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終 章 ヴィクトリア編
第98話 対立する二人の王女
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「な、なによ貴女、急に出てきて」
気付かれぬよう別のテーブルへと移る途中、私の名前を間違えたロベリアに対して反射的に体が動く。
思わずユミナとお互いの顔を見合う形でポロリと声が出てしまうが、今となってはもう手遅れ。後ろの方でリコの呆れたようなため息が聞こえてくる。
し、仕方がないじゃない。こっちは毎日天然ぽかぽかのアリスを相手にしているんだから、条件反射でツッコミを入れるのが日課になっているのよ! とは言えず、ここはドゥーベ組の手前、それらが悟られないようにわざと強気に振る舞う。
「ユミナの困っているような声が聞こえてきたから来てみただけよ」
隣の席で全部聞いていた事には触れず、あくまでもユミナを助けに来た事を全面アピール。決してノリとツッコミで体が動いたとは口が裂けても言えない。
「困っているのは私たちの方よ。こちらは優雅に食事を楽しんでいるというのに、そこの小娘がくだらない言いがかりで絡んできたのよ。レガリアの貴族がこんなのだったら、この国の国民性も疑ってしまうわね」
「なっ……」
ロベリアの発言にすぐさま反論しかけたユミナを片手で静止。
どんな理由であろうと、目の前のバカは隣国からの留学生であり国を代表する王女なのだ。迂闊に挑発に乗っては色々厄介な問題が絡んでくる。
ロベリアの性格を全て理解しているわけではないが、立場上いままで年近い者を見下し、わがまま放題で非難し続けてきたのではないだろうか。
つまり彼女からすれば煽るだけ煽って刃向かって来れば権力で押しつぶす、言わば必勝方法。まぁ、本人はバカそうなのでそこまでの事は考えていないかもしれないが。
とにかくいまは私が冷静に対応しなければ。
「そんな挑発には乗らないわよ。そもそも先に下品な内容を大声で話していたのは貴女たちの方でしょ。ユミナはそれを注意しただけよ」
本音のところはアリスのペチャパイ発言に文句をつけただけなのだろうが、背後で介抱されている本人の心情を気遣い、ロベリア達に悟られないよう話を進める。
「下品な話っていうのはそこの小娘の胸が凹凸が無いって話かしら?」
「もう一度……むがっ!」
「あら図星? 否定しないって事は貴女たちも認めてるってことでしょ?」
「なんですっ……むがっ!」
「貧相な胸って惨めよね」
「むがっ! むががっ!!」
ロベリアの罵詈雑言にユミナがその都度反応する。
先ほどから聞こえる声は、何かを言い返そうとするユミナの口を押さえた結果。
ユミナってアリスの事となると見境が無くなってしまうのよね。精神的に助けられた私たちと違い、ユミナにとっては事実上死の淵から救ってくれた命の恩人。その気持ちは分からないではないが、いまこの場で騒がれるのは流石に困る。
「さっきから何を言っているのか分からないけれど、論点が違うわ」
「へ? ろんてん?」
「胸の大きさに拘っているようだけれど、それが学業のどこに必要があるっていうのよ。貴女は一体この学園に何を求めに来たの? ここはこの国でも由緒正しき学園よ。他人の胸の大きさを議論したいなら自国でやりなさい」
バカに対応するには難しい言葉を使って言いくるめる。伊達にデイジーやおバカなご令嬢達を相手にしてきたわけではない。おお、こんなところでデイジーが役に立つなんて! あまり嬉しくないわね。
「ふ、ふん。そんな程度で私が怯むと思えば大間違いよ。そもそも学業っていうのは知識が無い者が学ぶもの。私のように包容力があり、知識も名誉もある者には関係の無い話よ」
うわぁ、このおバカは自分に包容力があるとか言い切ったよ。
どこからどう見てもロベリアに知識があるとは思えない。それに名誉とは人の品性、徳行、名声、信用等を備えることによって、周りから讃えられて得られるもの。
他人をペチャパイだとかジークに近づくために編入してくる者を、周りが讃えるわけがない。
「自意識過剰も大概にしなさい」
「自意識過剰? 本当のことよ。私が国民からなんて言われているか知らないようね? 国民達は私の美しさと名誉を讃えてプリン……」
「あぁ、それもう聞き飽きたわ。そもそも貴女直接国民と接したことなんてないでしょ?」
ロベリアが王女であるならこの私もまた王女。国が違えど自身の行動範囲はほぼ同じだろう。
