、ニコは自分の選択肢を広げて、自由に生きるべきだからだ。
以前の私は、ニコに迷惑をかけないために、魔法を使える肉体に変わりたかった。あるいは、魔法を使わなくても、ひとり立ちしたかった。
今はもう、その方向性が間違っていたのだと、諦めている。魔法が使えない上に、魔力を抜かれても何の苦痛もないのは、この肉体が一度死んだものだからに他ならない。そして、決して魔法が使えない以上、真の意味でのひとり立ちはもうできない。
「雨を降らせないから植物が枯れたって言われたって、元を辿れば俺の責任じゃないから。でも、イリスに何かあったら、俺は責任を感じるよ」
何しろ、肝心のニコが、こうなのだ。
彼は私の生に責任を感じてくれていて、心配してくれる。仮に、ひとり立ちだと言って自力で仕事を始めたところで、きっとニコは気にかける。それでは、ニコの行動を制限してしまうという点で、足手まといになっていることに変わりはない。
「心配かけて、ごめんね……私もう、絶対にニコから離れないから」
だから私は、目標を変えた。ひとりで身を立てることは、現実的ではない。自分を磨き、彼を側で助けられる存在になるのだ。そうなれば、それはもう、足手まといにならないだろう。
ニコとふたりで、身を立てる。それが私が、今抱いている目標だ。実際その目標は、ニコが構わないのなら、かなり魅力的である。
「それは良いね。俺の目の届くところにイリスがいれば、安心するよ。俺も、イリスとふたりじゃないと行動できないって、言い張ることにする」
ニコの力強い宣言。ニコは構わないどころか、私が共に過ごすことを、大手を振って歓迎している。それが彼の優しさゆえの、本音とは違う建前ではないことが、この数日間の看病で、身にしみてわかった。
以前「結婚はしたい」と話したニコが、「妻」という名目で私を傍に置いておくことは、彼の私生活においては良くないと思う。
ただ、それを選択するのはニコだし、私が余計な口出しをするのも野暮だ。幸い、ニコはまだ若い。何も言われていないのに余計なことを考えるのは、もうやめた。「結婚はしたいけど今じゃない」なんて、よくある話だ。
「どうしたら、離れないで済むかしらね」
「離れたら死ぬ、とかは?」
「大袈裟な気がするわ」
「だけど、そう言い張るくらいしないと、またあの魔導士は、無理やり俺たちを引き離しにかかるよ」
ニコの提案こそ、無理やりだ。私は肩を竦める。
その魔導士とやらの人柄を、私はよく知らない。ニコの話を聞く限り、ろくでもない奴なのだろう。
「ニコがその方がいいと思うなら、そうしましょう。そんな魔法、ないと思うけど」
「魔法は何でもできるんでしょ」
自分の口癖で返され、私は「まあ」と応える。そんな魔法を思いついたこともなければ、当然、実現しようとしたこともない。離れたら死ぬなんて、不便すぎる。
「俺がイリスを好きすぎて、離れたら死ぬ魔法をかけたことにする」
「ニコはいいの? そんな適当な理由にして」
次から次へと出る世迷いごと。
ニコは今、私への心配が募って、それが最優先になっている。それはありがたい。ありがたいが、もう少し先のことを考えて欲しい。
好きすぎて離れたら死ぬ魔法をかけた、だなんて、そのまま他人の耳に入ったら、単なる頭のおかしい人だ。
例えばリックに「ジャックが好きすぎて離れたら死ぬ魔法を作った」なんて言われたら、私は彼に医者にかかることを勧めるだろう。そもそも彼らは兄弟だし、リックはジャックがあんなに苦手なのに……おっと、思考が逸れた。
「適当じゃないさ。そんな魔法が使えないってだけで、考えていることは大差ないからね」
「うん……? どういうこと?」
「気にしないってこと。口裏合わせないと不自然だから、イリスも聞かれたら話を合わせてね」
「わかったわ」
彼がそれを望むのなら、そうしよう。
「ほらイリス、果物食べる?」
「いただくわ」
