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第1話 アリステルの日常
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月明かりがわずかに届くだけの暗い森の中で、アリステル・ヴァンダーウォールは目覚めた。
人が滅多に立ち入ることのない森には、立ち枯れた幹があちこちに突き立ち、さながら魔物の墓場のようである。
アリステルが倒れている辺りには、場違いなほどかわいらしい黄色い花が群生している。
森に捨ててくるよう命じられた使用人が、せめてこの場所に、とアリステルを置き去りにしたのだが、薬で眠らされていたアリステルに知る由もない。
アリステルはぼんやりと辺りを見回すが、ズキリと痛んだ側頭部に手を当てた。
(ここはどこかしら。私はどうしてここに?)
最後に記憶しているのは、継母のエヴァに招かれた茶会で勧められた初めての味がするお茶を飲んだこと。
急にふわふわと視界が揺れて、その後ティーカップを取り落としたことも、倒れて椅子から落ちたであろうことも記憶にはない。
◆ ◆ ◆
北の大国ナバランド。
その南西部に位置するヴァンダーウォール伯爵領は、広大な農業地帯を擁している。
豊かな収穫量を誇り、大国ナバランドの食をまかなう一大食糧庫としての役割を果たす要所である。
その領都ディンドナに領主の館はあった。
領主ヴァンダーウォール伯爵は王都での仕事が忙しく、滅多に領地には戻らず、領地経営には代官が置かれている。
領主の館には、伯爵の後妻エヴァ、その娘ミネルヴァ、亡き前妻の娘アリステルが暮らしている。
母が亡くなってから半年ほどで伯爵家にやってきたエヴァは常に美しく着飾り、たおやかに笑顔を絶やさない人であった。
最愛の妻を病気で失ったヴァンダーウォール伯爵の心をなぐさめ、思春期を迎えた子どもたちの養育に助言を行い、この人ならばと後妻に望まれ伯爵家に迎え入れられた。
母を失ったことからまだ立ち直っていなかったアリステルと兄のハリソンは、ひどくショックを受けた。
懐かない子どもたちに、エヴァも表面上の優しさを取り繕うのが精々で、時折ひどく冷たい視線で2人を見ていることに、兄妹は気が付いていた。
そのうち、伯爵とエヴァの間に娘ミネルヴァが生まれると、表面的な優しさを装うことも止めたようだった。
16歳になったハリソンが隣国のスコルト国へ留学すると、エヴァはアリステルを冷遇しわずかなメイドを付けて狭い別棟に追いやっていた。
そのことが伯爵にはバレないよう、伯爵が帰宅する際にはアリステルを本邸に呼び出迎えさせたり、アリステルが自分への処遇を伯爵に言いつけないよう睨みをきかせたりしていた。
「エヴァ、いつも家を任せきりですまないね」
「いいえ、それが私の務めですもの。ご心配せず、旦那様は職務に励んでください」
「アリステルはどうした?また晩餐に顔を出さないのか」
食事を共にすれば、会話の時間が増えて、アリステルへの冷遇が知られてしまうかもしれない。
なので、アリステルは別棟に戻し、晩餐には来ないよう命じてある。
「ええ、どうしても私とは食事を共にしたくないようですの。いつも通り部屋にいますわ」
伯爵は眉をひそめて、深いため息を吐いた。
「娘がすまないな。こんなによくしてもらっているのに。あとでわがままを言わないよう注意しておくよ」
「いいえ!いいのです。お母さまを亡くされて傷ついているのですもの。あまり注意するのはかわいそうです。きっといつか、心を開いてくれますわ」
「…本当にすまない」
「私は大丈夫です。お気になさらずに。さぁ、いただきましょう」
アリステルは部屋で一人、少し冷めた食事を食べていた。
食事内容は使用人と同じ物で、パンにスープ、時々は果物が付いてくれば豪華な方である。
食事を運んできた別棟担当のメイドのユナは、いつもアリステルを不憫に思っていた。
(伯爵家の長女なのに、こんな狭い部屋で…。しかも奥様方の食事とは大違い)
アリステル付きのメイドは三名。
