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番外編(本編のネタバレあらすじ有です。ご注意くださいませ)
器用な彼と不器用な私<バレンタインSS 3>
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私が玄関へ通じる扉を開くと、帰ってきた秦弥さんと目が合った。
途端に彼の表情が柔らかくなって、ふわっと微笑んでくれた。
「ただいま」
「お帰りなさい! あまり遅くならなくて良かったね」
「ああ。皆、今日は早く帰りたがっていてな。私も同じ気持ちだったから丁度良かった」
秦弥さんの側へ行ってバッグを受け取ると、代わりにちゅっと頬にキスされた。
同棲してからは、挨拶代わりにキスされるから恥ずかしいんだけど嬉しい気持ちもあって私も同じように少し背伸びをしてお返しのキスをする。
「風音は何をしていたんだ?」
「さて、何をしていたでしょう? なんてね。ご飯は先食べる?」
「答え合わせは後でのお楽しみか。夕飯はすぐにいただこう」
「分かった。じゃあ、座って待ってて。すぐ作っちゃうから」
バッグを秦弥さんのお部屋に置いて、私はキッチンへと向かう。
私が作るオムライスは本当に簡単で基本のオムライスだ。
チキンライスを作って炒めて、卵で優しく包んで……お皿に載せれば完成!
デミグラスソースも好きだけど、自分ではなかなか作らないからケチャップベースばっかり作っちゃう。
オムライスの上にケチャップで何かしらの落書きをするまでがセット。
今日は……クマさんでいいかな?
私はウサギさんで……っと。
サラダはレタスをちぎってミニトマトを乗せただけ。
本当に手抜きって言われても仕方ないものなんだけど、ないよりかはマシだよね。
秦弥さんは寛ぎ着に着替えて、ソファーに座りながら携帯で何か確認してるみたい。
私はテーブルの上に食器とオムライスとサラダを並べてから、秦弥さんを呼びに行く。
「お待たせ! 手抜きオムライスとサラダができました」
「最初から手抜きだと宣言しなくてもいいのに。風音が作ってくれただけで嬉しいよ」
「だって……秦弥さんが料理上手すぎて。恥ずかしいんですー」
「作ることは嫌いじゃないからな。だからと言って自分をそんなに卑下するな」
秦弥さんは何度か頭を撫でてくれるけど、自信がないのは事実だし。
オムライスのクマさんとウサギさんを見て笑顔になってくれるのは嬉しいんだけど、いつか心から美味しいって言わせてみたいな。
+++
ご飯も滞りなく終了して、片付けも秦弥さんがしてくれた。
後はゆっくりと寛ごうという時間帯になったし、ソファーで寛ぎ始めた秦弥さんの前にさっき作っておいた生チョコをそっと置いてみた。
「ん? これは……チョコレートか?」
「そう。今日はバレンタインでしょう? 秦弥さん、モテるからもしかしたらチョコレートいっぱいもらったかもしれないけど……」
「そういえばそうだったな。チョコレートは義理だというものは確かにもらったが、すべて海音に押し付けてきた」
「え……社長に?」
海音……橘 海音は、橘家の御曹司で実は私の異母姉弟でもあるイケメン社長。
今は橘コーポレーションの芸能部門ポイボスの社長で、私はその部下なんだけど太陽の王子様なんて言われているチャラ御曹司だ。
確かにあの社長だったら、チョコレートを押し付けても大丈夫かもしれない。
途端に彼の表情が柔らかくなって、ふわっと微笑んでくれた。
「ただいま」
「お帰りなさい! あまり遅くならなくて良かったね」
「ああ。皆、今日は早く帰りたがっていてな。私も同じ気持ちだったから丁度良かった」
秦弥さんの側へ行ってバッグを受け取ると、代わりにちゅっと頬にキスされた。
同棲してからは、挨拶代わりにキスされるから恥ずかしいんだけど嬉しい気持ちもあって私も同じように少し背伸びをしてお返しのキスをする。
「風音は何をしていたんだ?」
「さて、何をしていたでしょう? なんてね。ご飯は先食べる?」
「答え合わせは後でのお楽しみか。夕飯はすぐにいただこう」
「分かった。じゃあ、座って待ってて。すぐ作っちゃうから」
バッグを秦弥さんのお部屋に置いて、私はキッチンへと向かう。
私が作るオムライスは本当に簡単で基本のオムライスだ。
チキンライスを作って炒めて、卵で優しく包んで……お皿に載せれば完成!
デミグラスソースも好きだけど、自分ではなかなか作らないからケチャップベースばっかり作っちゃう。
オムライスの上にケチャップで何かしらの落書きをするまでがセット。
今日は……クマさんでいいかな?
私はウサギさんで……っと。
サラダはレタスをちぎってミニトマトを乗せただけ。
本当に手抜きって言われても仕方ないものなんだけど、ないよりかはマシだよね。
秦弥さんは寛ぎ着に着替えて、ソファーに座りながら携帯で何か確認してるみたい。
私はテーブルの上に食器とオムライスとサラダを並べてから、秦弥さんを呼びに行く。
「お待たせ! 手抜きオムライスとサラダができました」
「最初から手抜きだと宣言しなくてもいいのに。風音が作ってくれただけで嬉しいよ」
「だって……秦弥さんが料理上手すぎて。恥ずかしいんですー」
「作ることは嫌いじゃないからな。だからと言って自分をそんなに卑下するな」
秦弥さんは何度か頭を撫でてくれるけど、自信がないのは事実だし。
オムライスのクマさんとウサギさんを見て笑顔になってくれるのは嬉しいんだけど、いつか心から美味しいって言わせてみたいな。
+++
ご飯も滞りなく終了して、片付けも秦弥さんがしてくれた。
後はゆっくりと寛ごうという時間帯になったし、ソファーで寛ぎ始めた秦弥さんの前にさっき作っておいた生チョコをそっと置いてみた。
「ん? これは……チョコレートか?」
「そう。今日はバレンタインでしょう? 秦弥さん、モテるからもしかしたらチョコレートいっぱいもらったかもしれないけど……」
「そういえばそうだったな。チョコレートは義理だというものは確かにもらったが、すべて海音に押し付けてきた」
「え……社長に?」
海音……橘 海音は、橘家の御曹司で実は私の異母姉弟でもあるイケメン社長。
今は橘コーポレーションの芸能部門ポイボスの社長で、私はその部下なんだけど太陽の王子様なんて言われているチャラ御曹司だ。
確かにあの社長だったら、チョコレートを押し付けても大丈夫かもしれない。
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