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第08話 絡みつく変態の魔の手
11.デートは続く
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「や、やっぱり戻ろうティア! ビルごと買い占めるんだ!」
「いや、しつこっ……⁉︎」
ヴァンとキティアは服屋さんでのショッピングを終え、カフェで休憩していた。ヴァンは未だ諦め切れずに懇願する。
「せ、せめて試着した物だけでも全部買おう。どれも本当に可愛かった! また着てるところを見たい……!」
「ヴァ、ヴァンさん? そういう、あたしのこと大好きなところはカワイイなって思いますけど……。あんなに買っても無駄になっちゃいますよ。必要なものを必要な分だけでいいんです」
「……もっと贅沢してくれたっていいんだぞ? 俺が分身して何万人分でも稼いでくるから」
キティアに限らず、妻たちは皆倹約家だった。せっかくジャブジャブ収入を得ているというのに、思いの外使ってくれないのだ。
「もう……。充分してますよ。あんな大きなお家で暮らして、別荘持ってて、毎月海外旅行して、美味しいもの食べて。今日は服も化粧品も買ってもらっちゃいましたし。普通ありえないんですからねこんな生活」
「苦労をかけてる分普通以上の暮らしはしてほしいんだ」
ヴァン・スナキアという特殊な夫を持ったせいで辛い思いをさせてしまうことがたくさんあるのだ。本当にせめてものせめてだが、お金くらいはたっぷり使えたっていいではないか────。
「だから、それをもうしてるんですってば」
一蹴。キティアは口を尖らせ、その勢いでアイスティーをストローで啜る。
「それに、遺産の前払いも含まれてると思うと使いづらいです」
「そ、それはそうかもしれないが、俺は滅多なことじゃ死なないし、生きてる内はいくらでも貰ってくるから遠慮しなくても……」
世界中からミサイルを打ち込まれても平気な上、分身一人無事なら生き残れるヴァンには突然死はまずあり得ない。老後は一人残されるのではないかと恐れているほどだ。
「あとね。もう一つあるんですよ。あたしたちがお財布の紐をきっちり締める理由は」
「……?」
キティアは深いため息をついて、物憂げな表情で窓から街並みを見つめる。
「あたしも他のみんなも、結婚前は何にも考えずに国から生活費を貰ってたじゃないですか。無計画に使って、なくなったらまた来月貰ってって……。でも、こうやって海外に来ると思い知るんです。あれって海外の人から奪ったお金だったんですよね」
「まあ……そうだな……」
ウィルクトリアは三百年以上前の大戦の賠償金という名目で他国から富を搾取している。他国民・他国の企業はそのために税金を多めに巻き上げられているはずなのだ。
「あたしたちの国の人たちは、まずはお金に対する感覚を書き換えなきゃいけないと思うんですよ。稼ぐために頑張るとか、大事に使うとか、そういう基本的なことすら知らないままじゃいけないんです。特に、国を変えようとしてるヴァンさんの妻は率先してそうしないとって」
「……!」
「それに、あたしたちが散財してるなんて知られたらそれこそニュースですよ。これ以上ヴァンさんの名誉を傷つけたくないです。ただでさえ普段からヴァンさんは世間に嫌われてでもあたしたちを守ってくれてるんだから」
妻たちはヴァンのために、ヴァンの目指す世界のために、寄り添ってくれているのだ。ヴァン・スナキアの妻としてやるべきこと・やってはいけないことを考えて日々を生きている。特に根が真面目なキティアは、こうしてはっきりと目的意識を持ってヴァンと共に立ち向かってくれている。
「まあ、今も自分で稼いだお金を使ってるわけじゃないんですけどね」
「俺が外で稼げるようにしてくれてるのは君たちだ。君たちが稼いでいるのと同じだと思ってほしい」
「アハ、それはちゃんと自覚してますから心配ご無用です」
