54 / 73
3 砂漠化の謎を探る
3-1.おかしな雇い主
しおりを挟む
「ニコ、それ何?」
「うん? また手紙だよ」
ニコは紙をぐしゃぐしゃに丸め、くず入れに捨てる。
「雇い主からだよ」
「最近多いわね」
「まあね。王都のこちら側は、明らかに魔力不足だから」
ニコと雇い主の関係は、よくわからない。雇い、雇われという関係の割には、ニコは相手に対して強く出ている。
もう再三、ニコ宛の手紙が来ているのに、返事もせずに捨てているのが良い例だ。
「この家も、貸してくれてるんじゃないの……?」
「そうだけど、貸し賃は払ってるよ。ラルドさんの宿に払う分くらいは、ね」
「そうだったのね」
てっきり住み込み扱いで、住まわせてもらっているのかと思っていた。そう言うと、ニコは「そこまで甘えないよ」と否定した。
「食費も、俺持ち。そこまで頼ってない。幸い、砂出しで稼いだお金は、けっこうあるからね」
「そうなの……」
私が思っていたよりも、ニコは自分の力を欲する相手との関係を、うまくコントロールしていた。
大きい力を持つと、利用する者が寄ってくる。あからさまに操ろうとする者もいれば、密かに思い通りにしようとする者もいる。魂胆が見え隠れする者もいれば、しない者もいる。
下心のある者とのやりとりに慣れていないニコが、上手く利用されてしまっているのではないかと、ずっと心配していた。
どうやらそれは、杞憂だったようだ。
「でも、そろそろ顔を出してあげてもいいかな。行こう、イリス」
「いいの? 外に出て!」
「一緒になら、ね。だいぶ元気になったでしょ」
だいぶ、どころではない。毎日滋養のある食べものを食べ、たっぷり眠った。運動も、徐々に体を慣らしながら、させてもらった。おかげでかなり調子を取り戻した。陽の光を浴びたくて、いい加減うずうずしていたところだ。
「外に出たらイリスは、衝撃を受けると思うんだ。だから、カーテンも閉めてた」
「どういうこと? すごく眩しいとか?」
「見ればわかる。怒らないでね」
外を見て怒るって、どういうことだろう。
ベッドから降り、部屋を出る。玄関まで行き、いよいよ、ニコが扉に手をかけた。隙間から、懐かしい陽の光が差し込む。新鮮な、外の空気を感じる。
扉が、一気に開いた。
「あら……!」
家の前には、草木が豊かに茂っていた。地面は砂ではなく、土。そこに、青々とした葉が揺れている。
立派な木には、白い花が咲いている。濃厚な、それでいて爽やかな、不思議な甘い香りだ。
目の前の光景は、私がかつて見た、王都の風景によく似ていた。若々しい緑。華やかな花。
「すごいわね、ニコ! いつの間に王都は、砂漠化を解決したの?」
あれほど砂だらけだった王都が、こんな短期間で、ここまで緑に覆われるだなんて。現在の王都にも、それだけのことができる魔導士がいたことに、驚きを禁じ得ない。
「解決してないよ」
「え? でも、ここは土の地面よ」
とんとん、と踏みならす地面は、明らかに水を含んだ土である。
「王都の砂漠化は解決されていない。でもこの辺りは、昔からずっと、この光景なんだって。……イリス、俺の言わんとしてること、想像つく?」
私は周囲をぐるりと見た。どこを見ても、美しい自然の風景が広がっている。乾燥した砂漠地帯の面影はない。
ニコはこの王都の奥で、水を撒く役割を持たされている。王都の砂漠化は改善されていない。だけどここの風景は、砂漠化以前から、何も変わらない。
それが意味することは、ひとつしか思い浮かばなかった。
「王都の魔導士は、ここの自然を維持するために、働いているの?」
「そうらしい」
「門の向こうは、砂漠化で苦しんでいるのに? 市民は魔法の知識がほとんどないのに、それを広めることもせずに、自分たちのためだけに使っているの?」
私の頭に、かっと血がのぼる。
魔導士とはかくあるべき、という信念が、私にはある。自分の持ち合わせた知識や技量を、人のために使うのが、魔導士の役目である。困っている人がいれば、助ける。魔法の正しい知識を広め、人々の生活の向上を図る。それが大切だということを、皆で共有し、推し進めていた。