一番の年長者はアンネで、ユナとマツリはまだ見習いだ。
別棟担当とされた時点で、ヴァンダーウォール家の使用人の中でも肩身の狭い思いを強いられている。
お館様に大切にされないお嬢様など、使用人にも大切にはされないのだ。
本邸の使用人たちは、実際にアリステルに会ったことがある者はほとんどいない。
ごくたまに、旦那様の出迎えに本邸に呼ばれて行くときに、たまたま居合わせた者でも、お嬢様の顔をジロジロ見るわけにはいかないので、はっきり顔を見たことはないだろう。
そのくせ、アリステルの悪い噂を楽しそうに話しては、憂さ晴らしをしているのだ。
どうしようもないわがままな娘で、継母のエヴァを嫌って別棟に引きこもっていると思い込んでいる。
もちろんエヴァがそのように誘導しているのだが。
「おい、またあのアリステル様が奥様にとんだ悪態をついたらしいぜ」
「またか?」
「ああ、なんでも、奥様が晩餐に誘ったら、あんたなんかの顔を見ながら食べたらただでさえまずい食事がもっとまずくなるって、言ったらしいぜ」
「はぁ??あんのやろう、飯がまずいだって?!」
「奥様は本当にお優しすぎる。あんな小娘、ひっぱたいてやればいいのに」
「そうだ、そうだ!しつけってやつだよなぁ。俺が代わりにしつけてやろうかなぁ」
「ばーか。お前がやったら即処刑だよ」
そう言って、使用人の男たちはガハハと笑った。
アンネはその横を素知らぬ顔で通り過ぎる。
一緒に洗濯物のカゴを抱えて歩くユナはプクッと頬を膨らませて不満顔だ。
「あんなの全部ウソじゃない!」
「ユナ」
アンネはユナを黙らせる。
男たちの言った話はもちろん事実ではない。
しかし、否定したところで、こちらが嘘つき呼ばわりされるのが目に見えている。
実際の話はこうだ。
「アリス。今日は旦那様がお戻りです。挨拶には来なさい。旦那様はあなたのその陰気臭い顔を見ながら食事をしたくないと仰せです。挨拶が済み次第、部屋に戻ること。いいですね」
「はい、お継母様」
いつものことではあるが、伯爵がアリステルを遠ざけている、と言われると、アリステルの表情はすとんと抜け落ちたようになり、見ているメイドたちは心を痛めていた。
「奥様はひどいわ!悪女は自分の方なのに!」
「がまんなさい、ユナ」
「だって、アリステルお嬢様が可哀そうだわ」
「ええ、わかっているわ。私だって不憫に思うわよ。でも、私たちにできることは、心をこめてお世話することだけよ」
「…そうだけど!」
彼女たちだけがアリステルの味方であり、アリステルは彼女たちがいるおかげで、壊れないでいられたのだ
アリステルは、狭い別棟から出ることはほとんどなかった。
家庭教師のサミュエル先生が来なくなってから、先生が残してくれた教科書を繰り返し何度も読んだ。
本邸の書斎にあるたくさんの本を1冊ずつメイドに運んでもらい、一日中本を読んでいることが多かった。
本を読んでいれば時間を忘れられた。
他にすることと言ったら、アンネに教えてもらったお裁縫くらいだ。
刺繍やかぎ針の編み物を教わり、ハンカチに刺繍を刺したものや、ちょっとしたカバーなんかを作っては教会のバザーに出品するようアンネに託している。
実母が生きていた頃は、一緒に教会のバザーへ納品に出かけたものだ。
バザーの売り上げは孤児院や救護院に寄付され、運営費として使われる。
貴族が刺繍したハンカチを、お守りとして大切にする庶民もいると聞いた。
(どうか、困っている方々のお役に立てますように)
母もしていたように、アリステルも一針一針に心をこめて大切に刺した。
人が滅多に立ち入ることのない森には、立ち枯れた幹があちこちに突き立ち、さながら魔物の墓場のようである。
アリステルが倒れている辺りには、場違いなほどかわいらしい黄色い花が群生している。
森に捨ててくるよう命じられた使用人が、せめてこの場所に、とアリステルを置き去りにしたのだが、薬で眠らされていたアリステルに知る由もない。
アリステルはぼんやりと辺りを見回すが、ズキリと痛んだ側頭部に手を当てた。
(ここはどこかしら。私はどうしてここに?)
