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前章 悪役令状の妹
第7話 伯爵の悩み
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「お仕事中申し訳ございません、エレオノーラがあなたに話があるそうで」
「お父様、今度王妃様が主催されるお茶会のご招待を受けましたの。今あるドレスじゃ王妃様主催のお茶会には相応ものがございませんので、ドレスを新調したいんです」
書斎での仕事中、妻と娘のエレオノーラが珍しく仕事場に来たかと思うと、予想どおり口にした内容は何時ものおねだり。
以前は好きなものを好きなだけ買えばいいと言っていたが、私の予想を遥かに越えた二人の浪費に、思わず今の伯爵領の現状を告げて浪費を抑えた。だが何かあるごとにこうも強請られては結果としては大して変わらないのが現状だ。
「はぁ……、先月に買ってやったドレスがあるだろ。あれではダメなのか?」
「ダメに決まっていますわ。先月の茶会にはウィリアムも来ていたんですのよ。彼の前で同じドレスを着るなんて、恥ずかしくて生きていけませんわ」
「だが今回の茶会は王妃に呼ばれたのであろう? ならば王子は来ないんじゃないのか?」
確か先月もどこぞの茶会に呼ばれたからといって、似たような理由でドレスを強請ってきた事があった。その時は王子が来るからと言って仕方なく買ってやったが、今回は王妃が主催する茶会。ならば列席者も被ることはないだろうし、男児である王子がいるとも思えない。
「そんなこと言って、偶然ウィリアムに出会ったらどうするんですの? 先月と同じドレスを着ているなんて思われたら、私は二度とウィリアムの前に立てませんわ」
「そうよ、エレオノーラにそんな恥ずかしい真似はさせられませんわ。それに一度袖を通したドレスなんて、アージェント家の名前に汚名を着せるようなものですわ」
「だがな、前にも言ったが鉱山の採掘量が減っている今、締めるとこ締めていかないとだな……」
「まぁ、それじゃあなたは娘が恥ずかしい思いをしてもいいとでもおっしゃるの? エレオノーラは今一番大事な時期なんですのよ、私たち親が力を貸してあげなくてどうすんですか。
それにまだ例のお金が残っているでしょ、どうせ残しておいても仕方がないお金なんだから、エレオノーラの為に使ってあげるべきだわ」
まったく親親親というのならば、まず先にお前の浪費を抑えろと言いたいところだが、ここで無理に諭すと今度は母親が可哀想とエレオノーラが反撃してくるに違いない。
今更だが娘の教育だけでも別の者に任せればよかったと思うのだが、それでも私にとっては血の繋がった可愛い娘。亡くなった弟の事を考えれば娘の我儘ぐらいは聞いてやってもいいのかもしれないと思い、深いため息をつきつつドレスの購入を認めてやる。
「流石あなたですわ。どうせなら私も一緒にドレスを新調しようかしら」
「それは名案ですわ。今度王妃様にお母様も茶会に呼んでもらえるよう伝えておきますわ」
「……」
可愛い娘の為にと思った決断を、まさかこの様な形で返されるとは考えておらず、思わず言葉すら失って唖然となる。
結局娘の為と言っておいて、自分も新しいドレスが欲しかっただけではないのか? エレオノーラのドレスが欲しければ本人だけで来れば良いものを、わざわざ母親が一緒に来た時点で気づくべきだった。
私は片肘を机につき、頭を抑えるような態度で『もういい、好きにしろ』と言って、追い出すように二人を部屋から退出させる。
まったくどいつもこいつも私の頭を悩ませる。
そっと机の隅へと追いやった手紙の束に目を移し、深いため息を一つつく。
この手紙の束は弟が残した財産と、屋敷を売った金を自分たちにもよこせと言ってきた、分家の者たちがよこしたもの。
何処で聞きつけたのかは知らないが、何もせずに自分だけでも恩恵にあやかろうとしてくるのだからたまったもんじゃない。
