40 / 61
第39話 タケノコ調理にチャレンジ
しおりを挟む
得体のしれない土付きの物体が山盛りであり、その奥のほうでニンマリと笑う銀髪で色白の青い瞳をした3歳児がいたらどう見えるか?
聖獣たちは不気味な光景にブルッと震えた。
「なんでよ⁉」
プンスカするサラに、クロが恐る恐る言う。
『だってサラが気持ち悪い……』
「気持ち悪い言うなっ」
速攻クロへと突っ込むサラに、シローネがタケノコに鼻を寄せて嗅ぎながら興味津々といった様子で聞く。
『クンクン。「コレ、なぁに?』
「タケノコだよ」
『えっ⁉ コレが⁉』
シローネが驚いて体を後ろに引いた。
白いウサギは大きくても、驚いても、後ろに仰け反っていても可愛い。
『コレがタケノコだって?』
バーンズが不審そうな目で見ながら匂いを嗅ぐと、驚いた様子で体を後ろに引いた。
『本当だ。タケノコの匂いがする』
クロも寄ってきてクンクンと匂いを嗅いだ。
『ホントだー。タケノコの匂いー。でもボクたちの知ってるタケノコと全然違うね』
『そうだねー。随分とちっこい』
ピカードが大きな手の爪の先でチョンとタケノコを突いた。
『でも美味しそうな匂いがする』
ボソッと銀色オオカミが言うと、聖獣たちはウンウンと頷いた。
「でしょー? コレを料理して食べられるようにしまーす」
『えっ⁉ タケノコを食べるの⁉』
クロが驚いて言えばシローネも『嘘でしょ』と言いながら引いている。
他の聖獣たちも興味はありそうだが、食べ物という認識はないようだ。
「わたしの転生前の国では余裕で食べてましたー。一般的な食べ物でーす」
(とはいえ、タケノコはあく抜きが必要とか色々大変だったよーな気がする)
料理すると大口叩いたけれど、社畜OLをしていた沙羅がタケノコを調理するような機会はなかった。
(あく抜き……)
サラがどうしようか考えていると目の前にパーンとゲームのステータス画面のようなものが浮かび上がった。
「おおっ」
1人驚くサラを、聖獣たちは不気味そうな表情を浮かべて少し離れた所から見ている。
(この画面は他の生き物からは見えないみたい。えっと……あ、タケノコのあく抜き方法が書いてあるっ。ぬかで煮るんだねぇー。ふむふむ。重曹や米のとぎ汁も使えるんだ。でも煮るの面倒だから魔法でポンッ)
やり方が分かれば、魔法を使うのも簡単だ。
サラは聖力を魔力に転換しつつ、タケノコのあくを抜いていく。
皮もむいて、ゴロンとむき身のタケノコが転がっていくのを見て、サラは気付いた。
「あっ、いけない、いけない」
慌てて無限収納庫から長いテーブルをだし、その上に大きなガラスのボールを置くと、そこへタケノコを入れていった。
『あっ、いい匂い』
クロが鼻先をクンクンと動かしながら言うと、横でバーンズとシルヴィがウンウンと頷いている。
『匂いはいいけど……本当に食べて大丈夫なのかしら?』
シローネは疑いの眼差しであく抜きの終わったタケノコを見つめている。
『毒見役は任せて』
『ピカードは何食べてもお腹壊したりしないでしょ? 意味ないわ』
シローネはピカードに突っ込んだ。
あく抜きしたタケノコを前にざわつく聖獣を前に、サラは胸を張って宣言する。
「はっはっはっ。お待ちなさい、皆の衆。タケノコ料理はココで終わりじゃない。ココからが始まりなんだ! ちょっと待ってて」
画面にはレシピが次から次へと流れていく。
(レシピと魔法があれば、わたしは無敵!)
