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第一部「ハルコン少年期」
23 王都の森_13
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* *
「ハルコンよ、……『聖地』にある『回生の木』なのだが、……。あれは我がファイルド国建国の際に、女神様が植樹されたものなのだよ!」
「「「「「!?」」」」」
王ラスキンの言葉を聞いて、ハルコンだけでなく、宰相や父カイルズ、シルファー先輩や侍女のソロンまで、驚きの声を漏らした。
「今から300年前の当時、この地周辺は戦乱の最中にあった。初代国王プーキンは、女神様から神託を得て、この地を守護することになったのだ!」
「「「「「……」」」」」
固唾を飲んで王の言葉を聞く5人。
「まぁ、要は女神様とプーキンは、『聖地』にて様々な話し合いを行ったということだ。ハルコンよ、オマエも見たであろう? 祠の前に石のテーブルがあったはずだ!」
「はい。その席で、お『弁当』を食べたりしました」
「ぬぅ、『弁当』とな? よくワカらんが、……セロン(シルファー先輩の侍女)よ、後でハルコンにその仕組みとやらを聞いておいてくれ!」
「はっ! 承知つかまつりました」
恭しく伺うセロン。
「さて、話が逸れたが、……。女神様は『聖地』に『回生の木』を植樹された。苗は直ぐに育ち、葉を茂らせて成木となった。紫色の花が無数に咲き、……その花びらと葉を煎じて飲めと、女神様は仰ったそうだ!」
「「「「「……」」」」」
王ラスキンの言葉に、ハルコンは思考を巡らせる。
おそらく、女神様は相当希釈させるようお勧めされたのではないかと、……。
でも、当時の社会状況が、それを許さなかった。
「プーキンは、その次の日から百人力の猛者となった。周辺国を蹴散らし平定させた後、ファイルド国を建国した。それから何代もの間、王家はこの『回生の木』の花と葉を飲み続けてきたのだが、……」
「もしかすると、お茶と同じくらいの濃度で、歴代の王はお飲みになられたのでしょうか?」
ハルコンは、率直に王ラスキンに訊ねていた。
「なるほど。そうだな、そう伝わっている」
「おそらく、滋養強壮の効能があると思われますが、……濃度が濃いと、それは猛『毒』になります!」
「だが、歴代の王は、それを承知であえて飲み続けたのだろう。たとえ腸が腐り短命になろうとも、民の生活を第一に考え、常人ならざる『力』を欲したのだ!」
なるほど。これがこの国の建国にまつわる話ということなのか、……。
「ハルコンよ、……『聖地』にある『回生の木』なのだが、……。あれは我がファイルド国建国の際に、女神様が植樹されたものなのだよ!」
「「「「「!?」」」」」
王ラスキンの言葉を聞いて、ハルコンだけでなく、宰相や父カイルズ、シルファー先輩や侍女のソロンまで、驚きの声を漏らした。
「今から300年前の当時、この地周辺は戦乱の最中にあった。初代国王プーキンは、女神様から神託を得て、この地を守護することになったのだ!」
「「「「「……」」」」」
固唾を飲んで王の言葉を聞く5人。
「まぁ、要は女神様とプーキンは、『聖地』にて様々な話し合いを行ったということだ。ハルコンよ、オマエも見たであろう? 祠の前に石のテーブルがあったはずだ!」
「はい。その席で、お『弁当』を食べたりしました」
「ぬぅ、『弁当』とな? よくワカらんが、……セロン(シルファー先輩の侍女)よ、後でハルコンにその仕組みとやらを聞いておいてくれ!」
「はっ! 承知つかまつりました」
恭しく伺うセロン。
「さて、話が逸れたが、……。女神様は『聖地』に『回生の木』を植樹された。苗は直ぐに育ち、葉を茂らせて成木となった。紫色の花が無数に咲き、……その花びらと葉を煎じて飲めと、女神様は仰ったそうだ!」
「「「「「……」」」」」
王ラスキンの言葉に、ハルコンは思考を巡らせる。
おそらく、女神様は相当希釈させるようお勧めされたのではないかと、……。
でも、当時の社会状況が、それを許さなかった。
「プーキンは、その次の日から百人力の猛者となった。周辺国を蹴散らし平定させた後、ファイルド国を建国した。それから何代もの間、王家はこの『回生の木』の花と葉を飲み続けてきたのだが、……」
「もしかすると、お茶と同じくらいの濃度で、歴代の王はお飲みになられたのでしょうか?」
ハルコンは、率直に王ラスキンに訊ねていた。
「なるほど。そうだな、そう伝わっている」
「おそらく、滋養強壮の効能があると思われますが、……濃度が濃いと、それは猛『毒』になります!」
「だが、歴代の王は、それを承知であえて飲み続けたのだろう。たとえ腸が腐り短命になろうとも、民の生活を第一に考え、常人ならざる『力』を欲したのだ!」
なるほど。これがこの国の建国にまつわる話ということなのか、……。
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