マドンナからの愛と恋

山田森湖

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新婚生活、体力いります

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新婚生活、体力いります

おれ、コウジ。36歳の会社員。
街コンで、同じ高校・同じ水泳部だったレナと再会した。
当時、彼女はマドンナ的な存在。でも今は少しぽっちゃりしていて──それでも、可愛さは変わっていなかった。

それがきっかけで、レナと週に一度ウォーキングを始めた。やがて一緒にプールにも通うようになり、自然と距離が縮まっていった。
そして俺たちは、結婚することになった。

今日は、婚姻届を出しに行く日。
朝、目が覚めるとすでにレナの姿はなかった。時間は9時。結構寝てたな。着替えてリビングに行くと、ダイニングテーブルがデコレーションされていた。

「おはよう。それ、どうしたの?」
「おはよう、コウジ。これさ、真ん中に婚姻届を置いて、私たちの手を重ねて写真撮ろうよ」

なんとまぁ、こっぱずかしい。でも、一度だけならいいか。
レナは気に入るまで何度も写真を撮っていた。記念日なんだから、気合いも入るよな。

「コウジ、今日ね、このお店のモーニング行きたいんだ」
グルメサイトでも高評価の店。今くらいしかこういうのはできないし、行ってみるか。
「いいよ、行こっか」

限定のトーストメニューに、美味しいコーヒー。評判の理由がよくわかる。
その後、役所に行き、婚姻届を提出した。

「おめでとうございます」と言われて、少し恥ずかしくなる。

そして今日は、ソファを見に行く予定だった。
レナが狙っているものがあると言うので一緒に行ったが、あいにく在庫切れ。現物は来週になるらしい。
どんどん新居が、レナの理想の家になっていく。俺も、買い物に付き合ったり荷物を運んだり。

「コウジ、このYシャツ、もうボロボロだよ。買ってきたからね」
「もう、靴下穴空いてるし」

レナはいつも、俺のことを気にかけてくれた。

「レナ、今日ケーキ買ってきたよ」
「これさ、美味しい焼き鳥」
俺も、レナと一緒に喜びを分かち合えるようになっていった。

そして土曜日はウォーキング、歩いていけるウォーキングのスポットだ。
「ここってコースが多いね、上級コースかなぁ」
「いやいや、ここでは初心者だよ。ゆっくり行こうよ」

この時間はリフレッシュだ、会わない時間を共有できたり、思っていることを話す。
それは喧嘩ではなく、すり合わせ。俺たちに大きな喧嘩がないのはほころび状態で直すことが秘訣なんだろう。また適度な運動も子作りにはいいそうだ、なんてどこで読んだんだみたいな知識を話すとうんうんなんて同意する。話したことを文字に起こすとバカップルだろう。

ある平日
「レナ、ただいま」
「お帰りー、オフロ入っちゃって。いま料理してるから」
お風呂から上がると
「こ、これは・・・・」
「ふふふ、そう。」

多分、あの日だ。
「今日なんだけどさ、」
「もちろんだよ」
よく見たら今日のレナの下着はお義母さんがきていたセクシーなもの
「これ私も似合うかなって」

ここで引いたら男が廃るぞ。

俺はレナを抱いた、それは子作りではない。レナをとことん愛した。
俺はベットで果てていた、今日の体力はすべてなくなった。
「ごめん、もしかして疲れたの」
「大丈夫だよ、もう一回できるくらいだよ」
「もう、エッチ。でもうれしい」

俺たちの新婚生活、体力・・・いるなー

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