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第一部「ハルコン少年期」
39 サスパニア出張旅行 その2_13
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「女神様、私はヒトという人間です。そんな小さな存在である私が、女神様と同じ立場を望むなど、到底あってはならない行為、奢りだと思っております。ですから、……」
「ですから?」
「はい。私は一人の人間として、これから頂ける21枚のチケットは、人類の発展、私達の住むこの世界の発展のためにのみ使わせて頂ければと考えます!」
ハルコンは、常日頃心の底から思っている言葉を、改めて女神様にお伝えした。
私にできることは限られている。そんな矮小な存在である私が、たとえ女神様に大切にして頂いているとはいえ、そのお言葉を真に受けて、「では、私も神様にして下さい!」なんて言えるワケがないのだ。
そんな棚ボタなど、私は一切興味がない。
物事には全て理由がある。道理には、道理にだけ通じる美しさがある。私はその全ての糸のように細い様々な道筋をなぞりながら、最終的に真理に辿り着く。
それだけが、私という一人の学徒に許された、最大にして最後の自由だ!
「ホンと、欲のない、……頑固者なのですね、あなたは!」
女神様はそれだけ仰ると、直ぐに表情を改められた。
「すみません」
こちらとしても率直に頭を下げ、おそるおそる顔を上げながら、女神様の表情を窺った。
すると、……いつもの柔和な、穏やかで慈悲深い、女神様然とした表情にお戻りなられていらっしゃった。
思わずホッとして、小さくため息を吐いた後、改めて女神様に笑顔を向けた。
「晴子さん、せっかくのチケットです。あなたがこれからどうお使いになるのか、私としてはとても興味がありますよ!」
そう仰って、女神様がニコリと微笑みなさる。
「女神様、そのチケットなんですけど、……これからの私の働き次第では、もっと増やすことは可能ですか?」
「えっ!? そうですね、……増やすことは可能です。でも、エリクサー開発以上の偉業を、あなたはこれから成すおつもりなのですか?」
「はいっ! 私、まだまだアイデアがあるんです。これまでは地球で残してきた作業、宿題を仕上げるだけでした。でも、もうエリクサーを普及させることもできましたし、そちらはファイルド王家や王宮の方々にお任せすればいいのではと、もう割り切っているんです!」
「ほう。お話を伺っても?」
女神様の表情が、スーッと変わった。
ハルコンは女神様の視線を見て、これまでの庇護する立場からというよりも、むしろ交渉相手として私のことを見做し始めたのだと理解できた。
それは、とても光栄なことだとハルコンは思った。
「女神様、私はヒトという人間です。そんな小さな存在である私が、女神様と同じ立場を望むなど、到底あってはならない行為、奢りだと思っております。ですから、……」
「ですから?」
「はい。私は一人の人間として、これから頂ける21枚のチケットは、人類の発展、私達の住むこの世界の発展のためにのみ使わせて頂ければと考えます!」
ハルコンは、常日頃心の底から思っている言葉を、改めて女神様にお伝えした。
私にできることは限られている。そんな矮小な存在である私が、たとえ女神様に大切にして頂いているとはいえ、そのお言葉を真に受けて、「では、私も神様にして下さい!」なんて言えるワケがないのだ。
そんな棚ボタなど、私は一切興味がない。
物事には全て理由がある。道理には、道理にだけ通じる美しさがある。私はその全ての糸のように細い様々な道筋をなぞりながら、最終的に真理に辿り着く。
それだけが、私という一人の学徒に許された、最大にして最後の自由だ!
「ホンと、欲のない、……頑固者なのですね、あなたは!」
女神様はそれだけ仰ると、直ぐに表情を改められた。
「すみません」
こちらとしても率直に頭を下げ、おそるおそる顔を上げながら、女神様の表情を窺った。
すると、……いつもの柔和な、穏やかで慈悲深い、女神様然とした表情にお戻りなられていらっしゃった。
思わずホッとして、小さくため息を吐いた後、改めて女神様に笑顔を向けた。
「晴子さん、せっかくのチケットです。あなたがこれからどうお使いになるのか、私としてはとても興味がありますよ!」
そう仰って、女神様がニコリと微笑みなさる。
「女神様、そのチケットなんですけど、……これからの私の働き次第では、もっと増やすことは可能ですか?」
「えっ!? そうですね、……増やすことは可能です。でも、エリクサー開発以上の偉業を、あなたはこれから成すおつもりなのですか?」
「はいっ! 私、まだまだアイデアがあるんです。これまでは地球で残してきた作業、宿題を仕上げるだけでした。でも、もうエリクサーを普及させることもできましたし、そちらはファイルド王家や王宮の方々にお任せすればいいのではと、もう割り切っているんです!」
「ほう。お話を伺っても?」
女神様の表情が、スーッと変わった。
ハルコンは女神様の視線を見て、これまでの庇護する立場からというよりも、むしろ交渉相手として私のことを見做し始めたのだと理解できた。
それは、とても光栄なことだとハルコンは思った。
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