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終 章 ヴィクトリア編
第97話 大きいか、小さいか。
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グサッ、グサッ、グサッ
「あぅ……」
背後にある衝立裏から聞こえてくるドゥーベ組とユミナの声。
シオンが放つ『ペチャパイ』、『ペチャパイ』でダメージを受けている上に、トドメともいえるユミナの発言。本人はアリスの事を思っての言葉なのだろうが、その一言一言で目の前の当人はルテアの胸を見つめながら薄っすら涙すらも浮かべている。
先ほどからドゥーベ組のなんとも下品な会話が聞こえてきたかと思うと、それを注意する形で聞こえてきたユミナの声。
もともとユミナとは一緒の食事を取る予定だったが、一つ前の授業がダンスレッスンで何時もより少し遅れてしまうとは聞いていた。
そんなユミナを待つ形で席を確保しつつ午前中の話をリコ達としていたのだけれど、知らぬ間にドゥーベ組が私たちがいる隣の席にやってきたのだ。
この食堂は4学年、各2クラスの生徒達全員を収納できる大きさで、もたもたしていると見知らぬ生徒と相席になる事もしばしば。
だけどそこは上級貴族や王族に失礼になってはいけないとの計らいで、食堂の一角にテーブルごとに衝立をたてた特別エリアが存在する。
貴族と言えどもその大半は分家や遠い親戚筋の生徒なので、この辺りの特別処置はかえって生徒達には概ね理解されている。
まぁ、食事ぐらいは気を使わずに過ごしたいって思いもあるだろうし、低学年からすれば先輩は敬うべきな存在。私だって別に王族や貴族だからといって特別待遇してほしいとは思わないけれど、相手側からすれば常に気を使ってしまいゆっくりと談笑もできないんだとか。
入学当時は高等部の先輩方に気を使ってフリースペースで食事をしていた時もあったのだが、私が王女だと即バレして大騒ぎになったのよね。その点アストリア達男性組は自由気ままにフラフラしているけれど、そこは彼らの誰とでも気安くする接する結果が実ったのだろう。
なのでここはそんな敬遠されがちなエリアな故、件のドゥーベ組が隣のテーブルに来てもおかしくはないのだが、転校初日から何も狙ったかのように隣の席に来ることはないでしょうに。
幸いなことに各テーブルが衝立で仕切られているので、声さえ聞かれなければ私たちが隣の席にいるとは気づかれないだろう。
それにしても……
「相変わらず下品な会話を大声で話すわね」
みんなに聞こえるぐらいの小声で言葉を発する。
大半はバカの大声でかき消されるが、私が言わんとすることは察してくれるだろう。
「そうですわね。周りの方々が物の見事に席を離れていかれますわ」
リコの言葉で通路の方を見てみると、食事が半ばにも関わらず大半の女子生徒たちが軽蔑するような視線を送りながら離れていく。
このエリアで食事をする生徒達いずれは国の顔ともなる人たちだからね。中にはデイジーのようなおバカもいるけれど、大半の生徒は礼節を幼少の頃から叩き込まれた箱入り娘。そんなご令嬢たちからすれば、今のドゥーベ組は完全に異次元の存在なのではないだろうか。
「……ペチャパイ、ペチャパイって、アリスお姉様は成長期なんです!」
「うぅ……ペチャパイ……私はペチャパイ……」ぐすん
あぁ、ユミナの言葉でアリスがますます落ち込んでいく。
対照的ともいえるルテアはそんなアリスをなぐさめるのかと思えば、こちはこちらで『おっぱい星人……おっぱい星人……好きで大きくなったんじゃないよぉ。ぐすん』と、独り言のようにつぶやきながら落ち込んでいる。
つるぺたの私やアリスからすれば……コホン。ペチャパイのアリスからすればなんとも羨ましいセリフではあるのだけれど、大きいのは大きいなりに肩がこったり締め付け度が苦しかったりで大変なのだとか。(ルテア談)
とにかく今は私たちもこの場から移動した方がいいのだろう。
ライナスはやはりともいえるアリス狙いだと分かったし、シオンという男はルテアを落とすなどと語っていた。
こちらとしては文句の一つも言ってやりたいが、さすがに転校初日からぶつかるのもどうかと思うし、ある程度の対策を打ってからでないと極力バカ達への接触は避けるべきであろう。
「ロベリア、お前パット二枚重ねだったのかよ」
「う、うるさいわね。お兄様には関係ないでしょ!」
こちらで席を移動する算段を話している時、どうやらお隣ではどうやら次のステップへと移った様子で、ロベリアの何やら言い訳がましいセリフが聞こえてくる。
「それより貴方、この私に恥を掻かせてただで済むとは思わないことね!」
「それはこちらのセリフです。アリスお姉様をペチャパイだの(グサッ)貧乳だの(グサグサッ)凹凸が全然見当たらないだの(グサグサグサッ)好き放題言って、ミリィお姉さまが許しても私は絶対に許しませんよ!!」
