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雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』その(8)ロングドレスの美少女
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堂島源太郎も、NOZOMIが出演していたテレビ番組は観ていた。
家族と一緒に観るのは、自分の不安感を見透かされそうで嫌だった。岩崎と一緒に食事をしながら観ていたのだ。
不安感? NOZOMIのことを知れば知るほどそれは増していく。龍太がそんな父を見ればどう思うだろうか?
龍太は父が女性に倒される姿は絶対見たくないと思っているだろう。それでもNOZOMIの噂は色々耳にしているはずで、父を信用しながらも不安に思っているかもしれない。そんな龍太の気持ちに応えられるのだろうか?
NOZOMIが発した「異考イデオロギー戦」というフレーズ。
堂島にはジェンダーギャップがどうとか難しいことはよく分からない。又、彼女は堂島のことを “女性に偏見を持つ前時代的保守主義?” そんなニュアンスのようなことを言っていたが、堂島としては、むしろ子を産む女性には恐れにも似た尊敬の気持ちを抱いているつもりなのだ。
いずれにしても、物議を醸しているイデオロギー論争に付き合うつもりは全くない。そんなことに巻き込まれたくはないし、自分は口下手なのだ。
大切なのは平常心! 目の前にある戦いに集中するだけ。
その後。
堂島源太郎も、NOZOMIも年末の格闘技戦に向かってトレーニングに集中するだろうと思われていた。
堂島源太郎は、NOZOMI戦に向けて多くのスタッフが集まり『チーム ド根性源太郎』が結成された。
最初は女の子と試合するのに真面目に練習するのもバカバカしいと思っていた堂島だが、どうやらそう簡単な相手ではさそうだ。
チームの間でも、NOZOMIのことを調べ、研究、分析していくと “ NOZOMI恐るべし!” という意識が浸透した。
NOZOMI戦に臨むチームの作戦は一貫していた。絶対にあの長い手足に絡め取られてはダメ。そうなったら終りなので徹底したヒットアンドアウェイ、
そして一発のパンチにかける。NOZOMIを倒すには打撃しかない。あの細い顎にヒットすれば必ず倒れるだろう。そのための対策、猛練習を繰り返す。堂島も練習に熱が入ってきた。その顔も引き締まってきたようだ。
そんな練習に身が入る “チーム ド根性源太郎” の元にジムの会長が顔を見せた。そして、檄を飛ばした。
「みんな頑張ってますね! このジムの功労者、堂島君にとっては、大晦日は格闘技人生最大の集大成になります。またジムの名誉、キックボクシングという格闘技の名誉もあり、女性に負けるなんてことは絶対にあってはならない。頼むから皆で協力して、堂島君を勝たせてやってほしい...」
会長の言葉に堂島は益々プレッシャーを感じるのであった。
(自分は負けたら腹を切る覚悟でリングへ上がらなくてはならないな...)
そんな猛練習を繰り返し気合が入る堂島陣営とは対象的に、NOZOMIは普段通りの生活を送っているようだ。
彼女は普段通り学校に通っては普通に授業を受けていた。
「だって、それが高校生の本文でしょう? 日常のリズムを崩したら逆にマイナスだと思うの...」
マスコミの取材にそう答え、試合に向けての練習している姿は絶対報道陣に見せることはない。
驚いたことにNOZOMIは文化祭のミスコン?にもゲスト出演したそうだ。見ていた者はその一位に選ばれた女子でさえ、'NOZOMIと並ぶと霞んでしまったと語る。圧倒的なオーラ。
文化祭に来た他校の男子生徒は、憧れの目でNOZOMIを見ていたという。
大晦日の大一番が迫っているというのに、NOZOMIの目撃情報は街のあちこちにあった。中には女子高友達と思われる数人とソフトクリームを食べている姿が目撃され、それを写真週刊誌に激写されたこともあった。
流行のファッションに身を包み、挑発的なミニスカートからしなやかに伸びる美脚が人々の目を奪った。
格闘技関係者の間ではNOZOMIの真の実力は知られていたが、一般の人は、堂島vsNOZOMI は本当に真剣勝負なのか?半信半疑で見ている向きも多い。
“ 何かしら脚本のあるショーだよ” と尤もらしく語る有名人もいた。
だから、大一番を前でも普通に通学しているし、文化祭に出たりミニスカート姿で街を闊歩する余裕があるのだ。
本当に男と真剣勝負するのであれば、
そんな余裕はなくトレーニングに明け暮れているはずなのだ。
NOZOMIはそんな世間の反応を楽しんでいた。今まではマスコミから隠れるように街に出るにも細心の注意を払っていたのだが、試合が決まってから意識して目立つようにしている。
NOZOMIは自分が女の子らしい格好で目立てば目立つほど、そんな女の子が男性を倒すというギャップに世間を驚かすことが出来ると考える。
男のようにマッチョになった女が男を倒すのとは訳が違う。普段はミニスカートを穿いているような女の子が、武骨な男をリングに沈める。
堂島さんには気の毒だが、全国生中継で全国のファンにそんな衝撃的なシーンを見せつけることが大切なのだ。
そんなことを考えると、NOZOMIはゾクゾクっとしたものを感じる。
(私は獰猛で残忍な蛇なのだ...)
