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私は満足気に紙を見直した。
(1つ以外、クリアしたから問題ないわ!!いよいよ婚約破棄だわ!!長かった。)
そして、いつものように机の引き出しに入れた。
後に、この紙を鍵のついた場所に保管するべきだったと後悔することになるのだが・・・。
そうして、殿下の卒業の日を迎えた。
私は卒業式を終え、卒業パーティーの前に控室に呼ばれた。
控室には、殿下と殿下の側近の方がいらっしゃった。
どうやら殿下は、みんなの前で婚約を破棄するという過激なことをするつもりはないようだった。
「アリエッタ嬢。この3年、君を近くで見てきた。」
アルベルト殿下が真剣な顔で見つめてきた。
(いよいよだわ!!いよいよ、婚約破棄よ。
殿下のことは嫌いではないけれど、王妃は無理だわ。)
この3年で、殿下のことは好ましいと思えるようになった。
(この方なら素晴らしい王になるわ。
アルベルト殿下。私は今後もあなたの忠実な臣下として、領地で、あくまで我が侯爵領で頑張りますね。
離れていても、殿下の忠臣であることは変わりません。)
そう思って、殿下の顔を真っすぐと見つめた。
「アリエッタ、あなたとの婚約を破棄する・・。」
「殿下。大変残念ですが、謹んでお受け致します。それが臣下の義務ですから。」
私は、扇で隠した口元が緩むのを抑えることが出来なかった。
(やったわ!!やったわ!!ついに!!婚約破棄よ~~!!)
すると、殿下にぎゅっと抱きしめられた。
(え?)
頭の中が真っ白になった。
「本当に君は・・。周りのことはかなりよく見ているのに、肝心の君自身のことは全く見えていないんですね。」
「え?」
「ふふふ。」
殿下は楽しそうに笑うと、そっと私の唇にキスをした。
(え?キス?どうして?婚約破棄したのに???)
そして、さらにきつく抱きしめられると、耳元で囁くように言った。
「婚約破棄なんてするわけないでしょ?あなた以上に、王妃の資質のある人物はいません。私の妃。」
そう言って、またキスをされた。
「それに先程は、『あなたとの婚約を破棄するなんてことはできません。ですので、すぐに結婚しましょう。』という予定だったのですよ。」
「しかし、私は・・。結婚?」
(え?婚約破棄できない?え?え?しかも結婚?)
「アリエッタ嬢も『謹んでお受け致します。』とのことですので、このまま結婚式でもいいですね?」
殿下が綺麗な顔で笑った。
(私。結婚を承諾したの?どうして?私の婚約破棄の計画は完璧だったはずなのに・・。)
疑問に思っていると、殿下はすっと一枚の紙を取り出した。
その紙を見て、はっとした。
「どうして、それがここに?!」
すると、殿下がにっこりと笑った。
「すみません。この紙の存在は3年前から知っていたんです。」
「え?嘘。」
そして殿下は私の腰に手を回し、抱き寄せながら、説明を始めた。
(1つ以外、クリアしたから問題ないわ!!いよいよ婚約破棄だわ!!長かった。)
そして、いつものように机の引き出しに入れた。
後に、この紙を鍵のついた場所に保管するべきだったと後悔することになるのだが・・・。
そうして、殿下の卒業の日を迎えた。
私は卒業式を終え、卒業パーティーの前に控室に呼ばれた。
控室には、殿下と殿下の側近の方がいらっしゃった。
どうやら殿下は、みんなの前で婚約を破棄するという過激なことをするつもりはないようだった。
「アリエッタ嬢。この3年、君を近くで見てきた。」
アルベルト殿下が真剣な顔で見つめてきた。
(いよいよだわ!!いよいよ、婚約破棄よ。
殿下のことは嫌いではないけれど、王妃は無理だわ。)
この3年で、殿下のことは好ましいと思えるようになった。
(この方なら素晴らしい王になるわ。
アルベルト殿下。私は今後もあなたの忠実な臣下として、領地で、あくまで我が侯爵領で頑張りますね。
離れていても、殿下の忠臣であることは変わりません。)
そう思って、殿下の顔を真っすぐと見つめた。
「アリエッタ、あなたとの婚約を破棄する・・。」
「殿下。大変残念ですが、謹んでお受け致します。それが臣下の義務ですから。」
私は、扇で隠した口元が緩むのを抑えることが出来なかった。
(やったわ!!やったわ!!ついに!!婚約破棄よ~~!!)
すると、殿下にぎゅっと抱きしめられた。
(え?)
頭の中が真っ白になった。
「本当に君は・・。周りのことはかなりよく見ているのに、肝心の君自身のことは全く見えていないんですね。」
「え?」
「ふふふ。」
殿下は楽しそうに笑うと、そっと私の唇にキスをした。
(え?キス?どうして?婚約破棄したのに???)
そして、さらにきつく抱きしめられると、耳元で囁くように言った。
「婚約破棄なんてするわけないでしょ?あなた以上に、王妃の資質のある人物はいません。私の妃。」
そう言って、またキスをされた。
「それに先程は、『あなたとの婚約を破棄するなんてことはできません。ですので、すぐに結婚しましょう。』という予定だったのですよ。」
「しかし、私は・・。結婚?」
(え?婚約破棄できない?え?え?しかも結婚?)
「アリエッタ嬢も『謹んでお受け致します。』とのことですので、このまま結婚式でもいいですね?」
殿下が綺麗な顔で笑った。
(私。結婚を承諾したの?どうして?私の婚約破棄の計画は完璧だったはずなのに・・。)
疑問に思っていると、殿下はすっと一枚の紙を取り出した。
その紙を見て、はっとした。
「どうして、それがここに?!」
すると、殿下がにっこりと笑った。
「すみません。この紙の存在は3年前から知っていたんです。」
「え?嘘。」
そして殿下は私の腰に手を回し、抱き寄せながら、説明を始めた。
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