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第13章 トレイダー
第02話 慰安旅行計画
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「それでエイジさんはこれからどうなさるのですか? ここに落ち着くとは思いませんが、少しはおられるのですか?」
食事中に長テーブルの向かいに座っている院長先生が尋ねて来た。
これからか。トレーズ様からも、あまり手を出すなと言われてるし、やる事って言ったら大陸を見つけるだけだからな。
「そうですね。少しゆっくりして、船旅でも楽しもうかと思ってます」
「「「船ー!?」」」
「え?」
院長先生に答えたのに、子供達に反応されてしまった。
みんな俺と院長先生の会話を聞いてたのか。料理に夢中だと思ってたよ。
「船ってどんなの!?」
「絵本で見たけど、川を走るんだよね!」
「それって僕達も連れてってもらえませんか!」
「私も行きたい!」
「僕も行くー!」
「僕は絶対参加するから!」
「院長先生! 行ってもいい?」
「川で泳ぐー!」
「魚とるー!」
年長、年少混ざり合って口々に話しかけてくる。袖や背中を引っ張られて、もうグチャグチャだ。
「これこれ、まだ食事中です。エイジさんの食事を邪魔する子は言う事を聞いてもらえませんよ」
「「「え!? はい!」」」
院長先生の一言で席に戻る子供達。
大声出してるわけじゃないのに、聞きわけがいいよな。鶴の一声って感じだ。
でも待って? 言う事を聞いたら連れて行くってなってない?
「でも、いいかな。ここのみんなって休み無しでしょ? 偶にはみんなで海にでも行きましょうか」
「「「海!?」」」
この余計な一言が切っ掛けとなって食事どころでは無くなってしまった。
「海ってなにー!」から始まって、「どこにあるのー!」になって、結局「行きたーい!」になるまで一分と掛からなかった。音量は凄かったけどね。多重音声の大音量だったよ。
「よし! 院長先生もミニーさんもゼパイルさんも、みんな纏めて遊びに行こう!」
「「「おおー!!!!」」」
全員纏めて行ってもいいだろ。休みが無いから二グループに分けてとかまどろっこしい。ずっと休んでないんだから休めばいいんだよ!
「いいのですか?」
「もちろん! みんなで行きましょう!」
「子供達も皆、仕事をしています。お休みになってしまいますが」
「はい! 休みましょう!」
「収入が止まりますよ?」
「構いません! でも、もう結構蓄えがあるんじゃないんですか?」
休みにする事を院長先生が心配そうに尋ねて来るので、貯金について聞いてみた。
麦やジャガイモは定期的に大量に売りに出てるはずだし、魔物もヨウムが森から間引いて連れて来てくれてるはずだ。それを卒園して冒険者になった子や冒険者を目指してる子に倒させてるはずだから、その素材をケンさん達が解体して売ってるだろうし、子供が多くても十分黒字のはずなんだよ。
食べるものは自給自足だし、住む家もある。必要なのは服や石鹸などの必需品ぐらいだと思うんだけど。
「ええ、お蔭さまでかなり潤っています。でも、この子達はここを巣立つと休み無く働かなければいけません。それをこの【星の家】で覚えてほしいと思っているのです」
ここの子達は自立しても後ろ盾なんて無いからね。厳しい環境でも頑張れるように育ててるんだな。
「でも、院長先生だってシスターミニーだってずっと働いてるじゃないですか。偶には休んで息抜きに旅行でもしましょう!」
そうだそうだと子供達も応援してくれる。
「ここの長はエイジさんですものね。ミニーも一緒に偶にはお休みにしましょうか」
「私も……いいんですか? でも、私は料理に進みたい子達が手伝ってくれてますから、意外と楽してますよ?」
楽してるはずがない。ただでさえ五〇人を超える人数の朝昼晩の食事を作ってるんだ。しかも、教えながらならもっと大変だ。
料理中は気に掛けてないといけないだろうし、洗い物だってキチンと洗えてるか見てくれてるはずだ。
偶の来客だったら給仕係もしてくれてるし、シスターミニーだって働きすぎだよ。
「ええ、エイジさんのお心遣いですからね。みなさん、ミニーも、今回はエイジさんに甘えましょう」