その事を考えると私は直接国民に触れ合う機会はほぼ皆無。姉様は聖女という立場上、国民と触れ合う位置にまで赴いているが、そうやすやすと王家の人間が街中を歩くなんて出来ないだろう。
つまりロベリアが国民から言われているという話は、機嫌をとるために家臣の誰かが適当に放った言葉なのだろう。もしかすると自分が勝手に名乗っているだけなのかもしれないが。
「ももも勿論あるわよ。そんな言葉で私を動揺させようなんて甘く見ないで頂戴」
いや、別に甘く見るも何も、ただのおバカだと思っているだけで……
「まったく、くだらない時間を過ごしてしまったわ」
「はぁ……それはこっちのセリフよ。とにかく他人の悪口を言うのなら学園の外でやって頂戴」
これ以上何を話しても無駄であろう。ならば今後の事も考えればこの辺で引き下がった方が賢明というもの。
そう思い、尚も暴れるユミナを抱えながらこの場を立ち去ろうとした時。
「そういえば貴女の胸も……あら、ごめんなさい。うふふ」
何も反論しない私に対し、ロベリアはわざとらしく私の胸元に視線を送り再び挑発してくる。
「言いたい事はそれだけかしら?」
「えっ?」
「どうやら私を怒らせたいみたいだけれど残念ね。私は胸の大きさにコンプレックスは持っていないし、小さいと言われても何の感情も湧かないわ。寧ろ動きやすさからいえば今のままで十分よ」
後ろの方でアリスが「じゃミリィの胸を半分分けてよぉ」と言っているが、この場は敢えて聞こえない振りをして聞き流す。
半分分けてよって、例え私の胸の半分を分けれたとしても、ルテアの胸の半分にも満たないだろう。
「はぁ、さっきから他人の胸を執拗に小さい小さいと言っているけれど、だいたい貴女の胸もそう変わらないじゃない」
「なっ!」
まさかさっきまでの話を聞いていなかったとでも思っていたのだろうか。今度は私の一言で余裕ぶっていたロベリアが初めて動揺しはじめる。
「聞こえていたわよ、パット4枚も重ねてるって。それを差し引いたらアリスとそう変わらないじゃない」
「し、失礼ね、4枚じゃなく3枚よ! そもそも私は……っ!」
何やら自爆っぽい発言を繰り出すロベリアだったが、次の瞬間ある人物の登場で凍りつく。
「へぇ、あんなところに3枚も入るのか」
軽い口調のアストリアと共に現れたのはロベリアの想い人? でもあるジークであった。
気付かれぬよう別のテーブルへと移る途中、私の名前を間違えたロベリアに対して反射的に体が動く。
思わずユミナとお互いの顔を見合う形でポロリと声が出てしまうが、今となってはもう手遅れ。後ろの方でリコの呆れたようなため息が聞こえてくる。
し、仕方がないじゃない。こっちは毎日天然ぽかぽかのアリスを相手にしているんだから、条件反射でツッコミを入れるのが日課になっているのよ! とは言えず、ここはドゥーベ組の手前、それらが悟られないようにわざと強気に振る舞う。
「ユミナの困っているような声が聞こえてきたから来てみただけよ」
隣の席で全部聞いていた事には触れず、あくまでもユミナを助けに来た事を全面アピール。決してノリとツッコミで体が動いたとは口が裂けても言えない。
「困っているのは私たちの方よ。こちらは優雅に食事を楽しんでいるというのに、そこの小娘がくだらない言いがかりで絡んできたのよ。レガリアの貴族がこんなのだったら、この国の国民性も疑ってしまうわね」
「なっ……」
ロベリアの発言にすぐさま反論しかけたユミナを片手で静止。
どんな理由であろうと、目の前のバカは隣国からの留学生であり国を代表する王女なのだ。迂闊に挑発に乗っては色々厄介な問題が絡んでくる。
ロベリアの性格を全て理解しているわけではないが、立場上いままで年近い者を見下し、わがまま放題で非難し続けてきたのではないだろうか。
つまり彼女からすれば煽るだけ煽って刃向かって来れば権力で押しつぶす、言わば必勝方法。まぁ、本人はバカそうなのでそこまでの事は考えていないかもしれないが。
とにかくいまは私が冷静に対応しなければ。
「そんな挑発には乗らないわよ。そもそも先に下品な内容を大声で話していたのは貴女たちの方でしょ。ユミナはそれを注意しただけよ」
本音のところはアリスのペチャパイ発言に文句をつけただけなのだろうが、背後で介抱されている本人の心情を気遣い、ロベリア達に悟られないよう話を進める。
「下品な話っていうのはそこの小娘の胸が凹凸が無いって話かしら?」
「もう一度……むがっ!」