決して仲のいい兄弟だったとは言えないが、それでも私は弟を可愛がってはいた。だから条件のよい見合い話を見つけは勧めてやったというのに、何処ぞとも知らぬ町娘なんぞに惹かれよって。
「はぁ……」
両親を失い弟を亡くし、私に残されたのは妻と娘の二人だけ。それでも幸せな家庭が築けていればこうも苦労はしないのだが、目の前のぶら下がるのは金金金の問題ばかり。
弟がかなりの財産を残していた事には気づいていた。あいつの事だから妻や娘たちの為にと貯めていたのだろう。
そんな金を亡くなった両親は一切手をつけず、いずれ来るであろう旅立ちの日の為に残していたようだが、その金もいまや関係のない我が妻や娘のドレスへと姿を変えた。
エレオノーラには言っていないが、弟が残した財産は屋敷を売った金を合わせると、この王都にある屋敷が使用人をつけた状態で買えるほどあったのだ。それだというのに、妻は調子付いてたった1年の間でほとんどの金を使い切ってしまった。
確かに王子に近づいて今の状況を築き上げた事には賞賛するし、ブランの悔しそうな顔を拝めた事にも感謝する。
だが現状はそんなに楽観できる状況ではない事も確かだ。
リーゼとの婚姻がなければ、元々王子と結ばれるべきはウイスタリア公爵家の小娘。今回の一件でもしリーゼとの婚姻が解消されれば、間違いなくウイスタリア公爵家が出てくるに決まっている。
今は王妃のおかげで娘が優勢にはなっているが、公爵家が出てきたとなれば状況は確実に荒れるだろう。
その時、果たして娘は上手くやっていけるのか……
「もう少しエレオノーラに才があればよかったのだが」
現状甘やかせて育てた為、これといった目立つ才能が見当たらない。
勿論普通に暮らして行く分には苦労はしないだろうし、それなりの者を見つけてエレオノーラの旦那として迎えるつもりだった。
だが王子との関係ができてしまった事で私の不安は更に広がってしまった。
はっきり言って、あのバカ王子ではこの国は一つには纏まらないだろう。今の現状、貴族たちが一つに纏まっているのは間違いなく陛下のお陰であり、堅物の二大公爵家も国の現状を知っているからこそ、リーゼとの婚姻を認めておったのだ。
それを全て台無しにした事で現在上層部はかなり荒れておる。
そういった点でみれば弟の娘も其れなりの才はあるのだろう。
妹の方はどうかは知らないが、姉であるリネアの方は其れなりの知識は持っているようだし、自分の立場も弁えておる。
少々礼儀作法やダンスなどといったところには粗さが目立つが、それは娘であるエレオノーラも同じこと。
時々何を考えているかわからない時もあるが、逆らう様子も見えないし、自身が置かれている状況からも目を背けてはいない。
もし何も考えていないような小娘ならば、今頃屋敷を飛び出し姉妹揃ってのたれ死んでいるところだろう。
だが逆に言い換えれば娘の立場を揺るがす危険な存在であることも確かなこと。
だから私は無理な婚姻を進めて屋敷から追い出そうとしたのに、先方が気を使って学園を卒業するまでとか言ってきよった。
向こうからすれば当主の子と同じような年頃の娘が、自分の父親の愛人となるのだ。私でもそんな現状を突きつけられれば、父親を必死に説得するだろう。
そう思えば少々酷な目に合わせているとは思うが、貴族社会では政略結婚や愛人契約などザラにあること。食べることに困らず、住む所にも困らず、悠々自適に暮らせるのだから、夜の相手ぐらいは仕方がないことだろう。それも高齢の人間ともなれば、我慢するのものわずかな期間だけだ。
その後の事までは面倒見切れんが、あとは向こうの家でなんとかするだろう。
さて、問題らしい問題は何一つ解決はしていないが、まずは娘の地盤を固めて公爵家が出てきての対応出来るように準備を整えなければいいけない。
ブラン家の出方も要注意だろう。王妃が意外と娘を気に入ってくれた事には驚いたが、王妃の浪費癖もまたあまりいい噂を聞かないので、エレオノーラと妙なところで気が合ったと言ったところか。