サラは聖力を魔力に転換しながら、次から次へと気になるレシピを試していった。
茹でたタケノコにオカカと醤油をかけた物や甘みそをかけたもの、甘辛の煮物にタケノコご飯、タケノコのお味噌汁にクリーム煮、チンジャオロースにバター炒め、メンマに白和えと様々な物を作ってはテーブルの上に並べていく。
いい匂いが森を漂っていくのを、聖獣たちは鼻で追っていくが、その目は期待に満ちつつも懐疑的だ。
サラはフフフと笑いながら出来上がった料理を前で両手を広げ、聖獣たちへ勧めた。
「ほらほら、美味しそうでしょ? 食べてみて」
聖獣たちは恐る恐る料理を覗き込むと、それぞれ気になった物を手に取った。
クロが手に取ったのはチンジャオロースだ。
肉球のある手に器用に箸を持ったクロは、タケノコとピーマン、そして豚肉をつまんで口に運んだ。
1回、2回と咀嚼して、黒い目が真ん丸になる。
『えっ⁉ これ美味しいよ、サラ』
「うんうん、そうでしょ、そうでしょ」
サラは得意げに小鼻を膨らめて胸を張った。
「クロはチンジャオロースが気に入ったみたいね。そっちのクリーム煮には鶏肉も入ってるから、好きかもよ?」
『鶏肉かぁ。どうかなぁ』
首を傾げながらも、クロはサラの勧めに従ってクリーム煮に手を付けた。
そしてまた、黒い目を真ん丸にしている。
(気に入ったみたい)
サラがクロを見てフフフと笑っていると、シローネが驚いたように呟くのが聞こえた。
『え? 何、コレ。美味しい~』
「うんうん。美味しいでしょ~、タケノコ。お醤油や甘みそかけただけでも美味しいのよねぇ~」
シローネは、茹でて甘みそをかけただけのシンプルな料理を口にして、目を丸くしている。
「それが口に合ったなら、他のもイケると思うよ?」
『ねぇ、サラ。ボクが食べてるコレは何?』
ピカードが自分の手元とサラを交互に見ながら聞いてきた。
「それはねぇ、春巻き」
『春巻き美味しいねぇ。春を巻いてあるからかなぁ~』
(なにそれ、表現カワイイ~)
バーンズとシルヴィは、タケノコのうま煮を競うようにして黙々と食べている。
(なんといっても【うま煮】だもんねぇ。美味いよねぇ。皆タケノコ料理が気に入ったようで何より)
サラはタケノコの天ぷらをパクリと食べて(胃もたれしない胃袋サイコー)と思った。
山ほど作ったタケノコ料理は多少残ってしまったものの、初めての挑戦にサラは大満足だ。
片付けを終えて食休みを終えた一同は、再び【春のキノコ・タケノコ祭り】を楽しむのだった。
(明日の出勤も、サービス残業の心配もない生活サイコー)
サラは力尽きるまで遊び倒した。
聖獣たちは不気味な光景にブルッと震えた。
「なんでよ⁉」
プンスカするサラに、クロが恐る恐る言う。
『だってサラが気持ち悪い……』
「気持ち悪い言うなっ」
速攻クロへと突っ込むサラに、シローネがタケノコに鼻を寄せて嗅ぎながら興味津々といった様子で聞く。
『クンクン。「コレ、なぁに?』
「タケノコだよ」
『えっ⁉ コレが⁉』
シローネが驚いて体を後ろに引いた。
白いウサギは大きくても、驚いても、後ろに仰け反っていても可愛い。
『コレがタケノコだって?』
バーンズが不審そうな目で見ながら匂いを嗅ぐと、驚いた様子で体を後ろに引いた。
『本当だ。タケノコの匂いがする』
クロも寄ってきてクンクンと匂いを嗅いだ。
『ホントだー。タケノコの匂いー。でもボクたちの知ってるタケノコと全然違うね』
『そうだねー。随分とちっこい』
ピカードが大きな手の爪の先でチョンとタケノコを突いた。
『でも美味しそうな匂いがする』
ボソッと銀色オオカミが言うと、聖獣たちはウンウンと頷いた。
「でしょー? コレを料理して食べられるようにしまーす」
『えっ⁉ タケノコを食べるの⁉』
クロが驚いて言えばシローネも『嘘でしょ』と言いながら引いている。
他の聖獣たちも興味はありそうだが、食べ物という認識はないようだ。
「わたしの転生前の国では余裕で食べてましたー。一般的な食べ物でーす」
(とはいえ、タケノコはあく抜きが必要とか色々大変だったよーな気がする)