「あら図星? 否定しないって事は貴女たちも認めてるってことでしょ?」
「なんですっ……むがっ!」
「貧相な胸って惨めよね」
「むがっ! むががっ!!」
ロベリアの罵詈雑言にユミナがその都度反応する。
先ほどから聞こえる声は、何かを言い返そうとするユミナの口を押さえた結果。
ユミナってアリスの事となると見境が無くなってしまうのよね。精神的に助けられた私たちと違い、ユミナにとっては事実上死の淵から救ってくれた命の恩人。その気持ちは分からないではないが、いまこの場で騒がれるのは流石に困る。
「さっきから何を言っているのか分からないけれど、論点が違うわ」
「へ? ろんてん?」
「胸の大きさに拘っているようだけれど、それが学業のどこに必要があるっていうのよ。貴女は一体この学園に何を求めに来たの? ここはこの国でも由緒正しき学園よ。他人の胸の大きさを議論したいなら自国でやりなさい」
バカに対応するには難しい言葉を使って言いくるめる。伊達にデイジーやおバカなご令嬢達を相手にしてきたわけではない。おお、こんなところでデイジーが役に立つなんて! あまり嬉しくないわね。
「ふ、ふん。そんな程度で私が怯むと思えば大間違いよ。そもそも学業っていうのは知識が無い者が学ぶもの。私のように包容力があり、知識も名誉もある者には関係の無い話よ」
うわぁ、このおバカは自分に包容力があるとか言い切ったよ。
どこからどう見てもロベリアに知識があるとは思えない。それに名誉とは人の品性、徳行、名声、信用等を備えることによって、周りから讃えられて得られるもの。
他人をペチャパイだとかジークに近づくために編入してくる者を、周りが讃えるわけがない。
「自意識過剰も大概にしなさい」
「自意識過剰? 本当のことよ。私が国民からなんて言われているか知らないようね? 国民達は私の美しさと名誉を讃えてプリン……」
「あぁ、それもう聞き飽きたわ。そもそも貴女直接国民と接したことなんてないでしょ?」
ロベリアが王女であるならこの私もまた王女。国が違えど自身の行動範囲はほぼ同じだろう。
その事を考えると私は直接国民に触れ合う機会はほぼ皆無。姉様は聖女という立場上、国民と触れ合う位置にまで赴いているが、そうやすやすと王家の人間が街中を歩くなんて出来ないだろう。
つまりロベリアが国民から言われているという話は、機嫌をとるために家臣の誰かが適当に放った言葉なのだろう。もしかすると自分が勝手に名乗っているだけなのかもしれないが。
「ももも勿論あるわよ。そんな言葉で私を動揺させようなんて甘く見ないで頂戴」
いや、別に甘く見るも何も、ただのおバカだと思っているだけで……
「まったく、くだらない時間を過ごしてしまったわ」
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これ以上何を話しても無駄であろう。ならば今後の事も考えればこの辺で引き下がった方が賢明というもの。
そう思い、尚も暴れるユミナを抱えながらこの場を立ち去ろうとした時。
「そういえば貴女の胸も……あら、ごめんなさい。うふふ」
何も反論しない私に対し、ロベリアはわざとらしく私の胸元に視線を送り再び挑発してくる。
「言いたい事はそれだけかしら?」
「えっ?」
「どうやら私を怒らせたいみたいだけれど残念ね。私は胸の大きさにコンプレックスは持っていないし、小さいと言われても何の感情も湧かないわ。寧ろ動きやすさからいえば今のままで十分よ」
後ろの方でアリスが「じゃミリィの胸を半分分けてよぉ」と言っているが、この場は敢えて聞こえない振りをして聞き流す。
半分分けてよって、例え私の胸の半分を分けれたとしても、ルテアの胸の半分にも満たないだろう。
「はぁ、さっきから他人の胸を執拗に小さい小さいと言っているけれど、だいたい貴女の胸もそう変わらないじゃない」
「なっ!」
まさかさっきまでの話を聞いていなかったとでも思っていたのだろうか。今度は私の一言で余裕ぶっていたロベリアが初めて動揺しはじめる。
「聞こえていたわよ、パット4枚も重ねてるって。それを差し引いたらアリスとそう変わらないじゃない」
「し、失礼ね、4枚じゃなく3枚よ! そもそも私は……っ!」
何やら自爆っぽい発言を繰り出すロベリアだったが、次の瞬間ある人物の登場で凍りつく。
「へぇ、あんなところに3枚も入るのか」
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