4 / 50
第4話 飲み会①
しおりを挟む
記念すべき第1回 飲み会。
女性メンバーは、
真紀、彩奈、由里子、雅(私)
お店最寄りの駅前で、女性4人で待ち合わせ。
女性幹事 真紀が予約したお店へ向かう。
歩きながら、今回の男性は、地元 有名企業の社員との説明を受ける。
お店の個室へ入ると、既に男性4人が席に横一列並んで、座っていた。
みなさん、カチッとしたスーツ姿。
「今日はよろしく。」と、軽く頭を下げる男性幹事。
地元の安定した会社にお勤め。
みんな優しそう、誠実そうに見える。
結婚相手として、親世代が喜びそうな相手である。
飲み物を注文し、少しすると、料理が運ばれてくる。
色とりどりの前菜。
どの料理もキレイに盛り付けられ、箸をつけるのがもったいないと思ってしまう。
口へ運ぶと、ダシの風味がふわっと広がる。
美味しくて、どんどん箸が進む。
さすが真紀が選んだお店だと感じる。
そのうちなぜか、男性主催でクイズ大会が始まる。
話題に困ることなく、それなりに楽しいが、『これは会社の忘年会なのか?』といった何とも言えない雰囲気。
盛り上げようと考えてくれたんだと思う。
その気持ちはありがたいが、恋愛対象としてみると微妙である。
男性幹事から、
「席替えしようよ。」と提案があがる。
そうだよね。
男女それぞれ横一列に並んだままだったもんね。
最もな提案だけど、みんな既に料理を食べ終わっている。
真紀が、私たちとアイコンタクトをとり、『うん(解散だな)』とうなづく。
女性幹事 真紀からの
「そろそろお店を出ましょう。」との終わりを告げる声に、ぞろぞろ店を出る。
店先では、彩奈が連絡先を聞かれ、眉が下がった困り顔になっている。
どうもイケメン好きな彩奈さんの心には響かなかったよう。
彩奈、人気だね!
二次会のお誘いがあったが、
「明日も仕事だから、帰りますね。今日はありがとうございました。」とニッコリ笑って、切り上げた。
さて、男性たちと別れた後、喫茶店へと場所を移す。
「デザートは別腹だね。」と笑いながら、パフェやワッフルなど、各自好きなものを注文する。
「料理美味しかったね。」
「美味しい料理はいいね。あのお店にはまた行きたい。」
とお店の感想が続き、
「みんないい人ではあったけど、恋愛対象としては、ちょっと…ということかな?」と真紀から確認が入る。
「そうだね。でも楽しかった。真紀、企画してくれてありがとう。」
「ありがとう。」
「ステキなお店だった。ありがとう。」と真紀への感謝の言葉が続く。
女性メンバーの仲が深まった飲み会だった。
『じゃあ、次もまた頑張ろう!』と気合いを入れ、女性4人、喫茶店を後にした。
女性メンバーは、
真紀、彩奈、由里子、雅(私)
お店最寄りの駅前で、女性4人で待ち合わせ。
女性幹事 真紀が予約したお店へ向かう。
歩きながら、今回の男性は、地元 有名企業の社員との説明を受ける。
お店の個室へ入ると、既に男性4人が席に横一列並んで、座っていた。
みなさん、カチッとしたスーツ姿。
「今日はよろしく。」と、軽く頭を下げる男性幹事。
地元の安定した会社にお勤め。
みんな優しそう、誠実そうに見える。
結婚相手として、親世代が喜びそうな相手である。
飲み物を注文し、少しすると、料理が運ばれてくる。
色とりどりの前菜。
どの料理もキレイに盛り付けられ、箸をつけるのがもったいないと思ってしまう。
口へ運ぶと、ダシの風味がふわっと広がる。
美味しくて、どんどん箸が進む。
さすが真紀が選んだお店だと感じる。
そのうちなぜか、男性主催でクイズ大会が始まる。
話題に困ることなく、それなりに楽しいが、『これは会社の忘年会なのか?』といった何とも言えない雰囲気。
盛り上げようと考えてくれたんだと思う。
その気持ちはありがたいが、恋愛対象としてみると微妙である。
男性幹事から、
「席替えしようよ。」と提案があがる。
そうだよね。
男女それぞれ横一列に並んだままだったもんね。
最もな提案だけど、みんな既に料理を食べ終わっている。
真紀が、私たちとアイコンタクトをとり、『うん(解散だな)』とうなづく。
女性幹事 真紀からの
「そろそろお店を出ましょう。」との終わりを告げる声に、ぞろぞろ店を出る。
店先では、彩奈が連絡先を聞かれ、眉が下がった困り顔になっている。
どうもイケメン好きな彩奈さんの心には響かなかったよう。
彩奈、人気だね!
二次会のお誘いがあったが、
「明日も仕事だから、帰りますね。今日はありがとうございました。」とニッコリ笑って、切り上げた。
さて、男性たちと別れた後、喫茶店へと場所を移す。
「デザートは別腹だね。」と笑いながら、パフェやワッフルなど、各自好きなものを注文する。
「料理美味しかったね。」
「美味しい料理はいいね。あのお店にはまた行きたい。」
とお店の感想が続き、
「みんないい人ではあったけど、恋愛対象としては、ちょっと…ということかな?」と真紀から確認が入る。
「そうだね。でも楽しかった。真紀、企画してくれてありがとう。」
「ありがとう。」
「ステキなお店だった。ありがとう。」と真紀への感謝の言葉が続く。
女性メンバーの仲が深まった飲み会だった。
『じゃあ、次もまた頑張ろう!』と気合いを入れ、女性4人、喫茶店を後にした。
7
あなたにおすすめの小説
リアンの白い雪
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
その日の朝、リアンは婚約者のフィンリーと言い合いをした。
いつもの日常の、些細な出来事。
仲直りしていつもの二人に戻れるはずだった。
だがその後、二人の関係は一変してしまう。
辺境の地の砦に立ち魔物の棲む森を見張り、魔物から人を守る兵士リアン。
記憶を失くし一人でいたところをリアンに助けられたフィンリー。
二人の未来は?
※全15話
※本作は私の頭のストレッチ第二弾のため感想欄は開けておりません。
(全話投稿完了後、開ける予定です)
※1/29 完結しました。
感想欄を開けさせていただきます。
様々なご意見、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。
ただ、皆様に楽しんでいただける場であって欲しいと思いますので、
いただいた感想をを非承認とさせていただく場合がございます。
申し訳ありませんが、どうかご了承くださいませ。
もちろん、私は全て読ませていただきます。
※この作品は小説家になろうさんでも公開しています。
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
お飾りな妻は何を思う
湖月もか
恋愛
リーリアには二歳歳上の婚約者がいる。
彼は突然父が連れてきた少年で、幼い頃から美しい人だったが歳を重ねるにつれてより美しさが際立つ顔つきに。
次第に婚約者へ惹かれていくリーリア。しかし彼にとっては世間体のための結婚だった。
そんなお飾り妻リーリアとその夫の話。
幼馴染の生徒会長にポンコツ扱いされてフラれたので生徒会活動を手伝うのをやめたら全てがうまくいかなくなり幼馴染も病んだ
猫カレーฅ^•ω•^ฅ
恋愛
ずっと付き合っていると思っていた、幼馴染にある日別れを告げられた。
そこで気づいた主人公の幼馴染への依存ぶり。
たった一つボタンを掛け違えてしまったために、
最終的に学校を巻き込む大事件に発展していく。
主人公は幼馴染を取り戻すことが出来るのか!?
【完結】堅物な婚約者には子どもがいました……人は見かけによらないらしいです。
大森 樹
恋愛
【短編】
公爵家の一人娘、アメリアはある日誘拐された。
「アメリア様、ご無事ですか!」
真面目で堅物な騎士フィンに助けられ、アメリアは彼に恋をした。
助けたお礼として『結婚』することになった二人。フィンにとっては公爵家の爵位目当ての愛のない結婚だったはずだが……真面目で誠実な彼は、アメリアと不器用ながらも徐々に距離を縮めていく。
穏やかで幸せな結婚ができると思っていたのに、フィンの前の彼女が現れて『あの人の子どもがいます』と言ってきた。嘘だと思いきや、その子は本当に彼そっくりで……
あの堅物婚約者に、まさか子どもがいるなんて。人は見かけによらないらしい。
★アメリアとフィンは結婚するのか、しないのか……二人の恋の行方をお楽しみください。
《本編完結》あの人を綺麗さっぱり忘れる方法
本見りん
恋愛
メラニー アイスナー子爵令嬢はある日婚約者ディートマーから『婚約破棄』を言い渡される。
ショックで落ち込み、彼と婚約者として過ごした日々を思い出して涙していた───が。
……あれ? 私ってずっと虐げられてない? 彼からはずっと嫌な目にあった思い出しかないんだけど!?
やっと自分が虐げられていたと気付き目が覚めたメラニー。
しかも両親も昔からディートマーに騙されている為、両親の説得から始めなければならない。
そしてこの王国ではかつて王子がやらかした『婚約破棄騒動』の為に、世間では『婚約破棄、ダメ、絶対』な風潮がある。
自分の思うようにする為に手段を選ばないだろう元婚約者ディートマーから、メラニーは無事自由を勝ち取る事が出来るのだろうか……。
罠に嵌められたのは一体誰?
チカフジ ユキ
恋愛
卒業前夜祭とも言われる盛大なパーティーで、王太子の婚約者が多くの人の前で婚約破棄された。
誰もが冤罪だと思いながらも、破棄された令嬢は背筋を伸ばし、それを認め国を去ることを誓った。
そして、その一部始終すべてを見ていた僕もまた、その日に婚約が白紙になり、仕方がないかぁと思いながら、実家のある隣国へと帰って行った。
しかし帰宅した家で、なんと婚約破棄された元王太子殿下の婚約者様が僕を出迎えてた。
すれ違う思い、私と貴方の恋の行方…
アズやっこ
恋愛
私には婚約者がいる。
婚約者には役目がある。
例え、私との時間が取れなくても、
例え、一人で夜会に行く事になっても、
例え、貴方が彼女を愛していても、
私は貴方を愛してる。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 女性視点、男性視点があります。
❈ ふんわりとした設定なので温かい目でお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる