好感度0になるまで終われません。

チョコパイ

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目指すは憎まれっ子

念を押す~7歳~

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「フレイヤと結婚するにはフレイヤの不安要素を取り除く事と…
公爵夫妻を説得することが重要になってくる。」

フレイヤの話しは絵空事のように見えて、事実に基づいたものが多かった。

その一つが婚約者の選定方法と時期だ。
まだ公になっていないのにフレイヤは言い当てた。

それだけではない。
本当に居たのだ。
将来、私が好きになりフレイヤを娼館送りにする元凶の男爵の娘、アナベルが……

フレイヤの言った通りの女だった。
大人達の前では可憐で心優しい女の子、でも実際は弱い者を虐め、陥れ、動物を虐待する性悪女だった。

私はあんな女を好きになるのか…ショックで父上に泣きついたくらいだ。

そして私同様に性悪女に騙される彼等にフレイヤとアナベルに会わせることにした。

誰もフレイヤを傷つけないように…性悪女にひっかからないようにするためだ…

隣国の王子はどうにも出来ないが、
公子のカリス・サイモン
将来の魔塔主ヒューズ・ディッヒ
騎士団長の息子ダグラス・ラグワー

身元がばれないように、

カリスはカリー
ヒューズはヒュー
ダグラスはダグ

と、呼びあうことにした。

「いいか? 
何があっても名をあかすなよ。
それとフレイヤは私の妃になるのだから好きになるなよ。」

念には念を入れ、公爵邸
へとむかう。

いつものように図書室に通されると三人に目配せする。

フレイヤが人との交流を嫌がるため、フレイヤに会うには公爵邸を訪ねるしかなかった。

「ディア、久しぶり。」

笑顔で駆け寄ってくるフレイヤに胸が踊る。

「あっ、前言ってた商会のお友達ね。」

フレイヤが微笑む。

「ディアの友達のフレイヤです。よろしくね。」

フレイヤがカーテシー
で三人に挨拶をすると
皆、顔を赤らめる。

取り留めない話をしながら、父に頼まれていたことを聞いてみる。

「平民にも学ぶ機会を作れば労働力が上がるって言ってたよね。」

フレイヤが目を輝かせる。

「この国の女性は大変よ。家事もして子供の面倒をみながら働くのよ。
だからね。
保育園を作るのよ。
3歳から10歳までの子供を預かって、読み書き計算を教えたり、小さい時は一緒に遊ぶだけでも社会性が身につくわ。」

カリーがフレイヤを見つめる。

「それはいいですね。
使用料とかは、どうするんですか?」

フレイヤが紙に何かを書いていく。

「料金は賃金の1割程度かしら、ただしシングルマザーやシングルファーザーは無料にするの。」
 
フレイヤはお金の流れを書いた紙を見せる。

「そうね。
簡単に言うと富の分配かしら?
稼いでる人から多く徴収して貧しい人に還元するの。」

三角形の絵には数字が書いてある。
フレイヤは絵を指しながら説明していく。

帰りの馬車の中、皆がフレイヤの話で盛り上がる。

「好きになるなよ。
私のフレイヤなんだからな…」

私は3人に念を押した。
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