「いや、そこまでは言ってない……」ぼそっ
ユミナは一つ年下とはいえ、リコ並みに頭が回る上に少々感情の浮き沈みが激しい性格。これがリコならば正当なる論調で相手をひれ伏すのだが、ユミナの場合自身の感情が大きく影響ししまう事が多い。
現に本人に悪気はないのだろうが、話題の当事者であるアリスは既に目の前で再起不能にまで落ちてしまっている。
まったく、どうしてくれるのよ。アリスがこの調子なら席を離れることも出来ないじゃない。
「おい、ガキ。調子に乗るのも大概しろよ」
声の主から察するに横から割り込んだのは恐らくシオン。先度とまでとは打って変わって私たちの間に緊張は走る。
「おいおいシオン、あまりアリスの妹を睨めつけてやるな。後で俺の立場が悪くなたらどうするつもりだ」
喧嘩腰のシオンへ仲裁に入ったのはライナス王子。一瞬私たちの間に?マークが浮かぶが、彼が話している内容からユミナをアリスの妹だと勘違いしているのだろう。
本来ならば変な誤解を生まないよう訂正してあげるところなのだが、今のこの状況では利用させてもらう方がいい。
私は小声で……
「とにかく今のうちに離れましょ。どうやらユミナはアリスの妹だと勘違いしているようだから。ライナスからすればユミナを傷つけでもすればアリスに嫌われると思っているようだし、これ以上騒ぎが大きくなれば生徒会が出てきてくれるわ」
「生徒会……そうですわね。今年の生徒会長は……」
「えぇ、だから返って私たちが絡んで話を大きくしない方がいいわ」
今年の生徒会長は何と言ってもあの方だ。私たちの事もアリスの事情も知る上に、身分の強さも超一流。ある意味王子である兄様よりも頼りになるのではないだろうか。
ただ問題なのが温厚なお兄様に対してあの方は武闘派という点。爵位もいずれ継ぐような地位なのに、本人は弟に譲るだとか言って一人武者修行に出られるような方だ。
それでも本人が望まないまま生徒会長になっているのだから、あれはあれで人徳があるのかもしれない。
「とにかくアリスを連れて離れるわよ」
「わかりましたわ。ルテア、一緒にアリスを運ぶわよ」
リコとルテアが左右からアリスを支えるのを見届け、私は通路から様子を伺うよに先行する。
「待てよライナス。さっきこいつミリィって奴の事を姉だと話していたぜ。確かミリィってのはミニアニアって王女のことだろ? だったら話がおかしくねぇか?」
「ん? そういえば言ってたな。ミニアニアの事を姉だと」
「お兄様、シオン、ミニアニアではなくミニアリアですわ」
「ミリアリアよ!」
「ミリアリアです!」
「「あっ」」
思わずユミナと一緒にツッコムのだった。
「あぅ……」
背後にある衝立裏から聞こえてくるドゥーベ組とユミナの声。
シオンが放つ『ペチャパイ』、『ペチャパイ』でダメージを受けている上に、トドメともいえるユミナの発言。本人はアリスの事を思っての言葉なのだろうが、その一言一言で目の前の当人はルテアの胸を見つめながら薄っすら涙すらも浮かべている。
先ほどからドゥーベ組のなんとも下品な会話が聞こえてきたかと思うと、それを注意する形で聞こえてきたユミナの声。
もともとユミナとは一緒の食事を取る予定だったが、一つ前の授業がダンスレッスンで何時もより少し遅れてしまうとは聞いていた。
そんなユミナを待つ形で席を確保しつつ午前中の話をリコ達としていたのだけれど、知らぬ間にドゥーベ組が私たちがいる隣の席にやってきたのだ。
この食堂は4学年、各2クラスの生徒達全員を収納できる大きさで、もたもたしていると見知らぬ生徒と相席になる事もしばしば。
だけどそこは上級貴族や王族に失礼になってはいけないとの計らいで、食堂の一角にテーブルごとに衝立をたてた特別エリアが存在する。
貴族と言えどもその大半は分家や遠い親戚筋の生徒なので、この辺りの特別処置はかえって生徒達には概ね理解されている。
まぁ、食事ぐらいは気を使わずに過ごしたいって思いもあるだろうし、低学年からすれば先輩は敬うべきな存在。私だって別に王族や貴族だからといって特別待遇してほしいとは思わないけれど、相手側からすれば常に気を使ってしまいゆっくりと談笑もできないんだとか。
入学当時は高等部の先輩方に気を使ってフリースペースで食事をしていた時もあったのだが、私が王女だと即バレして大騒ぎになったのよね。その点アストリア達男性組は自由気ままにフラフラしているけれど、そこは彼らの誰とでも気安くする接する結果が実ったのだろう。
なのでここはそんな敬遠されがちなエリアな故、件のドゥーベ組が隣のテーブルに来てもおかしくはないのだが、転校初日から何も狙ったかのように隣の席に来ることはないでしょうに。
幸いなことに各テーブルが衝立で仕切られているので、声さえ聞かれなければ私たちが隣の席にいるとは気づかれないだろう。
それにしても……
「相変わらず下品な会話を大声で話すわね」
