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第155話 エピローグ3(最終話)
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わたしの神界での長い話をアイラお嬢様はしっかりと聞いてくれた
ところどころ要約してマリーにも事情を説明してくれている
「ふぅ、なるほど事情はわかりました、それではミセッティはまたこちらで一緒に暮らせるということでよいのでしょうか」
「ゴブ・・・」(まぁそういうことだゴブ、神界からは追い出されたんだゴブ)
「ぶふぅ、おもしろすぎですぅ~これだと石碑の文言をまた掘り直さないといけないです!『魔物として生まれ、人とともに生き、神となったミセッティ、神界を追放されてまた人と暮らす』ってところですぅ~」
「こらこらマリー夫人、笑いすぎですよ、実際は無駄死にだったんだとしてもあの時のミセッティは真剣にセレスティア様のご降臨のために命を捧げたんですから」
「ゴブ・・・」(無駄死に・・・)
アイラお嬢様は相変わらず物事の本質を的確かつ辛辣に表現するゴブな
「こちらに戻ったなら早く連絡してくれれば迎えにきましたのに、3年もここで生活していたのですか?その割には外見も全然変わりありませんが」
「ゴブ」(ここにきたのは2か月前くらいゴブ、外見のことは言わないでゴブ)
神界でいた時間は体感では半日ぐらいだと思うがこちらでは3年くらい経っていた
人間界と神界では時間の流れが違うってことなのかな
ゴブリンの身体が消滅しセレスティア様に邪神として復活させてもらったのはいいが死亡時の身体を基準に再構成したので姿はゴブリン幼生体のままなのだ
つるペタ、お腹ぽっこり、ほっぺたもちもちの愛くるしい姿で復活してしまった
長寿命の神になったので成長速度もそれに合わせて鈍化してしまっているらしい
セレスティア様いわく、『ゴブリンは成長が早い種族だから5千年くらい経てば成体になれるんじゃない?知らないけど』ってことだったゴブ
「ぶっふふぅ!またまたおもしろすぎですぅ~それってほぼずぅっっと子供ってことじゃないですかぁ、めっちゃウケるんですけど~」
マリーの奴め大人になって母親になっても失礼な奴だゴブ
魔法神ミスティアのバカと同じ反応しやがって
「年はとらなくても体格は変わるようですね・・・ミセッティ、あなたまた少し太っていますわよ、ここで食べては寝ての運動しない生活が体に出てきていますわよ」
「ゴブ!?」(やっぱりそうかゴブ!体操はたまにしていたんだけど)
それはそうとわたしは世界を支える神としてどうしても確認することがあるゴブ
「ゴブ」(戻ってきたら登録信者数が0人になっていたゴブ、どういうことゴブ)
「ふぉ!?あ~、それは・・・ですね~まぁ、何と言いますか、セレスティア様の降臨には感謝しているといったところではありますが~消えてしまった神に信仰を捧げ続けるのは不毛という話もあったり~邪神の信者だと外聞が悪いとか~そもそも邪神はこの祝福された世界に存在しないという論文も出てまして~もごもご・・・」
「ゴブ~」(あの時確かに信者数が3万越えしてたんだけどな~)
「ええ~と、あの時はあの時の信者だとしてまた一から信者を集めればいいじゃないですか?ほら、こうしてまた新しい身体で地上に降臨したんでしょ?名前は同じでも神様としては別の登録になってしまったのかもですわ~」
ああ~なるほどね、ユーチューブでも事故(事件)でアカウントを削除されたらまた一からやり直しになっちゃう的なやつね
まぁそれならそれで0になってしまったとしても実績と人気があればすぐに元の登録数に戻れるよな
「ゴブ~」(なるほどゴブ~、それではアイラお嬢様、再登録よろしくゴブ~)
「ぶぇっ!?わ、私ですか~あ~そうですね、でも私はあの時も結局お母様たちの許可をもらう時間が無くてミセッティの信者になっていませんし~今はスタンピードも起きない平穏な世の中ですし~なにより大聖女のお役目を果たしている最中に邪神に宗旨変えするのはどうかと思うのですわ」
「ゴブ・・・」(さっきは大聖女なんてふざけてるぐらい言っていたゴブ・・・)
仕方ないとりあえずマリーの奴を仕切り直しの栄えある信者第1号にしてやるか
「ふぇ!?私ですか?私は今や公爵家に嫁入りした身ですのでまず旦那様に許可を得ませんと、私の一存ではとてもとても!ただ由緒ある公爵家では主神セレスティア様への信仰で一族は結束していますからね~ちょぉぉっと難しいかな~ですぅ」
むぅ、みんな大人になって家の事情やしがらみに縛られてしまっているゴブな
「ゴブ~」(まぁいいゴブ、エレノアさんにでもお願いしてみるゴブ~)
確かあの時も早い段階で邪神であるわたしへの信仰を表明してくれたしな
「あ~、エレノア王妃ですか、まぁ話だけでもしてみるのはいいと思いますけど」
「・・・国母が邪神を信奉するわけないじゃん・・・ボソッ」
マリーの奴が何かつぶやいていたがよく聞こえなかったゴブ~
よ~し、そうと決まったら邪神としてまた悪行ポイントをせっせと集めなければ
まず始めとして偽の大聖女であるアイラお嬢様を本物の大聖女と勘違いさせて社会を騙して大混乱させてやるゴブ!
そしてゆくゆくは邪神の信者たちによって世界を裏から支配するのだゴブ
次の日の夜、降臨祭の最高潮になるイベント、降臨の再現〈大聖女の祈祷〉の際に光輝く小さな星屑が聖地に降り注ぎ、アイラ大聖女の復活が大々的に発表された
「ぅおぉぉい!何てことしてくれたんですかぁ!ただでさえ王子様との側室の話が西方真理教会の大反対で白紙にされたってのに!このままだとどこにもお嫁に行けずに一生ここで聖女をさせられそうですわ~!」
「お嬢様、家柄もよくて本人のスペックも高いのに男運は壊滅的に悪いですもんね」
瘴気災害が落ち着いたあとアイラお嬢様がセントラル王家に側室に入ることが内々で決まっていたそうだが直前で教会に察知され連合国を巻き込んで反対運動が勃発する
「大聖女様をセントラル王家で独占するとはけしからん!」
「今や大聖女アイラ様は民衆の心の拠り所、次の大聖女が誕生されるまでは・・・」
「まだお若いし申し訳ないがもうしばし大聖女様のお役目を果たしていただきたい」
「はぁはぁ、僕達の大聖女アイラ様、永遠の処女・・・はぁはぁ」
などと一貴族、一国家の枠組みでは決定できない案件としてアイラ様は聖地の中心で男性が一切近寄れない厳重な警備の中で生活することになってしまった
「ゴブ~」(少しくらい年とっても若くしてあげるからいいじゃないかゴブ)
こうして大聖女様は生涯独身として無辜の民のために生涯を捧げることになったとさ
大聖女様が諸国を漫遊される際には伝説となった三英傑と聖具がその身を守る
人を癒し魔物を滅する聖剣『不殺の聖剣』ライアン
あらゆる攻撃をその身に受ける『鉄壁の闘衣』カタリナ
無限の聖水を生み出す奇跡『聖骸布』マリー
女神に祝福されしセントラル国と聖地コスタリアは永く栄華を極めることとなる
そして光強く差す時は影もまた濃くなるという不穏な噂も絶えず囁かれていた
聖地コスタリアを中心に人知れず信仰されている邪神が存在するという
その邪神はわずかな対価と引き換えに癒しと健康な体、さらには望む者には美しい外見を授けて、高潔な魂を堕落させ人生を狂わせる麻薬のような悪神だと噂される
~~~~~~~~~~
「ゴブ~」(今日もいい天気、少しの労働でおいしいお土産がたくさんゴブ~」
みんなおいしい食べ物を寄進してくれるのはいいが肝心の信者になってくれないのがさみしいゴブな~これではいつまで経っても邪神の奇跡がおこせないゴブ
「ミセッティ、本当に本当に50年前の約束を覚えていますわよね!このお役目が一段落したら若返らせて第2の人生をしっかり楽しめるようにするって約束!そろそろですからね!!」
「ゴブ~」(分かっているゴブ~でもまだ少し早い気がするゴブ~もぐもぐ)
今日もセレスティア界は平和です
完
ところどころ要約してマリーにも事情を説明してくれている
「ふぅ、なるほど事情はわかりました、それではミセッティはまたこちらで一緒に暮らせるということでよいのでしょうか」
「ゴブ・・・」(まぁそういうことだゴブ、神界からは追い出されたんだゴブ)
「ぶふぅ、おもしろすぎですぅ~これだと石碑の文言をまた掘り直さないといけないです!『魔物として生まれ、人とともに生き、神となったミセッティ、神界を追放されてまた人と暮らす』ってところですぅ~」
「こらこらマリー夫人、笑いすぎですよ、実際は無駄死にだったんだとしてもあの時のミセッティは真剣にセレスティア様のご降臨のために命を捧げたんですから」
「ゴブ・・・」(無駄死に・・・)
アイラお嬢様は相変わらず物事の本質を的確かつ辛辣に表現するゴブな
「こちらに戻ったなら早く連絡してくれれば迎えにきましたのに、3年もここで生活していたのですか?その割には外見も全然変わりありませんが」
「ゴブ」(ここにきたのは2か月前くらいゴブ、外見のことは言わないでゴブ)
神界でいた時間は体感では半日ぐらいだと思うがこちらでは3年くらい経っていた
人間界と神界では時間の流れが違うってことなのかな
ゴブリンの身体が消滅しセレスティア様に邪神として復活させてもらったのはいいが死亡時の身体を基準に再構成したので姿はゴブリン幼生体のままなのだ
つるペタ、お腹ぽっこり、ほっぺたもちもちの愛くるしい姿で復活してしまった
長寿命の神になったので成長速度もそれに合わせて鈍化してしまっているらしい
セレスティア様いわく、『ゴブリンは成長が早い種族だから5千年くらい経てば成体になれるんじゃない?知らないけど』ってことだったゴブ
「ぶっふふぅ!またまたおもしろすぎですぅ~それってほぼずぅっっと子供ってことじゃないですかぁ、めっちゃウケるんですけど~」
マリーの奴め大人になって母親になっても失礼な奴だゴブ
魔法神ミスティアのバカと同じ反応しやがって
「年はとらなくても体格は変わるようですね・・・ミセッティ、あなたまた少し太っていますわよ、ここで食べては寝ての運動しない生活が体に出てきていますわよ」
「ゴブ!?」(やっぱりそうかゴブ!体操はたまにしていたんだけど)
それはそうとわたしは世界を支える神としてどうしても確認することがあるゴブ
「ゴブ」(戻ってきたら登録信者数が0人になっていたゴブ、どういうことゴブ)
「ふぉ!?あ~、それは・・・ですね~まぁ、何と言いますか、セレスティア様の降臨には感謝しているといったところではありますが~消えてしまった神に信仰を捧げ続けるのは不毛という話もあったり~邪神の信者だと外聞が悪いとか~そもそも邪神はこの祝福された世界に存在しないという論文も出てまして~もごもご・・・」
「ゴブ~」(あの時確かに信者数が3万越えしてたんだけどな~)
「ええ~と、あの時はあの時の信者だとしてまた一から信者を集めればいいじゃないですか?ほら、こうしてまた新しい身体で地上に降臨したんでしょ?名前は同じでも神様としては別の登録になってしまったのかもですわ~」
ああ~なるほどね、ユーチューブでも事故(事件)でアカウントを削除されたらまた一からやり直しになっちゃう的なやつね
まぁそれならそれで0になってしまったとしても実績と人気があればすぐに元の登録数に戻れるよな
「ゴブ~」(なるほどゴブ~、それではアイラお嬢様、再登録よろしくゴブ~)
「ぶぇっ!?わ、私ですか~あ~そうですね、でも私はあの時も結局お母様たちの許可をもらう時間が無くてミセッティの信者になっていませんし~今はスタンピードも起きない平穏な世の中ですし~なにより大聖女のお役目を果たしている最中に邪神に宗旨変えするのはどうかと思うのですわ」
「ゴブ・・・」(さっきは大聖女なんてふざけてるぐらい言っていたゴブ・・・)
仕方ないとりあえずマリーの奴を仕切り直しの栄えある信者第1号にしてやるか
「ふぇ!?私ですか?私は今や公爵家に嫁入りした身ですのでまず旦那様に許可を得ませんと、私の一存ではとてもとても!ただ由緒ある公爵家では主神セレスティア様への信仰で一族は結束していますからね~ちょぉぉっと難しいかな~ですぅ」
むぅ、みんな大人になって家の事情やしがらみに縛られてしまっているゴブな
「ゴブ~」(まぁいいゴブ、エレノアさんにでもお願いしてみるゴブ~)
確かあの時も早い段階で邪神であるわたしへの信仰を表明してくれたしな
「あ~、エレノア王妃ですか、まぁ話だけでもしてみるのはいいと思いますけど」
「・・・国母が邪神を信奉するわけないじゃん・・・ボソッ」
マリーの奴が何かつぶやいていたがよく聞こえなかったゴブ~
よ~し、そうと決まったら邪神としてまた悪行ポイントをせっせと集めなければ
まず始めとして偽の大聖女であるアイラお嬢様を本物の大聖女と勘違いさせて社会を騙して大混乱させてやるゴブ!
そしてゆくゆくは邪神の信者たちによって世界を裏から支配するのだゴブ
次の日の夜、降臨祭の最高潮になるイベント、降臨の再現〈大聖女の祈祷〉の際に光輝く小さな星屑が聖地に降り注ぎ、アイラ大聖女の復活が大々的に発表された
「ぅおぉぉい!何てことしてくれたんですかぁ!ただでさえ王子様との側室の話が西方真理教会の大反対で白紙にされたってのに!このままだとどこにもお嫁に行けずに一生ここで聖女をさせられそうですわ~!」
「お嬢様、家柄もよくて本人のスペックも高いのに男運は壊滅的に悪いですもんね」
瘴気災害が落ち着いたあとアイラお嬢様がセントラル王家に側室に入ることが内々で決まっていたそうだが直前で教会に察知され連合国を巻き込んで反対運動が勃発する
「大聖女様をセントラル王家で独占するとはけしからん!」
「今や大聖女アイラ様は民衆の心の拠り所、次の大聖女が誕生されるまでは・・・」
「まだお若いし申し訳ないがもうしばし大聖女様のお役目を果たしていただきたい」
「はぁはぁ、僕達の大聖女アイラ様、永遠の処女・・・はぁはぁ」
などと一貴族、一国家の枠組みでは決定できない案件としてアイラ様は聖地の中心で男性が一切近寄れない厳重な警備の中で生活することになってしまった
「ゴブ~」(少しくらい年とっても若くしてあげるからいいじゃないかゴブ)
こうして大聖女様は生涯独身として無辜の民のために生涯を捧げることになったとさ
大聖女様が諸国を漫遊される際には伝説となった三英傑と聖具がその身を守る
人を癒し魔物を滅する聖剣『不殺の聖剣』ライアン
あらゆる攻撃をその身に受ける『鉄壁の闘衣』カタリナ
無限の聖水を生み出す奇跡『聖骸布』マリー
女神に祝福されしセントラル国と聖地コスタリアは永く栄華を極めることとなる
そして光強く差す時は影もまた濃くなるという不穏な噂も絶えず囁かれていた
聖地コスタリアを中心に人知れず信仰されている邪神が存在するという
その邪神はわずかな対価と引き換えに癒しと健康な体、さらには望む者には美しい外見を授けて、高潔な魂を堕落させ人生を狂わせる麻薬のような悪神だと噂される
~~~~~~~~~~
「ゴブ~」(今日もいい天気、少しの労働でおいしいお土産がたくさんゴブ~」
みんなおいしい食べ物を寄進してくれるのはいいが肝心の信者になってくれないのがさみしいゴブな~これではいつまで経っても邪神の奇跡がおこせないゴブ
「ミセッティ、本当に本当に50年前の約束を覚えていますわよね!このお役目が一段落したら若返らせて第2の人生をしっかり楽しめるようにするって約束!そろそろですからね!!」
「ゴブ~」(分かっているゴブ~でもまだ少し早い気がするゴブ~もぐもぐ)
今日もセレスティア界は平和です
完
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