悲報 スライムに転生するつもりがゴブリンに転生しました

ぽこぺん

文字の大きさ
3 / 155

第3話 転生時のアレ2

しおりを挟む
「です~。あまり時間もありませんし~みなさんに与える恩恵の説明をします~」

よっしゃー!待ってたぜ、長々と話し込んでしまったがコレだよこれ。異世界転生の定番ですな。強スキルに高ステータス、現地住民との圧倒的な差で楽勝の人生。

「みなさんになじみがあるようにゲームの初期キャラ作成画面のように操作できるようにしてみました~。まずは職業を選んでいただきますと~それに付随して選択可能なスキルが表示されます~。外見や年齢を変更するにもポイントが必要になるので注意してください~。あ~私の加護は全員につけておきますね~」

そういうとオレたちの前に半透明なゲーム画面のようなボードが現れた。
名前(未設定)
種族 ヒューマン▽
性別  男▽
職業 戦士▽
HP   30+
MP    8+
力   14+
体力  15+
素早さ 10+
賢さ   8+
運    8+
能力値残りポイント 100

スキル
ーーーー▽
ーーーー▽
ーーーー▽
称号
女神の加護

残りポイント5720

さらにボードの右半分には全身と顔のアップがありかなり自由にカスタマイズ出来そうだ。

「キャー、エルフよエルフ!種族変更に2000ポイントかかるけど、やっぱり転生するならエルフよねー」

「こっちは職業で貴族ってあるぞ、爵位を1つ上げると1000ポイントかかるな」

「それよりも顔とスタイルよ!ポイントなしで自由に変えれるじゃない!これで人生勝ち組に確定よ!」

結構盛り上がってるな・・・。ふむふむ本当にゲームのキャラメイキング画面のままだな。▽印のところを押すと選択できる一覧が表示されるし。
だがオレはそんなチンケなチートでは満足しないぜ!
そしてオレは種族欄を選択する。
ヒューマン、エルフ、ハーフエルフ、ドワーフ、ホビット、ワーキャット・・・
おおっさすが異世界。定番からあまり聞いたことの無い人種まで結構な数があるな。
だがオレの欲しい選択はそこじゃない、おれが欲しいのはアレだ、そう最弱にして最強になる可能性を秘めたあの種族!

スライムに・・・オレはなる!!

その前に少し確認しておくか。

「はーい、先生へ質問がありまーす」

「なんでしょうか~。先生じゃなくて女神です~」

「その世界では魔物と人間は対立しているとは思いますが神様から見ても魔物は存在すら許されない排除するべき邪魔な存在なのでしょうか?」

「いいえ~。ガイアでは魔物が存在しなかったのでなじみが無いので驚くかもしれませんが~魔物はマナ溜まりからも自然発生するもので~大きな意味では火山の噴火や津波などの自然災害と変わりませんし~。世界の創造神といたしましてはその世界で発生した全ては愛すべき存在なのです~。中には長命なのを活かして管理業務の一部を担っていただいておりますし~人類も魔物の素材を利用して生計を立てていたりしていますから~。ただ管理者としましては魔物が増えすぎて人類の発展が停滞するのは避けたいですね~」

ふむ。魔物だからといって神様から理不尽に一方的に滅せられることは無いようだ。
人類の敵で討伐対象ということは変わらないようだが。
くくく・・・。上等だぜ。

オレは人間をやめて超越した存在になるのだ!!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件

さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ! 食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。 侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。 「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」 気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。 いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。 料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

インターネットで異世界無双!?

kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。  その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。  これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。

現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~

はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。 病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。 これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。 別作品も掲載してます!よかったら応援してください。 おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

【モブ魂】~ゲームの下っ端ザコキャラに転生したオレ、知識チートで無双したらハーレムできました~なお、妹は激怒している模様

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
よくゲームとかで敵を回復するうざい敵キャラっているだろ? ――――それ、オレなんだわ……。 昔流行ったゲーム『魔剣伝説』の中で、悪事を働く辺境伯の息子……の取り巻きの一人に転生してしまったオレ。 そんなオレには、病に侵された双子の妹がいた。 妹を死なせないために、オレがとった秘策とは――――。

転生したみたいなので異世界生活を楽しみます

さっちさん
ファンタジー
又々、題名変更しました。 内容がどんどんかけ離れていくので… 沢山のコメントありがとうございます。対応出来なくてすいません。 誤字脱字申し訳ございません。気がついたら直していきます。 感傷的表現は無しでお願いしたいと思います😢 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ありきたりな転生ものの予定です。 主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。 一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。 まっ、なんとかなるっしょ。

異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日
ファンタジー
交通事故に巻き込まれて、異世界に転移した拓(タク)と浩司(コウジ) そこは、剣と魔法の世界だった。 2千年以上昔の勇者の物語、そこに出てくる勇者の遺産。 新しい世界で遺跡探検と異世界料理を楽しもうと思っていたのだが・・・ 気に入らない異世界の常識に小さな喧嘩を売ることにした。

処理中です...