キティアは得意げに笑って、カップをテーブルに置いた。
「いろんな意味であたしがヴァンさんを支えますから。ヴァンさんも頑張ってね」
「ああ。……これ以上苦労をかけないように努めるよ」
「いいんですよ。一緒に苦労したくて結婚したんですから。……なんてね、あたし今日機嫌が良いみたいです」
キティアはコテっと小首を傾げて、はにかむように下唇を甘噛みした。危うく愛妻死(妻の可愛さに胸を打たれて昇天)するところだった。いつでも死ぬ可能性があるじゃないかとヴァンは思い直した。
キティアは空気を変えようとしたのか、作ったような甘い声を出す。
「早いとこなんとかして下さいね~。あたしの予想ではちゃんと働く世の中になれば今みたいにみんなホイホイ学生結婚しなくなると思うんです。そしたらハタチのあたしってすっごい若奥様ってことになるじゃないですか~」
「今も充分若いだろティアは……」
キティアはヒューネットと並んでスナキア家の最年少。計算高さの延長からか、その割にしっかりしていて政治や経済についての理解も深い。日頃はヴァンを奴隷扱いしているが、根っこの部分では公私両面でヴァンを支えてくれる良妻なのだ。
「ん! ヴァンさん、あれ!」
キティアが窓の外を指差す。少し離れたビルの側面に誂えられた街頭ビジョンにニュースが映っていた。
「ウィルクトリアで強盗犯が逃走中ですって。……大きな事件ではありますけど、海外で報道されるほどのことですかね?」
「ウチの国が痛い目に遭っているニュースは数字が取れるらしい」
「ハァ~、嫌われてますねぇ」
「……強盗か。警察で対処できるだろうが、一応分身で話だけ聞いてくるよ。デート中なのに悪いな」
ヴァンは国内の治安維持にも協力している。ヴァン無しで回せるようにしてほしいので過度な介入はしないようにはしている。しかし、もし犯人が魔力の強いファクターであれば危険だ。
「いえいえ、大変ですねヴァンさんも。……あ、あたしお化粧直ししたいんで分身じゃなくてもいいですよ。お話聞くだけなら五分くらいで終わるでしょ?」
「多分……な。何にせよ五分で一旦戻りはするよ」
「は~い。行ってらっしゃい」
ヴァンは立ち上がり、店のトイレに向かった。他国では公衆の面前でテレポートできないので、まずは人目につかない場所に移動する必要がある。
────ヴァンが去るのを確認し、キティアはしめたぞとニヤけた。
今まで隙を窺っていた。彼がいないうちにどうしてもやりたいことがあったのだ。一刻も早く聞きたい話がある。キティアは携帯電話を取り出して、ある人物に電話をかける。
「や、やっぱり戻ろうティア! ビルごと買い占めるんだ!」
「いや、しつこっ……⁉︎」
ヴァンとキティアは服屋さんでのショッピングを終え、カフェで休憩していた。ヴァンは未だ諦め切れずに懇願する。
「せ、せめて試着した物だけでも全部買おう。どれも本当に可愛かった! また着てるところを見たい……!」
「ヴァ、ヴァンさん? そういう、あたしのこと大好きなところはカワイイなって思いますけど……。あんなに買っても無駄になっちゃいますよ。必要なものを必要な分だけでいいんです」
「……もっと贅沢してくれたっていいんだぞ? 俺が分身して何万人分でも稼いでくるから」
キティアに限らず、妻たちは皆倹約家だった。せっかくジャブジャブ収入を得ているというのに、思いの外使ってくれないのだ。
「もう……。充分してますよ。あんな大きなお家で暮らして、別荘持ってて、毎月海外旅行して、美味しいもの食べて。今日は服も化粧品も買ってもらっちゃいましたし。普通ありえないんですからねこんな生活」
「苦労をかけてる分普通以上の暮らしはしてほしいんだ」
ヴァン・スナキアという特殊な夫を持ったせいで辛い思いをさせてしまうことがたくさんあるのだ。本当にせめてものせめてだが、お金くらいはたっぷり使えたっていいではないか────。
「だから、それをもうしてるんですってば」
一蹴。キティアは口を尖らせ、その勢いでアイスティーをストローで啜る。
「それに、遺産の前払いも含まれてると思うと使いづらいです」
「そ、それはそうかもしれないが、俺は滅多なことじゃ死なないし、生きてる内はいくらでも貰ってくるから遠慮しなくても……」
世界中からミサイルを打ち込まれても平気な上、分身一人無事なら生き残れるヴァンには突然死はまずあり得ない。老後は一人残されるのではないかと恐れているほどだ。
「あとね。もう一つあるんですよ。あたしたちがお財布の紐をきっちり締める理由は」
「……?」
キティアは深いため息をついて、物憂げな表情で窓から街並みを見つめる。
「あたしも他のみんなも、結婚前は何にも考えずに国から生活費を貰ってたじゃないですか。無計画に使って、なくなったらまた来月貰ってって……。でも、こうやって海外に来ると思い知るんです。あれって海外の人から奪ったお金だったんですよね」
「まあ……そうだな……」
ウィルクトリアは三百年以上前の大戦の賠償金という名目で他国から富を搾取している。他国民・他国の企業はそのために税金を多めに巻き上げられているはずなのだ。
「あたしたちの国の人たちは、まずはお金に対する感覚を書き換えなきゃいけないと思うんですよ。稼ぐために頑張るとか、大事に使うとか、そういう基本的なことすら知らないままじゃいけないんです。特に、国を変えようとしてるヴァンさんの妻は率先してそうしないとって」
「……!」
「それに、あたしたちが散財してるなんて知られたらそれこそニュースですよ。これ以上ヴァンさんの名誉を傷つけたくないです。ただでさえ普段からヴァンさんは世間に嫌われてでもあたしたちを守ってくれてるんだから」
妻たちはヴァンのために、ヴァンの目指す世界のために、寄り添ってくれているのだ。ヴァン・スナキアの妻としてやるべきこと・やってはいけないことを考えて日々を生きている。特に根が真面目なキティアは、こうしてはっきりと目的意識を持ってヴァンと共に立ち向かってくれている。
「まあ、今も自分で稼いだお金を使ってるわけじゃないんですけどね」
「俺が外で稼げるようにしてくれてるのは君たちだ。君たちが稼いでいるのと同じだと思ってほしい」
「アハ、それはちゃんと自覚してますから心配ご無用です」
キティアは得意げに笑って、カップをテーブルに置いた。
「いろんな意味であたしがヴァンさんを支えますから。ヴァンさんも頑張ってね」
「ああ。……これ以上苦労をかけないように努めるよ」
「いいんですよ。一緒に苦労したくて結婚したんですから。……なんてね、あたし今日機嫌が良いみたいです」
キティアはコテっと小首を傾げて、はにかむように下唇を甘噛みした。危うく愛妻死(妻の可愛さに胸を打たれて昇天)するところだった。いつでも死ぬ可能性があるじゃないかとヴァンは思い直した。
キティアは空気を変えようとしたのか、作ったような甘い声を出す。
「早いとこなんとかして下さいね~。あたしの予想ではちゃんと働く世の中になれば今みたいにみんなホイホイ学生結婚しなくなると思うんです。そしたらハタチのあたしってすっごい若奥様ってことになるじゃないですか~」
「今も充分若いだろティアは……」
キティアはヒューネットと並んでスナキア家の最年少。計算高さの延長からか、その割にしっかりしていて政治や経済についての理解も深い。日頃はヴァンを奴隷扱いしているが、根っこの部分では公私両面でヴァンを支えてくれる良妻なのだ。
「ん! ヴァンさん、あれ!」
キティアが窓の外を指差す。少し離れたビルの側面に誂えられた街頭ビジョンにニュースが映っていた。
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「……強盗か。警察で対処できるだろうが、一応分身で話だけ聞いてくるよ。デート中なのに悪いな」
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