アクアリネアへようこそ

みるくてぃー

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終章 未来への道筋

第79話 ピンチ? いえ、平和です

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「うっ~~~ん、今日もいい天気ね」
 窓から見える冬の合間の青空に向かって大きく背伸びを一つ。
 時と言うのは流れるのが早く、私がこのアクアに来て二度目の新年を迎える事が出来た。

 思い返せば何もない状態から小さな定食屋を始め、あれよこれよと村の問題に関わっていたら、いつの間に領主にまで祭り上げられてしまったが、振り変えればずいぶん充実した日々を過ごせたのではと、今ならそう感じてしまうから不思議なものだ。
 私が王都にいた頃は、毎日が夢も希望もなくただ飼われているような状態だったが、このアクアに来てからは忙しながらも楽しい日々の繰り返し。中には大変な目や酷く落ち込む時もあったが、あの日あの時の選択は間違えてなかったのだと、今なら自信をもって言えるだろう。

「お疲れ様ですリネア様」
 書類仕事の合間、ノヴィアが労いの言葉と共にお茶を淹れてくれる。

「ノヴィアもお疲れ様。結局お屋敷の仕事と商会の仕事の両方をさせちゃってるわね」
 家族のようにずっと一緒にいるノヴィア。本当はメイドの方が本業なのだが、商会の立ち上げからずっと私の補佐をしてくれている関係、今では商会に必要不可欠な存在となり、お屋敷に帰れば私の身の回りのお世話をこなし、商会に居れば私の補佐をしてくれるという、大変忙しい日々を過ごさせている。
 本音を言えばお屋敷の仕事は休んでくれてもいいのだが、私のお世話は自分がやると本人たっての希望なので、無理をしない範囲でお願いしているのだが、主人としてはそろそろ女性としての幸せを見つけて欲しいとも考えている。
 まぁ、こんな事を言えば私の結婚うんぬんをカウンターで貰ってしまうので、口が避けれも言えないのだけれど。

「それにしても平和ね」
 商会の運営は至って順調、領地の方も確実に活気付き始めているし、付き合いの少なかった近隣の村々との交流も確実に広まっている。
 ホント昨年の騒ぎは一体何だったのだと思いたいぐらい平和なのだ。

「これも日頃の行いが良いからなのかしら?」
「何を馬鹿な事をいってるんですが、これもリネア様の狙いがズバリ当たったからではありませんか」
 私の軽いギャグをバッサリとぶった斬ってくるノヴィア。
 一応私はご主人様なのだけれど、さすがに馬鹿は……、いえ、なんでもないです。

 3ヶ月ほど前、ヘリオドールとアクアの街道が開通したのだが、私はこの気を逃さず温めていたある行動へと一気に移った。
 それは内陸部では馴染みの少ない鮮魚の流通。
 もともと海で取れる魚は、干物か塩漬けしか流通がないうえ、輸送面の難しさからも高額な商品となっていた。さらに調理法が焼きか煮付けるぐらいしかなかったのだから、その需要の少なさは言わなくとも理解いただけるだろう。
 それを保冷馬車という輸送方法で徐々にではあるが認識を深め、アクア商会が扱う調味料で料理をする。
 もちろんそれだけでは流通するわけもなく、私は各地方に声をかけ、数多くの料理人達を集めてきた。それが例の料理学校の始まりなのだが、この度その料理人達がめでたく卒業し、魚や肉料理のレシピを携え生まれ故郷へ帰って行ったというわけ。
 今じゃ貴族や商家を中心とし、鮮魚を使った新たしい料理法が誕生したり、一般のご家庭でも気軽に楽しめるレシピが広まったりと、グルメの一大ブームが広がっている。

 いやぁね、今までたいした収入にすらならなかった鮮魚達がですよ、彼方此方から注文が殺到し、連日漁師さん達はてんやわんや。
 おまけに他の領地が真似しようにも保冷馬車ががないため、ほぼアクア商会が独占状態。もともとそうなるように調味料やらドレッシングやらを生産してきたわけだが、ここに来て需要が一気に広まってしまった。
 おかげで商業ギルドから借り入れしていたお金も返済できたし、リゾート開発への資金繰りも随分と楽になった。
 いまじゃアクアは食の発信地と噂が広がり、新しい料理人達がこぞって学びに来るわ、有名店が発展にあやかろうとアクアに店を出すわと、その賑わいを広めつつあった。

