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3 砂漠化の謎を探る
3-2.現状を打破したい
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「この子、だれぇ?」
「イリスです」
「俺が、助けに行った子です。覚えてないんですか?」
「あぁ、そーいえば、そんなこと言ってたねえ」
ベンジャミンの気のない返事。
懐かしいな、この、他者に興味のない感じ。研究熱心な王都の魔導士は、こういう振る舞いをする者が多かった。
黒い縮れ髪が、目の前に垂れてくるのを、しきりに掻きあげている。ベンジャミンは、その髪の隙間から、眼鏡越しに私を見た。
「君、魔法使えるの?」
「使えません」
「はあ~~~? ニコラウスくん、そんな子、いても意味ないんだけどぉ!」
反応がいちいち大袈裟だ。両腕を振り、ニコに抗議する。
「でもイリスは、俺の魔法の師ですよ」
振り回される腕から離すように、ニコに腰を引かれた。
「魔法が使えないのに? 一般人のニコラウスくんを、そこまで育てたの?」
「そうですよ。だから、俺の恩人なんです」
ニコの言葉が関心を引いたようだ。眼鏡をくい、と動かし、私の顔を覗き込む。近い、近い。私は顔を引き離した。
「名前、なんだっけ?」
「イリスです」
「ふーん。どうやったら、一般人を、ニコラウスくんみたいな魔導士にできるわけぇ?」
「……それは、機密事項です」
ベンジャミンがどんな目的で活動しているかわからないのに、おいそれとは教えられない。私は、魔法は全ての人のためにならないといけないと思っている。王都の奥に住む人たちに恩恵を受けさせることだけが目的なら、手の内は見せたくない。
「なんか、方法があるわけね~。ま、いいや。ニコラウスくん、水撒いてきてよー。君が来ないから、僕、毎日毎晩、ほんっとに大変だったんだからー!」
「俺が来る前は、おひとりでやってたんじゃないんですか」
「そうだけど、無理だから、君が息子だなんて嘘までついて、呼んだんじゃないか!」
やはり息子だなんて大嘘で、ニコの魔力をあてにした呼び出しだったのだ。
「なら、この人が、警備隊長の言ってた『王都の名家』の人なの?」
「ああ、そうそう。ベンジャミンさん、こう見えて……」
「何を隠そう僕、王都でも三本の指に入る天才魔導士、ベンジャミン・バルバトソンだからねぇ!」
ベンジャミンは三本の指を立て、自慢げに声を張り上げた。
バルバトソン。どこかで聞いたような名前だ。魔導士の家系なのかもしれない。
「……ちょっとぉ、イリスちゃん、驚いてよぉ。張り合いがないな~」
「あ、ごめんなさい。すごい方なんですね」
「そうだよ! まあ、本当にすごいのは親父なんだけどね!」
腰を両手に当て、凛々しく決めた顔で言い放つ。
「お父様は、どんな方なんですか?」
「パ……親父はねえ、今、王都の副魔導士長に昇格したから。その仕事を、僕が引き受けたってわけ」
「パ……?」
「パパじゃないから! 親父だから~! やだなあ、細かいところ気にしないでよぉ!」
いきなりくねくねし始めた。ずいぶん起伏の激しい人だ。
「イリス、とりあえず、行こう」
「ふたりで行くの? イリスちゃん、魔法使えないんでしょ? そんなら僕の書類整理とか、してほしいんだけど。ニコラウスくんの魔力の、無駄遣いにもなるし~」
ベンジャミンが指す先には、机の上に山となった書類があった。机の上に書類の山、は語弊がある。書類の山の中に机、という感じだ。
「いや、でも俺、イリスと離れられないんですよ」
「えー? 今まで離れてたじゃない」
「そうなんですけど、離れたら死ぬ魔法をかけたんで」
ああ、出た。ニコの突拍子も無いアイディア。
「はあ~? なんでそんなことするわけ?」
「イリスが好きすぎて、離れたくなかったからですよ」
こんな支離滅裂な説明では、どうにもならない。ため息のひとつもつきたかったけれど、私がそんな反応をすると、ニコの強引な説明にますます信憑性がなくなる。努めて、真面目な顔を作った。
ベンジャミンが、ニコをじっ、と見る。静かに視線が交錯する。
「まあ、何でもいいけどさ~。僕としては、ちゃんと水撒いてくれれば」
「行ってきます。行くよ、イリス」
「……うん」
ベンジャミンは何かぶつぶつ言いながら、部屋をくるくる回り始めた。そんな彼を放置して、ニコは外に出る。外は相変わらず、緑豊かな、美しい街だ。
「あれが、俺の雇い主なんだよ」
「魔導士らしい人ね」
「そうなの? すごく変わってない?