料理すると大口叩いたけれど、社畜OLをしていた沙羅がタケノコを調理するような機会はなかった。
(あく抜き……)
サラがどうしようか考えていると目の前にパーンとゲームのステータス画面のようなものが浮かび上がった。
「おおっ」
1人驚くサラを、聖獣たちは不気味そうな表情を浮かべて少し離れた所から見ている。
(この画面は他の生き物からは見えないみたい。えっと……あ、タケノコのあく抜き方法が書いてあるっ。ぬかで煮るんだねぇー。ふむふむ。重曹や米のとぎ汁も使えるんだ。でも煮るの面倒だから魔法でポンッ)
やり方が分かれば、魔法を使うのも簡単だ。
サラは聖力を魔力に転換しつつ、タケノコのあくを抜いていく。
皮もむいて、ゴロンとむき身のタケノコが転がっていくのを見て、サラは気付いた。
「あっ、いけない、いけない」
慌てて無限収納庫から長いテーブルをだし、その上に大きなガラスのボールを置くと、そこへタケノコを入れていった。
『あっ、いい匂い』
クロが鼻先をクンクンと動かしながら言うと、横でバーンズとシルヴィがウンウンと頷いている。
『匂いはいいけど……本当に食べて大丈夫なのかしら?』
シローネは疑いの眼差しであく抜きの終わったタケノコを見つめている。
『毒見役は任せて』
『ピカードは何食べてもお腹壊したりしないでしょ? 意味ないわ』
シローネはピカードに突っ込んだ。
あく抜きしたタケノコを前にざわつく聖獣を前に、サラは胸を張って宣言する。
「はっはっはっ。お待ちなさい、皆の衆。タケノコ料理はココで終わりじゃない。ココからが始まりなんだ! ちょっと待ってて」
画面にはレシピが次から次へと流れていく。
(レシピと魔法があれば、わたしは無敵!)
サラは聖力を魔力に転換しながら、次から次へと気になるレシピを試していった。
茹でたタケノコにオカカと醤油をかけた物や甘みそをかけたもの、甘辛の煮物にタケノコご飯、タケノコのお味噌汁にクリーム煮、チンジャオロースにバター炒め、メンマに白和えと様々な物を作ってはテーブルの上に並べていく。
いい匂いが森を漂っていくのを、聖獣たちは鼻で追っていくが、その目は期待に満ちつつも懐疑的だ。
サラはフフフと笑いながら出来上がった料理を前で両手を広げ、聖獣たちへ勧めた。
「ほらほら、美味しそうでしょ? 食べてみて」
聖獣たちは恐る恐る料理を覗き込むと、それぞれ気になった物を手に取った。
クロが手に取ったのはチンジャオロースだ。
肉球のある手に器用に箸を持ったクロは、タケノコとピーマン、そして豚肉をつまんで口に運んだ。
1回、2回と咀嚼して、黒い目が真ん丸になる。
『えっ⁉ これ美味しいよ、サラ』
「うんうん、そうでしょ、そうでしょ」
サラは得意げに小鼻を膨らめて胸を張った。
「クロはチンジャオロースが気に入ったみたいね。そっちのクリーム煮には鶏肉も入ってるから、好きかもよ?」
『鶏肉かぁ。どうかなぁ』
首を傾げながらも、クロはサラの勧めに従ってクリーム煮に手を付けた。
そしてまた、黒い目を真ん丸にしている。
(気に入ったみたい)
サラがクロを見てフフフと笑っていると、シローネが驚いたように呟くのが聞こえた。
『え? 何、コレ。美味しい~』
「うんうん。美味しいでしょ~、タケノコ。お醤油や甘みそかけただけでも美味しいのよねぇ~」
シローネは、茹でて甘みそをかけただけのシンプルな料理を口にして、目を丸くしている。
「それが口に合ったなら、他のもイケると思うよ?」
『ねぇ、サラ。ボクが食べてるコレは何?』
ピカードが自分の手元とサラを交互に見ながら聞いてきた。
「それはねぇ、春巻き」
『春巻き美味しいねぇ。春を巻いてあるからかなぁ~』
(なにそれ、表現カワイイ~)
バーンズとシルヴィは、タケノコのうま煮を競うようにして黙々と食べている。
(なんといっても【うま煮】だもんねぇ。美味いよねぇ。皆タケノコ料理が気に入ったようで何より)
サラはタケノコの天ぷらをパクリと食べて(胃もたれしない胃袋サイコー)と思った。
山ほど作ったタケノコ料理は多少残ってしまったものの、初めての挑戦にサラは大満足だ。