 コンコン
「どうぞ」
「失礼します。頼まれていた資料がまとまったのでお持ちしました」
「ありがとうアレク」
 部屋を訪ねて来たのは現在私の片腕状態のアレク。
 今のアクア商会があるのは間違いなく彼のお陰だと言っても過言ではないが、本人は未だ期間限定の契約社員。そろそろ本気でこの地に留まる事を考えて欲しいところではあるが、こればかりは強要する事も出来ず、彼の仕事ぶりに甘えている状態だ。

 『いい加減アレクさんと身を固めてください。お二人がお互い意識しあっているのは皆んなしっているんですからね!』とはノヴィアの言葉だが、私とアレクはそんな関係じゃないんだと、説明する日々が続いている。

 まったく、どこでどう漏れたか知らないけれど、幼い頃に二人は出会っていただとか、私がアレクのお母様の形見のペンダントを預かっているだとか、嘘ではない本当の噂が商会内に広まったせいで、スタッフ達からもからかわれてしまうのでたまったもんじゃない。

 パラパラパラ。
「聞いていた通り随分と極端な落ち込みをみせているわね」
 アレクが持ってきてくれた資料を見ながら率直な感想を口にする。
 私がいま目にしているのは、カーネリンの街にあるというオヴェイル商会の今の状況。
 一時はシトロンが持ち帰ったレシピで一大ブームを起こし、ヘリオドールへの街道が開通したタイミングで一気に販売シェアを奪われたのだが、ある街で流行病が起こってから事態が一変。
 一時は街の周辺が封鎖されたり、呪いだ天罰だとかで噂にはなったのだが、一人の医師が患者全員に共通するものを発見した事から原因が判明。
 それがオヴェイル商会が手がけたマヨネーズだと聞けば、その売り上げを一気に減らす事となってしまった。

 どうやら量産と共にコストを極限まで引き下げた事で、生産のどこかに問題が発生したのだろう。
 はっきりとした原因までは追求されなかったのだが、衛生面・仕入面・人員面のどれを取っても、とても良い環境だとは言えなかったのだという。
 結局この事件をきっかけに多数の不正が発覚。食中毒を引き起こした件は、最後まで原因追求出来なかった為に罪には問われなかったものの、脅迫まがいの仕入れから従業員への荷重労働、食品を扱っているにも関わらず、倉庫のような場所で生産され続けていたのだという。

 今じゃオヴェイル商会は調味料部門は勿論、今まで行ってきた取引の数も急激に減らし、カーネリンの街でひっそりとその影を落とすまでに、下がり果てしまったと聞いている。

「それにしても助かったわ、風評被害をこちらまで巻き込まれたら目も当てられないからね」
 下手をすればうちの商品までもが巻き込まれない、非常に危険な状態だった。
 それを回避したのがヴィスタ作ってくれたアクア商会印のロゴマーク。
 このロゴのお陰で別の商会だと見分けが付くし、保存方法や使用期限など細かく書いたラベルのお陰で、いまだこれといった問題を耳に済まずに留めている。

「これも日頃からリネアが言い続けている、食の安心安全という言葉のお陰ですね。あの一件はスタッフ達にもいい教訓となっているようですし、現場スタッフ達も以前に増して最善の注意を払うようになりましたので」
「そう、それなら良かったわ」
 どうやらようやく私が言い続けていた意味を、少しでも理解してもらえたようだ。
 
「それでアレクはどう見る? またシリウスやシトロンが何か仕掛けてくると思う?」
 今分かっているのは、ヘリオドールへの街道開通に合わせて、一気にこちらをたたみ掛けて来たという事実。
 そのせいで一時はアクア商会の調味料部門が随分と追い込まれたのだが、あくまでこちらが売りたいのはアクアで生産される食材たち。
 どうやら彼方は調味料がうちの主力商品だと勘違いしていたようだけど、あれは料理という食の楽しみを広めるための秘策の一つ。更に言うと、アクア商会は村の生産物を各地に流通させるための手段であり、私の最終目的はこの地を食とリゾートを楽しめる、一大観光地へと生まれ変わらせることにつながっている。
 そうすれば今後流通ルートが変わったとしても、食と安らぎのリゾートタウンとして機能するし、海沿いという事を利用し、船での貿易という方向へと切り替える事もできる。
 つまりはこの地に暮らす人たちが、平穏に暮らせる環境を作りたいのだ。

「そうですね。今回の騒ぎで随分と裏の部分が明るみに出たようですし、ヘリオドールへの街道開通の関係で、カーネリン・アクア間の通行税は取れなくなりましたので、今すぐ何かを仕掛けてくるという体力は残ってはいないでしょう」
 その裏の部分を暴露したのがケヴィンだったことには同情するが、結果的に独占されていた近隣の村々が、アクアを頼って来てくれたことは非常に大きい。
 お陰で私が求めていた大豆が近場で手はいるわ、商隊のルートが大きく変わってしまった関係、カーネリン・アクア間の通行税は撤去されるわで、今まで近くても遠い存在であった近隣の村々へも気軽に行けるようにもなった。
 いっその事、醤油だけじゃなく大豆でお味噌でも作ろうかしら。