今の魔導士は、それをせずに、私利私欲のためだけに魔法を使っているというのか。
「そんなの……」
「イリス、怒らないで」
「どうして? 魔導士として大切なことを重んじていないのよ、王都の魔導士ともあろう者が。許せるわけがないじゃ、ない……」
ニコが、私の両肩をぽん、と宥めるように叩く。だからニコは、私に外を見せなかったのだ。こう憤ることが、わかっていて。
「……ごめんなさい。怒るな、って言われたわね」
「腹が立つのは、わかるよ。俺も最初に事情がわかったとき、ありえないと思った。イリスは絶対に許さないだろうな、とも」
ニコに手を引かれ、空へ上がる。空中から見た街の姿は、一般市民の住む街とは、大きくかけ離れていた。王城を中心に、美しい緑の地面が広がり、花が咲き乱れている。
低空飛行ではあるが、飛んでいる人の姿もちらほら見える。その様子は、私の見知った、かつての王都のようであった。
事情を知らなければ、懐かしさに心震えたであろう。しかし、この美しさを維持するために一般市民の生活を犠牲にしていると知った私は、懐かしむどころか、呑気に飛んでいる魔導士たちに怒りが募った。
「俺の雇い主の話も、聞いてみてよ。俺はこの現状を不満に思っているんだけど、規模が大きすぎて、どうしていいかわからない。だから、イリスに相談したかったんだ」
「このことだったのね」
「そうだよ。現状を知ったら、イリスはすぐにでも行動を起こしたがるだろう? 体調が悪いうちは無理させたくなかったから、敢えて言わなかったんだ」
ニコは私のことを、よくわかっている。その通りだ。既に私は、なんとかできないものかと、思考が回り始めている。
早く教えて欲しかったと思うが、ニコの配慮もわかる。
「ありがとう。なら、ここから一緒に考えましょう」
「心強いよ。なんたってイリスは、数々の領地を救った大魔導士だからね」
「なんで知ってるの?」
「雇い主の家にあった、歴史書で読んだ」
わざわざ私の生きていた年代を探し出して読んだであろうことは、想像に難くない。
自分の成し遂げたことは偉業だと思っている。恥じるどころか、自慢である。それでも、面と向かって読んだと言われると、気恥ずかしい。
「ニコも一緒に、大魔導士と呼ばれるようになるのよ」
「それは、どうかなぁ」
「できるわ。私がついてるんだから」
信じることは、実現する。
魔法のような出来事は、信じないと起こらない。
私の目標は、二人揃って身を立てること。ニコが彼自身の力を伸ばし、発揮できるように、全力でフォローするのだ。
「あ、あそこだよ。雇い主の家」
「どこ?」
「あのやばい家」
ニコの説明も大概なのに、それでわかってしまうのが残念だった。「やばい家」と示されたのは、壁中に蔦が張っていて、緑の葉に全てが覆われた家だ。窓にも蔦が張っている。あれでは外はほとんど見えないだろう。
「入ろう」
屋敷の前に降り立ち、ニコはドアノブに手をかける。扉の周りだけ雑に蔦が切られ、開けられるようになっていた。
少し開いたと思ったら、内側からばーん! と勢いよく開く。ニコが扉にぶつかりそうになり、一歩引く。白い塊が飛び出してきて、ニコにぶつかった。
「あぁ~! ニコラウスくん、ようやく来てくれた! 待ってたよぉ~!」
妙に甲高い、男性の声。
「わかりましたから、離れてください」
ニコは冷静だ。男性の上を片方ずつ引き剥がす。渋々手を離した男性は、顔を上げた。
こけた頬。くるくるの長い髪。無精髭。瓶底眼鏡。着ているくたびれた白衣も相まって、「だらしない研究者」を絵にしたような印象の男が、私をじっと見つめる。
睨み合いじみた視線の応酬。動物ならば、先に目をそらした方の負けだ。
男はふいと視線をそらすと、「この子だれ?」とニコに聞いた。
「お手紙にも書きました、イリスです」
「ふーん。僕、手紙読んでないからわかんないや。それよりも、ニコラウスくん! 出てきてくれなかったから、困ってたんだよぉ~!」
なよなよとした語尾で、ニコに縋り付く。この人が、雇い主?