片付けを終えて食休みを終えた一同は、再び【春のキノコ・タケノコ祭り】を楽しむのだった。
(明日の出勤も、サービス残業の心配もない生活サイコー)
サラは力尽きるまで遊び倒した。
128
あなたにおすすめの小説
転生幼女は幸せを得る。
泡沫 呉羽
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−
『追放令嬢は薬草(ハーブ)に夢中 ~前世の知識でポーションを作っていたら、聖女様より崇められ、私を捨てた王太子が泣きついてきました~』
とびぃ
ファンタジー
追放悪役令嬢の薬学スローライフ ~断罪されたら、そこは未知の薬草宝庫(ランクS)でした。知識チートでポーション作ってたら、王都のパンデミックを救う羽目に~
-第二部(11章~20章)追加しました-
【あらすじ】
「貴様を追放する! 魔物の巣窟『霧深き森』で、朽ち果てるがいい!」
王太子の婚約者ソフィアは、卒業パーティーで断罪された。 しかし、その顔に絶望はなかった。なぜなら、その「断罪劇」こそが、彼女の完璧な計画だったからだ。
彼女の魂は、前世で薬学研究に没頭し過労死した、日本の研究者。 王妃の座も権力闘争も、彼女には退屈な枷でしかない。 彼女が求めたのはただ一つ——誰にも邪魔されず、未知の植物を研究できる「アトリエ」だった。
追放先『霧深き森』は「死の土地」。 だが、チート能力【植物図鑑インターフェイス】を持つソフィアにとって、そこは未知の薬草が群生する、最高の「研究フィールド(ランクS)」だった!
石造りの廃屋を「アトリエ」に改造し、ガラクタから蒸留器を自作。村人を救い、薬師様と慕われ、理想のスローライフ(研究生活)が始まる。 だが、その平穏は長く続かない。 王都では、王宮薬師長の陰謀により、聖女の奇跡すら効かないパンデミック『紫死病』が発生していた。 ソフィアが開発した『特製回復ポーション』の噂が王都に届くとき、彼女の「研究成果」を巡る、新たな戦いが幕を開ける——。
【主な登場人物】
ソフィア・フォン・クライネルト 本作の主人公。元・侯爵令嬢。魂は日本の薬学研究者。 合理的かつ冷徹な思考で、スローライフ(研究)を妨げる障害を「薬学」で排除する。未知の薬草の解析が至上の喜び。
ギルバート・ヴァイス 王宮魔術師団・研究室所属の魔術師。 ソフィアの「科学(薬学)」に魅了され、助手(兼・共同研究者)としてアトリエに入り浸る知的な理解者。
アルベルト王太子 ソフィアの元婚約者。愚かな「正義」でソフィアを追放した張本人。王都の危機に際し、薬を強奪しに来るが……。
リリア 無力な「聖女」。アルベルトに庇護されるが、本物の災厄の前では無力な「駒」。
ロイド・バルトロメウス 『天秤と剣(スケイル&ソード)商会』の会頭。ソフィアに命を救われ、彼女の「薬学」の価値を見抜くビジネスパートナー。
【読みどころ】
「悪役令嬢追放」から始まる、痛快な「ざまぁ」展開! そして、知識チートを駆使した本格的な「薬学(ものづくり)」と、理想の「アトリエ」開拓。 科学と魔法が融合し、パンデミックというシリアスな災厄に立ち向かう、読み応え抜群の薬学ファンタジーをお楽しみください。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
転生幼女は追放先で総愛され生活を満喫中。前世で私を虐げていた姉が異世界から召喚されたので、聖女見習いは不要のようです。
桜城恋詠
ファンタジー
聖女見習いのロルティ(6)は、五月雨瑠衣としての前世の記憶を思い出す。
異世界から召喚された聖女が、自身を虐げてきた前世の姉だと気づいたからだ。
彼女は神官に聖女は2人もいらないと教会から追放。
迷いの森に捨てられるが――そこで重傷のアンゴラウサギと生き別れた実父に出会う。
「絶対、誰にも渡さない」
「君を深く愛している」
「あなたは私の、最愛の娘よ」
公爵家の娘になった幼子は腹違いの兄と血の繋がった父と母、2匹のもふもふにたくさんの愛を注がれて暮らす。
そんな中、養父や前世の姉から命を奪われそうになって……?