俺のことは水を撒く道具だとしか思ってないし、魔法を使えない人は人とも思ってないよ」
「うん」
たしかに変わっているが、魔導士って、あんなものだ。魔法に長けている分、どこか人として齟齬がある。中には人間性も魔法も優れた魔導士もいるけれど、少数派だ。
「あの人、ああ見えて、魔法は凄いらしいんだ」
「そうなのね」
「ただ、お父さんに変わって水撒きの仕事を受け継いだら、自分の研究に使う魔力がなくなったらしくてさ。それで俺を無理やり呼んだらしい」
「水撒きの仕事って、なんなの? 水を撒くの?」
ニコと手を繋ぎ、空中に飛び上がる。改めて、砂漠化した王都とは、全く違う光景だ。
「水を撒くの。王都は雨が降らないから、植物は枯れるだろう? その代わりらしいよ」
「へえ……水を撒いてるだけなのに、こんなに元気に育っているのね」
早速ニコは、私たちの足元から、水を出し始めた。雨のような細かい粒で、一定の範囲に降らせている。
水を浴びた葉は、生き生きと、その緑を濃くした。
「砂漠化したんだから、土地の魔素もなくなっているはずなんだけど。その辺りは、どうしているのかしら」
「土地の魔力?」
「そうよ。植物は、地中や空気から魔素を得て、中で魔力に変えることで、生きているはずだもの」
何らかの原因で地中の魔素がなくなるから、あれほど広大な砂漠化が起きたのだ。なのに、ここだけ地中に魔素が残っているとしたら、それはそれでおかしい。
「ベンジャミンさんは水撒きだけど、有力な魔導士は、それぞれの役割を持たされてるんだって。そういう仕事もあるのかもね」
「そう……」
砂漠化していく中でこれだけの自然を保つのは、大変なことだっただろう。王都内の魔導士のリソースは全てそこに割かれ、市民の生活や教育は、後回しにされたというわけか。
何となくではあるが、事情が掴めてきた。
「そもそもどうして、こんなことになったのかしらね」
「わからないらしいよ」
原因不明の砂漠化。私の読んだ本にも、そういう書き方がされていた。
しかし、短期間に急速に進行した砂漠化に、何の原因もないとは考えにくい。自然的なものか、人為的なものかはわからないが、理由が発覚していないだけで、理由はあるはずなのだ。
「なんとかしたいわ」
砂漠化さえ解決すれば、王都の魔導士に、もっと余裕が出る。その余裕を、市民のために使うこともできよう。
「なんとかしたいよね。それで、イリスの知恵を借りたかったんだ」
ニコが握る手の力を、ぐっと強める。彼は彼なりに、現状を打破しようとしているのだ。
だから、逃げ出しもせず、ベンジャミンに従っている。
せっかく、王都の奥へ入り込めたのだ。今までできなかった動きも、取れるかもしれない。
「イリスです」
「俺が、助けに行った子です。覚えてないんですか?」
「あぁ、そーいえば、そんなこと言ってたねえ」
ベンジャミンの気のない返事。
懐かしいな、この、他者に興味のない感じ。研究熱心な王都の魔導士は、こういう振る舞いをする者が多かった。
黒い縮れ髪が、目の前に垂れてくるのを、しきりに掻きあげている。ベンジャミンは、その髪の隙間から、眼鏡越しに私を見た。
「君、魔法使えるの?」
「使えません」
「はあ~~~? ニコラウスくん、そんな子、いても意味ないんだけどぉ!」
反応がいちいち大袈裟だ。両腕を振り、ニコに抗議する。
「でもイリスは、俺の魔法の師ですよ」
振り回される腕から離すように、ニコに腰を引かれた。
「魔法が使えないのに? 一般人のニコラウスくんを、そこまで育てたの?」
「そうですよ。だから、俺の恩人なんです」
ニコの言葉が関心を引いたようだ。眼鏡をくい、と動かし、私の顔を覗き込む。近い、近い。私は顔を引き離した。
「名前、なんだっけ?」
「イリスです」
「ふーん。どうやったら、一般人を、ニコラウスくんみたいな魔導士にできるわけぇ?」
「……それは、機密事項です」
ベンジャミンがどんな目的で活動しているかわからないのに、おいそれとは教えられない。私は、魔法は全ての人のためにならないといけないと思っている。王都の奥に住む人たちに恩恵を受けさせることだけが目的なら、手の内は見せたくない。
「なんか、方法があるわけね~。ま、いいや。ニコラウスくん、水撒いてきてよー。君が来ないから、僕、毎日毎晩、ほんっとに大変だったんだからー!」
「俺が来る前は、おひとりでやってたんじゃないんですか」
「そうだけど、無理だから、君が息子だなんて嘘までついて、呼んだんじゃないか!」
やはり息子だなんて大嘘で、ニコの魔力をあてにした呼び出しだったのだ。
「なら、この人が、警備隊長の言ってた『王都の名家』の人なの?」
「ああ、そうそう。ベンジャミンさん、こう見えて……」
「何を隠そう僕、王都でも三本の指に入る天才魔導士、ベンジャミン・バルバトソンだからねぇ!」