生まれてこの方、「魔導士」という肩書きを外した私をここまで気にかけ、丁重に扱ってくれた人はいない。その気持ちを無碍にしては、いけない。
「それで、ニコの雇い主って、どんな人なの」
「イリスが元気になったら、会わせるから。早く治そうね」
「なら、起きてもいい?」
「まだだめ」
過保護なニコとの看病生活は、まだしばらく続きそうである。
「イリス、果物たべる?」
「寒くない?」
「暑くない?」
「寝なくて大丈夫?」
「喉渇いてない?」
これは、私の傍にいるニコが、ほんの数刻の間に、口にした言葉である。その都度私は「大丈夫」とか「ありがとう」とか、「水飲みたい」とか返しているわけだが、ニコの心配は、一向に収まる気配を見せない。
「ニコ……私も、子供じゃないから、大丈夫だよ。そこまで世話焼かなくても」
「そういう問題じゃない。三日三晩死んだように寝ていた人は、大丈夫じゃないよ。イリスは自分のことを、わかってなさすぎる。いつもそうでしょ。銭湯でも、よく倒れるし」
「そうよね、そうよね。ごめんなさい」
たしかに私は、衰弱していた。今だって、全く本調子ではない。そもそも長いこと監禁され、ニコとは離れ離れになっていた。心配する要素がたくさんあるのは、自覚している。心配してくれるニコに、感謝もしている。ニコには二度も命を救われてしまった。感謝どころか、感謝してもしきれないほどだ。
それでも、である。
「ニコ、そこまでしなくても……」
「魔封じ、とかいう器具で、脚を萎えさせられてたんでしょ? 動かさなきゃだめだと思う」
横たわる私の、脚を畳み、ニコはぐぐ…と腹側に寄せる。脚を伸ばす。反対の脚で、また屈伸運動をさせる。
「それなら私、起きて屈伸するから。自分で」
「だめ。まだ微熱があるんだから」
老人に捕らわれていたときも、片腕、片脚ずつではあるが、動かすことはできていた。
たくさん寝て、調子も戻ってきたから、多少の運動はできる。というか、寝てばかりではさらに衰えるので、ニコが見ていない隙に少しだけ体を動かしている。見ていない隙がほとんどないので、本当に、たまにだ。
「イリス、喉渇いてない?」
「さっき飲んだから、大丈夫」
「そう」
差し出した水を、ニコは自分で飲む。
「汗かいてない? 体拭くタオル持ってこようか」
「さっきもらって、拭いたから」
「でも、冷えると風邪ひくよ」
「うん、ありがとう。大丈夫」
言いながら、ニコは薄手の布団をかけてくれる。
「ニコ、今任されてるお仕事は、いいの?」
「うん、いい」
詳しいことは元気になってから相談すると言って、ニコはあまり自分の話をしてくれない。ここは王都の奥にある家の一角らしいが、カーテンが閉められていて、開けに行こうと立ち上がるとニコに怒られる。
この家は、ニコが雇われている王都の魔導士が貸してくれているものだそうだ。
いろいろ思うところはあるとのことだが、とりあえず生活のために、ニコはその魔導士に雇われ続けている。それにはそれなりの、理由があるらしい。
今回の件で実感した。魔法の使えない私は、完全に無力だ。ニコといれば、魔法を教えることもできれば、自分の魔力を提供することで強力な魔法を使うこともできる。しかし、ひとりでは何もできない。
王都お抱えの魔導士とやらに狙われたら、ニコと離れた瞬間を見計らって、何をされるかわからない。私はそれに対抗するすべを持たないだろう。
私はこんな風に、ニコの足手まといになることを恐れていた。魔法によって、ニコは自分の選択肢を広げて、自由に生きるべきだからだ。
以前の私は、ニコに迷惑をかけないために、魔法を使える肉体に変わりたかった。あるいは、魔法を使わなくても、ひとり立ちしたかった。
今はもう、その方向性が間違っていたのだと、諦めている。魔法が使えない上に、魔力を抜かれても何の苦痛もないのは、この肉体が一度死んだものだからに他ならない。そして、決して魔法が使えない以上、真の意味でのひとり立ちはもうできない。