最後に記憶しているのは、継母のエヴァに招かれた茶会で勧められた初めての味がするお茶を飲んだこと。
急にふわふわと視界が揺れて、その後ティーカップを取り落としたことも、倒れて椅子から落ちたであろうことも記憶にはない。
◆ ◆ ◆
北の大国ナバランド。
その南西部に位置するヴァンダーウォール伯爵領は、広大な農業地帯を擁している。
豊かな収穫量を誇り、大国ナバランドの食をまかなう一大食糧庫としての役割を果たす要所である。
その領都ディンドナに領主の館はあった。
領主ヴァンダーウォール伯爵は王都での仕事が忙しく、滅多に領地には戻らず、領地経営には代官が置かれている。
領主の館には、伯爵の後妻エヴァ、その娘ミネルヴァ、亡き前妻の娘アリステルが暮らしている。
母が亡くなってから半年ほどで伯爵家にやってきたエヴァは常に美しく着飾り、たおやかに笑顔を絶やさない人であった。
最愛の妻を病気で失ったヴァンダーウォール伯爵の心をなぐさめ、思春期を迎えた子どもたちの養育に助言を行い、この人ならばと後妻に望まれ伯爵家に迎え入れられた。
母を失ったことからまだ立ち直っていなかったアリステルと兄のハリソンは、ひどくショックを受けた。
懐かない子どもたちに、エヴァも表面上の優しさを取り繕うのが精々で、時折ひどく冷たい視線で2人を見ていることに、兄妹は気が付いていた。
そのうち、伯爵とエヴァの間に娘ミネルヴァが生まれると、表面的な優しさを装うことも止めたようだった。
16歳になったハリソンが隣国のスコルト国へ留学すると、エヴァはアリステルを冷遇しわずかなメイドを付けて狭い別棟に追いやっていた。
そのことが伯爵にはバレないよう、伯爵が帰宅する際にはアリステルを本邸に呼び出迎えさせたり、アリステルが自分への処遇を伯爵に言いつけないよう睨みをきかせたりしていた。
「エヴァ、いつも家を任せきりですまないね」
「いいえ、それが私の務めですもの。ご心配せず、旦那様は職務に励んでください」
「アリステルはどうした?また晩餐に顔を出さないのか」
食事を共にすれば、会話の時間が増えて、アリステルへの冷遇が知られてしまうかもしれない。
なので、アリステルは別棟に戻し、晩餐には来ないよう命じてある。
「ええ、どうしても私とは食事を共にしたくないようですの。いつも通り部屋にいますわ」
伯爵は眉をひそめて、深いため息を吐いた。
「娘がすまないな。こんなによくしてもらっているのに。あとでわがままを言わないよう注意しておくよ」
「いいえ!いいのです。お母さまを亡くされて傷ついているのですもの。あまり注意するのはかわいそうです。きっといつか、心を開いてくれますわ」
「…本当にすまない」
「私は大丈夫です。お気になさらずに。さぁ、いただきましょう」
アリステルは部屋で一人、少し冷めた食事を食べていた。
食事内容は使用人と同じ物で、パンにスープ、時々は果物が付いてくれば豪華な方である。
食事を運んできた別棟担当のメイドのユナは、いつもアリステルを不憫に思っていた。
(伯爵家の長女なのに、こんな狭い部屋で…。しかも奥様方の食事とは大違い)
アリステル付きのメイドは三名。
一番の年長者はアンネで、ユナとマツリはまだ見習いだ。
別棟担当とされた時点で、ヴァンダーウォール家の使用人の中でも肩身の狭い思いを強いられている。
お館様に大切にされないお嬢様など、使用人にも大切にはされないのだ。