秋も終わり、11月も過ぎると師走だ。そして暮に向かっていく。
堂島源太郎は悔いのないように、チームの皆と練習を繰り返してきた。こんなに練習したのは20代の頃以来だ。万全の仕上がりで調子も上々。
NOZOMI対策もばっちりで、最高の仕上がりでリングに上がれそうだ。
12月29日。
大晦日の試合2日前に調印式が行われた。全12試合、24名の猛者が当日リングに上がるのだ。
堂島源太郎はトリプルメインの第一試合、10試合目に行われる。
相手は天才美少女ファイターNOZOMI
堂島はジーンズにジャケットを引っ掛けただけのラフな格好。
早目に会場に入った堂島は緊張の面持ちで待っていたがNOZOMIはまだ来場していないようだ。
彼女とは今日が初対面になる。
会場の出入り口付近でマスコミ関係者がざわついた。
そしてフラッシュがたかれた。
NOZOMI選手の来場である。
報道陣はNOZOMIのその出で立ちに目を見張った。
鮮やかなワインレッドのロングドレスにはその脚線美を強調するスリットが入っており、身体にぴっちりフイットしたタイトなもの。しなやかでありながらも鍛えられた身体のラインがはっきり分かるセクシーなもの。
ツヤのある黒髪は背中まで長く垂らしてあり、シルバーのハイヒールでツカツカと会場に入ってきた。
これが17才の女子高生なのか?
まるでハリウッド女優がパーティーに臨むような華やかさ。
格闘技戦調印式という、猛者たちが集まる殺伐としたところにその姿は異様である。ましてや、そのドレスに身を包んだ少女はコンパニオンやアシスタントガールではなく選手なのだ。
呆然とNOZOMIに目をやっていた堂島とそのチームに目が合うと、彼女はこちらに笑顔でやってきた。
「堂島さん初めまして、、ですよね?
大晦日はお互い死力を尽くして、悔いのない戦いをしましょう...」
NOZOMIはそう言うと、右手を差し出して握手を求めてきた。
堂島は握手しながら、彼女の背の高さと全身から発するオーラに圧倒されるような思いになった。
自分は蛇に睨まれた蛙なのか?
家族と一緒に観るのは、自分の不安感を見透かされそうで嫌だった。岩崎と一緒に食事をしながら観ていたのだ。
不安感? NOZOMIのことを知れば知るほどそれは増していく。龍太がそんな父を見ればどう思うだろうか?
龍太は父が女性に倒される姿は絶対見たくないと思っているだろう。それでもNOZOMIの噂は色々耳にしているはずで、父を信用しながらも不安に思っているかもしれない。そんな龍太の気持ちに応えられるのだろうか?
NOZOMIが発した「異考イデオロギー戦」というフレーズ。
堂島にはジェンダーギャップがどうとか難しいことはよく分からない。又、彼女は堂島のことを “女性に偏見を持つ前時代的保守主義?” そんなニュアンスのようなことを言っていたが、堂島としては、むしろ子を産む女性には恐れにも似た尊敬の気持ちを抱いているつもりなのだ。
いずれにしても、物議を醸しているイデオロギー論争に付き合うつもりは全くない。そんなことに巻き込まれたくはないし、自分は口下手なのだ。
大切なのは平常心! 目の前にある戦いに集中するだけ。
その後。
堂島源太郎も、NOZOMIも年末の格闘技戦に向かってトレーニングに集中するだろうと思われていた。
堂島源太郎は、NOZOMI戦に向けて多くのスタッフが集まり『チーム ド根性源太郎』が結成された。
最初は女の子と試合するのに真面目に練習するのもバカバカしいと思っていた堂島だが、どうやらそう簡単な相手ではさそうだ。
チームの間でも、NOZOMIのことを調べ、研究、分析していくと “ NOZOMI恐るべし!” という意識が浸透した。
NOZOMI戦に臨むチームの作戦は一貫していた。絶対にあの長い手足に絡め取られてはダメ。そうなったら終りなので徹底したヒットアンドアウェイ、
そして一発のパンチにかける。NOZOMIを倒すには打撃しかない。あの細い顎にヒットすれば必ず倒れるだろう。そのための対策、猛練習を繰り返す。堂島も練習に熱が入ってきた。その顔も引き締まってきたようだ。
そんな練習に身が入る “チーム ド根性源太郎” の元にジムの会長が顔を見せた。そして、檄を飛ばした。
「みんな頑張ってますね! このジムの功労者、堂島君にとっては、大晦日は格闘技人生最大の集大成になります。またジムの名誉、キックボクシングという格闘技の名誉もあり、女性に負けるなんてことは絶対にあってはならない。頼むから皆で協力して、堂島君を勝たせてやってほしい...」
会長の言葉に堂島は益々プレッシャーを感じるのであった。
(自分は負けたら腹を切る覚悟でリングへ上がらなくてはならないな...)