「紹介するよ、イリス。この人、俺の雇い主の、ベンジャミンさん」
たしかに、そうであるらしい。
「うん? また手紙だよ」
ニコは紙をぐしゃぐしゃに丸め、くず入れに捨てる。
「雇い主からだよ」
「最近多いわね」
「まあね。王都のこちら側は、明らかに魔力不足だから」
ニコと雇い主の関係は、よくわからない。雇い、雇われという関係の割には、ニコは相手に対して強く出ている。
もう再三、ニコ宛の手紙が来ているのに、返事もせずに捨てているのが良い例だ。
「この家も、貸してくれてるんじゃないの……?」
「そうだけど、貸し賃は払ってるよ。ラルドさんの宿に払う分くらいは、ね」
「そうだったのね」
てっきり住み込み扱いで、住まわせてもらっているのかと思っていた。そう言うと、ニコは「そこまで甘えないよ」と否定した。
「食費も、俺持ち。そこまで頼ってない。幸い、砂出しで稼いだお金は、けっこうあるからね」
「そうなの……」
私が思っていたよりも、ニコは自分の力を欲する相手との関係を、うまくコントロールしていた。
大きい力を持つと、利用する者が寄ってくる。あからさまに操ろうとする者もいれば、密かに思い通りにしようとする者もいる。魂胆が見え隠れする者もいれば、しない者もいる。
下心のある者とのやりとりに慣れていないニコが、上手く利用されてしまっているのではないかと、ずっと心配していた。
どうやらそれは、杞憂だったようだ。
「でも、そろそろ顔を出してあげてもいいかな。行こう、イリス」
「いいの? 外に出て!」
「一緒になら、ね。だいぶ元気になったでしょ」
だいぶ、どころではない。毎日滋養のある食べものを食べ、たっぷり眠った。運動も、徐々に体を慣らしながら、させてもらった。おかげでかなり調子を取り戻した。陽の光を浴びたくて、いい加減うずうずしていたところだ。
「外に出たらイリスは、衝撃を受けると思うんだ。だから、カーテンも閉めてた」
「どういうこと? すごく眩しいとか?」
「見ればわかる。怒らないでね」
外を見て怒るって、どういうことだろう。
ベッドから降り、部屋を出る。玄関まで行き、いよいよ、ニコが扉に手をかけた。隙間から、懐かしい陽の光が差し込む。新鮮な、外の空気を感じる。
扉が、一気に開いた。
「あら……!」
家の前には、草木が豊かに茂っていた。地面は砂ではなく、土。そこに、青々とした葉が揺れている。
立派な木には、白い花が咲いている。濃厚な、それでいて爽やかな、不思議な甘い香りだ。
目の前の光景は、私がかつて見た、王都の風景によく似ていた。若々しい緑。華やかな花。
「すごいわね、ニコ! いつの間に王都は、砂漠化を解決したの?」
あれほど砂だらけだった王都が、こんな短期間で、ここまで緑に覆われるだなんて。現在の王都にも、それだけのことができる魔導士がいたことに、驚きを禁じ得ない。
「解決してないよ」
「え? でも、ここは土の地面よ」
とんとん、と踏みならす地面は、明らかに水を含んだ土である。
「王都の砂漠化は解決されていない。でもこの辺りは、昔からずっと、この光景なんだって。……イリス、俺の言わんとしてること、想像つく?」
私は周囲をぐるりと見た。どこを見ても、美しい自然の風景が広がっている。乾燥した砂漠地帯の面影はない。
ニコはこの王都の奥で、水を撒く役割を持たされている。王都の砂漠化は改善されていない。だけどここの風景は、砂漠化以前から、何も変わらない。
それが意味することは、ひとつしか思い浮かばなかった。
「王都の魔導士は、ここの自然を維持するために、働いているの?」
「そうらしい」
「門の向こうは、砂漠化で苦しんでいるのに? 市民は魔法の知識がほとんどないのに、それを広めることもせずに、自分たちのためだけに使っているの?」
私の頭に、かっと血がのぼる。
魔導士とはかくあるべき、という信念が、私にはある。自分の持ち合わせた知識や技量を、人のために使うのが、魔導士の役目である。困っている人がいれば、助ける。魔法の正しい知識を広め、人々の生活の向上を図る。それが大切だということを、皆で共有し、推し進めていた。
今の魔導士は、それをせずに、私利私欲のためだけに魔法を使っているというのか。
「そんなの……」
「イリス、怒らないで」
「どうして? 魔導士として大切なことを重んじていないのよ、王都の魔導士ともあろう者が。許せるわけがないじゃ、ない……」
ニコが、私の両肩をぽん、と宥めるように叩く。だからニコは、私に外を見せなかったのだ。こう憤ることが、わかっていて。
「……ごめんなさい。怒るな、って言われたわね」
「腹が立つのは、わかるよ。俺も最初に事情がわかったとき、ありえないと思った。イリスは絶対に許さないだろうな、とも」