「嬉しいです!」
「「「やったー!」」」
その後はもうしっちゃかめっちゃかで、俺も揉み苦茶にされた。
暫く経って落ち着くと、ようやく日程などの話をする事ができた。
話し合いのメンバーは、俺、ユー、院長先生、シスターミニー、ケンとヤスにシェルとプリームのロンド姉弟、酒があるのでこの場に居るが、特に意見は出さない鍛冶師のゼパイルさん。
子供達は最年長の子も含めて遠慮してもらった。
日程は、院長先生から三日は待ってほしいと言われた。
出荷日の調整があるのと、ビランデルとヘリアレスの魔族の二人が定期便としてそろそろ来る予定なのだそうだ。余裕を見て三日という事だった。
あの二人、まだちゃんと定期便の役目を果たしてたんだ。
アッシュに修行してもらう時に、こっちの役目も疎かにしないって言ってたけど、ちゃんと守ってくれてるんだな。っていうか、あいつらの存在を忘れてたよ。
アッシュ達も放置のままだし、一度様子を見に行った方がいいね。今回の海行きが終わったら、大陸探しの前に行っておこうかな。
で、その海行きのメンバーだけど、【星の家】全員とここで話し合いをしてるメンバーだけ。【星菓子】の女性達は次に機会があった時という事になった。
今はキッカも含めて、全員がフィッツバーグの町にいないそうだ。
各地に支店を増やしてて、新店のオープンや指導役として出払ってるらしい。
キッカも嫁候補の一人なのに、【星菓子】メンバーと頑張ってるんだな。冒険者としての活動はしてないのかな?
みんなとは前回も会って無いので会ってみたいのだけど、いない人もいるようだから後回しでもいいかな?
嫁候補ではあるんだけど、ユーと結婚式をあげると言えば全員揃いそうな気もするしね。その時に、今の気持ちを聞いて判断しようかな。
まずは、この世界で一番世話になっている【星の家】の人達だね。特に院長先生とシスターミニーかな。
この二人を慰労する意味でも海には快適に且つ安全に連れて行ってあげたいね。
さて、その移動方法だけど……どうしよう。全くのノープランなんだけど。
森の移動と言えば、一番に思い出すのがヨウムだ。自分のテリトリー内なら一瞬で何人も移動してくれる。
ただ問題があって、彼のテリトリーは森が繋がってないといけない。今回の海行きだと途中までは行けても、海までは行けないだろう。
次に移動と言えばノワール達天馬だ。でも、三頭しかいないし、馬車を使ったとしても五〇人は無理だね。
後はモックン達蜘蛛だと大勢いるんだけど、移動となるとどうなんだろう。
う~ん……困った時の衛星頼み? 衛星に頼むにしても、俺がイメージしてお願いをしたものを衛星が形にするんだよね。
中にはそうじゃない時もあるんだけど、基本は俺が伝えるイメージが大事なんだよ。
移動手段のイメージね。しかも、トレーズ様からは今後あまり文化の発展に手を出すなって言われてるから、飛行機なんかはダメだろうし、気球や飛行船でも同じ事だろうね。
後は地下鉄なんかどうだろう。誰にも見られずに行けそうだけど、電車がダメか? いや、地下道だけ作ってもらって馬車で走るとか。
どうなんだろ。まずはタマちゃんに相談だな。
『タマちゃん、五~六〇人が安全に早く移動する手段って無い?』
『海に行くのですね。それでしたらワープゲートをお勧めします』
ワープゲート!? ってか、今普通にいい案出して来たよね? また進化した?
『先日のクリア時に二段階進化しました。今後は要望を頂けるだけで、最善案を出せるでしょう。必要ならば第二案、第三案も出しますので、エイジ様の選択肢として活用ください』
凄っ! なんか話も機械系から執事系に変わってる感じがするし、進化したって感じはあるよ。デカくもなってるしね。更にめっちゃ優秀になってんのね。俺の事、様付けになってるし、ちょっとウケる。
『わかった。今後ともよろしくね』
『エイジ様のお蔭でトレーズ様の格が他の神より上がりました。私共衛星達も同時に進化もできました。全ては二地域の攻略をされたエイジ様のお蔭です。こちらこそ今後ともよろしくお願いします』
なんか調子が狂うなぁ。こんな口調で褒めて来るタマちゃんって違和感しかないんだけど。
でも、毎回変わる度に慣れて来てるもんね。今回も慣れるかな?
