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しおりを挟む子爵令嬢サフィニアは4年前に婚約解消してから婚約者がいないまま18歳になり、家の仕事を手伝って暮らしていた。
両親も兄も兄嫁も、嫁ぐ気が全くなくなったサフィニアに無理に結婚しなくてもこのまま仕事を手伝ってくれたらいいと言ってくれていた。
しかし突然、侯爵家からの縁談が舞い込んだ。結婚式はなしで婚姻届を出すのみ。すぐに来い。
…問題アリの政略結婚としか思えないよね?5歳上?婚約者はいなかったの?
母が教えてくれた。侯爵夫人が今までの婚約者を気に入らなかったらしい。じゃあ、なんで私?
お飾りかな?というのがみんなの意見だった。
一応、政略結婚らしく共同事業というか出資みたいなので体裁は整えているらしい。
金持ちの考えることはわからないね。
子爵家だから金で買った嫁?ってことかな?別にうちは貧乏でもないんだけどね。
『追い出されたら、いつでも帰って来いよ~』と送り出されたの。
侯爵家に着いたら、挨拶もそこそこに婚姻届にサインさせられた。
私の旦那様になるギルバート様とは目も合わない。お飾り確定かな?って思ってたら初夜があった。
どう見ても夫婦の寝室じゃない部屋に入れられたら、ギルバート様もやってきた。
私を見もせずに小瓶を渡して『自分でほぐせ』と言うと、ギルバート様は自分のモノを取り出した。
『エリナ、エリナ…』と言いながら扱いている。…は?何これ?
しばらく呆然としていると、『下だけ脱げ』と言われた。
小瓶を持って動かない私にギルバート様は舌打ちをして、私の体をベッドに寝かせた。
下着を剥ぎ取って、小瓶の中身を秘部にかけると自分のモノにもかけてまた扱き出した。
そして、いきなり中に突っ込んだ。と思ったら、子種を出して抜いた。
『話は明日だ』そう言って部屋を出て行った。
びっくりな初夜なんですけど?!
すごく痛かったんですけど?!
裂けるかと思ったけど、小瓶の中身のお陰で滑りが良かったから助かった?
10秒もなかったよね?
グルグル考えてたけど、考えてもわからないので明日の話を聞こう。
出てくる子種を拭って、下着をつけて寝た。
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