みんなに聞こえるぐらいの小声で言葉を発する。
大半はバカの大声でかき消されるが、私が言わんとすることは察してくれるだろう。
「そうですわね。周りの方々が物の見事に席を離れていかれますわ」
リコの言葉で通路の方を見てみると、食事が半ばにも関わらず大半の女子生徒たちが軽蔑するような視線を送りながら離れていく。
このエリアで食事をする生徒達いずれは国の顔ともなる人たちだからね。中にはデイジーのようなおバカもいるけれど、大半の生徒は礼節を幼少の頃から叩き込まれた箱入り娘。そんなご令嬢たちからすれば、今のドゥーベ組は完全に異次元の存在なのではないだろうか。
「……ペチャパイ、ペチャパイって、アリスお姉様は成長期なんです!」
「うぅ……ペチャパイ……私はペチャパイ……」ぐすん
あぁ、ユミナの言葉でアリスがますます落ち込んでいく。
対照的ともいえるルテアはそんなアリスをなぐさめるのかと思えば、こちはこちらで『おっぱい星人……おっぱい星人……好きで大きくなったんじゃないよぉ。ぐすん』と、独り言のようにつぶやきながら落ち込んでいる。
つるぺたの私やアリスからすれば……コホン。ペチャパイのアリスからすればなんとも羨ましいセリフではあるのだけれど、大きいのは大きいなりに肩がこったり締め付け度が苦しかったりで大変なのだとか。(ルテア談)
とにかく今は私たちもこの場から移動した方がいいのだろう。
ライナスはやはりともいえるアリス狙いだと分かったし、シオンという男はルテアを落とすなどと語っていた。
こちらとしては文句の一つも言ってやりたいが、さすがに転校初日からぶつかるのもどうかと思うし、ある程度の対策を打ってからでないと極力バカ達への接触は避けるべきであろう。
「ロベリア、お前パット二枚重ねだったのかよ」
「う、うるさいわね。お兄様には関係ないでしょ!」
こちらで席を移動する算段を話している時、どうやらお隣ではどうやら次のステップへと移った様子で、ロベリアの何やら言い訳がましいセリフが聞こえてくる。
「それより貴方、この私に恥を掻かせてただで済むとは思わないことね!」
「それはこちらのセリフです。アリスお姉様をペチャパイだの(グサッ)貧乳だの(グサグサッ)凹凸が全然見当たらないだの(グサグサグサッ)好き放題言って、ミリィお姉さまが許しても私は絶対に許しませんよ!!」
「いや、そこまでは言ってない……」ぼそっ
ユミナは一つ年下とはいえ、リコ並みに頭が回る上に少々感情の浮き沈みが激しい性格。これがリコならば正当なる論調で相手をひれ伏すのだが、ユミナの場合自身の感情が大きく影響ししまう事が多い。
現に本人に悪気はないのだろうが、話題の当事者であるアリスは既に目の前で再起不能にまで落ちてしまっている。
まったく、どうしてくれるのよ。アリスがこの調子なら席を離れることも出来ないじゃない。
「おい、ガキ。調子に乗るのも大概しろよ」
声の主から察するに横から割り込んだのは恐らくシオン。先度とまでとは打って変わって私たちの間に緊張は走る。
「おいおいシオン、あまりアリスの妹を睨めつけてやるな。後で俺の立場が悪くなたらどうするつもりだ」
喧嘩腰のシオンへ仲裁に入ったのはライナス王子。一瞬私たちの間に?マークが浮かぶが、彼が話している内容からユミナをアリスの妹だと勘違いしているのだろう。
本来ならば変な誤解を生まないよう訂正してあげるところなのだが、今のこの状況では利用させてもらう方がいい。
私は小声で……
「とにかく今のうちに離れましょ。どうやらユミナはアリスの妹だと勘違いしているようだから。ライナスからすればユミナを傷つけでもすればアリスに嫌われると思っているようだし、これ以上騒ぎが大きくなれば生徒会が出てきてくれるわ」
「生徒会……そうですわね。今年の生徒会長は……」
「えぇ、だから返って私たちが絡んで話を大きくしない方がいいわ」
今年の生徒会長は何と言ってもあの方だ。私たちの事もアリスの事情も知る上に、身分の強さも超一流。ある意味王子である兄様よりも頼りになるのではないだろうか。
ただ問題なのが温厚なお兄様に対してあの方は武闘派という点。爵位もいずれ継ぐような地位なのに、本人は弟に譲るだとか言って一人武者修行に出られるような方だ。
それでも本人が望まないまま生徒会長になっているのだから、あれはあれで人徳があるのかもしれない。
「とにかくアリスを連れて離れるわよ」
「わかりましたわ。ルテア、一緒にアリスを運ぶわよ」
リコとルテアが左右からアリスを支えるのを見届け、私は通路から様子を伺うよに先行する。
「待てよライナス。さっきこいつミリィって奴の事を姉だと話していたぜ。確かミリィってのはミニアニアって王女のことだろ? だったら話がおかしくねぇか?」
「ん? そういえば言ってたな。ミニアニアの事を姉だと」
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