ワープゲートがどんなものか、想像はつくけど実物を見てみないと安全性が確認できない。たぶん、アレだろうな。と思いつつ出してもらったら正に予想通り、なんちゃらドアってやつの大型版だった。
馬車でも十分通れる大きな門って感じのゲートだった。
ドアの無いゲートだけのもので、相手側に出口用ゲートを用意する必要も無い。ゲートの柱に付いているモニターに表示されてる地図に行き先を指先でタッチしてEnterを叩くだけ。猿にでも出来そうだ。
一応、俺しか使えない仕様になってるので、他で使われる心配は無い。魔法の世界だけど、転送魔法はちょっと早いらしい。このゲートは今回の俺の働きに対するご褒美みたいなものらしい。
ま、衛星が進化したお蔭で俺自身は転移できるようになってるからね。その拡大バージョンと思えばいいかな。
転移に関しては俺も初心者だし、何度か試してからがいいね。三日の猶予があるのは丁度よかったよ。
その日から何度か転移ゲートを試したり、ヨウムにお願いして居住区や各村を訪問して現状確認をした。
フィッツバーグを初めとした町へは行ってない。
行くと色々と頼まれ事をするかもしれないから、あえて避けた。時間は有限だからね。
【星菓子】には手紙を出しておいた。一ヵ月後にユーと結婚式を挙げるという内容の手紙だ。これで、今はいない者達も集まってくれると思う。
式をする場所は、もちろん【星の家】だ。
この世界に来て色々合ったけど、【星の家】こそが俺の始まりと言ってもいいだろう。マイホーム自体は隣に建てているけど、帰って来てホッと安心できるのは【星の家】なんだよね。
俺の中では、実家のような感覚に近いかもな。
まずは、海への慰安旅行のためにするべき事をしますか。
食事中に長テーブルの向かいに座っている院長先生が尋ねて来た。
これからか。トレーズ様からも、あまり手を出すなと言われてるし、やる事って言ったら大陸を見つけるだけだからな。
「そうですね。少しゆっくりして、船旅でも楽しもうかと思ってます」
「「「船ー!?」」」
「え?」
院長先生に答えたのに、子供達に反応されてしまった。
みんな俺と院長先生の会話を聞いてたのか。料理に夢中だと思ってたよ。
「船ってどんなの!?」
「絵本で見たけど、川を走るんだよね!」
「それって僕達も連れてってもらえませんか!」
「私も行きたい!」
「僕も行くー!」
「僕は絶対参加するから!」
「院長先生! 行ってもいい?」
「川で泳ぐー!」
「魚とるー!」
年長、年少混ざり合って口々に話しかけてくる。袖や背中を引っ張られて、もうグチャグチャだ。
「これこれ、まだ食事中です。エイジさんの食事を邪魔する子は言う事を聞いてもらえませんよ」
「「「え!? はい!」」」
院長先生の一言で席に戻る子供達。
大声出してるわけじゃないのに、聞きわけがいいよな。鶴の一声って感じだ。
でも待って? 言う事を聞いたら連れて行くってなってない?
「でも、いいかな。ここのみんなって休み無しでしょ? 偶にはみんなで海にでも行きましょうか」
「「「海!?」」」
この余計な一言が切っ掛けとなって食事どころでは無くなってしまった。
「海ってなにー!」から始まって、「どこにあるのー!」になって、結局「行きたーい!」になるまで一分と掛からなかった。音量は凄かったけどね。多重音声の大音量だったよ。
「よし! 院長先生もミニーさんもゼパイルさんも、みんな纏めて遊びに行こう!」
「「「おおー!!!!」」」
全員纏めて行ってもいいだろ。休みが無いから二グループに分けてとかまどろっこしい。ずっと休んでないんだから休めばいいんだよ!
