悲報 スライムに転生するつもりがゴブリンに転生しました

ぽこぺん

文字の大きさ
2 / 155

第2話 転生時のアレ

しおりを挟む
「みなさ~ん 少し集まってくださ~い 説明いたしま~す」

真っ白な空間に20人くらいだろうか、制服や背広の人だかりがあった。

「みなさんには今までいたガイアからそれぞれ違う世界に行ってもらいます~」

やる気があまり感じられない気だるい口調でそんなことを言っている。
誰一人文句を言わないのはソレの存在感が原因だろう。
ザ・女神というべき整った美しさ、体から発する光、今すぐ膝をおって
傅きたくなる威圧感、その全てをもって超常の存在であることが本能で分かる。

「それでは~これから旅立つみなさんには~私の加護と強力な力を授けます~」

「ちょ、ちょっと待ってください、もう少しこの状況の説明を・・・」

おお、この状況でよく発言できるやつがいたな。
どう考えても異世界転移テンプレの展開だろうに。
そう考えているとその女神が答えた。

「そうですね~いきなり過ぎてびっくりしますよね~
 あなた方を呼んだのは私たちの創造した世界を発展させていただくための礎に
なってもらいます~。あ、何か犠牲になれだとか義務を果たせとかは無いですよ~
今までの経験を活かし文化を発展させるもよし、魔物を倒し英雄になるもよしです~」

じゃあオレも質問させてもらおう。
「転移ですか?それとも転生ですか?」

「う~ん、どちらでも良いですよ~。でも今から説明しようと思っていたのですが、
みなさん1人あたりに使える神力は決まっていますので~今のまま姿に能力を足す
だけの方が多くのポイントを振り分けられるかもです~」

「そういうのはどうでも良くて!私たちを元の場所に帰しなさいよ。」

おおっ。結構しゃべれると分かれば文句を言いだした奴が出たな。でもこの場合の返答は想像ができるんだな、これが。

「残念ながらそれは無理です~。みなさんの存在、運命そのものを切り取ってしまいましたから~戻るべき元自体がもう無いんですよね~」

やはり戻れないか。しかしさらっと恐ろしい発言を言っているな運命ごととか。

「そんな・・でもそんなことをしたらガイア?の神が許さないんじゃないですか?」

「問題無いです~ガイアは条件を満たしたのですでに自由に干渉してよくなりましたし~彼も次の世界の創造に入っていますので~」

「はぁ?どういうことよ?」
こいつまだ食い下がってるな。こっちは早くキャラメイキングに進みたいのに・・・

「う~ん、どこから説明したらよいか分かりませんが~私たちはとある存在より世界を創造し発展させる命令を受けておりまして~それぞれがいろいろな世界を創造して成熟までの期間を競ってきたのですが~成熟とされる条件がなかなか厳しいもので~私の世界は少し発展が遅れ気味なので手伝ってほしいな~とお願いしているのです」

こいつトロそうだもんな。そっかガイア、つまり俺たちでいう地球の神とやらはもう成熟条件とかを満たしたってことか。

「トロく無いです~。私は争いや苦しみが苦手なので~発展のために世界規模の戦争を起こしたり疫病を流行らせたりするのがいやだっただけです~」

おおっと。心の声が聞こえとる、そりゃトロくても女神だもんな、やばいやばい。

「その成熟条件って何なのよ!」

いや、こいつマジで黙らそうぜ。こっちは早くキャラメイキングに(以下同文)

「土地面積に対する人類の数と惑星の全制覇と惑星からの脱出ですね~」

ふーむ、一定以上の人口密度に極地や海底の探索、宇宙船の開発ってところか。
確かにまあまあ人類の成熟度が必要ではあるな・・・
本能的に子作り、探検、宇宙への憧れは組み込まれていたのか。
そしてその目的を達成するための起爆剤としての戦争や疫病か。地球の神め、やってくれたな。

「しかもガイアは~魔法無し~亜人なし~魔物なし~希少金属プラチナまで~の縛りプレイでの最速達成記録更新なのです~くやしいです~」

ゲームかよ!まあ神様達にとってはそんなもんだろうけど。
ん?少し前に気になることを言ったな、ガイアの神は次の世界の創造を始めたとか。

「です~。あなた方でいう50年ほど前にガイアは成熟したとされました~もう私たちの管理から離れ独り立ちですね~」

ってことは地球にはもう神様がいないってことか・・マジか。
だからって拉致っていいとは思えんが。所有権のないものは好きにしていいってか?

「です~。」

まあそんな神様事情はどうでもいいんだ。こっちは早くキャラメイキングしたいんだよ!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

落ちこぼれ職人、万能スキルでギルド最強になります!

たまごころ
ファンタジー
ギルド最弱の鍛冶師レオンは、仲間に「役立たず」と笑われて追放された。 途方に暮れる彼の前に現れたのは、伝説の鍛冶書と、しゃべる鉄塊(?)。 鍛冶・錬金・料理・魔道具――あらゆるクラフトスキルを吸収する《創精鍛造》を極め、万能職人へと覚醒! 素材採取から戦闘まで、すべて自作で挑む“ものづくり異世界成り上がり譚”が今、始まる。 裏切った元仲間? 今さら後悔しても遅いぞ!

異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。 日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。 両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日―― 「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」 女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。 目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。 作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。 けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。 ――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。 誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。 そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。 ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。 癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!

捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ

月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。 こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。 そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。 太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。 テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。

異世界翻訳者の想定外な日々 ~静かに読書生活を送る筈が何故か家がハーレム化し金持ちになったあげく黒覆面の最強怪傑となってしまった~

於田縫紀
ファンタジー
 図書館の奥である本に出合った時、俺は思い出す。『そうだ、俺はかつて日本人だった』と。  その本をつい翻訳してしまった事がきっかけで俺の人生設計は狂い始める。気がつけば美少女3人に囲まれつつ仕事に追われる毎日。そして時々俺は悩む。本当に俺はこんな暮らしをしてていいのだろうかと。ハーレム状態なのだろうか。単に便利に使われているだけなのだろうかと。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~

志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、ひょんなことで死亡した僕、シアンは異世界にいつの間にか転生していた。 とは言え、赤子からではなくある程度成長した肉体だったので、のんびり過ごすために自給自足の生活をしていたのだが、そんな生活の最中で、あるメイドゴーレムを拾った。 …‥‥でもね、なんだろうこのメイド、チートすぎるというか、スペックがヤヴァイ。 「これもご主人様のためなのデス」「いや、やり過ぎだからね!?」 これは、そんな大変な毎日を送る羽目になってしまった後悔の話でもある‥‥‥いやまぁ、別に良いんだけどね(諦め) 小説家になろう様でも投稿しています。感想・ご指摘も受け付けますので、どうぞお楽しみに。

銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~

雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。 左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。 この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。 しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。 彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。 その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。 遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。 様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

処理中です...