命乞いをしたって、もう遅い。
あなたたちは絶対に、許さないんだから!
☆ ☆ ☆
★ベリーズカフェ(別タイトル)・小説家になろう(同タイトル)掲載した作品を加筆修正したものになります。
こちらはトゥルーエンドとなり、内容が異なります。
※9/28 誤字修正
結婚しても別居して私は楽しくくらしたいので、どうぞ好きな女性を作ってください
シンさん
ファンタジー
サナス伯爵の娘、ニーナは隣国のアルデーテ王国の王太子との婚約が決まる。
国に行ったはいいけど、王都から程遠い別邸に放置され、1度も会いに来る事はない。
溺愛する女性がいるとの噂も!
それって最高!好きでもない男の子供をつくらなくていいかもしれないし。
それに私は、最初から別居して楽しく暮らしたかったんだから!
そんな別居願望たっぷりの伯爵令嬢と王子の恋愛ストーリー
最後まで書きあがっていますので、随時更新します。
表紙はエブリスタでBeeさんに描いて頂きました!綺麗なイラストが沢山ございます。リンク貼らせていただきました。
めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜
ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました
誠に申し訳ございません。
—————————————————
前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。
名前は山梨 花。
他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。
動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、
転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、
休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。
それは物心ついた時から生涯を終えるまで。
このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。
—————————————————
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
お言葉ですが今さらです
MIRICO
ファンタジー
アンリエットは祖父であるスファルツ国王に呼び出されると、いきなり用無しになったから出て行けと言われた。
次の王となるはずだった伯父が行方不明となり後継者がいなくなってしまったため、隣国に嫁いだ母親の反対を押し切りアンリエットに後継者となるべく多くを押し付けてきたのに、今更用無しだとは。
しかも、幼い頃に婚約者となったエダンとの婚約破棄も決まっていた。呆然としたアンリエットの後ろで、エダンが女性をエスコートしてやってきた。
アンリエットに継承権がなくなり用無しになれば、エダンに利などない。あれだけ早く結婚したいと言っていたのに、本物の王女が見つかれば、アンリエットとの婚約など簡単に解消してしまうのだ。
失意の中、アンリエットは一人両親のいる国に戻り、アンリエットは新しい生活を過ごすことになる。
そんな中、悪漢に襲われそうになったアンリエットを助ける男がいた。その男がこの国の王子だとは。その上、王子のもとで働くことになり。
お気に入り、ご感想等ありがとうございます。ネタバレ等ありますので、返信控えさせていただく場合があります。
内容が恋愛よりファンタジー多めになったので、ファンタジーに変更しました。
他社サイト様投稿済み。
この優しさには絶対に裏がある!~激甘待遇に転生幼女は混乱中~
たちばな立花
ファンタジー
処刑された魔女が目を覚ますと、敵国の王女レティシアに逆行転生していた。
しかも自分は――愛され王女!?
前世とは違う扱いに戸惑うレティシア。
「この人たちが私に優しくするのは絶対に何か裏があるはず!」
いつも優しい両親や兄。
戸惑いながらも、心は少しずつ溶けていく。
これは罠? それとも本物の“家族の愛”?
愛を知らないレティシアは、家族の無償の愛に翻弄されながらも成長していく。
疑り深い転生幼女が、初めて“幸せ”と出会う――
じんわり心あたたまる、愛されファンタジー。
他サイトでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる