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第一部「ハルコン少年期」
24 ハルコンの名声_14
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* *
「チート過ぎる、……能力、ですか? 詳しくお訊きしてもよろしいでしょうか?」
「実はですね、晴子さんに『マジックハンド』というスキルを授けようかと考えております」
ハルコンはその言葉を聞いて、電車の駅のホームで、線路にハンカチなどの物が落ちた時、駅員が拾うのに使うあの便利グッズを思い浮かべた。
「カチッ、カチッと拾う便利グッズですよね?」
「そう、……そんな感じです。晴子さんはこの数年で、NPCの扱いがとてもお上手になられました。ですが、遠く離れたところにいるNPCが持っている『物体』には、晴子さんご自身では、直接触れたりはできませんよね?」
「えぇ、まぁ、……。あくまでNPCの視野を借りたり、行動を制御するまでですよね」
それだけでも十分チート過ぎるのに、更にスキルを付与すると仰られても、正直理解の範疇を超えているなぁとハルコンは思った。
「それが、もしNPCの手を介して、遠距離間の『物体』の即時移動が可能となったら、どうでしょうか?」
「えっ!?」
あまりのことに、その場で数秒の間、ハルコンは思考停止してしまった。
「それって、……ホンと凄い能力ですよね?」
「でしょーっ!」
女神様は、得意そうにお笑いになる。
「それって、ネットゲームでお約束の、アイテムボックスやストレージ魔法よりも便利ですよね?」
「そうですね。しまわずとも、その場で直ぐに遠距離まで『物体』を移動できちゃうのですからね」
ハルコンは女神様のその言葉を聞いて、思わずムムムッと考え込んでしまった。
さて、どうする? こんな能力、まさに神域の代物だと思うよ!
何で女神様がこのタイミングで破格の対応をして下さるのか、とても疑問に思った。
「女神様、いくつかお訊ねしてもよろしいでしょうか?」
「はい、何なりと!」
眉間に皺を寄せてハルコンが訊ねると、女神様はニッコリといつもの穏やかな笑顔だ。
「例えばの話ですが、……今、隣国コリンドの帝都に向けて、NPCの女エルフさんが早馬で向かっています。おそらく、ほとんど休憩なしに移動しているでしょうから、喉はカラカラでしょう!」
「そうでしょうね」
「なら、私が今から冷蔵庫の保冷庫に入れてある冷たいお茶を出して、女エルフさんにお届けすることは可能ですか?」
「はい。もちろん可能です。大型の荷馬車を何台も送ることだって、もちろん可能ですよ!」
「えっ!?」
「更に言えば、晴子さんが地球のどなたかにお願いして、このヨッ〇モックのクッキーを店ごと買い占めてこちらの世界に送って貰うことも、……もちろん可能です!」
「そっ、そんな能力、……チート過ぎるなんてものじゃない、……でたらめ過ぎますっ!」
「お嫌ですか?」
女神様は、全てを見透かすような目で、ハルコンの目の奥をじっと見てこられた。
「何故、私にこんな凄まじい能力を授けようとお考えなのですか?」
ハルコンがおそるおそる訊ねると、女神様は笑顔を崩さずに、こう仰った。
「私ね、晴子さんのこと、ホォ~ンと大好きなんです。このまま人間にしておくのは勿体ないなぁって、……。できれば、今のウチから様々なスキルに慣れて頂いて、時機がきたら、こちらの側に迎え入れようと思っているんですよ!」
「えっ!?」
あまりに破格のご提案に、ハルコンは思わず絶句した。
「チート過ぎる、……能力、ですか? 詳しくお訊きしてもよろしいでしょうか?」
「実はですね、晴子さんに『マジックハンド』というスキルを授けようかと考えております」
ハルコンはその言葉を聞いて、電車の駅のホームで、線路にハンカチなどの物が落ちた時、駅員が拾うのに使うあの便利グッズを思い浮かべた。
「カチッ、カチッと拾う便利グッズですよね?」
「そう、……そんな感じです。晴子さんはこの数年で、NPCの扱いがとてもお上手になられました。ですが、遠く離れたところにいるNPCが持っている『物体』には、晴子さんご自身では、直接触れたりはできませんよね?」
「えぇ、まぁ、……。あくまでNPCの視野を借りたり、行動を制御するまでですよね」
それだけでも十分チート過ぎるのに、更にスキルを付与すると仰られても、正直理解の範疇を超えているなぁとハルコンは思った。
「それが、もしNPCの手を介して、遠距離間の『物体』の即時移動が可能となったら、どうでしょうか?」
「えっ!?」
あまりのことに、その場で数秒の間、ハルコンは思考停止してしまった。
「それって、……ホンと凄い能力ですよね?」
「でしょーっ!」
女神様は、得意そうにお笑いになる。
「それって、ネットゲームでお約束の、アイテムボックスやストレージ魔法よりも便利ですよね?」
「そうですね。しまわずとも、その場で直ぐに遠距離まで『物体』を移動できちゃうのですからね」
ハルコンは女神様のその言葉を聞いて、思わずムムムッと考え込んでしまった。
さて、どうする? こんな能力、まさに神域の代物だと思うよ!
何で女神様がこのタイミングで破格の対応をして下さるのか、とても疑問に思った。
「女神様、いくつかお訊ねしてもよろしいでしょうか?」
「はい、何なりと!」
眉間に皺を寄せてハルコンが訊ねると、女神様はニッコリといつもの穏やかな笑顔だ。
「例えばの話ですが、……今、隣国コリンドの帝都に向けて、NPCの女エルフさんが早馬で向かっています。おそらく、ほとんど休憩なしに移動しているでしょうから、喉はカラカラでしょう!」
「そうでしょうね」
「なら、私が今から冷蔵庫の保冷庫に入れてある冷たいお茶を出して、女エルフさんにお届けすることは可能ですか?」
「はい。もちろん可能です。大型の荷馬車を何台も送ることだって、もちろん可能ですよ!」
「えっ!?」
「更に言えば、晴子さんが地球のどなたかにお願いして、このヨッ〇モックのクッキーを店ごと買い占めてこちらの世界に送って貰うことも、……もちろん可能です!」
「そっ、そんな能力、……チート過ぎるなんてものじゃない、……でたらめ過ぎますっ!」
「お嫌ですか?」
女神様は、全てを見透かすような目で、ハルコンの目の奥をじっと見てこられた。
「何故、私にこんな凄まじい能力を授けようとお考えなのですか?」
ハルコンがおそるおそる訊ねると、女神様は笑顔を崩さずに、こう仰った。
「私ね、晴子さんのこと、ホォ~ンと大好きなんです。このまま人間にしておくのは勿体ないなぁって、……。できれば、今のウチから様々なスキルに慣れて頂いて、時機がきたら、こちらの側に迎え入れようと思っているんですよ!」
「えっ!?」
あまりに破格のご提案に、ハルコンは思わず絶句した。
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