ベンジャミンは三本の指を立て、自慢げに声を張り上げた。
バルバトソン。どこかで聞いたような名前だ。魔導士の家系なのかもしれない。
「……ちょっとぉ、イリスちゃん、驚いてよぉ。張り合いがないな~」
「あ、ごめんなさい。すごい方なんですね」
「そうだよ! まあ、本当にすごいのは親父なんだけどね!」
腰を両手に当て、凛々しく決めた顔で言い放つ。
「お父様は、どんな方なんですか?」
「パ……親父はねえ、今、王都の副魔導士長に昇格したから。その仕事を、僕が引き受けたってわけ」
「パ……?」
「パパじゃないから! 親父だから~! やだなあ、細かいところ気にしないでよぉ!」
いきなりくねくねし始めた。ずいぶん起伏の激しい人だ。
「イリス、とりあえず、行こう」
「ふたりで行くの? イリスちゃん、魔法使えないんでしょ? そんなら僕の書類整理とか、してほしいんだけど。ニコラウスくんの魔力の、無駄遣いにもなるし~」
ベンジャミンが指す先には、机の上に山となった書類があった。机の上に書類の山、は語弊がある。書類の山の中に机、という感じだ。
「いや、でも俺、イリスと離れられないんですよ」
「えー? 今まで離れてたじゃない」
「そうなんですけど、離れたら死ぬ魔法をかけたんで」
ああ、出た。ニコの突拍子も無いアイディア。
「はあ~? なんでそんなことするわけ?」
「イリスが好きすぎて、離れたくなかったからですよ」
こんな支離滅裂な説明では、どうにもならない。ため息のひとつもつきたかったけれど、私がそんな反応をすると、ニコの強引な説明にますます信憑性がなくなる。努めて、真面目な顔を作った。
ベンジャミンが、ニコをじっ、と見る。静かに視線が交錯する。
「まあ、何でもいいけどさ~。僕としては、ちゃんと水撒いてくれれば」
「行ってきます。行くよ、イリス」
「……うん」
ベンジャミンは何かぶつぶつ言いながら、部屋をくるくる回り始めた。そんな彼を放置して、ニコは外に出る。外は相変わらず、緑豊かな、美しい街だ。
「あれが、俺の雇い主なんだよ」
「魔導士らしい人ね」
「そうなの? すごく変わってない?
俺のことは水を撒く道具だとしか思ってないし、魔法を使えない人は人とも思ってないよ」
「うん」
たしかに変わっているが、魔導士って、あんなものだ。魔法に長けている分、どこか人として齟齬がある。中には人間性も魔法も優れた魔導士もいるけれど、少数派だ。
「あの人、ああ見えて、魔法は凄いらしいんだ」
「そうなのね」
「ただ、お父さんに変わって水撒きの仕事を受け継いだら、自分の研究に使う魔力がなくなったらしくてさ。それで俺を無理やり呼んだらしい」
「水撒きの仕事って、なんなの? 水を撒くの?」
ニコと手を繋ぎ、空中に飛び上がる。改めて、砂漠化した王都とは、全く違う光景だ。
「水を撒くの。王都は雨が降らないから、植物は枯れるだろう? その代わりらしいよ」
「へえ……水を撒いてるだけなのに、こんなに元気に育っているのね」
早速ニコは、私たちの足元から、水を出し始めた。雨のような細かい粒で、一定の範囲に降らせている。
水を浴びた葉は、生き生きと、その緑を濃くした。
「砂漠化したんだから、土地の魔素もなくなっているはずなんだけど。その辺りは、どうしているのかしら」
「土地の魔力?」
「そうよ。植物は、地中や空気から魔素を得て、中で魔力に変えることで、生きているはずだもの」
何らかの原因で地中の魔素がなくなるから、あれほど広大な砂漠化が起きたのだ。なのに、ここだけ地中に魔素が残っているとしたら、それはそれでおかしい。
「ベンジャミンさんは水撒きだけど、有力な魔導士は、それぞれの役割を持たされてるんだって。そういう仕事もあるのかもね」
「そう……」
砂漠化していく中でこれだけの自然を保つのは、大変なことだっただろう。王都内の魔導士のリソースは全てそこに割かれ、市民の生活や教育は、後回しにされたというわけか。
何となくではあるが、事情が掴めてきた。
「そもそもどうして、こんなことになったのかしらね」
「わからないらしいよ」
原因不明の砂漠化。私の読んだ本にも、そういう書き方がされていた。
しかし、短期間に急速に進行した砂漠化に、何の原因もないとは考えにくい。自然的なものか、人為的なものかはわからないが、理由が発覚していないだけで、理由はあるはずなのだ。
「なんとかしたいわ」
砂漠化さえ解決すれば、王都の魔導士に、もっと余裕が出る。その余裕を、市民のために使うこともできよう。
「なんとかしたいよね。それで、イリスの知恵を借りたかったんだ」
ニコが握る手の力を、ぐっと強める。彼は彼なりに、現状を打破しようとしているのだ。
だから、逃げ出しもせず、ベンジャミンに従っている。
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