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第2話 ケセランパサランとおにごっこ
しおりを挟む「ゆうちゃん! あそぼ」
ゆうくんは、ふわふわの しろくて やわらかい ぬいぐるみの あたまに ふれようとしたが、
すぐに、ゆうくんの あたまの うえに ポンッと のった。
「わぁー、もう。すぐ にげるなぁ!」
「おにごっこ、おにごっこ!」
「え、おいかけっこ するの?」
さっきまで もやもやと していた きもちを していた ゆうくんだったが、
ふわふわの ぬいぐるみが あたまの うえに のった しゅんかんに、たのしく なってきた。
それは あたまの うえから、しょっきが たくさんある キャビネットの うえに ジャンプした。
「そこまで いったら、とどかないよぉーー」
「ゆうくん、ここまで おいでぇーー」
ゆうくんは、てを ぎゅーーと のばした。
すると、とどかないと おもっていた からだが きゅうに ふんわりと ちゅうに うかぶ。
バランスを うまくとれずに くるんと かいてんしてしまった。
「うわぁ……」
「もう、ゆうくん、おっちょこちょいだなぁ」
しろいぬいぐるみは、てをくるくると まわすと、ぐるりんと ゆうくんが、
いっしゅんにして もとのいちに もどった。
「ほら、だいじょうぶ。こっちに おいでー」
「ねぇ! なまえ。なんていうの?」
「パサラン」
「ふへ?」
ゆうくんは、ふわふわと そらのようなあおい くうかんで うかびながら きいた。
「ふーん。パサランって……ケセランパサラン?」
「ゆうくん、すごい。ぼくの おにいちゃんの なまえを いいあてたね。さすがだね」
パサランは、うれしそうに にやにやと わらって にげまわる。 おにごっこは まだ つづく。
ゆうくんは、ひっしに はやく からだを うごかして、およぐように パサランを おいかけた。
ふわりとした しろい けが あちこちに とびちった。
ボンッと おとが すると こんどは しろではない みずいろの ふわふわ ボールが あわられた。
「なんだか おもしろそうな こと やってるなぁ」
ふわふわの みずいろの けを はやして いた ぬいぐるみの それは、ぐるんぐるんと まわりはじめた。
たのしいことが だいすき のようだ。
「おにいちゃん。ゆうくんと おにごっこ していたんだ。おにいちゃんも しようよ。たのしいよ」
「もしかして、ケセラン?」
ゆうくんは、よくかんがえてから いってみた。
「ん? なんで ぼくの なまえ しっているの?」
ケセランは、びっくりした かおをしていた。
「パサランから おしえて もらったんだよ。ぼくは ゆう。ケセランも いっしょに おにごっこしようよ!」
ゆうくんは、あそぶともだちが できて すごく うれしく なった。
3にんの たのしい おにごっこが はじまった。
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