そんな猛練習を繰り返し気合が入る堂島陣営とは対象的に、NOZOMIは普段通りの生活を送っているようだ。
彼女は普段通り学校に通っては普通に授業を受けていた。
「だって、それが高校生の本文でしょう? 日常のリズムを崩したら逆にマイナスだと思うの...」
マスコミの取材にそう答え、試合に向けての練習している姿は絶対報道陣に見せることはない。
驚いたことにNOZOMIは文化祭のミスコン?にもゲスト出演したそうだ。見ていた者はその一位に選ばれた女子でさえ、'NOZOMIと並ぶと霞んでしまったと語る。圧倒的なオーラ。
文化祭に来た他校の男子生徒は、憧れの目でNOZOMIを見ていたという。
大晦日の大一番が迫っているというのに、NOZOMIの目撃情報は街のあちこちにあった。中には女子高友達と思われる数人とソフトクリームを食べている姿が目撃され、それを写真週刊誌に激写されたこともあった。
流行のファッションに身を包み、挑発的なミニスカートからしなやかに伸びる美脚が人々の目を奪った。
格闘技関係者の間ではNOZOMIの真の実力は知られていたが、一般の人は、堂島vsNOZOMI は本当に真剣勝負なのか?半信半疑で見ている向きも多い。
“ 何かしら脚本のあるショーだよ” と尤もらしく語る有名人もいた。
だから、大一番を前でも普通に通学しているし、文化祭に出たりミニスカート姿で街を闊歩する余裕があるのだ。
本当に男と真剣勝負するのであれば、
そんな余裕はなくトレーニングに明け暮れているはずなのだ。
NOZOMIはそんな世間の反応を楽しんでいた。今まではマスコミから隠れるように街に出るにも細心の注意を払っていたのだが、試合が決まってから意識して目立つようにしている。
NOZOMIは自分が女の子らしい格好で目立てば目立つほど、そんな女の子が男性を倒すというギャップに世間を驚かすことが出来ると考える。
男のようにマッチョになった女が男を倒すのとは訳が違う。普段はミニスカートを穿いているような女の子が、武骨な男をリングに沈める。
堂島さんには気の毒だが、全国生中継で全国のファンにそんな衝撃的なシーンを見せつけることが大切なのだ。
そんなことを考えると、NOZOMIはゾクゾクっとしたものを感じる。
(私は獰猛で残忍な蛇なのだ...)
秋も終わり、11月も過ぎると師走だ。そして暮に向かっていく。
堂島源太郎は悔いのないように、チームの皆と練習を繰り返してきた。こんなに練習したのは20代の頃以来だ。万全の仕上がりで調子も上々。
NOZOMI対策もばっちりで、最高の仕上がりでリングに上がれそうだ。
12月29日。
大晦日の試合2日前に調印式が行われた。全12試合、24名の猛者が当日リングに上がるのだ。
堂島源太郎はトリプルメインの第一試合、10試合目に行われる。
相手は天才美少女ファイターNOZOMI
堂島はジーンズにジャケットを引っ掛けただけのラフな格好。
早目に会場に入った堂島は緊張の面持ちで待っていたがNOZOMIはまだ来場していないようだ。
彼女とは今日が初対面になる。
会場の出入り口付近でマスコミ関係者がざわついた。
そしてフラッシュがたかれた。
NOZOMI選手の来場である。
報道陣はNOZOMIのその出で立ちに目を見張った。
鮮やかなワインレッドのロングドレスにはその脚線美を強調するスリットが入っており、身体にぴっちりフイットしたタイトなもの。しなやかでありながらも鍛えられた身体のラインがはっきり分かるセクシーなもの。
ツヤのある黒髪は背中まで長く垂らしてあり、シルバーのハイヒールでツカツカと会場に入ってきた。
これが17才の女子高生なのか?
まるでハリウッド女優がパーティーに臨むような華やかさ。
格闘技戦調印式という、猛者たちが集まる殺伐としたところにその姿は異様である。ましてや、そのドレスに身を包んだ少女はコンパニオンやアシスタントガールではなく選手なのだ。
呆然とNOZOMIに目をやっていた堂島とそのチームに目が合うと、彼女はこちらに笑顔でやってきた。
「堂島さん初めまして、、ですよね?
大晦日はお互い死力を尽くして、悔いのない戦いをしましょう...」
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