「雨を降らせないから植物が枯れたって言われたって、元を辿れば俺の責任じゃないから。でも、イリスに何かあったら、俺は責任を感じるよ」
何しろ、肝心のニコが、こうなのだ。
彼は私の生に責任を感じてくれていて、心配してくれる。仮に、ひとり立ちだと言って自力で仕事を始めたところで、きっとニコは気にかける。それでは、ニコの行動を制限してしまうという点で、足手まといになっていることに変わりはない。
「心配かけて、ごめんね……私もう、絶対にニコから離れないから」
だから私は、目標を変えた。ひとりで身を立てることは、現実的ではない。自分を磨き、彼を側で助けられる存在になるのだ。そうなれば、それはもう、足手まといにならないだろう。
ニコとふたりで、身を立てる。それが私が、今抱いている目標だ。実際その目標は、ニコが構わないのなら、かなり魅力的である。
「それは良いね。俺の目の届くところにイリスがいれば、安心するよ。俺も、イリスとふたりじゃないと行動できないって、言い張ることにする」
ニコの力強い宣言。ニコは構わないどころか、私が共に過ごすことを、大手を振って歓迎している。それが彼の優しさゆえの、本音とは違う建前ではないことが、この数日間の看病で、身にしみてわかった。
以前「結婚はしたい」と話したニコが、「妻」という名目で私を傍に置いておくことは、彼の私生活においては良くないと思う。
ただ、それを選択するのはニコだし、私が余計な口出しをするのも野暮だ。幸い、ニコはまだ若い。何も言われていないのに余計なことを考えるのは、もうやめた。「結婚はしたいけど今じゃない」なんて、よくある話だ。
「どうしたら、離れないで済むかしらね」
「離れたら死ぬ、とかは?」
「大袈裟な気がするわ」
「だけど、そう言い張るくらいしないと、またあの魔導士は、無理やり俺たちを引き離しにかかるよ」
ニコの提案こそ、無理やりだ。私は肩を竦める。
その魔導士とやらの人柄を、私はよく知らない。ニコの話を聞く限り、ろくでもない奴なのだろう。
「ニコがその方がいいと思うなら、そうしましょう。そんな魔法、ないと思うけど」
「魔法は何でもできるんでしょ」
自分の口癖で返され、私は「まあ」と応える。そんな魔法を思いついたこともなければ、当然、実現しようとしたこともない。離れたら死ぬなんて、不便すぎる。
「俺がイリスを好きすぎて、離れたら死ぬ魔法をかけたことにする」
「ニコはいいの? そんな適当な理由にして」
次から次へと出る世迷いごと。
ニコは今、私への心配が募って、それが最優先になっている。それはありがたい。ありがたいが、もう少し先のことを考えて欲しい。
好きすぎて離れたら死ぬ魔法をかけた、だなんて、そのまま他人の耳に入ったら、単なる頭のおかしい人だ。
例えばリックに「ジャックが好きすぎて離れたら死ぬ魔法を作った」なんて言われたら、私は彼に医者にかかることを勧めるだろう。そもそも彼らは兄弟だし、リックはジャックがあんなに苦手なのに……おっと、思考が逸れた。
「適当じゃないさ。そんな魔法が使えないってだけで、考えていることは大差ないからね」
「うん……? どういうこと?」
「気にしないってこと。口裏合わせないと不自然だから、イリスも聞かれたら話を合わせてね」
「わかったわ」
彼がそれを望むのなら、そうしよう。
「ほらイリス、果物食べる?」
「いただくわ」
生まれてこの方、「魔導士」という肩書きを外した私をここまで気にかけ、丁重に扱ってくれた人はいない。その気持ちを無碍にしては、いけない。
「それで、ニコの雇い主って、どんな人なの」
「イリスが元気になったら、会わせるから。早く治そうね」
「なら、起きてもいい?」
「まだだめ」
過保護なニコとの看病生活は、まだしばらく続きそうである。
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる