スーパー忍者・タカシの大冒険

Selfish

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第79話 こけしの塔と謎の怪人

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スイーツアイランドをさらに進むタカシとユウジ。二人は「甘さを超えし者のみたどり着く」という伝説の三忍に挑むべく、次なる目的地へと向かっていた。

すると、砂糖菓子の森を抜けた先に、異様な形をした巨大な建造物が立ち塞がった。見るからに不気味で、塔の形が妙に日本的な彫刻で装飾されている。

「おい、なんだこの塔は?」タカシが眉をひそめる。

「待てよ…これ、こけしだぞ!」ユウジが驚きの声を上げた。

「えっ、なんでここにこんな巨大なこけしが!?」タカシも唖然とする。

不気味な入口

塔の入口には、「こけしの塔」と彫られた木製の看板が掲げられていた。しかし、その字体が妙に歪んでいて、何か禍々しい雰囲気を醸し出している。

「おい、これ罠じゃねぇか?」ユウジが後ずさりする。

「いや、伝説の三忍に会うためには、この塔を通るしかないんだろう。」タカシが決意を固める。

扉を押し開けた瞬間、中から不気味な声が響いてきた。

「ようこそ、こけしの塔へ…お前たち、無事に出られると思うなよ…」

「なんだ今の声!?幽霊か?」ユウジが怯える。

「違う、これは怪人だな…!」タカシが身構える。

謎の怪人シャブスカの登場

塔の中に入ると、そこは異常な世界だった。壁一面に無数のこけしが並び、そのこけしの目がぎょろぎょろと動いているように見える。

「おい、目が合ったぞ!?」ユウジが叫ぶ。

「気のせいだろ!」タカシが強がるが、その瞬間、中央の階段から突然巨大な影が現れた。

「ふふふ…待っていたぞ、小僧ども。」

姿を現したのは、異形の怪人シャブスカ。顔は滑らかに磨かれた木目そのもので、頭部はまさに巨大なこけし。しかし、体は筋骨隆々で、手には巨大な木槌を持っている。

「なんだこいつ!?こけしが筋肉つけて歩いてるぞ!」タカシが思わず声を上げた。

「私はシャブスカ、こけしの塔を守護する者。ここを通りたければ、私の試練に挑むのだ!」

「おい、勝手に守護者名乗るなよ!」ユウジがツッコむ。

「黙れ!」シャブスカが木槌を振り上げると、塔全体が揺れた。

シャブスカの試練

「私の試練は『バランスこけし』だ!」シャブスカが叫ぶと、床の一部が開き、そこから無数の巨大なこけしが転がり出てきた。

「お前たち、このこけしの上に乗って塔を登れ!ただし、バランスを崩したら地獄の底だ!」

「地獄の底って、具体的にはどうなるんだ?」ユウジが冷静に尋ねる。

「……まぁ甘い蜜に落ちてベタベタになるだけだ。」シャブスカが少し恥ずかしそうに答えた。

「意外とぬるい試練じゃねぇか!」タカシが叫ぶ。

バランスこけしに挑戦

仕方なく、二人は転がるこけしに乗って塔を登り始める。しかし、バランスを取るのは至難の業で、こけしは足元でコロコロと動き回る。

「おい、これ無理だろ!?」ユウジがこけしから落ちそうになる。

「ここは集中力の勝負だ!」タカシが土の力を使って、なんとかこけしを固定しようとする。

だが、その瞬間、シャブスカが叫ぶ。

「卑怯だぞ!忍術禁止!自分の体一つで勝負せよ!」

「細かいルール多いな、お前!」タカシが文句を言うが、仕方なく忍術を封印。

謎の歌と踊り

シャブスカが「盛り上げてやろう!」と言うと、突然踊り出しながら奇妙な歌を歌い始めた。

「コッケシッシ、コッケシッシ~♪」

その歌と踊りがあまりにも不気味で、タカシとユウジはバランスどころではなくなった。

「やめろ!集中できない!」タカシが叫ぶ。

「いや、なんでお前踊ってるんだよ!」ユウジがツッコむ。

シャブスカは全く聞く耳を持たず、踊り続ける。

最後の仕掛け

ようやく二人がこけしの試練を突破し、塔の最上階にたどり着くと、そこには一枚の古びた巻物が置かれていた。

「なんだこれ?」タカシが巻物を開くと、中にはこう書かれていた。

「甘さを越えし者よ、さらなる試練が待つ。スイーツアイランドを超えし先に伝説の三忍が待つ。」

「結局まだ会えねぇのかよ!」ユウジが絶叫。

すると、シャブスカがふらっと現れ、こう言った。

「まぁ、頑張れよな。お前たち、案外やるじゃねぇか。」

「おい、守護者が応援してどうするんだ!」タカシがまたツッコむ。

こうして、謎に満ちたシャブスカの試練を突破した二人は、さらなる冒険に向かうこととなった――。
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