ニコに手を引かれ、空へ上がる。空中から見た街の姿は、一般市民の住む街とは、大きくかけ離れていた。王城を中心に、美しい緑の地面が広がり、花が咲き乱れている。
低空飛行ではあるが、飛んでいる人の姿もちらほら見える。その様子は、私の見知った、かつての王都のようであった。
事情を知らなければ、懐かしさに心震えたであろう。しかし、この美しさを維持するために一般市民の生活を犠牲にしていると知った私は、懐かしむどころか、呑気に飛んでいる魔導士たちに怒りが募った。
「俺の雇い主の話も、聞いてみてよ。俺はこの現状を不満に思っているんだけど、規模が大きすぎて、どうしていいかわからない。だから、イリスに相談したかったんだ」
「このことだったのね」
「そうだよ。現状を知ったら、イリスはすぐにでも行動を起こしたがるだろう? 体調が悪いうちは無理させたくなかったから、敢えて言わなかったんだ」
ニコは私のことを、よくわかっている。その通りだ。既に私は、なんとかできないものかと、思考が回り始めている。
早く教えて欲しかったと思うが、ニコの配慮もわかる。
「ありがとう。なら、ここから一緒に考えましょう」
「心強いよ。なんたってイリスは、数々の領地を救った大魔導士だからね」
「なんで知ってるの?」
「雇い主の家にあった、歴史書で読んだ」
わざわざ私の生きていた年代を探し出して読んだであろうことは、想像に難くない。
自分の成し遂げたことは偉業だと思っている。恥じるどころか、自慢である。それでも、面と向かって読んだと言われると、気恥ずかしい。
「ニコも一緒に、大魔導士と呼ばれるようになるのよ」
「それは、どうかなぁ」
「できるわ。私がついてるんだから」
信じることは、実現する。
魔法のような出来事は、信じないと起こらない。
私の目標は、二人揃って身を立てること。ニコが彼自身の力を伸ばし、発揮できるように、全力でフォローするのだ。
「あ、あそこだよ。雇い主の家」
「どこ?」
「あのやばい家」
ニコの説明も大概なのに、それでわかってしまうのが残念だった。「やばい家」と示されたのは、壁中に蔦が張っていて、緑の葉に全てが覆われた家だ。窓にも蔦が張っている。あれでは外はほとんど見えないだろう。
「入ろう」
屋敷の前に降り立ち、ニコはドアノブに手をかける。扉の周りだけ雑に蔦が切られ、開けられるようになっていた。
少し開いたと思ったら、内側からばーん! と勢いよく開く。ニコが扉にぶつかりそうになり、一歩引く。白い塊が飛び出してきて、ニコにぶつかった。
「あぁ~! ニコラウスくん、ようやく来てくれた! 待ってたよぉ~!」
妙に甲高い、男性の声。
「わかりましたから、離れてください」
ニコは冷静だ。男性の上を片方ずつ引き剥がす。渋々手を離した男性は、顔を上げた。
こけた頬。くるくるの長い髪。無精髭。瓶底眼鏡。着ているくたびれた白衣も相まって、「だらしない研究者」を絵にしたような印象の男が、私をじっと見つめる。
睨み合いじみた視線の応酬。動物ならば、先に目をそらした方の負けだ。
男はふいと視線をそらすと、「この子だれ?」とニコに聞いた。
「お手紙にも書きました、イリスです」
「ふーん。僕、手紙読んでないからわかんないや。それよりも、ニコラウスくん! 出てきてくれなかったから、困ってたんだよぉ~!」
なよなよとした語尾で、ニコに縋り付く。この人が、雇い主?
「紹介するよ、イリス。この人、俺の雇い主の、ベンジャミンさん」
たしかに、そうであるらしい。
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」
公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。
死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」
目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。
「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」
隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。
そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……?
「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」
資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる