頬杖をつく女 2017.5.23 〜

第9章 前世探検

オランダ国家を、私の魂は覚えていた。

『クリスマスの12日』という曲がある。

貰ったよ。クリスマスの1日目に

一羽のうずら～   ♪

歌いだしの最初の数秒のリズムが、昔聴いたなんかの曲に似ていると思い、すごく気になって気になって仕方がなかった。

私の過去世の記憶がオランダに導かれていると思ったある時、オランダ国家の歴史が結構古いことを知り、ネットで調べて、曲を聴いてみた。

クリスマスの12日の曲が、とても気になった理由は、
あの曲の歌いだしの部分が、オランダ国家ウィルヘルムスに似ていたからだと知ることになる。

しかしながら、いまいち確信が持てない。


客観的に、本当にクリスマスの12日とオランダ国家ウィルヘルムは、本当に似たリズムであるかどうか？

単なる気のせいなのだろうか？

…とか色々不安ではあった。


丁度その頃、グリ友にまえちゃんという方がいらっしゃって、彼女はピアノの先生をされていた。

まえちゃんは、ありがたいことに、クリスマスの12日と、オランダ国家ウィルヘルムスの音階の類似性を調べて下さった。

私は、音楽に対して無知なので、何とお話して下さったかは説明がし難く、もどかしい。

結論として、まえちゃんは、確かにクリスマスの12日の最初の部分の曲調は、オランダ国家ウィルヘルムスの旋律に似てますよと、言って下さった。

私は、感動した。
 
記憶が証明されたようで、とても嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。