私は問題を一つづつ解決させるため、まずはこの分家達がよこした手紙の処理行うべく手を伸ばすのだった。
「お父様、今度王妃様が主催されるお茶会のご招待を受けましたの。今あるドレスじゃ王妃様主催のお茶会には相応ものがございませんので、ドレスを新調したいんです」
書斎での仕事中、妻と娘のエレオノーラが珍しく仕事場に来たかと思うと、予想どおり口にした内容は何時ものおねだり。
以前は好きなものを好きなだけ買えばいいと言っていたが、私の予想を遥かに越えた二人の浪費に、思わず今の伯爵領の現状を告げて浪費を抑えた。だが何かあるごとにこうも強請られては結果としては大して変わらないのが現状だ。
「はぁ……、先月に買ってやったドレスがあるだろ。あれではダメなのか?」
「ダメに決まっていますわ。先月の茶会にはウィリアムも来ていたんですのよ。彼の前で同じドレスを着るなんて、恥ずかしくて生きていけませんわ」
「だが今回の茶会は王妃に呼ばれたのであろう? ならば王子は来ないんじゃないのか?」
確か先月もどこぞの茶会に呼ばれたからといって、似たような理由でドレスを強請ってきた事があった。その時は王子が来るからと言って仕方なく買ってやったが、今回は王妃が主催する茶会。ならば列席者も被ることはないだろうし、男児である王子がいるとも思えない。
「そんなこと言って、偶然ウィリアムに出会ったらどうするんですの? 先月と同じドレスを着ているなんて思われたら、私は二度とウィリアムの前に立てませんわ」
「そうよ、エレオノーラにそんな恥ずかしい真似はさせられませんわ。それに一度袖を通したドレスなんて、アージェント家の名前に汚名を着せるようなものですわ」
「だがな、前にも言ったが鉱山の採掘量が減っている今、締めるとこ締めていかないとだな……」
「まぁ、それじゃあなたは娘が恥ずかしい思いをしてもいいとでもおっしゃるの? エレオノーラは今一番大事な時期なんですのよ、私たち親が力を貸してあげなくてどうすんですか。
それにまだ例のお金が残っているでしょ、どうせ残しておいても仕方がないお金なんだから、エレオノーラの為に使ってあげるべきだわ」
まったく親親親というのならば、まず先にお前の浪費を抑えろと言いたいところだが、ここで無理に諭すと今度は母親が可哀想とエレオノーラが反撃してくるに違いない。
今更だが娘の教育だけでも別の者に任せればよかったと思うのだが、それでも私にとっては血の繋がった可愛い娘。亡くなった弟の事を考えれば娘の我儘ぐらいは聞いてやってもいいのかもしれないと思い、深いため息をつきつつドレスの購入を認めてやる。
「流石あなたですわ。どうせなら私も一緒にドレスを新調しようかしら」
「それは名案ですわ。今度王妃様にお母様も茶会に呼んでもらえるよう伝えておきますわ」
「……」
可愛い娘の為にと思った決断を、まさかこの様な形で返されるとは考えておらず、思わず言葉すら失って唖然となる。
結局娘の為と言っておいて、自分も新しいドレスが欲しかっただけではないのか? エレオノーラのドレスが欲しければ本人だけで来れば良いものを、わざわざ母親が一緒に来た時点で気づくべきだった。
私は片肘を机につき、頭を抑えるような態度で『もういい、好きにしろ』と言って、追い出すように二人を部屋から退出させる。
まったくどいつもこいつも私の頭を悩ませる。
そっと机の隅へと追いやった手紙の束に目を移し、深いため息を一つつく。
この手紙の束は弟が残した財産と、屋敷を売った金を自分たちにもよこせと言ってきた、分家の者たちがよこしたもの。
何処で聞きつけたのかは知らないが、何もせずに自分だけでも恩恵にあやかろうとしてくるのだからたまったもんじゃない。
決して仲のいい兄弟だったとは言えないが、それでも私は弟を可愛がってはいた。だから条件のよい見合い話を見つけは勧めてやったというのに、何処ぞとも知らぬ町娘なんぞに惹かれよって。