「いいのですか?」
「もちろん! みんなで行きましょう!」
「子供達も皆、仕事をしています。お休みになってしまいますが」
「はい! 休みましょう!」
「収入が止まりますよ?」
「構いません! でも、もう結構蓄えがあるんじゃないんですか?」
休みにする事を院長先生が心配そうに尋ねて来るので、貯金について聞いてみた。
麦やジャガイモは定期的に大量に売りに出てるはずだし、魔物もヨウムが森から間引いて連れて来てくれてるはずだ。それを卒園して冒険者になった子や冒険者を目指してる子に倒させてるはずだから、その素材をケンさん達が解体して売ってるだろうし、子供が多くても十分黒字のはずなんだよ。
食べるものは自給自足だし、住む家もある。必要なのは服や石鹸などの必需品ぐらいだと思うんだけど。
「ええ、お蔭さまでかなり潤っています。でも、この子達はここを巣立つと休み無く働かなければいけません。それをこの【星の家】で覚えてほしいと思っているのです」
ここの子達は自立しても後ろ盾なんて無いからね。厳しい環境でも頑張れるように育ててるんだな。
「でも、院長先生だってシスターミニーだってずっと働いてるじゃないですか。偶には休んで息抜きに旅行でもしましょう!」
そうだそうだと子供達も応援してくれる。
「ここの長はエイジさんですものね。ミニーも一緒に偶にはお休みにしましょうか」
「私も……いいんですか? でも、私は料理に進みたい子達が手伝ってくれてますから、意外と楽してますよ?」
楽してるはずがない。ただでさえ五〇人を超える人数の朝昼晩の食事を作ってるんだ。しかも、教えながらならもっと大変だ。
料理中は気に掛けてないといけないだろうし、洗い物だってキチンと洗えてるか見てくれてるはずだ。
偶の来客だったら給仕係もしてくれてるし、シスターミニーだって働きすぎだよ。
「ええ、エイジさんのお心遣いですからね。みなさん、ミニーも、今回はエイジさんに甘えましょう」
「嬉しいです!」
「「「やったー!」」」
その後はもうしっちゃかめっちゃかで、俺も揉み苦茶にされた。
暫く経って落ち着くと、ようやく日程などの話をする事ができた。
話し合いのメンバーは、俺、ユー、院長先生、シスターミニー、ケンとヤスにシェルとプリームのロンド姉弟、酒があるのでこの場に居るが、特に意見は出さない鍛冶師のゼパイルさん。
子供達は最年長の子も含めて遠慮してもらった。
日程は、院長先生から三日は待ってほしいと言われた。
出荷日の調整があるのと、ビランデルとヘリアレスの魔族の二人が定期便としてそろそろ来る予定なのだそうだ。余裕を見て三日という事だった。
あの二人、まだちゃんと定期便の役目を果たしてたんだ。
アッシュに修行してもらう時に、こっちの役目も疎かにしないって言ってたけど、ちゃんと守ってくれてるんだな。っていうか、あいつらの存在を忘れてたよ。
アッシュ達も放置のままだし、一度様子を見に行った方がいいね。今回の海行きが終わったら、大陸探しの前に行っておこうかな。
で、その海行きのメンバーだけど、【星の家】全員とここで話し合いをしてるメンバーだけ。【星菓子】の女性達は次に機会があった時という事になった。
今はキッカも含めて、全員がフィッツバーグの町にいないそうだ。
各地に支店を増やしてて、新店のオープンや指導役として出払ってるらしい。
キッカも嫁候補の一人なのに、【星菓子】メンバーと頑張ってるんだな。冒険者としての活動はしてないのかな?
みんなとは前回も会って無いので会ってみたいのだけど、いない人もいるようだから後回しでもいいかな?
嫁候補ではあるんだけど、ユーと結婚式をあげると言えば全員揃いそうな気もするしね。その時に、今の気持ちを聞いて判断しようかな。
まずは、この世界で一番世話になっている【星の家】の人達だね。特に院長先生とシスターミニーかな。
この二人を慰労する意味でも海には快適に且つ安全に連れて行ってあげたいね。
さて、その移動方法だけど……どうしよう。全くのノープランなんだけど。
森の移動と言えば、一番に思い出すのがヨウムだ。自分のテリトリー内なら一瞬で何人も移動してくれる。
ただ問題があって、彼のテリトリーは森が繋がってないといけない。今回の海行きだと途中までは行けても、海までは行けないだろう。
次に移動と言えばノワール達天馬だ。でも、三頭しかいないし、馬車を使ったとしても五〇人は無理だね。
後はモックン達蜘蛛だと大勢いるんだけど、移動となるとどうなんだろう。
う~ん……困った時の衛星頼み? 衛星に頼むにしても、俺がイメージしてお願いをしたものを衛星が形にするんだよね。
中にはそうじゃない時もあるんだけど、基本は俺が伝えるイメージが大事なんだよ。
移動手段のイメージね。しかも、トレーズ様からは今後あまり文化の発展に手を出すなって言われてるから、飛行機なんかはダメだろうし、気球や飛行船でも同じ事だろうね。
後は地下鉄なんかどうだろう。誰にも見られずに行けそうだけど、電車がダメか? いや、地下道だけ作ってもらって馬車で走るとか。
どうなんだろ。まずはタマちゃんに相談だな。
『タマちゃん、五~六〇人が安全に早く移動する手段って無い?』
『海に行くのですね。それでしたらワープゲートをお勧めします』
ワープゲート!? ってか、今普通にいい案出して来たよね? また進化した?