本邸の使用人たちは、実際にアリステルに会ったことがある者はほとんどいない。
ごくたまに、旦那様の出迎えに本邸に呼ばれて行くときに、たまたま居合わせた者でも、お嬢様の顔をジロジロ見るわけにはいかないので、はっきり顔を見たことはないだろう。
そのくせ、アリステルの悪い噂を楽しそうに話しては、憂さ晴らしをしているのだ。
どうしようもないわがままな娘で、継母のエヴァを嫌って別棟に引きこもっていると思い込んでいる。
もちろんエヴァがそのように誘導しているのだが。
「おい、またあのアリステル様が奥様にとんだ悪態をついたらしいぜ」
「またか?」
「ああ、なんでも、奥様が晩餐に誘ったら、あんたなんかの顔を見ながら食べたらただでさえまずい食事がもっとまずくなるって、言ったらしいぜ」
「はぁ??あんのやろう、飯がまずいだって?!」
「奥様は本当にお優しすぎる。あんな小娘、ひっぱたいてやればいいのに」
「そうだ、そうだ!しつけってやつだよなぁ。俺が代わりにしつけてやろうかなぁ」
「ばーか。お前がやったら即処刑だよ」
そう言って、使用人の男たちはガハハと笑った。
アンネはその横を素知らぬ顔で通り過ぎる。
一緒に洗濯物のカゴを抱えて歩くユナはプクッと頬を膨らませて不満顔だ。
「あんなの全部ウソじゃない!」
「ユナ」
アンネはユナを黙らせる。
男たちの言った話はもちろん事実ではない。
しかし、否定したところで、こちらが嘘つき呼ばわりされるのが目に見えている。
実際の話はこうだ。
「アリス。今日は旦那様がお戻りです。挨拶には来なさい。旦那様はあなたのその陰気臭い顔を見ながら食事をしたくないと仰せです。挨拶が済み次第、部屋に戻ること。いいですね」
「はい、お継母様」
いつものことではあるが、伯爵がアリステルを遠ざけている、と言われると、アリステルの表情はすとんと抜け落ちたようになり、見ているメイドたちは心を痛めていた。
「奥様はひどいわ!悪女は自分の方なのに!」
「がまんなさい、ユナ」
「だって、アリステルお嬢様が可哀そうだわ」
「ええ、わかっているわ。私だって不憫に思うわよ。でも、私たちにできることは、心をこめてお世話することだけよ」
「…そうだけど!」
彼女たちだけがアリステルの味方であり、アリステルは彼女たちがいるおかげで、壊れないでいられたのだ
アリステルは、狭い別棟から出ることはほとんどなかった。
家庭教師のサミュエル先生が来なくなってから、先生が残してくれた教科書を繰り返し何度も読んだ。
本邸の書斎にあるたくさんの本を1冊ずつメイドに運んでもらい、一日中本を読んでいることが多かった。
本を読んでいれば時間を忘れられた。
他にすることと言ったら、アンネに教えてもらったお裁縫くらいだ。
刺繍やかぎ針の編み物を教わり、ハンカチに刺繍を刺したものや、ちょっとしたカバーなんかを作っては教会のバザーに出品するようアンネに託している。
実母が生きていた頃は、一緒に教会のバザーへ納品に出かけたものだ。
バザーの売り上げは孤児院や救護院に寄付され、運営費として使われる。
貴族が刺繍したハンカチを、お守りとして大切にする庶民もいると聞いた。
(どうか、困っている方々のお役に立てますように)
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