「はぁ……」
両親を失い弟を亡くし、私に残されたのは妻と娘の二人だけ。それでも幸せな家庭が築けていればこうも苦労はしないのだが、目の前のぶら下がるのは金金金の問題ばかり。
弟がかなりの財産を残していた事には気づいていた。あいつの事だから妻や娘たちの為にと貯めていたのだろう。
そんな金を亡くなった両親は一切手をつけず、いずれ来るであろう旅立ちの日の為に残していたようだが、その金もいまや関係のない我が妻や娘のドレスへと姿を変えた。
エレオノーラには言っていないが、弟が残した財産は屋敷を売った金を合わせると、この王都にある屋敷が使用人をつけた状態で買えるほどあったのだ。それだというのに、妻は調子付いてたった1年の間でほとんどの金を使い切ってしまった。
確かに王子に近づいて今の状況を築き上げた事には賞賛するし、ブランの悔しそうな顔を拝めた事にも感謝する。
だが現状はそんなに楽観できる状況ではない事も確かだ。
リーゼとの婚姻がなければ、元々王子と結ばれるべきはウイスタリア公爵家の小娘。今回の一件でもしリーゼとの婚姻が解消されれば、間違いなくウイスタリア公爵家が出てくるに決まっている。
今は王妃のおかげで娘が優勢にはなっているが、公爵家が出てきたとなれば状況は確実に荒れるだろう。
その時、果たして娘は上手くやっていけるのか……
「もう少しエレオノーラに才があればよかったのだが」
現状甘やかせて育てた為、これといった目立つ才能が見当たらない。
勿論普通に暮らして行く分には苦労はしないだろうし、それなりの者を見つけてエレオノーラの旦那として迎えるつもりだった。
だが王子との関係ができてしまった事で私の不安は更に広がってしまった。
はっきり言って、あのバカ王子ではこの国は一つには纏まらないだろう。今の現状、貴族たちが一つに纏まっているのは間違いなく陛下のお陰であり、堅物の二大公爵家も国の現状を知っているからこそ、リーゼとの婚姻を認めておったのだ。
それを全て台無しにした事で現在上層部はかなり荒れておる。
そういった点でみれば弟の娘も其れなりの才はあるのだろう。
妹の方はどうかは知らないが、姉であるリネアの方は其れなりの知識は持っているようだし、自分の立場も弁えておる。
少々礼儀作法やダンスなどといったところには粗さが目立つが、それは娘であるエレオノーラも同じこと。
時々何を考えているかわからない時もあるが、逆らう様子も見えないし、自身が置かれている状況からも目を背けてはいない。
もし何も考えていないような小娘ならば、今頃屋敷を飛び出し姉妹揃ってのたれ死んでいるところだろう。
だが逆に言い換えれば娘の立場を揺るがす危険な存在であることも確かなこと。
だから私は無理な婚姻を進めて屋敷から追い出そうとしたのに、先方が気を使って学園を卒業するまでとか言ってきよった。
向こうからすれば当主の子と同じような年頃の娘が、自分の父親の愛人となるのだ。私でもそんな現状を突きつけられれば、父親を必死に説得するだろう。
そう思えば少々酷な目に合わせているとは思うが、貴族社会では政略結婚や愛人契約などザラにあること。食べることに困らず、住む所にも困らず、悠々自適に暮らせるのだから、夜の相手ぐらいは仕方がないことだろう。それも高齢の人間ともなれば、我慢するのものわずかな期間だけだ。
その後の事までは面倒見切れんが、あとは向こうの家でなんとかするだろう。
さて、問題らしい問題は何一つ解決はしていないが、まずは娘の地盤を固めて公爵家が出てきての対応出来るように準備を整えなければいいけない。
ブラン家の出方も要注意だろう。王妃が意外と娘を気に入ってくれた事には驚いたが、王妃の浪費癖もまたあまりいい噂を聞かないので、エレオノーラと妙なところで気が合ったと言ったところか。
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