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第四章 私たちが歩む道
78.これからも一緒に
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ゆっくりとご飯を食べ終えて、一緒に片付けをする。
二人でキッチンにいると、同棲しているみたいな気持ちになっちゃうけど、なるべく顔に出さないように黙々と片づけた。
後は寝るまで少し寛ごうと、さっきまで座っていたソファーへと戻って腰かけた。
テレビのリモコンを手に取って適当にテレビ番組を流す。
秦弥さんも私の左隣に座って、しばらくは二人でぼんやりと流れる番組を見ていた。
「なんだかまったりしちゃいますね」
「眠くなる前にシャワーを浴びたほうがいい」
お泊り前提だからいいんだけど、どういう意味で捉えるのが正解なのか迷ってしまって一人でそわそわしちゃう。
クスと笑った声がするのと同時に、秦弥さんが両腕で私を引き寄せた。
ソファーに座ったままなんだけど、私の背中側に秦弥さんがいる。
自然と後ろから抱きしめられている状態になってしまった。
「そんなに恥ずかしがるようなことを言った覚えはないのだが」
「別に恥ずかしがってなんて……」
振り返って文句を言おうとしたら、ちゅっと額に軽くキスを落とされた。
そんなことされたら、恥ずかしくなっちゃうのが分かっていてやっているとしか思えない。
「部屋には二人しかいないのだから、甘えればいいのに」
「……十分甘えてます。時々わざと私をかき乱すようなことを言っているでしょう?」
甘えたくないわけじゃないんだけど、秦弥さんの切り替えが急すぎてついていけない。
胸に顔をあずけると、大きな手でふわふわと撫でられる。
「いつまでたっても敬語が抜けないし」
「なんか癖みたいなものだから、そう簡単に直せなくって」
見上げて、あははとごまかして笑う。
私を見下ろす秦弥さんの目線は、どこまでも優しい。
氷は溶けて、王子だけが残ったのかな。
スッと細められた両目が、唯一涼し気で綺麗だ。
彼の瞳には、今、私しか映っていない。
「……一緒に暮らそうか」
「……えっ?」
驚いて目を丸くすると、楽しそうに微笑まれた。
あぁ……至近距離の微笑は反則。
ぼうっと見入ってしまうと、私の頬に右手が添えらえる。
「風音の言う通り、無駄に広くて部屋も空いている。側にいればもっと慣れてくれるだろう?」
「慣れるって……どのことか分からないけど、たぶん、無理」
私があっさり敗北宣言をすると、また微笑まれて唇を塞がれた。
最初はただ感じが悪い人だったのに、まさか恋人同士になっちゃうなんて。
出会った頃に口喧嘩して、バトルしてるって社長にからかわれていたのが懐かしい気がする。
今でも信じられないけど、氷が解けた王子様は優しくて、時々情熱的で。
これから一人じゃなくって、一緒なんだって思うとすごく安心する。
私は可愛くない性格だから、素直に甘えるには時間がかかりそうだけど。
彼の側なら安心できるから。
これからも二人で幸せに過ごしていけたらいいな。
甘いキスに身を委ねて、私もふわりと笑いかけた。
二人でキッチンにいると、同棲しているみたいな気持ちになっちゃうけど、なるべく顔に出さないように黙々と片づけた。
後は寝るまで少し寛ごうと、さっきまで座っていたソファーへと戻って腰かけた。
テレビのリモコンを手に取って適当にテレビ番組を流す。
秦弥さんも私の左隣に座って、しばらくは二人でぼんやりと流れる番組を見ていた。
「なんだかまったりしちゃいますね」
「眠くなる前にシャワーを浴びたほうがいい」
お泊り前提だからいいんだけど、どういう意味で捉えるのが正解なのか迷ってしまって一人でそわそわしちゃう。
クスと笑った声がするのと同時に、秦弥さんが両腕で私を引き寄せた。
ソファーに座ったままなんだけど、私の背中側に秦弥さんがいる。
自然と後ろから抱きしめられている状態になってしまった。
「そんなに恥ずかしがるようなことを言った覚えはないのだが」
「別に恥ずかしがってなんて……」
振り返って文句を言おうとしたら、ちゅっと額に軽くキスを落とされた。
そんなことされたら、恥ずかしくなっちゃうのが分かっていてやっているとしか思えない。
「部屋には二人しかいないのだから、甘えればいいのに」
「……十分甘えてます。時々わざと私をかき乱すようなことを言っているでしょう?」
甘えたくないわけじゃないんだけど、秦弥さんの切り替えが急すぎてついていけない。
胸に顔をあずけると、大きな手でふわふわと撫でられる。
「いつまでたっても敬語が抜けないし」
「なんか癖みたいなものだから、そう簡単に直せなくって」
見上げて、あははとごまかして笑う。
私を見下ろす秦弥さんの目線は、どこまでも優しい。
氷は溶けて、王子だけが残ったのかな。
スッと細められた両目が、唯一涼し気で綺麗だ。
彼の瞳には、今、私しか映っていない。
「……一緒に暮らそうか」
「……えっ?」
驚いて目を丸くすると、楽しそうに微笑まれた。
あぁ……至近距離の微笑は反則。
ぼうっと見入ってしまうと、私の頬に右手が添えらえる。
「風音の言う通り、無駄に広くて部屋も空いている。側にいればもっと慣れてくれるだろう?」
「慣れるって……どのことか分からないけど、たぶん、無理」
私があっさり敗北宣言をすると、また微笑まれて唇を塞がれた。
最初はただ感じが悪い人だったのに、まさか恋人同士になっちゃうなんて。
出会った頃に口喧嘩して、バトルしてるって社長にからかわれていたのが懐かしい気がする。
今でも信じられないけど、氷が解けた王子様は優しくて、時々情熱的で。
これから一人じゃなくって、一緒なんだって思うとすごく安心する。
私は可愛くない性格だから、素直に甘えるには時間がかかりそうだけど。
彼の側なら安心できるから。
これからも二人で幸せに過ごしていけたらいいな。
甘いキスに身を委ねて、私もふわりと笑いかけた。
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