『先日のクリア時に二段階進化しました。今後は要望を頂けるだけで、最善案を出せるでしょう。必要ならば第二案、第三案も出しますので、エイジ様の選択肢として活用ください』
凄っ! なんか話も機械系から執事系に変わってる感じがするし、進化したって感じはあるよ。デカくもなってるしね。更にめっちゃ優秀になってんのね。俺の事、様付けになってるし、ちょっとウケる。
『わかった。今後ともよろしくね』
『エイジ様のお蔭でトレーズ様の格が他の神より上がりました。私共衛星達も同時に進化もできました。全ては二地域の攻略をされたエイジ様のお蔭です。こちらこそ今後ともよろしくお願いします』
なんか調子が狂うなぁ。こんな口調で褒めて来るタマちゃんって違和感しかないんだけど。
でも、毎回変わる度に慣れて来てるもんね。今回も慣れるかな?
ワープゲートがどんなものか、想像はつくけど実物を見てみないと安全性が確認できない。たぶん、アレだろうな。と思いつつ出してもらったら正に予想通り、なんちゃらドアってやつの大型版だった。
馬車でも十分通れる大きな門って感じのゲートだった。
ドアの無いゲートだけのもので、相手側に出口用ゲートを用意する必要も無い。ゲートの柱に付いているモニターに表示されてる地図に行き先を指先でタッチしてEnterを叩くだけ。猿にでも出来そうだ。
一応、俺しか使えない仕様になってるので、他で使われる心配は無い。魔法の世界だけど、転送魔法はちょっと早いらしい。このゲートは今回の俺の働きに対するご褒美みたいなものらしい。
ま、衛星が進化したお蔭で俺自身は転移できるようになってるからね。その拡大バージョンと思えばいいかな。
転移に関しては俺も初心者だし、何度か試してからがいいね。三日の猶予があるのは丁度よかったよ。
その日から何度か転移ゲートを試したり、ヨウムにお願いして居住区や各村を訪問して現状確認をした。
フィッツバーグを初めとした町へは行ってない。
行くと色々と頼まれ事をするかもしれないから、あえて避けた。時間は有限だからね。
【星菓子】には手紙を出しておいた。一ヵ月後にユーと結婚式を挙げるという内容の手紙だ。これで、今はいない者達も集まってくれると思う。
式をする場所は、もちろん【星の家】だ。
この世界に来て色々合ったけど、【星の家】こそが俺の始まりと言ってもいいだろう。マイホーム自体は隣に建てているけど、帰って来てホッと安心できるのは【星の家】なんだよね。
俺の中では、実家のような感覚に近いかもな。
まずは、海への慰安旅行のためにするべき事をしますか。
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読んで頂きありがとうございます。
ハハハハハ。それって、リヴァイっすよね。
最近は読んでませんが、お気に入り作品のひとつでした。
楽しい感想ありがとうございました。
更新間隔が開き過ぎて申し訳ないですが、今後ともよろしくお願いします。
良かった~(^ω^)
無事でしたね
ご心配お掛けしてすみません。
なんとか生きております。
単なる夏バテでは無いかと思うのですが、何もやる気が起きなくてダラダラとしておりました。
涼しくなったら更新頻度も上がると思いますが、今のところはボチボチのペースでやって行こうと思ってます。
ありがとうございました。
(๑╹ω╹๑ )夏バテお疲れ様です。暑いというより熱いという表現がちょうどいい感じですかね?
お気遣いありがとうございます。
年々暑くなってると毎年言ってる気がしますが、今年は異常過ぎます。
暑くなり始めたのも早かったですが、梅雨の長雨に地震、そして連続台風が終わったと思ったらまた暑さ続き。
既にコオロギやツクツクホウシも鳴いてたというのに、まだまだ暑い。
身体が付いて行きません。
オンボロ@猫様もお身体には十分気を付けて下さい。
感想ありがとうございました。