「アレクが言うならとりあえずは安心ね」
「はい。ただ警戒はしておいた方はいいとは思いますので、引き続き監視は出来るよう手配しておきます」
「えぇ、お願いするわ。同じ過ちは犯したくもないからね」
 これでしばらくは私が商会の運営から離れても問題はないだろう。
 そろそろ本格的にリゾート方面に力を入れたいし、何より私の本業は商会ではなく領地運営。これからはお付き合い重視でパーティーなどにも顔を出さねばならないし、アクアをPRする意味でも多くの著名人達を招かねばならない。
 やりたくないケド……

 いやね、実際トワイライトの各地から、パーティーの招待状やお茶会のお誘いといったものが届いてはいるのよ。
 今までは忙しさの余りにお断りし続けてはいたのだが、これも領主としての責任だと、メイド長のアイネに叱られてしまい、最近では渋々忘れかけていたテーブルマナーやダンスといった練習まで強要させられている。
 まったく、貴族社会が嫌だったというのに、結局やってる事は伯爵家にいた時と変わりないんだから、たまったもんじゃないわね。

 アレクのとの話が終わり、今後の商会運営を相談しようとしていた矢先、慌てた様子で部屋の扉がノックされる。

「リネアさん、大変です!」
 なんだろこのデジャブ。
 息を切らせながらやってきたのは毎度お馴染みのココア。
 チラッと首を横に動かせば、私と同じように嫌な顔をするノヴィアが目に入る。

 やっぱそう思うわよね。
 以前も確かココアのこの言葉から事件が起こった。それも一度ではなく二度三度とくれば、私でなくとも嫌な顔をするのは当然ではないだろうか。

「えっと、先に聞くけど悪い話よね?」
 何にでも心構えというのは必要なもの。
 たった今、『平和っていいわねぇ』とか言っていた自分が懐かしい。

「何ですか、私をトラブルメーカーみたいに言わないでください」
「えっ、違うの?」
 ココアの態度から『心外です!』と語って来るが、今までの始まりがそうだったのだから仕方がない。
 それよりも悪い話ではないという事は、慌てるほど良い話ってことよね?
 私は半信半疑を抱きつつ、ココアの報告を耳にする。

「えっとですね、まずは商業ギルドがカーネリンの支店をこちらに移したいという連絡が」
「移転? 開設じゃなく移転なの?」
 兼ねてより商業ギルドが再びアクアに窓口を置きたいという打診は聞いていた。
 もともと本部に撤退の意思はなく、カーネリンの支部で働く一部のものが領主に圧力に歯向かえず、むりやり従わせられたという話だ。
 この件に関して正式に商業ギルドから謝罪の手紙を受け取っているし、こちらも騒ぎ立てるつもりもなかったので、直接カーネリンの領主への抗議もなし。ただし商業ギルドからの信頼と、それに関わったスタッフたちへの厳罰、その他ギルドが関わるすべての商会からの信頼など、カーネリンの街が失ったものは相当大きいのではないだろうか。

 それにしてもまさか移転とはね。
 流通ルートが変わってしまったとはいえ、カーネリンの街も未だ健在。あちらのルートを通る方が便利だという商隊もいるし、中継地点として倉庫を構えている商会も数多く存在する。
 恐らく窓口はそのまま置かれるのだろうが、よほどこちらの方にメリットがあると判断されたのだろう。

「カーネリンの街にとっては不運でしょうけど、こればかりはね。それで他にも報告があるのかしら?」
 先ほどココアは『まずは』と付け加えていた。
 すると他にも良い報告というのがあるのだろう。

「そうでした、大変なんです! これが先ほど商会に届けられまして、本当はお屋敷の方へ届けるはずだったようですが、リネアさんがこちらに居られるからと。どうもすぐにお返事が頂きたいそうです」
「えっ、今すぐ?」
 何かしらと思い、封書の裏側を確かめてみると。
 ブッ
 そこには先日発表されたばかりの隣国の新しい王家の紋章。

「これってもしかして……」
「遣いの方がおっしゃるには、新しい王様と王妃様なられる方の結婚式の招待状らしいですよ」
「……」
 それは旧メルヴェール王国改め、新生ミルフィオーレ王国の誕生祭と、リーゼ様の結婚式の招待状であった。
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