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休日3
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「それで、キララ。どこに出かけるの?」
ソラに問われて、私は考えます。
ソラをモデルのお仕事に連れていくのはかまいません。
見学と言えば、撮影場所にいても大丈夫だと思います。
問題は撮影場所には私以外の女の子もいるということです。
ソラが彼女達に襲われないようにしなければなりません。
ここはやはりアレしかないでしょう。
ソラ子に登場してもらうのです。
でも、今日の行き先は学校ではありません。
今までは制服を着てもらっていたのですが、今日は制服では浮いてしまいます。
私の私服を貸してあげてもいいのですが、ソラ子にお古を着せるのは気が引けます。
「そうだ」
「え、なに?」
よいことを思い付きました。
私はそれを伝えることにします。
「ソラ子」
「あ、今日も女装するんだね」
ソラ子は察しがよくて助かります。
でも、今日はそれだけではないのです。
「服を買いに行きましょう」
「服?」
「せっかくだから、お洒落しましょう」
私は前から思っていました。
ソラ子には、まだまだ眠っている魅力があります。
それを解放すれば、ソラ子の貞操は鉄壁に護られると思うのです。
高嶺の花という言葉があります。
綺麗すぎて近寄りがたい存在を指す言葉です。
ソラ子にはそれになってもらおうと思います。
そのために必要なのは、お洒落です。
「僕、今月はあまりお小遣いが残っていないんだけど……」
「大丈夫。経費で落とすから」
「経費?」
ソラ子を魔法使いにするのは、魔女っ子業界に関わる者としての使命です。
そのためには、お金に糸目はつけないつもりです。
最終的には魔女っ子業界に費用を請求するつもりですが、魔女っ子(代理)である私は本部の場所を知りません。
とりあえず、モデルのお給料から出しておくことにします。
「そうと決まれば、善は急げよ。さっそく出かけましょう」
「わっ! キララ、着替えは自分でできるよ!」
私はソラをソラ子に変身させると、お店に向かって出発しました
*****
やってきたのは、私がよく利用するお店です。
高級すぎず安すぎず、お洒落な服が置いてあります。
そしてこのお店は、オーダーメイドもしてくれるのです。
よく魔女っ子衣装の改造をお願いしています。
「あら、キララちゃん、いらっしゃい」
お店に入ると店員さんが声をかけてきます。
声をかけてきたのは顔見知りの店員さんでした。
ちょうどいいです。
この店員さんのファッションセンスは信用できます。
「今日は普段着? それとも趣味の服?」
店員さんが問いかけてきます。
趣味の服というのは、魔女っ子衣装のことです。
魔女っ子(代理)は趣味ではなく本業なのですが、一般人に正体を明かすわけにはいかないので、人に話すときは趣味ということにしているのです。
でも、今日はどちらでもありません。
「今日はこの子の服をお願いしたいの」
「よ、よろしく」
私は後ろにいるソラ子を前に押し出します。
すると、店員さんはソラ子を観察するように、じっと見詰めます。
「この子……」
「な、なにか?」
じーっと見詰めます。
もしかして、ソラ子が男の娘だということに、気付かれてしまったでしょうか。
そう思ったのですが、その心配は不要でした。
店員さんは、ぱっと顔を輝かせて笑顔になります。
「磨けば光る原石ね!」
「わっ」
店員さんが気付いたのは、ソラ子の性別ではなく、魅力だったようです。
やる気も出してくれたようなので、これなら安心して任せられます。
「とびっきり可愛くしてあげて」
「それは私に対する挑戦ね! いいわ! 誰もが振り返る美少女にしてあげる!」
「え、あの」
ソラ子が店員さんに引っ張られて連れて行かれます。
「キ、キララ~」
ソラ子が可愛い声を上げたので、私はそれに手を振って応えます。
戻ってくる頃には、生まれ変わったNEWソラ子になっていることでしょう。
ソラに問われて、私は考えます。
ソラをモデルのお仕事に連れていくのはかまいません。
見学と言えば、撮影場所にいても大丈夫だと思います。
問題は撮影場所には私以外の女の子もいるということです。
ソラが彼女達に襲われないようにしなければなりません。
ここはやはりアレしかないでしょう。
ソラ子に登場してもらうのです。
でも、今日の行き先は学校ではありません。
今までは制服を着てもらっていたのですが、今日は制服では浮いてしまいます。
私の私服を貸してあげてもいいのですが、ソラ子にお古を着せるのは気が引けます。
「そうだ」
「え、なに?」
よいことを思い付きました。
私はそれを伝えることにします。
「ソラ子」
「あ、今日も女装するんだね」
ソラ子は察しがよくて助かります。
でも、今日はそれだけではないのです。
「服を買いに行きましょう」
「服?」
「せっかくだから、お洒落しましょう」
私は前から思っていました。
ソラ子には、まだまだ眠っている魅力があります。
それを解放すれば、ソラ子の貞操は鉄壁に護られると思うのです。
高嶺の花という言葉があります。
綺麗すぎて近寄りがたい存在を指す言葉です。
ソラ子にはそれになってもらおうと思います。
そのために必要なのは、お洒落です。
「僕、今月はあまりお小遣いが残っていないんだけど……」
「大丈夫。経費で落とすから」
「経費?」
ソラ子を魔法使いにするのは、魔女っ子業界に関わる者としての使命です。
そのためには、お金に糸目はつけないつもりです。
最終的には魔女っ子業界に費用を請求するつもりですが、魔女っ子(代理)である私は本部の場所を知りません。
とりあえず、モデルのお給料から出しておくことにします。
「そうと決まれば、善は急げよ。さっそく出かけましょう」
「わっ! キララ、着替えは自分でできるよ!」
私はソラをソラ子に変身させると、お店に向かって出発しました
*****
やってきたのは、私がよく利用するお店です。
高級すぎず安すぎず、お洒落な服が置いてあります。
そしてこのお店は、オーダーメイドもしてくれるのです。
よく魔女っ子衣装の改造をお願いしています。
「あら、キララちゃん、いらっしゃい」
お店に入ると店員さんが声をかけてきます。
声をかけてきたのは顔見知りの店員さんでした。
ちょうどいいです。
この店員さんのファッションセンスは信用できます。
「今日は普段着? それとも趣味の服?」
店員さんが問いかけてきます。
趣味の服というのは、魔女っ子衣装のことです。
魔女っ子(代理)は趣味ではなく本業なのですが、一般人に正体を明かすわけにはいかないので、人に話すときは趣味ということにしているのです。
でも、今日はどちらでもありません。
「今日はこの子の服をお願いしたいの」
「よ、よろしく」
私は後ろにいるソラ子を前に押し出します。
すると、店員さんはソラ子を観察するように、じっと見詰めます。
「この子……」
「な、なにか?」
じーっと見詰めます。
もしかして、ソラ子が男の娘だということに、気付かれてしまったでしょうか。
そう思ったのですが、その心配は不要でした。
店員さんは、ぱっと顔を輝かせて笑顔になります。
「磨けば光る原石ね!」
「わっ」
店員さんが気付いたのは、ソラ子の性別ではなく、魅力だったようです。
やる気も出してくれたようなので、これなら安心して任せられます。
「とびっきり可愛くしてあげて」
「それは私に対する挑戦ね! いいわ! 誰もが振り返る美少女にしてあげる!」
「え、あの」
ソラ子が店員さんに引っ張られて連れて行かれます。
「キ、キララ~」
ソラ子が可愛い声を上げたので、私はそれに手を振って応えます。
戻ってくる頃には、生まれ変わったNEWソラ子になっていることでしょう。
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